加島祥造のレビュー一覧

  • クレアが死んでいる

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    でも、立ち上がって

    まだ暑さの残る秋。ある書店で銃乱射事件が発生。被害者の人物像や過去から犯人を追う。事件の捜査1本に絞った作品。87分署で1番若手のパート・クリング。金髪でスラっとして、彼のことを嫌いな読者はいないと思う。そんな彼のクレアが死んでいたのだ。前作と同様に人種差別が根底にあり、貧困層、性被害の問題も取り扱っている。

    #泣ける #共感する #切ない

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    2024年01月22日
  • ひらいたトランプ

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    手品のような小説

    この小説の醍醐味は、一つの犯罪について、被疑者4人のそれぞれのトランプゲームのやり方や言動から犯罪をどう犯すタイプか推測していく過程にポアロの能力が発揮されるところ。
    そこに、徐々に過去の事実が明るみにされ、各人の動きも加わり複雑に絡み合って、その先にあることへの期待がましていく。
    ところが、終盤に犯行状況が明らかとなったのは単純な理由?そこまで随分と理論的に進められてきたお話が、一転して豊かな感情が現れる……?

    でもまだ安心してはいけない。

    この展開の奥行きは、さすがです。

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    2023年11月28日
  • ナイルに死す

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     クリスティ作品の傑作は山程あり、中には僕がまだ知らない作品もあるのだが、「ナイルに死す」は間違い無く僕が選ぶクリスティ作品の「A級」に当たる作品で、大好きな作品の一つだ(とは言いつつ殆どの作品がA級になるのだが(笑))
    今作は冒頭のクリスティ含めた財団の人達の挨拶も素敵で一種の映画の様な、そんな気持ちよさまで感じてしまう。とある金持ちの女性を中心にイギリスの片田舎から渦を巻いてエジプトへと集約されていくストーリーは何度読んでも引き込まれてしまい、抜け出す事は不可能である。クリスティ自身も述べている様に、外国旅行物としてもっとも良い作品という事は紛れもなく、更にはエジプトを舞台としてとても

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    2023年09月15日
  • 大いなる手がかり

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    雨のように陰鬱

    激しい雨の中で発見された鞄の中には、切り落とされた手首が入っていた。冒頭から気持ち悪い。嫉妬心か、独占欲か。結末は更に怪奇的。キャレラとホースの対比がおもしろい。マイクとエイプリルの成長も楽しみ。雨があがって、暑い夏に突入。87分署シリーズ11作目。

    #シュール #ダーク #カッコいい

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    2023年06月01日
  • 死が二人を

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    その複雑さがクセになる!

    シリーズ9作目。オールスターキャストのハリウッド映画のような作品。舞台はキャレラの妹の結婚式。その朝に花婿に贈られた毒蜘蛛がことの発端となる。誰が誰を狙うのか。花嫁と花婿の運命は?複数のストーリーが嵐のように進行する面白さがたまらない。

    #カッコいい #ドキドキハラハラ

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    2023年04月22日
  • 被害者の顔

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    それぞれの顔

    被害者の多面性が事件を混乱させる。被害者は、何故、いくつもの顔を持っていたのか。その理由はわからないが、とても興味深い。作者は被害者をどんな風にイメージしたのだろうか。架空の街、深夜に事件は起こり、命が失われていく。

    #切ない #ダーク

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    2023年03月11日
  • 葬儀を終えて

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    みなさんがちょくちょく感想あげていた憧れのクリスティーを遂に読む。

    上流階級の優雅なお喋りと、ポアロの余裕綽々なゆったりとした推理が心地よく、実は夏風邪でしばらく寝込んでいたんですが、格好のお布団の友になった。
    最近流行りの特殊設定ミステリも刺激的で面白いけど、古き良き名作ミステリも、やっぱりすごくいい。
    他の物語も読んでみたい。

    しかし、この結構大胆なトリック、荒々しい犯罪、体を張った隠蔽工作を、意外なあの人が澄まして実行してる様子を想像するとゾッとする。

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    2022年08月27日
  • 愛国殺人

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    ネタバレ

    ポアロ行きつけの歯医者モーリィ氏がピストル自殺を遂げた。しかし、ポアロが最後に見たモーリィ氏はそのような素振りはなかった。自殺説を疑うポアロはジャップ刑事と共に捜査に乗り出す。英国が大戦中であり、タイトルから右翼、左翼の話し?と思い犯人予想。夫婦共犯説を立てた。怪しい歯科医、超金持ちの銀行マン、さらに彼らにぶら下がる家族や恋人。どうもモーリィ氏への殺人を行う時間的余裕がない。ホワイ、フー、ハウダニット!!分からん!最後の謎解きで、オーマイガー!そんなことになっていたとは。⑤  
    「汝エホバの言を棄たるによりエホバもまた汝をすてて王たらざらしめたまふ」
    人間は人間であり上も下もない!ということ。

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    2022年06月27日
  • ひらいたトランプ

    A

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    面白かった

    最後の最後までわからなかった。
    謎解きされればなるほどなぁと思うけど
    すっかり騙されました。
    いやもう、びっくり。

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    2022年04月02日
  • 愛国殺人

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    ネタバレ

    バカだから歯医者の建物の構造がいまいちつかみきれなくて残念。なんとなくの想像で終わった。
    顔を潰されている死体は替え玉。もはや、鉄板の流れ。金田一しかり…
    とわかっていても、犯人は最後までわからなかった。タイトル、原題のストレート和訳にしてたら、全然意味わかんなかっただろうな。語呂も悪いし。

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    2022年02月23日
  • 死が最後にやってくる

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    ネタバレ

    死ななかった時点で犯人はわかったので、あとは、ほんとにカメニと結婚するの?ホリがいいよホリが!とレニセンブの結婚が気になってしょうがなかった。
    ホリでよかったけど、カメニかわいそう。でもすぐ誰か見つかるかな。

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    2022年02月05日
  • もの言えぬ証人

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    ネタバレ

    遺産相続をめぐる一族のいざこざはポアロシリーズの十八番で、慣れてきたと思ってましたが、飽きを感じることなく読めました。
    ヘイスティングスによるボブの可愛い翻訳と、コメディ感がありすぎるトリップ姉妹のおかげだと思います。

    今回は、怪しすぎる犯人がやっぱり犯人だったというわけではなかった所も意外でした。
    タイトルがだんだん捻られてきていて、ストーリーと噛み合っていると感じられるようになり、アガサクリスティのセンスに磨きがかかっていると感じられて嬉しかったです。
    "もの言えぬ証人"は、表紙を見た印象だと、ボブのことを言っているのかな、と予想しました。
    しかし、読み終わってみると

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    2021年11月03日
  • もの言えぬ証人

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    愛犬家としてはたまらない作品。
    依頼人の愛犬ボブが可愛らしいこと。ボブの行く末を案じていましたが、とても良い引き取り手が見つかり良かったです。

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    2021年08月16日
  • 死が最後にやってくる

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    神や悪霊や祈祷が日常にある古代エジプトの神秘的な世界で、徐々に顕になる本格ミステリの顔、ぞくぞくする。面白かった。

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    2021年04月03日
  • もの言えぬ証人

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    亡くなったのは人からの依頼状に興味を引かれて捜査に乗り出したポアロ。
    容疑者はお金に困っている身内数人と、彼らを差し置いて故人の遺言によって全財産を相続した家政婦。

    ポアロがあっちこっちに聞き込みをするんだけど、なかなか大胆な嘘をついたりしてて面白かった。
    犯人はやっぱり最後まで分からない。
    容疑者たちの話を聞いていると皆悪人に見えてくるし…でも犯人は本当に予想外だった。
    あと、タイトルの「もの言えぬ証人」=ペットのボブはさして重要じゃなかったのはちょっと残念。
    でも最後にボブが幸せそうで良かった!

    故人を島国根性って表現している部分がちらほらあったけど、日本と通じるものがあってちょっとク

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    2020年10月31日
  • 葬儀を終えて

    nao

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    傑作だと思います
    面白かったー

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    2019年09月27日
  • 葬儀を終えて

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    ネタバレ

    読み終わってすぐ冒頭から読みなおし。
    初読では普通に読み流していた部分ががらりと姿を変え、背中がぞわぞわしました。

    たった一言で全ての本質を変えてしまった犯人の頭の良さに戦慄。
    私がアガサ・クリスティを読みあさるきっかけにもなった本です。

    ところでささいなことですが、あちらのあの時代のお葬式って遺影使わないんでしょうか。

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    2017年08月23日
  • 葬儀を終えて

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    ポワロシリーズ25作品目(32作品中・・・ただし、サイト参照につき定かではないし、短編集除く)。引退しているポワロがどのようにして登場するのか、ワクワクしながら読み進んだ。友人が多いポワロは、またもや友人からの依頼である。財閥主人が亡くなった原因が不明なまま、次の事件が起こる展開で、最後まで犯人がわからない。ポワロは、飽きのこないミステリーだ。

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    2014年12月15日
  • 葬儀を終えて

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    ネタバレ

     アバネシー家の主人リチャードが心臓発作で急死する。葬儀を終えたのち、遺言執行人エントウィッスルは集まった親戚たちに故人の遺言を発表する。するとその時、リチャードの末妹コーラが「リチャードは殺されたんでしょ」と言い放ち、そこにいる全員を凍りつかせる。実は親戚の者たちはすべて、ひどく金に困っていたのだ。そして葬儀の次の日、コーラが殺される。
     クリスティが生んだ名探偵エルキュール・ポワロものの、知る人ぞ知る傑作。ミステリーの真相とは、作者が仕掛けたミスリードを作者自身がひっくり返すことだ。そこでひっくり返る事実が大きければ大きいほど、意外であれば意外なほど、そのミステリーは成功したと言えるだろう

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    2013年08月26日
  • 葬儀を終えて

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    ポワロ作品

    【ストーリー】
    一家の長の葬儀の後、長の妹は家族の前で唐突に「兄は殺されたのでは」と言葉を発する。翌日、その妹が惨殺された。長の遺言書を預かる弁護士は二つの死の真実を明らかにするため、ポワロに協力を要請する。

    【感想】
    登場人物がみんな怪しくて、犯人探しに頭を悩ませられる。その内、違和感を感じる場面がちらほら出てきて、この人犯人じゃね?と思う人がいるのだが、話の展開に上手く注意を逸らされてしまう。最後まで読んだらやっぱりお前だったかと悔しい気分になる。
    つまり、推理小説の醍醐味が味わえる面白い作品だと思う。

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    2013年05月03日