エナミカツミのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
その不死者の名前はエルマー・C・アルバトロス。“笑い”に異常な執着を持ち、ハッピーエンドの為なら手段を選ばない「笑顔中毒者」である。
三百年前に別れたその男を捜して北欧の森を訪れた4人の不死者たち。そこには古びた小さな村があった。突然現れた来訪者に敵意の眼差しを向ける村人たち、なぜか彼らに“悪魔”と恐れられているエルマー、そして不思議な少女ーー。
謎に満ちた村で繰り広げられる、「バッカーノ」異色作!
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おお!
今までの中で私的に一番読みやすくて面白かった!
多分新しい登場人物が他に比べて少なかったからだと思う…!
終わり方もさすがハッピーエンドの為なら手段を選ば -
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Posted by ブクログ
ネタバレ新書購入
シリーズもの。ファンタジー。マフィアもの。
不死の酒にからむ騒動、になる手前。番外編。
物語の主役は、本編最大の悪役である、ヒューイ。
そして、笑顔中毒者のエルマー。
二人の生い立ちは、痛いです。
優しい母親を魔女裁判で失い、そして母親は最大の復讐として、自分を告発した者たちを道連れにする。結果として、ヒューイは母と、育った村の優しい人たち(のように見えた連中)を根こそぎ失う。
そして、歪むヒューイ。
エルマーは壊れきっているので、まあよいのですが。
この物語は痛いです。
いつもの馬鹿騒ぎではないです。
安全のために民衆は、奴隷の子どもたちを壊していく。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレやっぱり1930年代が好きです。お話もキャラクターも。
まさかヴィクターが出てくるとは思わなくて、相変わらず騒がしくアツいキャラにほくそ笑みました(笑)
1931、1933の裏のお話、みたいな感じだったと思いますが。
面白かった。重くもなくさらっと流せる感じで。
ジャグジー達とグラハムがどう出会ったとか、シャーネとクレアのこととか、フィーロとエニスのこととか。
カラーページの挿絵で、クレアと話してる金髪のお姉さんは誰だろう? と思っていたけど、その正体にニヤニヤ(゜∀゜*)また会えるとは思わなかったよ!
そして前回からじわじわと姿を現してきた、可愛いもの好きの黒幕?さん。
外道のにおいがぷん -
Posted by ブクログ
ネタバレ始めにヴィクターのさし絵を見て、「なんだこいつ…いけ好かねぇ野郎だ」などと愛しのアイザックとミリアを求めて読み進めていたわけですが、いつの間にかヴィクターが出るたびに舞い上がっている自分に気づき、「べ、別にアンタなんか…」とちょっとツンな気分を保ちつつも最終的にはデレデレになっていた私ですが。
何こいつ愛しい!いいやつ!アイザックとミリアの次にいいやつ!!!
あ、私キモい…好きなことになると突っ走るのいくない…自重しよう…でも愛してる。
前に、すでに「娑婆編」を読んでいたのですが、この「獄中編」を読まなきゃ何のこっちゃわからなかったんですね。いや楽しめたけど。
フィーロが!?アイザックが!? -
Posted by ブクログ
ネタバレいよいよ大御所(?)ヒューイ・ラフォレットが動き出し、彼と対抗しうる組織「ネブラ」も何やら不気味な動きを見せます。
アイザックの不意打ちなかっこよさに思わずやられました。ミリアも。
この二人は他の人と感性が違う分、他の人では分からない秘密もあっさり見抜いているのが良いですね。
獄中編、ということで舞台はアルカトラズの刑務所。そして、それと並行するようにNYでの出来事が語られています。
獄中ではフィーロとラッド、元フェリックスさんたちがヒューイを相手に、NYではヴィクターたち『捜査局』の面々や現フェリックスさん、シャーネが「ネブラ」を相手に立ちまわります。
が、獄中変はまだまだ