長岡弘樹の作品一覧
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小説・文芸
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Posted by ブクログ
著者初読み。
「迷走」「傍聞き」「899」「迷い箱」の4編を収録した短編集。
どの話も50ページほど。 それなのに、人間ドラマがあり、違和感があり、伏線があり、最後にはそれまで見ていた景色をひっくり返すような真相がある。
そして何より印象に残ったのは、そこで働く人たちだった。
救急隊員、刑事、消防士、更生保護施設の職員。 立場も仕事も違うけれど、それぞれが自分の仕事に責任と誇りを持っている。
「何やってんだこの人」 「まさか、そんなことを?」 そう思わせておいて、行動の真意が分かった瞬間にその人物の見え方まで変わる。 中には決して褒められない行動もあるし、簡単に「いい話」で片づけられ
Posted by ブクログ
警察学校を舞台に、風間公親の教場で鍛えられる学生たちを描いたシリーズ第4弾です。
今回のテーマは“一人も辞めさせない”ですが、風間教官は相変わらず感情をほとんど見せない重い空気感は健在です。
学生たちの嘘や甘さを一つずつ暴いていくたびに空気がどんどん張り詰めていきました。
事件そのものより印象に残るのは、追い詰められた時に人間が見せる弱さや保身で、警察学校という閉じた空間だからこそ、小さな綻びが致命傷みたいに広がっていく感じがあります。
風間の厳しさの奥にある“人を簡単に警察官にしてはいけない”という覚悟がじわじわ伝わってきた一冊でした。