【感想・ネタバレ】晩春の旅 山の宿 現代日本のエッセイのレビュー

あらすじ

瀬戸内の大三島、九州・日向の高千穂への旅路。爆心地近くの城島の宿で独りきいた「平和の鐘」。茜色に暮れなずむ富士山を見る御坂峠の茶屋の宿。伊豆の河津川や、栃代川、笛吹川、富士川での川釣。旅と釣がこよなく好きな作家の眼が、出会った人々、その土地土地の歴史の跡と人情の温もりをあたたかな筆づかいで活写する、懐かしい旅の回想。

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Posted by ブクログ

井伏鱒二の紀行文ですね。
井伏さんらしい気さくな文章で、あたたかな筆遣い面白く可笑しく読み進めました。
井伏さんは観察力と描写力に優れているので臨場感溢れるあきさせない文章が魅力ですね。
旅先の一幕とご自身の内面の心理描写も手に取るように描き出されていて、画面が目に見えるようです。
井伏さんの詩心も優しく心を打つものがありますが、この紀行文も心温まる作品ですね。

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2022年07月10日

Posted by ブクログ

鞄に中に2冊目の本として最適。
どこから読んでも良いし、旅情も当時の文壇の雰囲気も味わえる。
ビジネス書につかれた時に鞄から取り出して旅を味わう。

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2011年05月23日

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