秋山瑞人のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレほのぼのした表紙絵の通り、出てくるのは猫とロボットで、どこかとぼけた調子の文章が心地良い。
一方で、開始数ページでさっそく死者が出るという、なかなかハードな世界観でもあった。
他者を顧みずでっかい夢に邁進する天才と、黙々とひたすらに強者と戦い続ける根っからのファイター、深い孤立のなかで強がっていた二匹の猫が出会って、戦って、自分の素直な本当の気持ちに気づいていく…という内容は、文字面だけ追うとハートフルそのものなんだけど、二匹の周りで起きるあれやこれやの事件の血生臭さは、単純無責任な「感動」を許してくれない。
なにか違う、余韻を残す作品だった。 -
-
-
Posted by ブクログ
もう人がいなくなって廃墟と化した宇宙ステーション内では、人が残したロボットを相棒とした進化した猫の社会が出来上がっていた。
猫は死ぬと地球に帰っていくと皆が信じているが、生きたまま地球に行きたいと願うスカイウォーカー。
これから物語が大きく進展していくといったところでこの巻は終了なので、次巻でどのような展開になっていくのか期待である。
てっきり表紙のイラストの女の子と猫が主人公の物語かと思っていたのだけれど、全然違うのね。物語が進むに連れ、確かにこの一人と1匹は重要な位置を占めては来るけど、主人公でもなんでもなかったことにびっくり。(少なくともこの巻では)
ライトノベルということもあり、表紙 -
-
Posted by ブクログ
ネタバレきっと未来の宇宙、静止軌道衛星上に取り残された猫が主人公の話。
猫を主人公にした理由は何となく理解できる。昨今はいろいろと規制とか煩いから。と言っても最近書かれた話じゃないけど。
冒頭でスカイウォーカーなるものが登場し、そのまま投げっぱなしにされたり、スパイラルダイバーが突如戦闘を開始したりと、世界観が複雑なだけに内容の把握が難しく感じられる。
SFを理解することは簡単じゃないけれど、やはり構成の複雑さが本書を読者から遠ざけている理由になっている。そんな風に感じられた。
イリヤとか、構成は比較的理解しやすいし主人公に共感しやすいから。
キャラクターも焔とか幽とか楽とか非常にリアリティーはある -
Posted by ブクログ
この作家の作品を全部読もうと思い全二巻であるこの本を読み出す。
登場人物は、進化した猫と人間型ロボットで、彼らが住む「トルク」という軌道上を回るコロニー社会を舞台にしている。人間が大昔に作ったものらしいが技術は維持するだけが精一杯で現在の社会を維持管理するための宗教神学が支配している。
伝説の「地球儀」と言われる場所を目指す猫と最強を目指す猫のお話。
一巻はのんびりしているというか普通のSFファンタジーもので、あとがきにガリレオの話をだしてきていた。猫とロボットが登場人物である意味は?と考えたが、天才と社会の寓話なのか……としぶしぶ納得。安っぽいありがちなテーマだ、この作家もその程度なのか -
-
-
Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
スカイウォーカーであると言うだけで宣教部隊に殺される時代。三十六番目のスカイウォーカー朧が残したロボットと彼の人生のすべてが詰まったビンを拾ったのは、朧の予言通り、三十七番目のスカイウォーカー幽でその幽は一匹のちっぽけな黒猫だった―。史上最強の斑は過去四年に渡りスパイラルダイバーの頂点に君臨し続け、斑に挑戦することはすなわち、死であると言われたその斑に勝利したのは二千五百三十三番のスパイラルダイバー焔でその焔は一匹の痩せた白猫だった―。そんな幽と焔が出会ったとき、物語は始まる…。SFファンタジー。
---------------------------- -
Posted by ブクログ
ネタバレ【あらすじ】
「6月24日は全世界的にUFOの日」新聞部部長・水前寺邦博の発言から浅羽直之の「UFOの夏」は始まった。当然のように夏休みはUFOが出るという裏山での張り込みに消費され、その最後の夜、浅羽はせめてもの想い出に学校のプールに忍び込んだ。驚いたことにプールには先客がいて、手首に金属の球体を埋め込んだその少女は「伊里野可奈」と名乗った…。おかしくて切なくて、どこか懐かしい…。ちょっと“変”な現代を舞台に、鬼才・秋山瑞人が描くボーイ・ミーツ・ガールストーリー、登場。
いわゆるセカイ系のラノベです。
舞台設定が山梨、名作と聞くため読んでみました。文体からオタク臭い痛さのあるラノベという感 -
-
-
-
-
Posted by ブクログ
「イリヤの空、UFOの夏 その2」秋山瑞人
軍事?ライトノベル。水色。
イリヤ2巻はますます甘酸っぱさを増しました(笑)
『正しい原チャリの盗み方』の続きと、学園祭のお話が収録。
伊里野への謎は深まるけれど、基本は学園ラブコメストーリーとして楽しめます。
そう、ですね。。。特筆するほどのポイントがあったわけではないですが・・・。
浅羽父は何者!?的な雰囲気がありました。これはこれで面白い。
それにしても伊里野は本当に浅羽が好きなんだね・・・(*^-^*)
ということがひしひしと伝わって、なかなか良い味だしているんではないでしょうか。
ここまで臆面もなく甘酸っぱいのが書ける -
Posted by ブクログ
ツンデレ、なわけですよ。今回は。前作のヒロイン・イリヤは、パーフェクトジオング並みにパーぺき(パーフェクト&完璧)な無口っ娘だったわけですが、秋山先生、今回はツンデレ娘を送り込んできやがりました。やべぇぜ、兄ぃ。秋山の鉄砲玉はすぐそこまできちょるぜよ!
……いいかげん本編をパクった文章とか、やめようよ>自分
さて、そんなわけで、「イリヤの空、UFOの夏」でかなりの名の売れた(その前だって無名だったわけじゃないですが)秋山瑞人氏の新作です。主人公、正時は叔母であり、遊び友達でもあるリカ姉にだまされるように、都心から遠く離れた岬島へ送り込まれる。そこは、観光地というよりも古き良き田舎の面