葉真中顕の作品一覧
「葉真中顕」の「警官の道」「鼓動」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
「葉真中顕」の「警官の道」「鼓動」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
2013年『ロスト・ケア』で第16回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞し、推理作家としてデビュー。
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
ビジネス・実用
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
小説・文芸
Posted by ブクログ
過激な動物愛護団体「DOG」が、謎の生物を使って起こすテロ事件。ペット業者主催のイベント会場を舞台に、中学生、事件に巻き込まれた人々、そしてDOG、それぞれの視点から事件の真相を描く物語。
パニック小説ではあるものの、恐怖だけではなく、動物愛護や倫理観、差別、いじめなど、さまざまな社会問題を織り交ぜていたのは、さすが葉真中顕さん。ほとんど1日の出来事で構成されていて、展開も早く、読む手が止まらなかった。
「DOG」の掲げる理念には考えさせられた。ペットとして愛される動物も、食用とされる動物も同じ命。人間の都合で「殺していい命」と「いけない命」を線引きしているという事実を突きつけられる。
だからといって、「動物も人間も同じ命だから」という理由で、人間を殺すことが正しいとは思えない。正解のない問いだからこそ、考え続けることに意味があるのかもしれない。
怖さやどんでん返しだけではなく、「命」や「正しさ」について深く考えさせられる一冊だった。
Posted by ブクログ
新興宗教が起こした事件をめぐり、その中ではなく周りの人に焦点を当てた作品。とある人物の生涯と事件に関わりがある人物で構成されており登場人物が少し多い、途中これ誰だっけ?となってしまいページを戻ることもあった。なんといっても最初の衝撃がすごい、行路病院ってなんだ?って思いながら本当にあった病院で驚愕。わあこんなところを題材にしているのか、こりゃ読むの辛くなっちゃうぞと思ってたら最初と最後にちらっとでただけ。メインは各人のストーリーではあったのでそこは少し拍子抜けしてしまった。行路病院での話を怖いもの見たさで欲しがってしまった。ただ、題材を一つにしなくてもなんかわからない気味の悪さ、社会制度の脆さをついた貧困や現実を描いておりそこは流石です。
このなんか怖いな、こんなことが本当にあったんだっていう気持ちにするのがうまい。希望をとことんなくしていくスタイルに感嘆してしまう。けど、今回はお菓子屋さんの話は優しい、いい師匠に出会えてよかったねっ、少し立ち直れたねって思ったのも束の間、娘のパートナーが不穏で希望があると見せかけてへし折っていく作者のスタイル、そうだよね葉真中さんが最後だけハッピーエンドとかないよね、お見それしました。もはや待ってましたと言わんばかりに納得した。
今までと本の構成が違うけどやはり絶望が強い。オウム真理教がなかったらこういう事件が起きてたんじゃないか、繭と黄金の蝶、バタフライエフェクト、全てはつながっている。ややファンタジー要素もあるもののこれはこれで良いと思う。宗教って怖い。