あらすじ
“千枚通し”の男、初見参!シリーズ最新刊!
T県警富葉署の刑事・石貫尊利は、若い女性が殺害された現場に臨場し、新人刑事の風間公親に再会する。風間は警察学校を首席で卒業、異例のスピードで県警捜査一課の刑事となっていた。T県ではさらにもう一件、若い女性が殺害される事件が発生。石貫と風間は、二つの事件の凶器に類似性があることに着眼し、容疑者・十崎波瑠を特定。十崎は一時行方をくらませたが、後日、万引きの罪で小規模署の五百川署に勾留されていることが判明する。
風間公親ד千枚通し”の男、ファーストコンタクト!
(底本 2026年2月発売作品)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
新人刑事時代の風間公親の物語。鋭さは変わらず、キレッキレ。新人時代の失敗とかないのか(笑)。
十崎との因縁もここから始まった。十崎が天才で妹への執着が凄い設定だけど、自分の起こした事件で妹が不幸になるのは頓着しないのか。今後は十崎の闇も掘り下げて欲しい。それと学生風間の警察学校時代の話も絶対に面白いだろうなぁ。
Posted by ブクログ
新米刑事だった頃の風間公親の物語。
千枚通しの殺人犯十崎との因縁もこの時代から始まる。
十崎はこの頃から狡猾で、風間はこの頃からキレ者だった。
十崎がなぜ風間に執着するのか、最初から最後まで面白く読んだ。
Posted by ブクログ
殺人事件の犯人がなんとなく
解ったのが早くて
あまり込み入ってなかったのだが
犯人の異常な優秀さと固執か執着か
その気質に
ちょっと気分が悪くなった
今の時代何だかこんな人
居そうな気がする
恐怖を感じた
読みやすい警察のストーリーで
職務に忠実な警察の日常や人間模様が
よく描かれている
Posted by ブクログ
風間と十崎の最初の出会いが書かれている。十崎との因縁はここから始まったのか…と思うも、風間の片目喪失事件について最早読んだのがだいぶ前のため、忘れている。教場シリーズも随分出たことだし、いつかまとめて一気に再読したい。
若かりし日の風間、やっぱり優秀だった。人の傷跡や服装など些細なことでも決して見逃さず、捜査の取っ掛かりとなる情報をどんどん掴んでいく。
コンビをくんだ石貫、偉い。風間と組んだ時点で、普通の人間だったら劣等感に押しつぶされるだろう。
十崎がとんでもなく頭の良い人間で、体術にも優れていると知ったとき、これはもう対峙できるのは風間しかいないだろうと思った(実際そうなった)。
複数の殺人事件については、いずれも殺人の動機が弱いのではないか?そんなんで殺すか?と正直思ってしまったが、普通の感覚で考えてはいけないということか。
十崎は間違いなく常人ではない。1回殺ったらもう1回…とノリで殺ってしまったという暴論もまあ、納得...はできないが。
とにかく、義妹と自分の障害になる者はなんとしてでも殺る!というものすごい執念を感じた。
こういう犯人がいると思うと、刑事って逆恨みされるし、危ない職業だなとつくづく思う。
Posted by ブクログ
またまた届けられた長岡弘樹さんの『教場』シリーズの続編。久々の長編で描かれるのは、刑事になったばかりの若き日の風間公親である。
講師として警察学校に来ていた富葉署のベテラン刑事の石貫は、担当中だった傷害事件について話した。講演後、当時初任科生だった風間は言い放つ。曰く、講演満足度は75%だと。おいおい、そりゃ石貫でなくてもむっとするだろう…。
自分は『教場』シリーズの一ファンのつもりだが、風間のスーパーマンぶりが鼻につくこともなくはない。如何にしてこのような男が形成されたのかと思っていたが、警察学校にいたときからスーパーマンだったとは。当然、出世も早いわけで。
それから5年後、富葉署管内で発生した殺人事件。捜査本部に乗り込んできた県警本部捜査1課の面々に、風間がいた。上からの信頼も厚い風間に、嫉妬の感情を隠せない石貫だが、思うところがあり風間とコンビを組むことを申し出る。
『教場』シリーズをずっと追っているファンならば、その名前にはピンと来るだろうし、本作が長く続くシリーズの発端を描いていることがわかるだろう。ある意味、風間にとってはとばっちりと言える。この事件を担当していなければ…。
未読の方に支障がない程度に書くと、容疑者にたどり着くまでは早い。しかし、逮捕は容易ではない。最初は高を括っていた容疑者の男も、風間が只者ではないことを短時間の対面で見抜いた。その後の行動は、すべて計算ずくだったわけである。
スーパーマン風間の形成過程も興味深いが、この男の形成過程も実に興味深い。頭脳は風間に匹敵するくらい切れるが、一体いつどこでそのような技を習得したのか? 独学なのか、師匠がいるのか? 2人とも謎が尽きない。
シリーズ第1作『教場』で、警察学校の教官として初登場した風間公親。ネタならいくらでもありそうだが、シリーズはまだまだ続くのか。
Posted by ブクログ
①教場シリーズを時系列に並べると、最初に来ると思われる今作が(最後·終わりを意味する)「Ω」なのは、これ如何に??
②作者の長岡さんの、脳内キャストの風間公親は木村拓哉さんではないような気がするのは、気のせいでしょうか??
Posted by ブクログ
警察学校時代の風間公親から、後年に風間に禍根を生んだ十崎との馴れ初めが描かれる。
先輩刑事の石貫が目先の効いた風間に反感を持つのも分かる気がする。風間もペアを組む先輩が至らないのなら、もう少し寄り添ってあげると良かったのに。
このあたりの風間は少々嫌味な感じに写ってしまった。
それが⭐️マイナス1つとなった。
Posted by ブクログ
風間公親の若かりし刑事時代、やっぱりこのシリーズ面白い。あの因縁の十崎と出会う事になる初めての事件が、風間を苦手とするもコンビを組むことになった石貫刑事目線で語られる。若い頃からこんな感じだったのねぇ、とちょっと面白いけとあまりに切れすぎる頭脳もあって周りはすごくやりにくそう。知識や雑学も面白いし、地道に捜査を続け犯人に辿り着くまでの道のりも楽しめる。最後の風間と十崎の緊迫した対決には息を呑んだ。2人とも天才頭脳過ぎる…こんなこと最初から考えて行動できるものなのか。石貫と風間コンビがなかなか良かった。
Posted by ブクログ
「教場」シリーズもう第何弾やらわからなくなってきた。
最初の頃の警察学校での風間教官の冷酷なまでの態度や鋭い洞察力の妙から、刑事時代、義眼になった経緯など時代も飛び飛びで描かれてきたこのシリーズは、さながら増築を繰り返した建物のようで迷子になりそう。
今回は、警察学校を首席で卒業し県警本部捜査一課の刑事となった風間が、十崎波瑠と関わることになった事件の顛末をバディを組んだ所轄の刑事石貫の目線で描く。
十崎が千枚通しにこだわる理由や、なぜ風間に執着するのかなどが明らかになる。
そしてこれが後の風間の失明に繋がっていくと思うと物語の緊張感が半端ない。
ドラマや映画になって人気のシリーズだから、これからもこうして小出しに「増築」していくんだろうけど、もうそろそろ完結してもいいかな〜と思うものの、やっぱり読むと面白いんだよね〜。
でも教場もいいけど、長岡さんらしいキレのある短編ももっと読みたいです。
Posted by ブクログ
風間の教場時代から数年後の若かりし刑事時代頃の話。憎き十崎との初見である。全体としては、教師となった風間から始まっているので、上から目線で生徒を見る風間にはこれまで特に嫌な感情は抱かなかった。今回は、若い時の風間が既に出来上がっている刑事の為、石貫先輩の立場から風間を見ると、凄く嫌な後輩である事が分かる。結果、作者の狙いもそこにあると思うので、まんまと石貫目線になり、嫌味で鼻につく後輩への敗北感を味わった。それはそれで面白かった。
Posted by ブクログ
なるほど、風間教官の謎がほどけていく。
教場のシリーズは、いったい何作あったっけ?
もう一度、遡って話を繋げていく考察も楽しいかも。
Posted by ブクログ
教場シリーズ始まりのストーリー。
所轄刑事の石貫と一緒に捜査する風間の慧眼は流石であったが、随所でちょっと強引な結びつきもあった気がする。
十崎の犯行の最初の被害者:高本玲加が十崎がタイプで自分が被害あったことを盾に交際を迫ったのはご都合主義ではないか。
また、十崎が風間を執拗に狙う背景がもう少し語られるかと思いきや、あっさり紗羅が風間に惹かれているからとなっており、ちょっと残念であった。そうするには風間と紗羅の関わりがもっと語られる必要があるのではなかろうか。
先日、映画も観たが原作と映画では全く異なる展開であり、どちらもやや中途半端に終わってしまっているのが残念。