エナミカツミのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ふおぉーーー!!面白かった!前回の1710はだいぶ前に読んだきりだったので忘れかけてて、最初のほうはモニカの最期について思い出すのに苦労しましたが・・・。エルマーは相変わらずだし、フェルメートはだんだん本性が見えてきて、今後を考えると怖くなるし。スペランの女性好きに癒された。ヴィクターの性格がすきだなあ。それにしても・・・、ザンクて現代に出てこないキャラだっけ?記憶に自信がない。マイザーの弟は頼りない男で少しがっかり。セラードの爺様は意外とまともだね。ヒューイは・・・悟りきったようになってたけど、そこがなんか悲しい。ヒューイの心情の変化は改めて追いかけたいなあ。
フェルメートとエルマーで今後ど -
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NYに連続殺人鬼が現れる。
死にたがる少年は不死者に出会い、死を恐れる新聞記者は殺人鬼にであう。
少年が出会ったのが不死者でも、スマイルジャンキーのエルマーなので思わず「気の毒に」とつぶやいてしまった。
案の定、エルマーに振り回され振り回され、結局連続殺人の一件も振り回され、目が回って、気が付いたら全てが終わっていたって感じの作品。
結構、ミステリーっぽいです。
うん、犯人は誰なのかっていう謎解きも楽しめる。
…作者は、エルマーにどういう役目をさせるつもりなんだろうか?
ただの傍観者という域は超えてしまっている。かといって、物語を引っ張っていく人物でもないし、ラスボスで -
Posted by ブクログ
アドウェナ・アウィス号はついに海にでる。
不死者誕生秘話の最終章。
船に乗ることになった面々が、それぞれ思惑があり、偶然があって、という展開はまさにエンターテイメント。
が、しかし、全体を悪意が覆っている感がいなめない。
それも、ねじれて歪んだ悪意たちだ。
恋人を失ったヒューイの悪意が、一番直球のように感じるのだからどれだけねじれているんだ。そもそも、そのヒューイの悪意ですら、歪んだ形でしか表にでていないのに。
おかげで、エルマーの「笑顔が見たい」という、異様ではあるけれど悪意はないはずの気持ちですら、結局は悪意から発生しているのではないかと思ったぐらいだ。
そして、今 -
Posted by ブクログ
【ネタバレあり】
相変わらずのバッカーノ。
鬼畜外道野郎がヒィヒィ言ってるのには、やったねエルマー! さすが魔王! と思ったけど、
フェルメートにも人間的な面があると知ると、なんか拍子抜け。
もっとひでぇ取り返しのつかない奴かと…うんこれから何百年でそうなっていくのかもしれないけど。
こいつが大ボスとして2003に君臨するのかぁ…何をやらかしてくれんのかなぁ。
ヒューイといえば、やっぱりホムンクルスはモニカのためだったの?
ルネ先生の「実験台」は結果シャーネってことでいいのかしら。
お嬢様がネブラ関係だったらどうしよう。
そろそろマルティージョが恋しい。 -
Posted by ブクログ
昔から思っていることがあって、100点満点のテストで0点を取ることも100点を取ることも大して変わらない。いや、重大な違いだという意見は当然あるだろうけど、常識の範囲内という意味では両社とも常人なのである。
異常とは、0~100点までしか取れないテストで「103点」とか「-4点」とかを取ってしまうこと。すなわち常識を逸脱してしまうことであって、そこには「優秀」だとか「落ちこぼれ」なんて分類はない。どんなに優秀でも100点以上を取ってしまうことは異常である。
制御を失っていきすぎた「正義」ってのはもはや異質な別物なんじゃないだろうか。
本書を読んでそんなことを感じた。
いやはや、相