あらすじ
ルノア・キササゲ。21歳。北米総司令部最年少大尉。生成晶撃破数歴代7位。月より舞い降りしワルキューレ。反応速度の女神。男性ファン多数。女性ファンも多数―そんな“英雄”にやっかんだ先輩が裏で画策して、彼女は月に戻されることになった。与えられた任務はなんと自分が卒業した訓練校の教官。そして初めての“教官任務”に緊張する彼女を月面で待っていたのは、訓練校始まって以来の落ちこぼれと言われる5人組だった…。抱腹絶倒の“闘い”の日々が始まる―『メタルスレイダーグローリー』の☆よしみるが原作者としての本領を発揮! SFコミカルストーリー登場。
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燦然と輝くSF作品
およそ20年前に発売されたこの作品、最終巻が出ないまま、乾いた心のまま風化していくのかと思っていましたが
原作者のよしみる先生の頑張りにより電子化が発売されました。感謝と喜びの念が絶えません。さらに最終巻作成の動きもあるのだから。
内容的には、ライバルの悪役令嬢の嫉妬にあった主人公が軍学校に左遷させられポンコツ部隊の教官となり日々奮闘していく物語です。もちろんそれだけじゃないですけど。読んでほしい。
ただ心情の表現や言葉選びや文体のかっこよさが令和になっても私の心をつかんで離しません、この機会に一度読んでほしい作品です。
Posted by ブクログ
これを読んだのはいつだっけ。
たしか、本屋で新刊と一緒に普通に棚に並んでいたから、発売からそんなに経ってはなかったと思う。
確かに表紙はちょっと手に取りづらかったけど、あのころは割とそういうイラストも多かったし、あんまり絵を重視もしてなかったから、悩んだ末に買ったんだ。
面白かった。
出てくるキャラはどいつもこいつも魅力的で生き生きしてて、ルノア隊には思わず肩入れせざるを得なかった。
「勝った」シーンは鳥肌が立つほどうれしかった。
それで、秋山瑞人に肩入れせざるを得なくなったんだ。
Posted by ブクログ
秋山瑞人の戦争物
人類は「奴ら」に襲われて崩壊寸前 戦争中
隔離政策が取られており月は女性のみ 地球は男性のみしかいない
一部の例外を除いて
ルノア・キササゲは地球で英雄になるも陰謀により月で新人教官をやることに…
この作品表紙がアレです…
アレ過ぎてみんな引きます
かくいう俺もなかなかレジまで持って行けないかも…
大好きなのに誰も読んでくれません(T.T )( T.T)
ネットで購入出来るならネットお勧め
猫の地球儀と同じで中身はものすごいハード 舐めちゃいけません
残念ながら未完 だけどそんなことは何の問題にもならない。
心が震えます
戦争とはなんでしょう…
Posted by ブクログ
表紙のおかげで騙され、手に取るのが数年遅くなった本ですね。
「ブラックロッド」の古橋秀之氏の文体が文字を使って情報を極限まで圧縮するものなら、秋山瑞人氏の文体は文字そのものを使ってアスキーアートのように新たな絵を描こうとしているような印象を受けます。
Posted by ブクログ
富樫病の罹病者としても有名な秋山瑞人の未了作。
全4巻を予定しているが、最終巻"EGF"を当初2001年6月10日に予定しておきながら、
10年と半年を過ぎようとしている今日、まだ発売される様子がありません。
原作は☆よしみる。
よしみる作品に触れるのは初めてなのですが、とても"ぽい"作品でした。
昔のコンピュータゲームというか、オタクのマイコン少年が情熱滾らせる二次元美少女ゲームに
エヴァ的現代風テイストを混ぜたような、そんな雰囲気です。
ビキニアーマーや異形の化物に服を剥ぎ取られるエフェクトこそありませんが、設定,表紙絵などまさにそんな感じですね。
お話は簡単に言うと、月にある女性だけの軍隊が地球に攻め入る謎の宇宙生命体とロボットで戦うという、なんかそんなの。
エロは無しです。下衆い表現はありますが、スラングとしてのそれで、それで顔を赤らめてイヤーンとかは無いです。
人が死んだり殺されたり、戦ったり泣いたり、とても耐えられない恐ろしい目にあって、それに耐えたり、かなり重いです。
いや、のんべんだらりとしたシーンもありますし、文章量的にはそっちの方が多いのですが、そこはそれ、秋山節というやつで、良い感じにライトに読めます。