姫神の来歴―古代史を覆す国つ神の系図―

姫神の来歴―古代史を覆す国つ神の系図―

594円 (税込)

2pt

3.8

記紀によれば須佐之男は大国主命の父であったり、何代か前の先祖であったりする。混乱した神々の系図を著者は二柱の姫神を軸に解読していく。神社の由緒、考古学の成果、朝鮮の史料等を渉猟し、大胆な推理で記紀の隠蔽し続ける事実をあぶり出す。混沌とした神話が一つの大きな歴史となり、卑弥呼や天照大御神の正体さえも浮上する。スリリングで知的好奇心に満ちた傑作古代史論考。

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姫神の来歴―古代史を覆す国つ神の系図― のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2016年09月29日

    この本全てを鵜呑みにするわけにはいかないだろうが、高千穂と出雲が結びついた瞬間はちょっと気持ちよかった。
    荒唐無稽な話でもなくしっかり記紀を読み込みお隣新羅の歴史も参照し、各地の神社の縁起を調べ尽くす力に敬服する。

    0

    Posted by ブクログ 2016年09月21日

    日本神話に出る「櫛名田比売」と「丹生都比売」に焦点を当てて、筆者独自の目線からこの姫神の正体を探る。感性的で、やや無理のある繋げ方もあると思いますが、神社御由緒などのフィールドワークを丁寧にこなしておられる様子が伺えます。

    0

    Posted by ブクログ 2016年08月31日

    記紀が当時の権力者によって編纂され、真実とは異なるということは分かりますが、事件やら背景から血筋までここまで何から何まで間違っているというのは無理があると思います。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2019年06月22日

    複数いる神様が一つに集約されていく様は読んでいて驚きつつ壮観でもありました。
    櫛名田姫や丹生都姫を通じて、八岐大蛇、天岩戸、出雲の国譲りや天孫降臨などを想像もしない方向から解釈していたのも斬新で面白い。
    ある種暴論とも取られかねないくらい本当に斬新な話ではありましたが、引き込まれました。
    考古学的資...続きを読む

    0

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