五十嵐貴久の作品一覧
「五十嵐貴久」の「死写会」「スカーレット・レター」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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成蹊大学文学部卒。2002年『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞で大賞を受賞しデビュー。TVドラマ化もされた。『TVJ』で第18回サントリーミステリー大賞優秀作品賞受賞。その他作品に『交渉人』シリーズ、『パパとムスメの7日間』、『相棒』などがある。
Posted by ブクログ
病院で発生した立てこもり事件。交渉人・遠野麻衣子は、人質救出のため犯人との対話に臨む。しかし事件は、単純な立てこもりでは終わらず、思いもよらぬ方向へ転がっていく。
ネゴシエートもの、立てこもりものの面白さは、動機の見えない犯人と交渉人が言葉を交わしながら、少しずつ相手の本音や事件の輪郭が見えてくるところにあると思う。
序盤は、犯人との探り合いよりも、石田の組み立てた流れに物語が乗っていく印象があった。だからこそ中盤以降、その流れが揺らぎ始めてからの展開が一気に面白くなる。
物語は交渉劇から、「何が起きているのか」を追うミステリーへと顔つきを変えていく。理解不能だった出来事に意味が生まれ、散りば