佐藤正午の作品一覧
「佐藤正午」の「鳩の撃退法」「月の満ち欠け」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「佐藤正午」の「鳩の撃退法」「月の満ち欠け」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
長崎県立佐世保北高等学校卒。『永遠の1/2』で第7回すばる文学賞を受賞。『リボルバー』、『ジャンプ』が映画化された。その他作品に『王様の結婚』、『恋を数えて』、『アンダーリポート』などがある。
Posted by ブクログ
土砂降りの雨が降る夜道、泥酔して眠る夫を乗せて車を運転していたかおり。友人からの電話に気を取られ、老婆を撥ねてしまう。怖くなってそのまま走り去るが、轢き逃げの罪で服役。服役中に息子を出産する。息子は離婚した夫に引き取られ、「母親に死なれた子供」として育てる旨を告げられる。かおりは出所後、息子に会いたい気持ちを抑えられず、息子の通う幼稚園を訪れるが…
結婚して、子供を産み、家族を作り、子供を成長させ、夫とともに年をとり、次の世代の家族へバトンを渡す。そんな世間一般の人たちの歩く道から踏み外してしまったかおり。過ちと向き合い、ひたすら息子を想ってひたむきに生きる。裏切られたり前科を知られて後ろ指
Posted by ブクログ
「熟柿」…「じゅくし」と読むことをこの本で知った
27歳のかおりは、酔って寝ている夫を助手席に乗せ運転中、人をはねる
轢き逃げの罪に問われ、服役中に出産
子どもはすぐに引き離され、離婚した夫に引き取られる
会いたい一心でいろいろ行動を起こすものの…
全ての歯車が合わない
とにかく読んでいてそう感じた
あの時ああしていれば、、、の繰り返し
出てくる登場人物が、危うい人が多い
なんで鶴子と縁切らないんだろう
かおりは凄いな
ただいつか息子に会うためだけに、ひたすらに働いて毎日を生きている
そうして気づいたら44歳
「柿の実が季節になれば熟すように、物事の成就には適した時期がある…」
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