井伏鱒二のレビュー一覧

  • ドリトル先生のサーカス

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    (レビューを書きあぐねたまま時間が経って書いていないのを失念していました。30年以上前に月へ行く手前位まで読んだのにシリーズ全部を読まないままになっていたので今度こそ全部読もうかなと1作目から読み始めたものの前回よりも早い段階で挫折する結果となり、無念です。)

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    2022年04月25日
  • ドリトル先生の郵便局

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    オシツオサレツをアフリカに帰してやるための航海中に奴隷船に行き遇い人助けをしたドリトル先生たちは、助けた人の住むファンティポ王国では王様の肖像を使った切手を発行しているものの肝心の配達機能がなっていないことを知り(その為に親類に出した助けを求める手紙が届けられず奴隷として売られてしまった)、行きがかり上、一肌脱いで渡り鳥たちのネットワークを使って郵政改革(!)に乗り出します。やっているうちに世界中から困った動物から相談事が届くようになったり、動物向けの月刊誌を発行したり、どんどん発展してゆき、しまいには天候の予測まで出来るようになったのでした。記憶にあった長生きの泥亀も出てきました。

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    2021年11月30日
  • ドリトル先生航海記

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    そうそう、こういう感じだったんだっけ、と思い出しながら2冊目を読みました。ちょっとした事件は次々起こるものの、さして興味深い展開になるでもなくサラサラと流れていき、困難も起こるものの「ドリトル先生だから」というだけで特に工夫するようでもなくそれらを乗り越えてゆくのでした。優しい味で歯応えのない柔らかい物を食べているような感じでした。深海に棲む透明の殻を持った巨大カタツムリがでてきますが映像化したらなかなかの見ものになるだろうなと思いました(映画は観ていないのですがそういうシーンがあるのかも)。

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    2021年11月30日
  • ドリトル先生のキャラバン

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    子供への読み聞かせ、ドリトル先生6巻目。「実際に動物と話せたらサーカスでもやればお金はいくらでも儲けられるよね」という話で、ドリトル先生の世界と現実世界が交差してしまっていまいち面白くない。子供の頃も、ドリトル先生はこの辺(月へ行くまで読んだか、そのあたり)で読み止めてしまった記憶があるが、子供は相変らず楽しんでいて、次も読むと言っているので、まあ次も読むか。

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    2021年09月20日
  • ドリトル先生アフリカゆき

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    9歳の息子用に借りた本。息子はここ1年半くらいは漫画や流行りの本しか読まなくなっていたが、「面白いかも」と読み始め、あっという間に読んで続きも読みたいと言っていました。

    原書は約100年前の出版、井伏鱒二さんが最初に翻訳したのが80年前。そんな昔の本を現代っ子が「面白い」と言うので、私も読んでみることに。

    話は冒険ファンタジーで、子供向けの内容(もともと作者が自分の子供のために作ったお話)。でもキャラクターと文章が良くて最後まで飽きずに読めた。

    あとがきを読むと、ドリトル先生は原書では「DR. DoLittle」で、井伏鱒二さんがドリトルと訳したとのこと。他の訳者が違う呼び方で訳したこと

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    2021年08月29日
  • 駅前旅館

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     能登生まれの女中の息子次平が旅館の下働きから番頭になり上野駅前の旅館番頭として送る日々を綴った小説だが番頭の淡い恋愛が心地よい。芸者お菊と小料理屋辰巳屋の女将への何となく優しい好意に満ちた付き合いの為に結局何も起きない。

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    2021年08月24日
  • 山椒魚

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    ネタバレ

    夜ふけと梅の花に出てくるセリフで、
    「僕は、酔えば酔うほどしっかりする。」
    というセリフがあるんだけど、このセリフが個人的には1番好き。酔っ払った時に言ってみようと思う。
    あとは山椒魚グッズが欲しくなった。

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    2021年08月20日
  • ドリトル先生の郵便局

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    子供への読み聞かせ、ドリトル先生シリーズ 3冊目。そろそろこっちは飽きてきたのだが(自分が子供の頃に読んだ記憶でも、途中で飽きて「月からの使い」くらいで中断した記憶がある)、子供は一向に飽きる気配がなくニコニコと聞いている。今読むと、差別的と取られる表現(というか、差別的な表現そのもの)が目立ち、最近 新訳が出ているのはこのあたりが原因なのだろうか。それでも思い出の井伏鱒二訳以外を手に取る気にはならない。

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    2021年05月24日
  • 珍品堂主人 増補新版

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    実在の人物をモデルに、戦後の東京で骨董狂いの男が料亭経営に乗り出す顛末を虚々実々に描く、ユーモラスでほろ苦な大人のおはなし。
    綿密な箱書きとかとは無縁で、ゆるゆると流れるように語られ、あっちいったりりこっちいったりおおらかな語り口が、昼休憩に読んだりするのにピッタリ。
    巻末には白洲正子さまがモデルとなった人物のことを語っており、この人は小林秀雄、この人はもしかして;魯山人などと種明かしも楽しい〜

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    2021年03月29日
  • さざなみ軍記・ジョン万次郎漂流記

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    「2つの話」はよく分からなかったけれど、残りの2つはとても良かった。
    漂流記の方は、調書や文書等ジョン万次郎記念館を思い出しながら読んだため面白かった。こちらはほぼ作者の味付けはなく、ノンフィクションのように感じた。帰国後の国の情勢やジョン万の行動については記念館よりもわかりやすかったように思う。
    さざなみ軍記は平家物語に人情味を増やしたような感じ。内容はとても好きで良かったのだが人物が多く名前も覚えづらい、また文体も難しいので読みづらくてもったいない。

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    2021年01月07日
  • 駅前旅館

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    井伏鱒二なんて学校の教科書でしか
    読んだことなかったけど
    これは表紙のジャケットに惹かれて。
    字も大きく読みやすくなってたし。

    番頭さんの自叙伝みたいなおはなし。
    仕事のあれこれを追うだけで
    戦後の東京の旅館業の盛衰が楽しめる。
    品の悪い修学旅行生が
    関西方面からなのが、ひっかかるけど(笑)

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    2020年12月19日
  • 駅前旅館

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    まぁ、よくしゃべる番頭さんだこと。
    読み手に一息つく暇も与えず、旅館の裏話や色恋話を愉快に語る。

    昭和初頭のにぎやかな風情を感じられます。

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    2020年12月18日
  • 駅前旅館

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    昭和三十年ごろの、上野駅前の旅館の番頭の一人語り。
    ユーモア小説か、と言われると、もはやそうは読めない。
    むしろ、当時の雰囲気を味わうところに価値がある気がする。

    柊元(くきもと)旅館の番頭、生野次平。
    なさぬ仲の母に連れられ、上野の旅館の女中部屋で育ったという人物。
    十代で母に死に別れ、その後ずっと旅館で働く。
    当時の日本有数の旅館激戦地だった江の島での修行、修学旅行生や引率教師のあしらい方など、その業界の裏話が興味深い。
    履物、持ち物でどこから来たか分かる、泊まるお客を一目で見抜き、遠くからお辞儀一つで、糸をかけたようにして客を吊り上げる。
    こういう番頭の技は、今はもう絶えてしまったのだ

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    2020年11月22日
  • さざなみ軍記・ジョン万次郎漂流記

    購入済み

    記録として読む

    さざなみ軍記もジョン万次郎漂流記も筆者が集めた記録をもとに足跡をおっているので、物語というよりも記録として読むといい。

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    2020年10月12日
  • ドリトル先生アフリカゆき

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    子どもの時に読んでなかったので、まとめて読んでみようかなと。でも何でスルーしてたのかな、当時はもっとファンタジーっぽいのが好きで、ナルニアとか指輪物語に忙しかったからかな。
    この、シリーズ第1作は1920年にアメリカで刊行された。日本では石井桃子が井伏鱒二に翻訳を依頼し、昭和16年(1941年)に石井桃子が始めた出版社から出版されたが、戦後に岩波書店から全集として改めて出版された。という時代背景を知っておいた方が良いというのは、アフリカの王子バンポのエピソードにやっぱりちょっとギョッとしてしまうから。この岩波少年文庫版には1978年に石井桃子によるそうした時代背景についてのコメントが末尾に付記

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    2020年10月11日
  • 集金旅行

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    本作は今でも芝居もあるらしいです。井伏氏らしいユーモア溢れる筆致で、一人一人が起こす迷惑ごとがうねりになって、わーっと体を持っていかれるような感覚、ラストでホッと息の抜ける気分、これを味わいたくて何度も井伏作品を読みます。

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    2020年02月10日
  • さざなみ軍記・ジョン万次郎漂流記

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    表題作に加え、「二つの話」と合わせ短編三つ。「さざなみ軍記」。平家の都落ちの過程で主人公の成長の様子を描いたもの。戦を忌避したい気持ちも窺える。「ジョン万」。実在した人の話だが、資料が少ないので虚構の部分が多いが、それがゆえおもしろい。「二つの話」。過去にタイムスリップするフイクション。2019.12.3

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    2019年12月03日
  • 荻窪風土記

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    タイトルから荻窪周辺の話だけかと思いきや、学生時代に関東大震災にあったときの話(早稲田界隈)や、マレーへ従軍したときの話(海音寺潮五郎や小栗虫太郎が出てくる……!)なども入っていて、自伝に近いエッセイですね。
    たまに話の時代が前後したりして、そこが逆に思いつくまま自由に語ってる感じで、近所のおじさんの面白話みたいな。
    本当に色んな文士達が出てきて、井伏さんの交友関係の広さ、慕われっぷりが感じられて面白かった。(太宰治が可愛いんだ……)

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    2017年11月28日
  • 黒い雨

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     主人公の閑間(しげま)が、被爆した時を思い返し、その時の自信の経験と見聞を清書するという形式で語られる被爆体験の物語。原爆投下とその後しばらくの混乱も去ることながら、今の閑間を取り巻く状況、つまり原爆の後遺症に悩まされる自信や姪、それによって差別されるその状況、という意味での怖さや悲しさのようなものがあった。
     キノコ雲の色とか動きとか、死体の匂いとか、熱線の凄まじさといったことが、映像だけでは感じられないことが描写されていることが印象的だった。(2017/10/08)

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    2025年08月27日
  • 多甚古村 山椒魚(小学館文庫)

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    名作の「山椒魚」の他「本日休診」「多甚古村」の三作。山椒魚の短さには少し驚いた。

    「本日休診」は戦後まもなく、「多甚古村」は戦争中の当時の人々を暮らしを描いている。日記風なので、少し飽きてくるが、三作を通して作者の人への温かみが感じられる。

    最後に作者の写真等があるのは非常に良い。

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    2017年10月04日