加島祥造のレビュー一覧
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ネタバレ初めのうちは、どこの文化の話かよくわからなかった。
現代のイギリスの話でないことは分った。
昔の話なので、生活の実感がわかなかった。
家族の間の関係は、資産がある家だとこういうふうなんだろうなと想像はついた。
登場人物でアガサクリスティに近いのは、
インホテプの娘レニセンブと
インホテプの母エサかな思った。
「生きている妾と、死んだ妾では大違い」
といった、人生訓のような言葉があちこちに出てくる。
エジプト文化の人生訓なのか、
アガサクリスティの見聞きした人生訓なのははわかららなかった。
話の筋としては、へネットという召使の位置付けがよくわからなかった。
殺人者の正体も意外だった。
へネットの位置付けと殺人者の正体の2点を除けば、とても奥深い物語だと感じました。
エジプトへ行って,エジプト文化に触れてから再読したい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ以下、個人的な推理。
当主の家の料理人とミス・ギルクリスト、あまりに言っていることやキャラ性が似通っているので同一人物では……!?
具体的には良い料理人で、料理に関連づけて喋る女。
なんか無理がある気がするが、アガサ・クリスティならOKだぜ!
犯行自体は可能ということで、動機は何かと考えるとなんか急に喋るだけ喋って帰っていった美術商が明らかに関係ありそう。コーラが良い絵を見つけたことがあって云々、という話があったが、もしかして本当に貴重な絵を発見し、それを奪うために殺したのではなかろうか?
そう考えると当主の死は実は(コーラが間違いで)自然死の可能性もあるし、ミス・ギルクリストが殺して気づかれたという可能性もある。
コーラが殺人を仄めかしたのは、ギルクリストが殺したことに気づいたパターン? うーん、でも動機があるのはコーラのほうか。
あるいは動機を勘違いしてもらえるようにコーラが殺人を仄めかすようなこと言わせてから殺害することで、自分が遺産相続関係の動機から外れようとした、とかかなと予想。
ということで終盤まで進めてから冒頭をちょっと読み直したら、当主の家の料理人20代って書いてあるじゃねーか。オールドミスで白髪のギルクリストと同一人物はさすがに無理がある。
そうすると親子……?
ヘレナが自分の顔を鏡で見て気づいたというのは、顔が似ていること=血縁関係ではなかろうか。
そう考えてみると料理人は当主の私生児まであるかもしれない。ギルクリストと当主の子が料理人。
こうやって考えてみると、少なくとも料理人が犯人で動機は遺産。リチャードは料理人を子どもだと認めて遺産を譲ることにしていたが、途中で金欲しさに料理人に毒殺されそうになっていることに気づいて遺言を変更したあとに毒殺される。
ギルクリストは共犯で、こっちはやっぱりコーラの買った絵狙いかな……?
で回答編。
メインの犯人・動機・当主が自然死は合ってたけど料理人関係ないんかい! あとそのなりすましは予想外だぜ!
そういや序盤読んでいたときに斧で頭を潰されていたというのは普通に入れ替わり疑っていたのだが、「遺産を受け継ぐコーラが死んだふりしても意味ないな」と思って打ち消してしまった。そっちかよ!
メイントリックはともかく、動機・犯人は急に出てきてめちゃくちゃ喋ってから帰ってった美術商のおっさんが目立ちすぎていてわかりやすい事件ではあった。 -
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ネタバレポアロシリーズ⑩
先日、通勤電車が出発時間になっても駅から動き出さない。「何かあったのかなぁ〜」と思っていたら、車内アナウンスが流れてきた。
「女性専用車に、蜂が侵入したため対応しております」
なるほど!そういう事もあるのね〜!
ということで、この本です。
旅客機の中で金貸しの女性が死んでいた。首には針で刺された跡が。
機内には黄蜂が飛んでいた。
そして、毒の塗られた吹き矢と筒も見つかった。
彼女の殺害方法は?動機は?
今回のポアロは、イギリスのジャップ警部に、犯人にされかけたことをからかわれ、
フランスのフルニエ警部には、物事を難しく考えないと気がすまないのかと眉をひそめられていましたが、灰色の脳細胞は冴えわたっていました。
乗客の持ち物リストで犯人の目星がつくって!流石だわ〜!
そして、恋のキューピッドにまでなってしまうポアロが、またダンディだわ〜!
あっ、電車は何事もなく出発しましたよ〜。 -
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時代的には、第1次世界大戦と第2次世界大戦の間の1930年代らしいです。飛行機を使っているので、もう少し後かと思ったんですが。しかも、この作品が出た1930年代には、舞台となったプロメテウス号の様な21人も乗客を乗せることが出来る旅客機は数少ないながら特定できていないっぽいですね。イメージに近いDC-3は、この作品の刊行後に世に出てきているらしいです。
そんな、当時としては最新の乗り物での、ある意味密室殺人なのですが、ポワロの灰色の脳細胞は見事に解決しています。まぁ、自分も容疑者のひとりであるわけなので、解決しないわけにはいかない状況だったんですけどね。 -
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87分署シリーズ5作目。バーで酒まみれになっていた女性の遺体。彼女は誰でなぜ殺されたのかを追う警察小説。
今作はキャレラとクリングとマイヤー、そして新キャラのホースが主軸。
ゆるく読めるのが良き→
私にとって87分署シリーズは、謎解きよりもメンバーがわちゃわちゃしながら事件を解決していく過程を楽しむ物語なので、今作もとても楽しめた。新キャラのコットン・ホースがいいキャラなんだよなぁ(笑)
殉職者が一名出てしまったのはショックだけど。なんか、あっさりで衝撃……→
シリーズ3作目の「麻薬密売人」で出てくるバーンズ捜査主任ファミリーがチラ見せ登場しているのが個人的にポイント高い。ラリイ(バーンズの息子)が一緒に食卓についてる〜!!!回復したみたいでよかったよ〜!!! -
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1974年版の映画「オリエント急行殺人事件」は面白すぎて感動したが、1978年版の映画「ナイル殺人事件」はぱっとしなかった。よって原作も読む気はなかったが、あらかたクリスティーの代表作を読み終えたので、今回手を出した。すると、意外や意外、面白かったのである。筋を知っていても、いや、筋を知っているからこそ読んでいて楽しい部分が多くあった。読書の優れているところは、「この人誰だっけな?」「なんかそんなことあったな?」といったとき、ページを戻って確認できることだ。かすかな記憶をたよりにページをたぐるのは、面倒ではあるが、楽しい作業でもある。また、事件が起こった船の船室の配置図があるのがよかった。何度もこの配置図を見て、事件の巧妙さに感心した。というか、この部屋の配置でなければ、この犯罪は成立しない部分があり、それは犯人にはコントロールできないことのはずで、犯人が犯行の詳細をいつ決めたのかは考察の余地がある。残念ながら登場人物たちがめぐるエジプト観光地の絶景は読書では味わえないのが欠点だ。ではもう一度映画を見てみるか。新しいのはつまらなそうなので、見るならやっぱり古いほうかな。