吉見俊哉の作品一覧
「吉見俊哉」の「自己との対話 社会学者、じぶんのAIと戦う」「シリーズ日本近現代史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「吉見俊哉」の「自己との対話 社会学者、じぶんのAIと戦う」「シリーズ日本近現代史」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
著者によれば町歩きの基本は広い道より狭い道、真っ直ぐな道より曲がりくねった道、平坦な道より坂道の三条件にしたがって歩く事。そこは川が形成した谷であり、その川に流れ込む支流であり、すでに川がなくなっていても暗渠になった上が道として残っている。その条件に従って町を歩けば開発によって改変される以前の町の面影に出会う事が出来るという。前著では東京の東北部を歩いた著者が今回は南部を歩くが、そこは江戸時代は大名や旗本の屋敷地であり、維新後は軍の演習地などを中心に陸軍の施設となり、戦後はその施設がアメリカ軍施設と姿を変えた。大きな変遷を得る南部は北部よりも大きく姿を変え、近年は大資本のもと高層建築による開発
Posted by ブクログ
平成時代(吉見俊哉/岩波新書)
回顧録ではなくグローバル化とネット社会化という変容の中で、失敗としての平成を分析。人口縮減、経済停滞、社会の分断、政治の空回り。世界を俯瞰しながら著者はこの困難は70年代からの結果とし、ご破産には決してならないと断言。令和への指針ともなる良書と思います。
以下、詳細な内容です。
著者は本書を「失敗の時代」の検証書と位置づけ、「失敗」と「ショック」の視点から平成を読み解きます。平成という元号に時代性を認めつつ、それが単に天皇の在位による区分ではなく、冷戦終結からグローバル化・ネット社会化へと揺れる世界史的転換期と重なることに意味を見出しています。
1. 経
Posted by ブクログ
1854年、日本人にとっての黒船来航はアメリカから見ればペリー提督の大遠征であった。その歴史的画期以降の日本と米国のさまざまな事象に焦点を当て、「非対称なクラインの壷」のごとき日米関係に迫る本書は、ハーバード大学でおこなわれた講義をもとに書き下ろされた一書。以下、各章のタイトルを見るだけでも面白そうな講義内容が伝わってくるが、個人的には第3講、第7講、第8講が面白かった。とくに第8講で指摘されているように戦後すぐの最大のインバウンド顧客は米兵だったとの指摘(pp.230-231)の阿部純一郎氏の研究(「<銃後>のツーリズム」『年報社会学論集』31号、2018年)を引いての指摘ははっとさせられた