松田青子のレビュー一覧

  • 女が死ぬ

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    「あなたの好きな少女」が嫌いだ。「あなたの好きな少女」は細くて、可憐で、はかなげだ。がははと笑うような少女をあなたは軽蔑している。では、がははとわらう少女はどこへ行けばいいのか。
    「女らしさ」が、全部だるい。身勝手な幻想から私たちの心身を取り戻す53篇の掌編集。


    翻訳家、小説家の松田青子さんの、ジェンダーに関係するような話が多めの(関係ないものもある)ショート集です。

    確かに「女らしさ」ってだるい。きっと男性にも「男らしさ」って面倒だと思っている人や、それ以外の性別の人にもそれぞれの面倒さがあると思うけど。
    男性から理想化された「女らしさ」を嫌いだと思うと同時に、自分を構成する趣味、メイ

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    2024年09月22日
  • お砂糖ひとさじで

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    最近はまっている松田青子さんのエッセイ。松田青子さんの本は小説よりもエッセイのほうが好みかも。松田さんはこの本の中でもタイの誕生日占いで評されていたように「意志が強い、揺るがない」方なのかなと思うけど、堅いだけではなくて。トートバッグを集めたりバチェロレッテにはまったりリップモンスターの在庫を観察したり、自分の興味ややりたいことを尊重している感じがして好ましく思った。(元々セルフラブな人間、という言葉もいい)こういう、自分の楽しみとかミーハーなところってなんとなく開示するのを自重してしまったりする気がして。社会に対してレジスタンスを示すことと趣味、自分の楽しみを公表することは両立できるんだと、

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    2024年09月16日
  • 持続可能な魂の利用

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    不思議な話だった。でも、ただ不可解な話なのではなく、きっとこの物語の構造は二重三重になっていて私が一層目までしか気付けていないからなのだろうな。松田青子さんの本を読むと強いフェミニズムを感じる。私は結構、おじさんに迎合したり男性的な社会の中で配慮されて過ごす、みたいなこと得意で過ごしやすいと思ってしまったりする部分もあって、おじさん社会を助長させてしまってるのかな、なんて思ったりする。

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    2024年09月13日
  • お砂糖ひとさじで

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    松田さんのエッセイ、面白かったです。オタクっぽい所があり、とことん突き詰める感じの方なのかな、と。子供さんの好きなモノを肯定し、一緒に楽しんでいる様子が微笑ましかったです。

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    2024年09月08日
  • お砂糖ひとさじで

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    セボンスターや絵本のグッズ、メガ割など
    読んでいてうんうん頷けるところがたくさん。
    疲れてても読みやすくて癒されてた。
    ”お砂糖ひとさじで”というコンセプトがすごく好きで
    こういうときめきを感じるものたちを大事にしたいなと
    改めて思った。

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    個人的にタクシーの話が印象的。
    “口に出せなかった時でも、日々のモヤモヤや怒りに対して、心の中で反発したり、何かしらのかたちで言葉にしていくことを、地道に続けていこう。自分を守るために。自分を大切にするために。”
    すごく良いと思った。

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    2024年09月06日
  • お砂糖ひとさじで

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    松田青子さんの日々のなかの小さな出来事を集めたエッセイ。

    メアリー・ポピンズが大好きだった。自分の体のことで、世の中の目を気にしなくていいのが一番だと思う。読書は心にいい。タクシーへの怒り、など。こんな感じで私と似た思いもあり、楽しく読めた。

    なかでも「木曜日生まれっぽい」の中のマザーグースの詩は、とても気に入ってしまった。(ちなみに私は月曜日生まれ)

    懐かしかったのはセボンスターのネックレス。子どもが大好きだったな。

    小さいことや身の回りにこだわることは、私も大切なことだと思う。すき間時間に少しずつ読むのが楽しいエッセイだった。

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    2024年09月05日
  • お砂糖ひとさじで

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    松田青子さんのエッセイ。
    日常のほんの些細なことに幸せを見出す。
    お気に入りのもの、心地よく暮らすには…
    着心地の良いスウェット。
    ついつい集めちゃうトートバッグ。
    どうでも良いようなことにも幸せや喜びを見つけられるよ!って、元気をもらえるエッセイでした。
    装丁がほんと素敵で、飾っておきたい。

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    2024年08月11日
  • 自分で名付ける

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    赤裸々な妊娠の話を聞いたことがなかったので、学びが多かった!"妊娠は病気じゃない"の意味が履き違えられている現状に憤りを感じる...。子供がうるさくしてしまった時、近くにいた人が「うるさくないね、かわいいね」と言った話、素敵!!(そんな人になりたい)

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    2024年08月04日
  • スタッキング可能

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    この小説の初版は2013年で、その時点でなら女あるあるを羅列するだけでも成立していたような気がする。この場合の女というのは、基本的には20代から30代前半くらいの独身社会人女性である。会社での扱いとかコミュニケーションの齟齬とか嫉妬とか、彼氏とか結婚とかハラスメントとか容姿の美しさとかそれへの翳りとか、その手のあるあるネタ。たしかに、そのくらいの年代の独身社会人女性にはさまざまな抑圧なり圧力なりがかかる、ネタにしやすい。いまどきはテレビやSNSやネット漫画などで消費されるアレだ。

    本書では、そのようなあるあるネタを羅列するだけでなく、いちおう小説的なしかけもほどこされている。ただ、初版から1

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    2024年07月06日
  • 女が死ぬ

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    ブログの延長とショートショートで構成されている感じ。ちょっとだれてきたなーと思い始めたあたりでホモソ社会への強烈な怒りが弾けて目が覚めるので、クラシックのコンサートみたいだ。この作品は置いておいて、松田青子さんの長編小説が読みたいと思った。

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    2024年06月16日
  • 自分で名付ける

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    自分の妊娠を機に読んだ作品
    どちらかと言うとエッセイ系は苦手だったけど語り方がおもしろくクスッとする場面も参考になる場面もあった。
    作中に出てくる映画や本はほとんど知らないものだったので例になっていても共感できなかったことだけが残念だった

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    2024年06月07日
  • ロマンティックあげない

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    エッセイを読むとよくわかる、日頃感じたことが小説になっているのだと。その視点と、また言ってるわみたいなしつこさが作家の資質なのだろうか。

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    2024年03月27日
  • 女が死ぬ

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    まったく意味分からなかったのも、めっちゃ笑うのも、めっちゃ考えさせられるのも込み込みでジェットコースターみたいな読書体験。

    まじで分からないって話があったから星3だけど、刺さるやつは星5すぎた。

    みんなの感想見てたら私がよく分からなかった話に共感してる人がいたから、折々で読み返したい。

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    2024年02月02日
  • 持続可能な魂の利用

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    ネタバレ

    世界最弱の国に誰がした!という気持ちになった。
    これは現在進行形の話で私たちの国の話だった。
    最後の連隊と革命は、読んでいてすごくエネルギーになった。なんとも言えない、幼少期から感じていたアニメ描写への違和感、気まずさを作り出し消費してきた存在、社会をつくりだしている存在に嫌気がさす。どうすればいいのだろうと思うけれど、デモに参加するということの意味が初めて腑に落ちた気がする。難しく考えず参加してみればいいんだと素直に思った。松田さんの他の著書も読んでみたい。

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    2023年11月19日
  • おばちゃんたちのいるところ Where The Wild Ladies Are

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    追いつめられた現代人のもとへ、おばちゃん(幽霊)たちが一肌脱ぎにやってくる!(紹介文より)

    コメディよりのホラーコメディかな?
    笑える話、息を呑む話、スカッとする話とか盛りだくさんでサクッと読めました。
    あなたの傍にもおばちゃんがいるかも?

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    2023年10月05日
  • 女が死ぬ

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    初の松田青子さん。せいこさんではなく、あおこさん。短編集。「バルテュスの「街路」への感慨」で、笑い、「水蒸気よ永遠なれ」で、目が点。

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    2023年10月04日
  • ワイルドフラワーの見えない一年

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    ネタバレ

    ボンドガールの話おもしろい、We can’t do it. も。男性ならではの感性、と履歴書も最高だったな。男の子たち、わかるのかな?この感覚。きっとわかんないだろうな。馬鹿みたいにだよね、本当。

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    2023年10月03日
  • 女が死ぬ

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    様々な構成や視点の文体が並ぶのが面白くて、章ごとに興味を掻き立てられる。視点は偏っているようにも思えるが、素直な筆者の叫びとして、リズミカルに疾走する文体にのって、こちらに届く。筆者がそれぞれの章を書くことになった経緯を走り書きしたような後書きも、楽しい

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    2023年09月04日
  • おばちゃんたちのいるところ Where The Wild Ladies Are

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    ウラスジを読んで購入。
    なんかコテコテの大阪おばちゃんが大活躍するイメージでいた。

    最初の「みがきをかける」までは、そんな感じだったけど、全然違ってた。

    おどろおどろしくない怪談集。

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    2023年08月30日
  • AM/PM

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    『AM / PM』アメリア・グレイ
    “冴えない人生は美しくないけれど、少なくとも詩的ではある”
    日常のなんて事ない断片の集まりなんだけど人生が詰まってる。
    ミランダ・ジュライが好きな人は好きかも。表紙が好み

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    2023年08月20日