松田青子のレビュー一覧

  • おばちゃんたちのいるところ Where The Wild Ladies Are

    Posted by ブクログ

    怪談がベースになっていて、よく知った怪談なんだけど、それのなにか引っかかるところを昇華してくれた短編集のように思う
    そして底流にはフェミニズムが流れているようにも思う

    0
    2022年12月15日
  • おばちゃんたちのいるところ Where The Wild Ladies Are

    Posted by ブクログ

    全部なんらかのお話を参考にして作られてるってのが面白かった。クズハの一生と、ひなちゃんの最後のところが無茶苦茶好きだった。不思議な話なのに、それを通り越して元気付けられた。あったかい!

    0
    2022年12月05日
  • ワイルドフラワーの見えない一年

    Posted by ブクログ

    短編集。男女・性差別、フェミニズムやそれぞれの役割についてをテーマにしたものがけっこうあって、考えさせられました。本当に「で?」っていうような、面白い短編もあった。ユーモア溢れるお話ばかりで楽しめました。吹き出して笑ってしまう話ばかりなので外では読めない。

    0
    2022年10月24日
  • おばちゃんたちのいるところ Where The Wild Ladies Are

    Posted by ブクログ

    タイトルは下町の人情話っぽい。キャラクターも親しみやすい。でも彼らはあの世の人々。あの世でも仕事するんだね。この世と行き来できるんだね。才能があの世でも買われるだね。一体どうなっているんだ。生きるって、死ぬって何だ。
    気は楽になるね。

    0
    2022年09月14日
  • スタッキング可能

    Posted by ブクログ

    大絶賛の嵐。たぶん2方向で。
    ・ポップなモチーフたち。貫かれた皮肉へのライトな共感。
    ・物語重視以外の小説への共感。→前衛。
    表題作は言われているほどかなー、と個人的には感じた。
    むしろみんな一緒じゃんという感慨を描くには「もうすぐ結婚する女」のほうが。
    さらにシュール路線でいえば「マーガレットは植える」は、3.11を受けて書かれたものであるといえばかなりの感動作。こちらのほうが凄味がある。
    「ウォータープルーフ嘘ばっかり!」は言葉のリズムが素敵すぎる。

    0
    2022年08月11日
  • スタッキング可能

    Posted by ブクログ

    活字ならではの着眼点というか、もうとにかく発想が突出していて、好き。
    不安にかられ背筋がぞっとするような、でも可愛さもあり笑えるような摩訶不思議でありながら身近で起こっているような、そんな世界観にどっぷり。

    「ウォーター・プルーフ嘘ばっかり!」が最高!げらげら笑いながら堪能しました。

    0
    2022年07月05日
  • 英子の森

    Posted by ブクログ

    松田青子さんの著書はフィクションでありノンフィクションだ。
    それは彼女と私が同世代で、生まれ、育ち、そして働き今に至るまでに共有する感覚、世代間が共通しているからかもしれない。

    英子の森にあるように、
    私も「英語」が得意で英語ができて、英語ができれば職業選択の自由を得、お金持ちになれると思ってきたけれど、いざ働いてみたら完全ドメスティックな仕事、あれだけ得意で難解な学術論文すら読んでいた自分の英語力は化石となってしまった。
    笑えない、苦しい、こんなはずじゃなかったのに、
    しかも妊娠出産のキャリアを経て、第一線や出世というキャリアからは完全に遠かった。
     
    葛藤があるからこそ、人は成長するものだと思う。
    著書に描かれている他人事のようで紛れもない自分ごとと感じるなにかの世界に触れ、無意識に受けてきた呪詛に気づき、自立してどう生きるのか?
    そのきっかけにしたいな、と強く思うのだった。

    0
    2022年05月01日
  • スタッキング可能

    Posted by ブクログ

    物語を誰かが終始語るという風ではない、いろんな形式の小説が収録されてて、面白かった。
    表題作は、解釈は色々できる気がした。

    あと、出てくるディテールが、わかる!てのが多い。登場人物の気持ちにも共感するとこが多かった。

    0
    2022年03月13日
  • じゃじゃ馬にさせといて

    Posted by ブクログ

    おもしろい!内容は、洋楽洋画洋ドラマ、たまにバレエなどの舞台系と、アートカルチャーの感想とゴシップなのだが、女性が元気になるネタがこれでもかと豊富。著者のインプット量がすごすぎて、知らないのがほとんどなんだけど。ネトフリに入って片っ端から見たくなる。

    私的にぽん!と膝をうったのは、ロストイントランスレーションにツッコミ。ジュラシックワールドのハイヒールにツッコミ。フレンズあるある。2013年のアカデミー賞受賞式の我らがアンハサウェイの乳首ドレス事件の時代回顧録。たった7,8年前なのにね!あと、アンバーハードとは。ジョニデ事件は私も???だったので、松田青子説を今後支持していきたい。

    気づいたけど、著者も高校アメリカ(いなか)留学組。どーりでテイストが好きなわけだ。ウィメンズマーチ、いっとけばよかったな。マーベラスミセスメイゼル、続き見てないな。。あの頃が最後の自由な時間だったのに〜。時間が欲しい。主婦のおたけびでした。

    0
    2022年02月09日
  • ロマンティックあげない

    Posted by ブクログ

    最近、サクサク読める女性著者のエッセイみたいなのが好きなのと、洋楽海外ドラマ映画等々のネタが多くて、楽しく読んだ。

    とにかく、マシューボーンのバレエを全て見たくなる。あと、フェミ曲ミックスCDが欲しい。タイトルメモメモ。テイラースイフトは、そんなにファンではなかったが、見方が少し変わりました。

    0
    2021年12月27日
  • おばちゃんたちのいるところ Where The Wild Ladies Are

    Posted by ブクログ

     冥界の住人か、そこに近いところにいる(本人には自覚がない)人間で組織される「会社」が絡む連作短編集。全17話。

          * * * * *

     なんと楽しい作品なのだろう。飄々とした雰囲気で、最後まで気持ちを包んでくれました。

     重大な事件が起こるわけではありません。深刻な悩みに襲われたりもしません。大団円を迎えることもなければ不幸な結末で終わることもないのです。

     「会社」なる組織もユルユルです。
     汀さんなる人は生者の利益 ( =幸せ ) のために日々努めていますが、「おばちゃん」たちはいいかげんです。問題を解決しようなどとは思っていないかのように心の赴くまま振る舞います。そして気がすめば引き上げる。それだけです。

     だから物語が唐突に終わります。教訓など何も含んでいません。そこには潔さすらあるため不満や物足りなさを感じることもありません。だから不条理だけれど悔しくないのでした。

     それどころか、読むうちに身体の隅々から余分な力が抜け気分もリラックスしてきました。

     川上弘美さんの世界に似ていて一筋縄ではいかないなと思いました。それは、また浸ってみたくなるに違いない世界のようです。

    0
    2021年12月14日
  • ロマンティックあげない

    Posted by ブクログ

    松田青子さんのエッセイ。

    松田さんの、曇りない、だけどひねくれた世界の切り取り方がとても好きだな。
    ちゃんと自分の目で世界を見て、違和感を覚えたことを忘れない。どうでもいいことからとても大事なことまで、その違和感を忘れない。言語化する。

    私も美容院で歳時記読も。

    mattress performance

    0
    2021年08月22日
  • 女が死ぬ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    女性なら、フッと笑ってしまったり、スカっとしたり、よくぞ描いてくれた、と思うことが散りばめられている。けれど、これを男性が読んだとき、どんな風に思うのだろうか。
    反発するのだろうか。女の嫌な面を見てしまったと思うのだろうか。それとも、そもそも何が問題なのか分からないのだろうか・・・せめて女が何を言いたいのかには気づいて欲しい。反感を持ったとしても、きっといつもニコニコしているアナタのそばの女性たちもこんな風に思っている人が沢山いるのだと言うことには気づいて欲しい。
    以下おもいきり抜粋(ネタバレ)です。

    ーボンドー(これは男性にはお薦めできない苦笑)
    「ねえねえ、そんなにいいの、ボンドって?」
    「うーん」「まさか、そんなこと聞かれるとは」
    「・・・・・正直な話、なんだこんなもんかってわたしは思ったわ」
    「でも、まあ、悪くないふりをしたわよ、それはね、だって相手はボンドなんだから」
    「あの、やらなくてもいいんですよね?」
    「もちろん、そうだけど、でもどうして?」
    「いくら何でも、皆簡単にボンドと関係を持ちすぎではないかと思うんです。愛情からならまだしも、油断させる目的で関係を持つ時もあって、でもそういうやり方は古いんじゃないかと。愛情にしても、毎回毎回ボンドも軽くないですか。そろそろわたしたちの美しさを、もっと別の方法で打ち出していくべきじゃないかと思うんです」「わからないけど、一回やっとけって」「いいから、いいから、やっとけって」「そのほうがハクがつくでしょ?」「減るもんじゃないし、やっとけって」
    「真面目な話、それはやっぱりやっておいたほうがいいのよ。やらないとね、見てる側も肩透かしをくった気持ちになるし。」

    ーあなたの好きな少女が嫌いー(でもこれはお互い様な面もありますよね。女が好きな男像も男性は嫌いかもしれない)
    あなたの好きな少女が嫌いだ。あなたの好きな少女は細くて、可憐で、はかなげだ。間違っても、がははと笑ったりはしない。
    あなたの好きな少女が嫌いだ。あなたの好きな少女は弱くて、非力で、不器用だ。困ったやつだなあと、あなたはあなたの好きな少女を庇護してやらねばと言う気持ちにかられる。親でもないのに。
    あなたの好きな少女が嫌いだ。あなたの好きな少女は、我がままで、自由で、子猫のように移り気だ。また、あなたの好きな少女は、そのような特質を備えつつも、あなたの言うことだけは素直に聞き、あなたの思い通りになる。
    あなたの好きな少女が嫌いだ。あなたの好きな少女は、センスが良くて、前途有望で、いろいろ教えがいがある。教えてあげるのはもちろんあなただ。あなたは知識のすべてを総動員して、少女を教育したいと思う。学校の先生でもないのに。
    (まだまだ続きます、、、)

    ー女が死ぬー
    女が死ぬ。プロットを転換させるために死ぬ。話を展開させるために死ぬ。カタルシスを生むために死ぬ。・・
    女が死ぬ。彼が悲しむために死ぬ。彼が苦しむために死ぬ。彼が宿命を負うために死ぬ。彼がダークサイドに落ちるために死ぬ。・・・
    女が結婚する。話を一段落させるために結婚する。そのままなし崩しでエンディングに持っていくために結婚する。・・・
    女が妊娠する。新たなドラマをつくるために妊娠する。新たなキャラクターをつくるために妊娠する。・・・
    女が流産する。恋人たちに試練をあたえるために流産する。そう簡単に幸せになっては中だるみするので流産する。・・・
    女がレイプされる。彼を怒らせるためにレイプされる。彼の復讐心に火をつけるためにレイプされる。・・・
    女が死ぬ。ストーリーのために死ぬ。・・・
    我々はそれを見ながら大ききくなる。もう別に何も思わないし、感じない。そもそもたいして気にしたこともないかもしれない。大きくなった我々は、その日映画館を出る。

    ーWe Can't Do It!-
    わたしたちはできない!
    できないことはできない!
    向いていないことはできない!
    面白くない話に無理に話を合わせられない!
    面白くない話は面白くないから!
    自慢話に愛想笑いはできない!
    すごいですねと相槌を打てない!
    相手の自己顕示欲を満足させることができない!
    「男を立てる」ことができない!
    「三歩下がる」ことができない!
    面倒くさいから!
    馬鹿馬鹿しいから!

    ーこの国で一番清らかな女ー
    ある国に、この国で一番清らかな女と結婚したい王子がいました。処女であることは言うに及ばず、自分以外の男にはどこにも触れられたことがないぐらいの女でなければいけないと王子は思いました。/王子はとうとう思い付きました。科学技術に頼るのです。/王子が作ってもらったのは、一度でも性的に触れられた場所が発光して見える特別な眼鏡でした。/清らかそうに見える若い女たちも必ずどこか光っています。ほうら見たことか。王子は悦に入り、右手で去れと言う合図を出し続けました。/年齢と比例して体の光っている場所も増えましたが、十歳に満たない少女でさえ、どこか光っていることに王子は驚きました。この国の女たちは堕落している。王子は嘆きました。王子は、性的に触れられると言う行為に、強姦や痴漢、性的虐待など、いくつかのバリエーションがあることなど思いつきもしませんでした。仮に知っていたとしても、王子の結論は同じだったでしょう。その女は清らかではない。ただそれだけのことです。

    ー男性ならではの感性ー
    男性ライターが男性ならではの感性で提案した男性向けの商品は、世間に驚きをもって迎えられた。/
    この時流に目をつけた急進的な男流作家たちは、これからは男の時代であると、男性誌で連載しているエッセイで次々と取り上げた。/男性ならではの感性など信用できるかと渋い顔をしていた経営陣も、これには態度を軟化させるしかなく、男性ならではの感性も捨てたものではないというスタンスに徐々に移行していった。/男性ライターの成功は、社会に様々な変化をもたらした。「男性の感性的にはどう?」「男性ならではなの感性が我々には欠けているのでは?」「ちょっと待ってください。男性の意見も聞きましょう」/講演やトークショーの依頼も舞い込んだ。「男性が書くということ」「男性にとってキャリアとは何か」「男性の権利を考える」質疑応答では「男性が働き続けることのできる社会についてお考えをお聞かせください」「男性の理想の職場とは?」「男性の結婚と仕事の両立は可能だと思われますか?」/その後も、男性ライターと男流作家が何をつくり、何を書いても、それは男性性ならではの感性ということになった。男性ならではの感性にまとめられた。なんだかすべてが馬鹿みたい。別々の場所で、別々のタイミングで、男性ライターと男流作家は思った。

    0
    2024年01月22日
  • ロマンティックあげない

    Posted by ブクログ

    アメリカの音楽・ドラマ・映画・演劇等の話がたくさん出てくるが、それらに詳しくなくても楽しく読めるところがすごい。読んでて気持ちがいいし、なんか勉強になった気もする。フェミニズムにもいろいろなノリがあるが、こういう風通しの良い、良い意味で「蓮っ葉な」フェミニズムが世界を変えていくのかもしれない。

    0
    2021年08月10日
  • ワイルドフラワーの見えない一年

    Posted by ブクログ

    短編集50編
    これが短編?と言えないようなものもあって、実験小説といったテイ。
    「女が死ぬ」と改題されて文庫が出たが「女が死ぬ」は面白かった。後やはり、表題作も良かったし、「We can’t do it」も好きだ。

    0
    2021年06月03日
  • スタッキング可能

    Posted by ブクログ

    ずっと積読してたの、やっと読んだ!
    街ってどこに行っても最近おんなじ風景で、あれ前もここきたっけってなる。ドラックストア、スーパー、本屋さん、イオンまた歩いて歩いていくとドラックストア、スーパー...まさにスタッキング可能な社会だね。


    文字は読めてるのに、内容に全然追い付けなくて振り回されてるような気分、自分の中で合点がいくのも、全然わかんなくて読み直すのも楽しい。
    女とは、男とはアイデンティティとは?

    0
    2020年04月12日
  • ロマンティックあげない

    Posted by ブクログ

    面白い!画像はイメージです。からこんなに話広げられるなんて。電車ん中でニヤニヤしちゃうエピソード多数。

    0
    2019年12月24日
  • じゃじゃ馬にさせといて

    Posted by ブクログ

    相変わらずのテイラーへの愛が面白くて笑った。
    デハーン、わたしも大好き。あの儚さ、すき。おなじおなじって読んでて勝手に仲間意識が芽生える。
    知らない作品もたくさんあったのでメモが増えた。
    松田青子さんのセンスがやっぱり大好き

    0
    2019年09月26日
  • スタッキング可能

    Posted by ブクログ

    小説というより、現代美術の展覧会を鑑賞するような感じの短編集。「わたし」も「あなた」もスイッチ可能なんだよバーカと言いながらも繋がりを求めてるように見えた。翻訳家でもある方なので、翻訳ではないけど文章が日本語の中を横断していく。言葉遊びや言い換えを駆使して、言葉って楽しいしその手があったか!と思わせてくれる。そして読み終わるころにはわたしは一体どこにいるのだろう?わたしは誰なんだろう?という不安。他者との境界が曖昧になり、「あなた」と「わたし」でわざわざ分けなくても、文章によって溶け合ってることも、あるよね。
    好きな短編集。

    0
    2018年05月20日
  • AM/PM

    Posted by ブクログ

    Amelia Gray 『AM / PM』
    文章からなんとなく滲み出てくる雰囲気はA.ベンダーとよく似てると思う。上手いか下手は分からないけど好きか嫌いかだとわたしはとても好き。毎ページに付箋を貼りたくなる掌編集だった。

    0
    2017年12月03日