【感想・ネタバレ】【合本版】イリヤの空、UFOの夏 全4巻のレビュー

あらすじ

夏休み最後の夜、学校のプールに忍び込んだ浅羽は、手首に銀色の球体を埋め込んだ不思議な少女「伊里野加奈」と出会う。彼女は逃れられない宿命と重大な任務を背負っていて――。ひと夏のボーイ・ミーツ・ガール。文庫全4巻をセットにした合本版。
※本電子書籍は、『イリヤの空、UFOの夏』全4巻を1冊にまとめた合本版です。

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6月24日はUFOの日

2000年代初頭(平成10年代前半)に刊行されたセカイ系ラノベの傑作だ。本シリーズは、スマホはおろかケータイも珍しい時代の中学生達の青春を、不穏な世界とともに描く。物語は、概ね明るく軽やかに展開していくが、終幕に近づくにつれて暗い雰囲気に堕ちていく。この展開はエヴァTV版に似ているが、エヴァと異なり、痛切極まる感涙と爽やかな感動がある🛸感涙&感動ばかりではなく、「正しい原チャリの盗み方」の追走劇や、「無銭飲食列伝」の女子大喰いバトルなど、面白さやスリルの面からも見どころは多い🛸ところで、強大なエイリアンが地球を侵略したら「インデペンデンス・デイ」のように地球人類は一致団結できるのか。できると言いたいところであるが、本書では果たしてどうであったのか。コロナ渦で人類は結束できなかったことが、脳裏に明滅せざるを得ない🛸

#感動する

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2025年08月18日

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