君主論

君主論

近代政治学の古典として名高い『君主論』。その著者マキアヴェッリは、都市国家が並び立つルネサンスのイタリアにあって、共和政のフィレンツェ市書記官として活躍。国際政治の荒波のなか、軍事、外交にわたり東奔西走の日々を送った。その豊かな体験を生かして権力の生態を踏まえた統治術として執筆した名著を、政治学の第一人者が全訳し解説する。(講談社学術文庫)

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君主論 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2011年03月02日

    ヨーロッパの数々の君主たちの行動を冷静に分析することにより、統治する際のあらゆるケース、求められる君主像を論じている。君主論が古典の中でも色褪せないのは、現代でも通じる組織論でありリーダー論だからだと思う。帝王学の一端はいつか役立つ知識になるかと。

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    Posted by ブクログ 2011年02月03日

    理解しやすかった。
    必要に駆られて読んだからかな。
    分からないけど、読みやすくてよかったよ。
    権力者はなぜ権力者たり得るかという問いに
    力量があるからだという答えを出していたのは衝撃。
    今のエジプトとか北朝鮮とかがこれをそのまま採用しているなんてことはないだろうけど、視点として持っておいて損はない。

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    Posted by ブクログ 2010年08月14日

    以前に岩波文庫のものを読んだが、二度同じものを読むよりは訳者が違うものを読む方がいいと考え、今回は講談社学術文庫のものを手に取った。
    改めて目次を見てみると、目次のすごさが目を引いた。目次を見るだけでマキャベリという人が対象をどれだけ明快に分類し、考察していたかがわかる。
    「本は目次が大事」はその通...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年03月01日

     なかなか上質なビジネス書でございました! ビジネス書じゃない? まっさかー(^^)

     んで、本書が書かれたのは1500年頃とのことですが、その理念は現在にも通ずるところがあります。君主を上司、リーダーと置き換えてみたり、臣民を部下と置き換えてみたりすると、意外としっくりきちゃうのです。今後、まっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月20日

    西洋版の孫子の兵法でした。
    統治するには人を動かすには軍事とは、とても現代にも役に立つ内容と思いました。

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    Posted by ブクログ 2019年02月27日

    訳が上手くてとても読みやすかった。

    なんとなく孫子と似ているな、と思う。
    ただ、孫子は主に軍事面から論じており、君主論は統治面から論じている点が違いだと思う。

    当時のイタリアの世相や社会情勢が本からよく伝わってくる。
    孫子はあまり感情的な記述が少なく作者の想いはあまり見えてこない教科書的...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年12月30日

    立場によって読み取り方が異なる本。
    世間でいうマキャベリズムとこの本で本当に言おうとしていることは違うと思います。
    君主がどうあるべきかを述べた本であり、君主になるための方法論ではありません。
    エッセンスをビジネス書として読むことができます。

    1.この本を一言で表すと?
    ・超現実的な政治手法

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    Posted by ブクログ 2018年04月04日

    さすがは古典の名著。読み応えあり。かつ、16世紀初頭の個別の事象を念頭に置いて書かれながら、いや、書かれているがために、21世紀においても意味を持つ書として捉えうる。必ずしも「こなれた」訳ではないが、気にはならない。

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    Posted by ブクログ 2015年01月06日

    中世ヨーロッパの専制君主制を時代背景とした持論展開なので、多少暴力的な面は否めないが、展開内容をビジネス論に置き換えると、現代にも充分通用する。忘れられないとある件がこれ→「良き助言というものは、誰から発せられても、必ず君主の思慮のうちに生まれるのであり、良き助言から君主の思慮が生まれるのではない。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年02月25日

    当時のヨーロッパの歴史を知っていると非常に興味深く読めると思います。現代にも応用できる内容が多く含まれているのではないでしょうか。
    何回も読み返したくなるような本でした。

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