井伏鱒二のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小早川隆景配下にいた引退した武士たちが主人公?という設定で、鞆の安国寺を拠点に茶会に集い、飲食をともにしながら、厳しかった戦国の世を思い返し語りあった記録という体裁をとる。
集った各人の記録?をたんたんと記しているだけなので、会話らしい会話はなくそれぞれの事件の顛末と若干の皮肉が披露されるというパターン。血なまぐさい出来事を老いの境地にて静かに振り返る。あまりにも事実記録に徹しているため、もしかして創作ノート?という疑いをずっと払しょくできなかった。(笑)
設定は誠に面白いのだが、(老人という設定故、もしかするとわざとかもしれないが)同じ話を何度も繰り返されるのが辛いのと、連載だったためかわざ -
Posted by ブクログ
ネタバレ平家ものだというので、読んでみました。
教科書の山椒魚以来の井伏鱒二です。
さざなみ軍記・・・ネタばれになります。
某平家の公達の日記形式です。
だいたい都落ちから一の谷後まで。
主人公の公達の名前は明かされませんが、
父が新中納言で十六歳、武蔵守ということで、平知章です。
小隊を預かり、若年ながら、軍を率いて成長する様子が、描かれています。
六波羅を懐かしんだり、逃げたいと思う気持ちも見え隠れしつつ。
精一杯背伸びしていたんだと思います。
が、言葉選びが難解で、読みにくい。
時代がかってるんですが、それが、
平安を現代語訳した雰囲気を出しているのか、昭和風なのかよく -
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Posted by ブクログ
「昭和30年代初頭、東京は上野駅前の団体旅館。子供のころから女中部屋で寝起きし、長じて番頭に納まった主人公が語る宿屋家業の舞台裏。業界の符牒に始まり、お国による客の性質の違い、呼込みの手練手管……。美人おかみの飲み屋に集まる番頭仲間の奇妙な生態や、修学旅行の学生らが巻き起こす珍騒動を交えつつ、時代の波に飲み込まれていく老舗旅館の番頭たちの哀歓を描いた傑作ユーモア小説。」(作品紹介より)
番頭の生活や番頭仲間とのやりとりがすごくリアルかつユーモラスでした。
昔の日本には、きっと本当にこんな感じの「駅前旅館」が当たり前のようにあって、
そこにいる人々も、その生活や習慣も、きっと本当にこんな感じだ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ購入者:長谷川
貸出:今倉(2007.12.14)
返却:今倉(2008.6.12)現在と同じ国?というほどに、女性の生活が今とは違う風に描かれています。ただ男性は今よりも悠々自適だったのかな?と感じるぐらい、旅館の番頭たちの暮らしが楽しそう。大竹まこととか高田純次っぽいおっちゃんたちのお話でした。ただ昔の口語ばかりで書かれていて、少々読み辛いかんじです。
貸出:滝口(2008.8.12)
返却:滝口(2008.8。30)読んでいて昭和40年代森繁久弥、三木のリ平、池内淳子出演、駅前シリーズとして映画化された作品です。懐かしく想い出しました。
貸出:吉田愛(2011.12.30)
昔の言葉がた -
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