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渋谷駅前の再開発、麻布台ヒルズをはじめとした巨大商業施設の建設、神宮外苑の樹木伐採の問題・・・・・・。東京オリンピック後も止まない巨大資本による再開発に揺れる東京。私たちは都市をどのように捉えればいいのか。そのヒントは「街歩き」にある。都市論の大家の著者が自らの足で都心南部を歩きながら、かつての軍事施設の痕跡や、失われた川や暗渠を辿ることで、都市の構造を掘り起こす。誰も見たことのない「東京」が現れる、7日間の社会学的街歩きガイド。
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Posted by ブクログ
素人にもわかりやすくて面白く読めた。江戸幕府が作り上げた江戸の街を、明治に薩摩藩長州藩が東京として作り直し、関東大震災と大戦を経て、東京の街は道路中心主義の資本主義的再開発によって再構築されていく。そこでは、徳川将軍の墓を増上寺の暗所に押しやった芝プリンスホテルの開発や、戦後の経済難に苦難する華族か...続きを読むら大規模な所有地を買い上げ分譲開発していった資本家の歩み、渋谷川の彩を取り戻す試みなど、様々な見所があった。読み進めながら、この筆者の知識量に衝撃を受けたのだが、東大の副学長も歴任された社会学者の先生だったことを知り、納得させられた。森ビル、東急等の「高く、早く、強い」東京を目指す再開発と、しなやかでたくましいさまざまな文化的階層が入り混じる場としての都市の姿を残そうと考える筆者との知的衝突は素人目に見ても圧巻であった。
読み始めてすぐにちょっと私には難しいかも…と思いながらも暗渠という言葉に惹かれて読んでみました。 暗渠、この言葉を知ったのは他の小説を読んで興味を持ちこの本を読んでみる事に。 東京は暗渠が沢山あり、歴史に触れながら、街を舞台に話は進んでいきます。 知らなかった東京、何故今の形になったのかが知れて難し...続きを読むいかもと思っていたのに楽しく読み終えました。 本書は街歩きガイドと書かれていますが、知らなかった歴史、街作りの課題を知る事で道がただの道ではなくなります。 知らずに歩いていたのがもったいない気持ちになりました。そしてやっぱり歩いてみたいです。
渋谷、六本木、下北沢、代官山、新宿、赤坂などの都心南部の川の暗渠や台地を中心とした都心の街歩き 東京が3度の占領を経験した都市であることを紐解くことで、その時代の権力者たちの思惑や考えが見えてくる。 東京が寺や神社が多い理由。現代と比べて、科学的な裏付けがない時代で神様が身近であることや、人口が増え...続きを読むて行く過程を考えると納得。 特に身近な渋谷や港区の街歩きは、身近に感じました。 家康、薩長、アメリカと3度の支配で、東京はその姿を大きく変える。 戦争に負けると言うことは、自分たちの価値観が根底から変わること。戦後も、アメリカが港区の一等地を占拠するなど、自分の街なのに思い通りにならない現実があるのだなと思う一方で、書を捨てて、街に出たいと思いました。
<目次> はじめに 街歩きの文明論~狭く、曲がった、下り坂の楽しみ 第1日 駅から丘へ、丘から川へ、渋谷川筋を歩く 第2日 古川流域で高低差を実感し、町殺しの現場に遭遇 第3日 目黒川上流域のふたつの「川」と「まち」の地層 第4日 三田用水沿いに織りなされる軍都と自然 第5日 蟹川と新宿歌...続きを読む舞伎町の「裏」に広がる風景 第6日 青山・六本木・赤坂の川筋に見る軍都東京 第7日 都心の谷間から皇居を裏返す <内容> 前著の時には感じなかった、東京の変遷を「街歩き」をしながら感じた。ブラタモリや暗渠巡り、近代の東京史などを読んできたか?実際に歩いてみたい。
街歩きを通して、軍都や川、再開発の様子を見ることができました。 スマホのマップに頼るだけではなく、たまには直感で曲がり角をまがり、まだ知らない景色を見る余裕さをもちたいなと思いました。
歴史的視点で、都市の点を線にし、裏返す楽しさ、深み。 街歩きのヒントを沢山頂きました。 中規模河川が都市の動脈、用水や上水が都市の静脈、 小規模河川は都市の毛細血管(本田創) 高台 江戸時代の大名屋敷、堤清二の買い漁り 低地 曲がりくねった道 庶民 三田用水 東禅寺 高輪 初代駐日英国大使オー...続きを読むルコック 三田小山町 開発で瀕死 蟹川 新宿 西向天神社 安藤昇 百人町 革命家 孫文、北一輝、幸徳秋水 梅屋庄吉 王城ビル 歌舞伎町 戸山公園 731部隊 軍隊の街、渋谷三軒茶屋 青山六本木赤坂 日本陸軍の遺構だらけ 軍都→占領軍→オリンピック 下北沢 補助54号 東京世田谷韓国会館 千鳥ヶ淵戦没者墓苑
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