松田青子のレビュー一覧

  • スタッキング可能

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    物語を誰かが終始語るという風ではない、いろんな形式の小説が収録されてて、面白かった。
    表題作は、解釈は色々できる気がした。

    あと、出てくるディテールが、わかる!てのが多い。登場人物の気持ちにも共感するとこが多かった。

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    2022年03月13日
  • じゃじゃ馬にさせといて

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    おもしろい!内容は、洋楽洋画洋ドラマ、たまにバレエなどの舞台系と、アートカルチャーの感想とゴシップなのだが、女性が元気になるネタがこれでもかと豊富。著者のインプット量がすごすぎて、知らないのがほとんどなんだけど。ネトフリに入って片っ端から見たくなる。

    私的にぽん!と膝をうったのは、ロストイントランスレーションにツッコミ。ジュラシックワールドのハイヒールにツッコミ。フレンズあるある。2013年のアカデミー賞受賞式の我らがアンハサウェイの乳首ドレス事件の時代回顧録。たった7,8年前なのにね!あと、アンバーハードとは。ジョニデ事件は私も???だったので、松田青子説を今後支持していきたい。

    気づい

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    2022年02月09日
  • ロマンティックあげない

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    最近、サクサク読める女性著者のエッセイみたいなのが好きなのと、洋楽海外ドラマ映画等々のネタが多くて、楽しく読んだ。

    とにかく、マシューボーンのバレエを全て見たくなる。あと、フェミ曲ミックスCDが欲しい。タイトルメモメモ。テイラースイフトは、そんなにファンではなかったが、見方が少し変わりました。

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    2021年12月27日
  • おばちゃんたちのいるところ Where The Wild Ladies Are

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     冥界の住人か、そこに近いところにいる(本人には自覚がない)人間で組織される「会社」が絡む連作短編集。全17話。

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     なんと楽しい作品なのだろう。飄々とした雰囲気で、最後まで気持ちを包んでくれました。

     重大な事件が起こるわけではありません。深刻な悩みに襲われたりもしません。大団円を迎えることもなければ不幸な結末で終わることもないのです。

     「会社」なる組織もユルユルです。
     汀さんなる人は生者の利益 ( =幸せ ) のために日々努めていますが、「おばちゃん」たちはいいかげんです。問題を解決しようなどとは思っていないかのように心の赴くまま振る舞います。

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    2021年12月14日
  • ロマンティックあげない

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    松田青子さんのエッセイ。

    松田さんの、曇りない、だけどひねくれた世界の切り取り方がとても好きだな。
    ちゃんと自分の目で世界を見て、違和感を覚えたことを忘れない。どうでもいいことからとても大事なことまで、その違和感を忘れない。言語化する。

    私も美容院で歳時記読も。

    mattress performance

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    2021年08月22日
  • 女が死ぬ

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    ネタバレ

    女性なら、フッと笑ってしまったり、スカっとしたり、よくぞ描いてくれた、と思うことが散りばめられている。けれど、これを男性が読んだとき、どんな風に思うのだろうか。
    反発するのだろうか。女の嫌な面を見てしまったと思うのだろうか。それとも、そもそも何が問題なのか分からないのだろうか・・・せめて女が何を言いたいのかには気づいて欲しい。反感を持ったとしても、きっといつもニコニコしているアナタのそばの女性たちもこんな風に思っている人が沢山いるのだと言うことには気づいて欲しい。
    以下おもいきり抜粋(ネタバレ)です。

    ーボンドー(これは男性にはお薦めできない苦笑)
    「ねえねえ、そんなにいいの、ボンドって?」

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    2024年01月22日
  • ロマンティックあげない

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    アメリカの音楽・ドラマ・映画・演劇等の話がたくさん出てくるが、それらに詳しくなくても楽しく読めるところがすごい。読んでて気持ちがいいし、なんか勉強になった気もする。フェミニズムにもいろいろなノリがあるが、こういう風通しの良い、良い意味で「蓮っ葉な」フェミニズムが世界を変えていくのかもしれない。

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    2021年08月10日
  • ワイルドフラワーの見えない一年

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    短編集50編
    これが短編?と言えないようなものもあって、実験小説といったテイ。
    「女が死ぬ」と改題されて文庫が出たが「女が死ぬ」は面白かった。後やはり、表題作も良かったし、「We can’t do it」も好きだ。

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    2021年06月03日
  • スタッキング可能

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    ずっと積読してたの、やっと読んだ!
    街ってどこに行っても最近おんなじ風景で、あれ前もここきたっけってなる。ドラックストア、スーパー、本屋さん、イオンまた歩いて歩いていくとドラックストア、スーパー...まさにスタッキング可能な社会だね。


    文字は読めてるのに、内容に全然追い付けなくて振り回されてるような気分、自分の中で合点がいくのも、全然わかんなくて読み直すのも楽しい。
    女とは、男とはアイデンティティとは?

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    2020年04月12日
  • ロマンティックあげない

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    面白い!画像はイメージです。からこんなに話広げられるなんて。電車ん中でニヤニヤしちゃうエピソード多数。

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    2019年12月24日
  • じゃじゃ馬にさせといて

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    相変わらずのテイラーへの愛が面白くて笑った。
    デハーン、わたしも大好き。あの儚さ、すき。おなじおなじって読んでて勝手に仲間意識が芽生える。
    知らない作品もたくさんあったのでメモが増えた。
    松田青子さんのセンスがやっぱり大好き

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    2019年09月26日
  • スタッキング可能

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    小説というより、現代美術の展覧会を鑑賞するような感じの短編集。「わたし」も「あなた」もスイッチ可能なんだよバーカと言いながらも繋がりを求めてるように見えた。翻訳家でもある方なので、翻訳ではないけど文章が日本語の中を横断していく。言葉遊びや言い換えを駆使して、言葉って楽しいしその手があったか!と思わせてくれる。そして読み終わるころにはわたしは一体どこにいるのだろう?わたしは誰なんだろう?という不安。他者との境界が曖昧になり、「あなた」と「わたし」でわざわざ分けなくても、文章によって溶け合ってることも、あるよね。
    好きな短編集。

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    2018年05月20日
  • AM/PM

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    Amelia Gray 『AM / PM』
    文章からなんとなく滲み出てくる雰囲気はA.ベンダーとよく似てると思う。上手いか下手は分からないけど好きか嫌いかだとわたしはとても好き。毎ページに付箋を貼りたくなる掌編集だった。

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    2017年12月03日
  • AM/PM

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    他人の存在は無視できないし。ゴミ箱とかパソコンとかまで、なんとなく有機物に思えてくるし。生きているだけなのに、まわりは、うるさい。
    固有名詞を整理するのが、ちょっと大変。

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    2017年11月20日
  • ワイルドフラワーの見えない一年

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    ネタバレ

    ぶっ飛んでるなぁ。文章って自由でエエんやなぁと思わせる短編集。
    玉石混交感は否めないが、その粒の粗さがジャズライブの即興みたい。
    過剰にフェニミズムが感じられるのや、突飛過ぎてついていけない前衛的なのを除いて、俺は楽しめたけど、好き嫌い分かれるんだろうなぁ。

    ヴィクトリアのファッションのヤツ、3年着てなかったセーターのヤツ、男性感性のヤツ、メロンソーダのテクノロジーのヤツ、金曜日の夜をお金で換算するヤツ、若い時代と哀しみのヤツ、が気にいった。

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    2017年06月28日
  • スタッキング可能

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    こいつらはなんでもいつも何の疑問も無く自分たちが普通だと、自分たちがデフォルトだと信じ込めているのか。ただの脈々と続いてきた空気でしかないものを分厚い百科事典でもあるかのように鵜呑みにしていられるのか。この世界、居心地が悪すぎる。
    (本文より)



    「やりがい」とか「キャリアアップ」とか「自分らしく働けます」とかどうでもいい。そんなの知るか。テレビや雑誌やネットや電車の中吊りに踊るそれらの言葉たちが片腹痛くて仕方なかった。年中ディズニー気分か。ばかばかしい。そんなのどうでもいいから買わせろ。働いた分買わせろ。
    (本文より)



    「スタッキング可能」。2013年の本。松田青子。

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    2017年04月07日
  • ワイルドフラワーの見えない一年

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    松田青子さんの小説はどこかつかみどころがなくて、考える余白があって、言葉選びと語感が独特で最近お気に入りの作家のひとりである。

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    2017年03月09日
  • 英子の森

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    節々におもしろさが滲み出てる。笑う。けど、笑えない。
    読むのがしんどいです、松田青子さん。
    おだやかな気持ちではいさせてくれなくて、読み終わるといつもくたくたです。

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    2017年03月07日
  • スタッキング可能

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    同調圧力や「普通」との戦いにまつわる小説。戦いというのが大げさだとしても、この小説は、自分たちを縛りつける「普通」を正視し抗おうとしている。
    たとえば、男同士でよくやる女の噂話が嫌いな男性社員が出てくる。「あいつは女の話をしないからゲイだ」という決め付けに憤っている。まさに自分がそれと同じだったから、なんだか頼もしい気分になった。
    なぜか罷り通ってしまう根拠のない「普通」に対して、それってホントに「普通」なの?と一緒に立ち止まってくれる人がこの小説の中にはいる。それだけで、こちらの気持ちはだいぶ楽になる。
    間に挟み込まれる戯曲?コント?風の「ウォータープルーフ嘘ばっかり!」は声に出して読みたい

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    2016年09月19日
  • スタッキング可能

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    全編を通してあるのが、「匿名性」というキーワードだろう。
    匿名であることの空虚さ(のようなもの)。そのせいで生まれるややこしさ。特に「もうすぐ結婚する女」はもう、語り手が誰で、語られ手が誰で、それがどういう関係で、何人居て、ということが、一読しただけでは分からない。というか再読しても分からないし、人物相関図を書いてみても分からないと思う。だって、この人とこの人が同一人物である、という保証がないのだから。名前が存在しない所為で。

    表題作の「スタッキング可能」では人物に名前が与えられてはいるけれど、「付けられている」というより「振られている」というだけみたいな名前だから余計ややこしい。「A田」と

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    2016年09月13日