松田青子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ読んだきっかけ
たまたまSNSか何かで出産や子育てについての赤裸々本だと見かけて読んでみた。いずれ子供も欲しいなと思っていたので、ネガティブな話頭にも入れたかった
読んだ直後の感想
正直ジェンダーに関する話が多く少し辟易したところもあったが、それも含めて著者がここまで正直に自分の考えを綴ってくれたことの感謝。1人の出産、子育て経験記を読めて参考になった
印象に残ったポイント
☀︎妊娠、出産、子育ては想像以上に大変そう
産む瞬間以外にも痛かったり、しんどいことは多く、それがあまりき赤裸々に書かれていたので、事前に知ることができてよかった
出産直後の母たちをゾンビに例えた著者は恐ろしい。。。
また食事制限もあったり、肌も荒れやすくなったり、自分が想像する以上に気にするポイントが多いんだろうと感じた
☀︎ベビーカーは広げたまま電車に乗ってOK
国土交通省のガイドラインに記されている。これは知らなかった。ただ実際にはラッシュ時は避けるとか、配慮は必須なんだろうなあ。
☀︎母性
母ならではの母性が存在するのか私には分かりようがないし、この本を読んでそこに性差はないように思った。わたしは母からの無償の愛を感じていて、こればいわゆる母性なのかなと捉えていた。なぜなら他の人からは感じたことがないから。夫からもわたしを大事に思ってくれている気持ちや愛を感じるけど、無償、とは思えない。わたしも子供ができたらそう感じられたら嬉しい!
やりたいこと
☀︎やはり日々の運動(著者は子供ができてから2回ぎっくり腰になってるらしい)
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Posted by ブクログ
「あなたの好きな少女」が嫌いだ。「あなたの好きな少女」は細くて、可憐で、はかなげだ。がははと笑うような少女をあなたは軽蔑している。では、がははとわらう少女はどこへ行けばいいのか。
「女らしさ」が、全部だるい。身勝手な幻想から私たちの心身を取り戻す53篇の掌編集。
翻訳家、小説家の松田青子さんの、ジェンダーに関係するような話が多めの(関係ないものもある)ショート集です。
確かに「女らしさ」ってだるい。きっと男性にも「男らしさ」って面倒だと思っている人や、それ以外の性別の人にもそれぞれの面倒さがあると思うけど。
男性から理想化された「女らしさ」を嫌いだと思うと同時に、自分を構成する趣味、メイク、ファッション、所作などの女性性は好きだし、ある種の男らしさを強調されたアイドルや、アニメキャラクターなどに熱を上げる。女の子をほめる言葉は「かわいい」だし、悪気なく「○○なのに」なんて言ってしまったりする。
だれしもそういった、何かを型にはめてしまったりするところはどうしてもあると思うけれど、少しでもそんな偏見を取り払って世界を見れるようになると良いな。
ちなみに、文庫版には各作品について作者さんのひと言解説が載っていて、それもゆるくて面白いです。
折角なので、気に入った何編かについて私も真似してひと言感想。
あなたの好きな少女が嫌い……となると女子校って意外と楽園に近いところあるかもしれない。
バルテュスの「街路」への感慨……画像検索しました。
パンク少女がいい子になる方法/いい子が悪女になる方法……じゃあ妹のよく使ってる口紅ラスボスって名前だから、ダンジョン最奥で待っててもらおうかな。
TOSHIBAメロウ20型18ワット……こういう時めちゃくちゃある。
武器庫に眠るきみに……怖い。
履歴書……無為に生きてる人間だと心抉られる。
テクノロジーの思い出……ねるねる〇るねはテクノロジー
娘が恋人と別れると……女性の共感は愛情表現みたいなものだから……。
父と背中……これもまた深い愛情。 -
Posted by ブクログ
最近はまっている松田青子さんのエッセイ。松田青子さんの本は小説よりもエッセイのほうが好みかも。松田さんはこの本の中でもタイの誕生日占いで評されていたように「意志が強い、揺るがない」方なのかなと思うけど、堅いだけではなくて。トートバッグを集めたりバチェロレッテにはまったりリップモンスターの在庫を観察したり、自分の興味ややりたいことを尊重している感じがして好ましく思った。(元々セルフラブな人間、という言葉もいい)こういう、自分の楽しみとかミーハーなところってなんとなく開示するのを自重してしまったりする気がして。社会に対してレジスタンスを示すことと趣味、自分の楽しみを公表することは両立できるんだと、このエッセイの意図ではないかもしれないけど勝手に思った。
個人的に今「母になること」に対して割り切れない気持ちでいるのは、母になったら子供をなにより大切にして1番に優先する、それができるか?そうしないといけないことに後悔しないか?、母になったら子供のこと以外でやりたいことや興味関心が消え失せるのではないか?ということなんだと思うけれど
松田さんのエッセイ(お砂糖ひとさじで、自分で名付ける)を読んで心強く思ったのは、もちろん子を最優先する覚悟は持った上でどうしてもみたい映画があっていい、あったら観ていい、母になったとしても好きな映画や趣味を失わない人がいる、と思えたからかもしれない。
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Posted by ブクログ
この小説の初版は2013年で、その時点でなら女あるあるを羅列するだけでも成立していたような気がする。この場合の女というのは、基本的には20代から30代前半くらいの独身社会人女性である。会社での扱いとかコミュニケーションの齟齬とか嫉妬とか、彼氏とか結婚とかハラスメントとか容姿の美しさとかそれへの翳りとか、その手のあるあるネタ。たしかに、そのくらいの年代の独身社会人女性にはさまざまな抑圧なり圧力なりがかかる、ネタにしやすい。いまどきはテレビやSNSやネット漫画などで消費されるアレだ。
本書では、そのようなあるあるネタを羅列するだけでなく、いちおう小説的なしかけもほどこされている。ただ、初版から10年が経ったいま、そのしかけ込みでもなかなかきびしい。これは本書というより、私のほうに原因がある。この手の言葉があふれすぎており、なんだか凡庸に思ってしまった。またこれか、と。くりかえしになるけれど、それは私の読むタイミングだけの問題で、本書の責任ではない。