松田青子のレビュー一覧

  • 自分で名付ける

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    赤裸々な妊娠の話を聞いたことがなかったので、学びが多かった!"妊娠は病気じゃない"の意味が履き違えられている現状に憤りを感じる...。子供がうるさくしてしまった時、近くにいた人が「うるさくないね、かわいいね」と言った話、素敵!!(そんな人になりたい)

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    2024年08月04日
  • スタッキング可能

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    この小説の初版は2013年で、その時点でなら女あるあるを羅列するだけでも成立していたような気がする。この場合の女というのは、基本的には20代から30代前半くらいの独身社会人女性である。会社での扱いとかコミュニケーションの齟齬とか嫉妬とか、彼氏とか結婚とかハラスメントとか容姿の美しさとかそれへの翳りとか、その手のあるあるネタ。たしかに、そのくらいの年代の独身社会人女性にはさまざまな抑圧なり圧力なりがかかる、ネタにしやすい。いまどきはテレビやSNSやネット漫画などで消費されるアレだ。

    本書では、そのようなあるあるネタを羅列するだけでなく、いちおう小説的なしかけもほどこされている。ただ、初版から1

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    2024年07月06日
  • 女が死ぬ

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    ブログの延長とショートショートで構成されている感じ。ちょっとだれてきたなーと思い始めたあたりでホモソ社会への強烈な怒りが弾けて目が覚めるので、クラシックのコンサートみたいだ。この作品は置いておいて、松田青子さんの長編小説が読みたいと思った。

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    2024年06月16日
  • 自分で名付ける

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    自分の妊娠を機に読んだ作品
    どちらかと言うとエッセイ系は苦手だったけど語り方がおもしろくクスッとする場面も参考になる場面もあった。
    作中に出てくる映画や本はほとんど知らないものだったので例になっていても共感できなかったことだけが残念だった

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    2024年06月07日
  • ロマンティックあげない

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    エッセイを読むとよくわかる、日頃感じたことが小説になっているのだと。その視点と、また言ってるわみたいなしつこさが作家の資質なのだろうか。

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    2024年03月27日
  • 女が死ぬ

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    まったく意味分からなかったのも、めっちゃ笑うのも、めっちゃ考えさせられるのも込み込みでジェットコースターみたいな読書体験。

    まじで分からないって話があったから星3だけど、刺さるやつは星5すぎた。

    みんなの感想見てたら私がよく分からなかった話に共感してる人がいたから、折々で読み返したい。

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    2024年02月02日
  • 持続可能な魂の利用

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    ネタバレ

    世界最弱の国に誰がした!という気持ちになった。
    これは現在進行形の話で私たちの国の話だった。
    最後の連隊と革命は、読んでいてすごくエネルギーになった。なんとも言えない、幼少期から感じていたアニメ描写への違和感、気まずさを作り出し消費してきた存在、社会をつくりだしている存在に嫌気がさす。どうすればいいのだろうと思うけれど、デモに参加するということの意味が初めて腑に落ちた気がする。難しく考えず参加してみればいいんだと素直に思った。松田さんの他の著書も読んでみたい。

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    2023年11月19日
  • おばちゃんたちのいるところ Where The Wild Ladies Are

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    追いつめられた現代人のもとへ、おばちゃん(幽霊)たちが一肌脱ぎにやってくる!(紹介文より)

    コメディよりのホラーコメディかな?
    笑える話、息を呑む話、スカッとする話とか盛りだくさんでサクッと読めました。
    あなたの傍にもおばちゃんがいるかも?

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    2023年10月05日
  • 女が死ぬ

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    初の松田青子さん。せいこさんではなく、あおこさん。短編集。「バルテュスの「街路」への感慨」で、笑い、「水蒸気よ永遠なれ」で、目が点。

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    2023年10月04日
  • ワイルドフラワーの見えない一年

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    ネタバレ

    ボンドガールの話おもしろい、We can’t do it. も。男性ならではの感性、と履歴書も最高だったな。男の子たち、わかるのかな?この感覚。きっとわかんないだろうな。馬鹿みたいにだよね、本当。

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    2023年10月03日
  • 女が死ぬ

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    様々な構成や視点の文体が並ぶのが面白くて、章ごとに興味を掻き立てられる。視点は偏っているようにも思えるが、素直な筆者の叫びとして、リズミカルに疾走する文体にのって、こちらに届く。筆者がそれぞれの章を書くことになった経緯を走り書きしたような後書きも、楽しい

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    2023年09月04日
  • おばちゃんたちのいるところ Where The Wild Ladies Are

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    ウラスジを読んで購入。
    なんかコテコテの大阪おばちゃんが大活躍するイメージでいた。

    最初の「みがきをかける」までは、そんな感じだったけど、全然違ってた。

    おどろおどろしくない怪談集。

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    2023年08月30日
  • AM/PM

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    『AM / PM』アメリア・グレイ
    “冴えない人生は美しくないけれど、少なくとも詩的ではある”
    日常のなんて事ない断片の集まりなんだけど人生が詰まってる。
    ミランダ・ジュライが好きな人は好きかも。表紙が好み

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    2023年08月20日
  • 持続可能な魂の利用

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    わかりやすく強い言葉でこれでもかこれでもかと繰り返される「おじさん」への糾弾、拒絶、排除の物語。気づかせる、目を覚まさせる、奮起させる、連帯させるという意味ではとても良い作品なのだと思う。

    だけど、残念ながらわたしにはあまり響かなかった。特に、作中に驚くほどたくさん登場する「おじさん」という言葉。いくら概念的に扱っているとはいえ、ある一定の年齢を超えた男性や、関係上の呼称としても使われている言葉を用いて語る内容としては攻撃的すぎて疲れてしまった。個人としてではなく女として弱い存在とみられること、制服を着ているだけで性的搾取の対象としてみられることにNo!といいながら、個人ではなく概念としての

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    2023年07月24日
  • 女が死ぬ

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    比喩皮肉が多用されていて、短編集なのに深い。
    ジェンダーを風刺したり、日常の出来事に鋭い意見を書いているので、この人は何かに怒ってるのかな?と思いながら読んでいたけど、最後に各話への一言コメントが書かれていて、そこで少しほっこりした。

    とにかく面白かった。また別の作品も読んでみたい。にしてもかわいい表紙の割に冷めた文章だなーと思った。

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    2023年03月15日
  • 女が死ぬ

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    文庫本の帯で紹介されていた「あなたの好きな少女が嫌い」の文章がカッコよかったので読んでみました。
    「あなたの好きな少女が嫌いだ。あなたの好きな少女は細くて、可憐で、儚げだ。」
    うん,確かにあなたの嫌いな少女が好きです。

    捉え方が少し類型的な気がするけど、シニカルな視点が魅力の掌編集です。
    巻末に収録された、著者本人による全53話のひと言解説と照らし合わせながら読むとより面白いです。

    いろんな視点をお持ちのようですが、ジェンダー以外の作品は切れ味が劣る事が多い気がするのが残念。

    ざっと他の人の感想を見て、誰も褒めてないけど「TOSHIBAメロウ20形18ワット」にいちばん共感しました。僕に

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    2023年02月26日
  • 女が死ぬ

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    ネタバレ

    後ろの著者ひと言解説を読みながら
    読みすすめると読みやすいかも…


    最後の3分の1が面白いが 
    中盤は良くわからず胸糞悪くなる

    言葉遊びをしているような感覚

    若い時代と悲しみがお気に入りです。

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    2023年02月08日
  • おばちゃんたちのいるところ Where The Wild Ladies Are

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    落語とか民話、戯曲とかをモチーフに軽い感じで書かれた、軽い感じの連作短編集。自殺したおばちゃんや、幽霊としてさまよう者達が、有る会社に雇われ、私たちの前にひょっこり現れ心を癒していく。どんな小説、作品と言われてもよくわからんかったけど、自分から死を選んだ人、殺された人、いろんな理由で亡くなった人達がいるけど、死んだら自由。未練を残さず軽い気持ちで生きている。死んでるのに生きてるというのも変だけど。有名な幽霊も登場するけどみんなとにかく湿っぽさがなく自由奔放に生きてる。それよりスカウトの汀さんって何者。よくわからんかったけど、死を推奨している本じゃないのは確かで、単に軽いのりで書かれた幽霊たちの

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    2023年01月24日
  • スタッキング可能

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    この作品の初版は2013年に上梓されているのですけど、まだまだ今どきが「わかる、わかる」「そうなのか」と新鮮だったですね。

    「スタッキング可能」は会社で働く女子社員の嘆きっぽい独白、オフィス模様。「マーガレットは植える」女の子の不如意な暮らし、昔なら乙女な嘆き。「もうすぐ結婚する女」ずばり、マリッジブルーに絡めた期待と不安の風景。

    松田青子さんの初期の作品でしょうか、作風が出ています。ぼやいたり嘆いたりなのですが、なんとなくおかしみがあるのです。小品の間に挟まれている「ウオータープルーフ噓ばっかり」の3編が特におもしろいなあ、TVドラマ「家政婦は見た」の家政婦協会の事務所(畳のくつろぎ部屋

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    2022年09月19日
  • 英子の森

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    読んだ2014年当時、正に主人公の娘と同じように英語の仕事に固執して、キャリアに悩んでいた。だから「それじゃお守りじゃなくて呪いよ」というフレーズが刺さった。

    2022年に再読。今は拘りなく英語に関係ない仕事をしている。
    改めて読んでみると、英語が出来ることがアドバンテージのはずなのに、そのせいで派遣の仕事を転々としていることの皮肉が伝わってくる。
    また、今更ながら英語への皮肉とは別で親の子供に対する執着についても皮肉られていることに気付いた。
    主人公の母は夫や義母のような道を歩んでほしくない一心で娘に英語教育を受けさせているけど、それは「あの人たちのようになってほしくない」が動機であって、

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    2022年08月25日