加島祥造のレビュー一覧

  • 愛国殺人

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    クリスティ。ポアロのいった歯医者が謎の自殺を遂げる。
    調べていくうちには事件の背後に諜報員の影を感じ取る
    いつものクリスティとは違うテイストの話で、人物描写などが薄くクリスティの良さが出ていないように感じ、話に入り込めなかった

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    2021年10月14日
  • もの言えぬ証人

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    ネタバレ

    全体的にはコメディタッチだが幼い子が二人いる女性に間接的に自死をすすめるような話は後味悪い。まあ、夫に濡れ衣を着せて擬装自殺で口封じするのを阻止した、と言えるかもしれないけど、犬の濡れ衣を晴らしたとかいうと、ちぐはぐで世情に疎すぎるような…
    鏡で反転したイニシャルは、この話のここで使う必然性が弱く、思いつきがいいでしょ、みたいなわざとらしさが興醒めと言えなくもない。頭文字ひっかけネタはもはや定番の1つと言えそうで、定期的に出さずにいられないのか…逆に降霊会のエピソードは笑えて勉強になった。

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    2021年10月06日
  • ナイルに死す

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    ネタバレ

    この前に読んだ、「オリエント急行」「そして誰もいなくなった」「ゼロ時間へ」「アクロイド殺し」と比べると、結末に意外性はありませんでした。
    ただ、みんなが何かしら秘密を隠しており、それが順序よく明かされていくのが、読んでいて楽しかったです。映画版がもうすぐ上映開始なので、そちらも見てみたいなと思います。

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    2021年01月12日
  • 雲をつかむ死

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    はーあ、思い込みで読んで最後にしっかり騙された!


    面白かったけれど、世間的に評価が低いのは
    可愛い子がしゃしゃり出てきて結局別の人とくっつくというよくあるパターンだったからかしら?

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    2020年09月11日
  • 雲をつかむ死

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    ネタバレ

    文中にある『黄と黒の毛羽立った絹のようなものが結びついている』凶器の毒針の説明がいまいち掴めませんでした。

    題名は何度か変わっていますが、雲をつかむ死という訳がぴったりで好きです。

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    2020年04月04日
  • 雲をつかむ死

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    ポアロシリーズ10作目。今回は最初からポアロがいる……と思いきや、まさかの乗り物酔いでいつもの洞察力が少なめ(笑)
    前作よりは楽しめたけど、ラストが個人的にはうーんって感じ。
    そこ?!みたいな(笑)
    読み返したら確かにそういう風に描かれているし、クリスティーうまいなーって思うけど、いきなり人変わりすぎじゃない?(笑)


    ポアロは相変わらず粋なおじいさん。てか、だんだんチャーミングになってる気がする。

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    2020年01月08日
  • もの言えぬ証人

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    一人のお年寄りを死を巡ってポアロが調査を行う物語。結構な分量にもかかわらず動きが少ないが、個性豊かな登場人物により最後まで楽しめる。

    怪しいと言えばみんなあからさまに怪しい人達ながら、何となく憎めないキャラが集結していてるが、今回はトリックがちょっとしっくりこなかったかな。文章の中に色んなヒントが散りばめらているという意味ではフェアな探偵小説であるとは思うけど。

    それはそうと解説は他の人の言う通り見ない方がいい。大したこと書いてないのに色々と他の話のネタバレさせとる…全員が一度クリスティの代表作を全て読んでる前提のような文章はないだろう…

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    2019年06月02日
  • 死が二人を

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    1959年発表の「87分署シリーズ」第9作目で、スティーヴ・キャレラの妹が結婚する一日に巻き起こる騒動を描いた番外編的な一編。他の作品に比べて舞台設定や登場人物は限定されているが、その分ストーリーは淀みなく快調で、マクベインの技倆を存分に堪能できる一作となっている。
    結婚式当日に届いた義弟への脅迫文に端を発する物語は、隣人の不可解な殺人事件を絡めつつ、ドタバタの様相を呈していくのだが、読者のつぼを押さえた起伏をしっかりと盛り込み、無理のない展開でまとめ上げている。招待客でもある刑事らは、華やかで賑やかな現場で混乱しつつも、プロとしての能力を発揮。事件の発生から解決までがリアルタイムで進行する中

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    2018年12月27日
  • 死が最後にやってくる

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    古代エジプトの墓所守の家族内で起こる連続殺人事件。ポアロやマープルといったシリーズ探偵が登場しない歴史ミステリーで、作者としては異色の作品。
    家長である父親、その子供の長男夫婦、次男夫婦、三男、夫を亡くして出戻りの長女、家長の年老いた母、雇われの管理人の男、古参の召使の女が主な登場人物。登場人物それぞれが個性的で、性格の違いによる書き分けが巧い。特に、家長の母親エサの慧眼ぶりと召使のへネットの嫌味な性格が印象的。
    家業の墓所守や農地経営等で一族の生計を立ててきたが、父親が出張先から妾を連れて戻ってきたことで、微妙なバランスを保っていた家族内の関係に波乱が生じ、連続殺人へとつながっていく。
    お互

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    2018年11月20日
  • 雲をつかむ死

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    青列車に似てるという感想を目にしてやや期待せずして読んだものの青列車の内容をあんまり覚えてなかったので普通に楽しんで読んでしまった
    トリックはちょっと無理がありそうで予想できなかったな

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    2018年06月11日
  • 雲をつかむ死

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    飛行機内で起きた、毒針による殺人美件。豪華寝台特急の次は航空機か~と思ったが、飛行機の場面はあっさり終わり。トリックはわからなかったけど、なんとなく魅力的女性とそれに惹かれる二人の男性という、青列車で読んだプロットに、なんとなく犯人の予想はついてしまった。

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    2018年02月27日
  • 葬儀を終えて

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    アバネシー家の系図があり、登場人物が多いので読み進めていく上でとても助かった。
    小説の最初から印象的で、最後までとてもおもしろかった。珍しく犯人は中盤あたりを読んだときに予想した人と同じだったけど、やっぱり動機は最後まで全然わからなかった。読み終わってからも余韻が残る一冊。

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    2017年11月18日
  • 雲をつかむ死

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    飛行機内で起きた殺人。たまたま、ポワロも乗っていた。登場人物が多く、設定された人物の特長が覚えられず楽しめなかった。

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    2017年10月23日
  • 愛国殺人

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    ポワロが歯医者にかかった直後、その歯科医が自殺したと連絡が。背後には反社会組織の存在が怪しまれる。

    ビッグフォーのようなサスペンス要素もあり、謎は解けないままに死体ばかりが次々と発見される。ポワロには珍しく全体的に登場人物の心理描写はあっさりとしている印象。反面、ポワロがたびたび自身の推理に不安を覚え老いを感じるシーンや、犯人に対して強い決断を行うラストなど、ポワロの内面や心情が強く描かれた作品。

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    2017年03月13日
  • 雲をつかむ死

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    一度映像でみたことがあったけど、全然内容を覚えていなかったので楽しめた。ジャップ警部以外にも警察が出てくるので、それもまたおもしろい。また映像でも見てみよう。

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    2020年08月26日
  • 雲をつかむ死

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    飛行機の客席見取り図を付け、11人の乗客全員について、犯行の可能性と動機をつぶさに検討する、本格志向の作品だが……。
    終盤までは楽しめたが、真相はいただけない。
    このような殺人トリックで騙せるとは思えないし、うまくいかなかった場合のリスクが大きすぎる。
    また、事件の背景にある人間関係だが、警察の捜査で明らかとなることであり、計画に無理を感じる。
    終盤になって、ようやく明らかとなる「あの人物」の存在も、普通は警察がとっくに訊問しているはず。
    また、事件に関係する人物がこんなにもうまくつながっているというのは、ちょっと出来過ぎ。

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    2016年01月19日
  • 愛国殺人

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    最後までわからないストーリー。イギリス国家が関係する規模の話だが、やや退屈なものだった。どんでんがえしが多く、相変わらずとうじょうじんぶつが多いため混乱する。

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    2015年11月29日
  • 葬儀を終えて

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    ネタバレ

    上流階級に憧れる中流階級の人々が、一族の中で唯一お金持ちのおじさんが死んでお金がもらえる、と喜んでいる。
    その中で『だってリチャードは殺されたんでしょう?』の一言で、妙な疑心暗鬼状態に。
    犯人探しよりも、登場人物のじんぶつびょが丁寧で、この時代のイギリス人の生活描写がわかって面白かった。ポアロの登場が遅いのと、そこまで物語に関与せず、ただ解決するためだけに出てきて、ストーリーの中で影がうすいくせに浮いていて少し違和感だった。
    翻訳も、時代が時代だか仕方ないけれど、お寺さん趣味とか、お坊さん、尼さん、お経をあげる、など今なら違和感あるな、というところがちらちらあった。

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    2015年08月01日
  • 愛国殺人

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    基本的なトリックを上手く組み合わせて意外性を引き出すところは良く出来ていると思いますが、被害者が犯人の凶行に気づかない、診療スケジュールが犯人の思惑通りにいくものなのか疑問に思いました。マザーグースも本筋とはあまり関係なく拍子抜けでした。
    また、真犯人のバックボーンが物語に上手く溶け込んでいない感じで、最後の熱弁は浮いていました。

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    2015年06月12日
  • 雲をつかむ死

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    ポアロシリーズ。今回はジャップ警部やフルニエ警部など様々なタイプの警部が出てきて、そこは面白かった。

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    2015年05月18日