松田青子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ読んだきっかけ
たまたまSNSか何かで出産や子育てについての赤裸々本だと見かけて読んでみた。いずれ子供も欲しいなと思っていたので、ネガティブな話頭にも入れたかった
読んだ直後の感想
正直ジェンダーに関する話が多く少し辟易したところもあったが、それも含めて著者がここまで正直に自分の考えを綴ってくれたことの感謝。1人の出産、子育て経験記を読めて参考になった
印象に残ったポイント
☀︎妊娠、出産、子育ては想像以上に大変そう
産む瞬間以外にも痛かったり、しんどいことは多く、それがあまりき赤裸々に書かれていたので、事前に知ることができてよかった
出産直後の母たちをゾンビに例えた著者は恐ろしい。。。
-
Posted by ブクログ
「あなたの好きな少女」が嫌いだ。「あなたの好きな少女」は細くて、可憐で、はかなげだ。がははと笑うような少女をあなたは軽蔑している。では、がははとわらう少女はどこへ行けばいいのか。
「女らしさ」が、全部だるい。身勝手な幻想から私たちの心身を取り戻す53篇の掌編集。
翻訳家、小説家の松田青子さんの、ジェンダーに関係するような話が多めの(関係ないものもある)ショート集です。
確かに「女らしさ」ってだるい。きっと男性にも「男らしさ」って面倒だと思っている人や、それ以外の性別の人にもそれぞれの面倒さがあると思うけど。
男性から理想化された「女らしさ」を嫌いだと思うと同時に、自分を構成する趣味、メイ -
Posted by ブクログ
最近はまっている松田青子さんのエッセイ。松田青子さんの本は小説よりもエッセイのほうが好みかも。松田さんはこの本の中でもタイの誕生日占いで評されていたように「意志が強い、揺るがない」方なのかなと思うけど、堅いだけではなくて。トートバッグを集めたりバチェロレッテにはまったりリップモンスターの在庫を観察したり、自分の興味ややりたいことを尊重している感じがして好ましく思った。(元々セルフラブな人間、という言葉もいい)こういう、自分の楽しみとかミーハーなところってなんとなく開示するのを自重してしまったりする気がして。社会に対してレジスタンスを示すことと趣味、自分の楽しみを公表することは両立できるんだと、
-
Posted by ブクログ
この小説の初版は2013年で、その時点でなら女あるあるを羅列するだけでも成立していたような気がする。この場合の女というのは、基本的には20代から30代前半くらいの独身社会人女性である。会社での扱いとかコミュニケーションの齟齬とか嫉妬とか、彼氏とか結婚とかハラスメントとか容姿の美しさとかそれへの翳りとか、その手のあるあるネタ。たしかに、そのくらいの年代の独身社会人女性にはさまざまな抑圧なり圧力なりがかかる、ネタにしやすい。いまどきはテレビやSNSやネット漫画などで消費されるアレだ。
本書では、そのようなあるあるネタを羅列するだけでなく、いちおう小説的なしかけもほどこされている。ただ、初版から1