池田大作先生の対談集ですね。
対談者は松下幸之助さん。
「人生問答」の下巻です。
これまでの対談で幅広く様々な論点で対話をされてきましたが、下巻では教育の問題から始まって、世界平和まで未来に向かっての提言をされています。
目次
8 何のための教育か
教育の目的、義務教育の基本的理念、教育の改善すべ
き点、学問のための学問では、学問と実生活、いかな
る人間に育てるか、学問の自由、大学の自治、創価大
学の精神と実践、私立大学の特質、大学教育の在り方
、学問研究を行う体制、教育権の独立を、等々。
9 現代文明への反省
科学の進歩に欠落していたもの、科学の発展にともな
う矛盾、心の豊かさを生みだすには、新しい学問創造
の指標、精神の荒廃を救うには、人間疎外の克服、物
質的豊かさの陰で、消費文明からの転換、心の成果を
積み重ねるには、科学の復興を、等々
10 日本の進路
どこに発展の基盤をおくか、国家目標の設定、国とし
ての命運、世界に対して担う役割、日本民族の特質、
伝統の根底にあるもの、「恥」の意識の評価、憲法改正
の基準は、改憲の背後にあるもの、安全と生存を守る
道、憲法をどうみるか、自衛隊強化は必要か、等々
11 世界平和のために
真の世界平和とは、人類の平和を築く道、世界平和を
目指す実践、平和というものの姿、平和のための前提
条件、世界と国家の在り方、世界連邦の可能性、“世界
語“は必要か、国連の効用と未来、等々
半世紀前の提言ではあるが、本質的に問題点は変わっていないのに驚かされる。殊に、政治や世界情勢の困難さは今でも問題が山積みの状態が改善されていない。
現在の政治家や指導者たちは、この本を読むべきだと確信するばかりだ。
教育の問題も、文部科学省の頭の硬い閣僚や役人は、この本の提言を真摯に受け止めて考察して欲しいと、つくづく思いが去来する。
未来への橋渡しになる名著だと確信します。