マイクロマガジン社作品一覧
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5.0「オタクやってるちかちゃんが羨ましくて、いとおしいなって思った」 女児向けアニメのオタクである大学生の須山智景はクラスメイトたちに自分の趣味がバレないようにひっそりと推し活を楽しんでいた。 そんなある日、推し活現場を同じクラスの陽キャ、永尾侑人に見つかってしまう。 チャラ男にオタバレして大学生活終わったと智景が怯えていると、 「好きなものを楽しむのはいいことじゃん」と永尾は智景がオタクであることを受け入れてくれたのだった。 陽キャでも悪い奴じゃないかもなと智景が安心していると、次の日から永尾が話しかけてくるようになり――? イケメン陽キャ×捻くれオタクの「好き」を巡る もだキュンラブコメディ――!
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4.0「俺のこと、欲しがって」 【Dom】と【Sub】という第二性が存在する世界。 誰かに甘えることが苦手な蒼空(そら)は、自身のSub性を受け入れられずにいた。 そんなある日、下校途中の公園で出会ったDomの男と目が合った瞬間 感じたことのない強い衝撃と共に意識を失う。 目覚めると、目の前にはクールな俺様っぷりが人気の俳優・西園寺璃久(さいおんじ りく)の姿が。 無意識にグレアを浴びせてしまったお詫びにケアを提案する璃久に、 Subとしての本能を刺激され次第に身体ごと心もほどかれて――。 クールな俺様を演じる俳優のDom×孤独に敏感な甘え下手Subの エロかわ溺愛系 Dom/Subユニバース開幕! 【収録作品】 甘えて愛でて解かされて 第1話~第6話 描き下ろし9P漫画
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3.0「あれは一夜のあやまち! 旅先でのワンナイト!」 彼氏に重いとフラれ、一人傷心旅行に来た梢。 本来だったら恋人と来る予定だった夏祭りで打ちひしがれていると、 手伝いで祭りの見回りをしていた穂高に声を掛けられる。 酔いと失恋の寂しさに任せて梢は穂高とホテルへ──。 翌朝目を覚ました梢はやらかしたことを悟り、逃げるようにホテルを後にする。 しかし、旅行から帰った梢がバイト先に行くと、なぜか穂高がいて──!? クールな純朴天然男子×暴走拗らせ男子の空回りジレきゅんラブコメディ! 【収録作品】 恋はしません、落ちません #1~5 描き下ろ漫画14ページ
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5.0「言うこと聞くって言ったよね?」 秘密がバレるかセックスか…!? 友人関係に臆病な蓮(れん)には、周囲にはバレたくない趣味がある。それは、女の子キャラのコスプレ…! 数少ない友人達と参加した撮影会にて、バイト先の同僚・今宮(いまみや)に遭遇!? 普段の平凡で冴えない見た目とは正反対の姿に身バレはしないと高を括る蓮だったが、バイト終わりに呼び止められてしまい──。 「秘密をバラされるか言うこと聞くか、どっちかだよ」 弱みに付けこむ強引な言葉とは裏腹に蓮に触れる今宮の手は優しくて――…。 拗らせイケメン大学生×コスプレ男子大学生の絆されから始まる不器用すれ違いラブ! 【収録作品】 今宮くんはご執心です。episode.1~6 描き下ろし8ページ
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3.0魔法少女にあこがれる少女「紅子」は不思議な少年「志郎」に出会う。 仲良く遊んでいた二人だったがある日事件が起こる― そのほか「バーカ滅びろ商店街」という衝撃的なセリフが話題を呼んだ『てきとう劇場』を厳選して収録! テンションの高低差の激しいジェットコースターのような単話集
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4.0ピッカピカの高校一年生、小平あゆみがひょんなことから迷い込んだのは、学園内でも個性的な女子が集まることで有名なレトロゲーム部だった。見慣れない謎の機械(ファミコンやメガドライブ)ばかりの部室に戸惑うあゆみだったが、部長・桜宮凛音と副部長・佐藤玲に半ば強引に入部を勧められ、いつの間にか部室に通う毎日が始まって……!?
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-【電子版巻末にはうごんば先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 奈良の古びた和菓子屋『ことこと庵』を預かる新米和菓子職人の紺野旭(こんの・あさひ)には「天敵」がいる。 それはこの店の店主兼和菓子作りの師匠の有楽(ゆうらく)という妖(あやかし)だ。 店を放ってほっつき歩くこの天敵はたまに帰ってくると、弟子が必死で作った菓子を勝手に「面白い(が謎の)和菓子」に作り変えたりしては自由気ままに過ごしている。 古より伝わる和菓子を愛する人と妖。 彼らはぶつかり合いながらも店を訪れる悩めるお客さんの心を優しくほどいていく。 しかし、そんな二人には お互いが知らない、ある「秘密」があった。
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-【電子版巻末には伊藤詩都先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 水曜日に出逢うアクアリウムでの至福の時間。 珈琲店を営む店主が飼っているパグの秘密。 無邪気なレトリバーたちが引き合わせる恋の物語。 しゃべるカピバラとの、のんびりでちょっぴり自由な暮らし。 「カワイイ動物たちが大活躍!もふもふ小説コンテスト」短編部門受賞作! 犬、猫はもちろん魚やカピバラまで登場する、どうぶつの愛くるしさをふんだんに盛り込んだ至高のアンソロジー。 大人気作・『おまわりさんと招き猫』、『彼女は食べて除霊する』の書き下ろし短編も収録!
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-【電子版巻末には篁ふみ先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 三百年に一度、秋の満月の夜。湖に住む神に「一番美しい娘」を花嫁として捧げなければならない。 そんな伝承がある湖のほとりの村で生まれた、双子の姉妹・宵(よい)と環(たまき)。 姉の宵には、生まれつき顔に青い痣があったため、妹の環が「神の花嫁候補」に選ばれた。誰からも愛される娘に育ち、その運命を哀れまれる環。逆に虐げられて育つ宵。だが、彼女たちが十六歳になったとき、環に恋をした男の策略で、実際に神に「花嫁」として捧げられたのは、宵だった。湖に沈められ、死を覚悟した宵。しかし彼女が水底で見たものは、美しい水色の瞳を持つ神様と赤子、愛猫がいる、閉じられた静かな優しい世界だった。そこで穏やかに暮らし始めた宵は、ある日水面の向こうに、助けを求めて自分を呼ぶ環の顔を見る。 そして「村が水没する」ことを、それを仕向けたのが目の前の優しい神様であることを知り――。
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4.0【電子版巻末にはchooco先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 過去に夢を罵倒され、友人に裏切られた事で、これ以上悲しまないよう他人を避けて生きていた高校生の律。 ある夏の日、クラスメイトのあかりが手を差し伸べてくれたにも関わらず、拒絶してしまう。 人との接し方を見失い困惑していた夜、気が付くと律は謎の水槽の前に立っていた。 そこは「自分の悲しみが魚になる」という、不思議な水族館。 四人のスタッフに案内されながら出会う生き物たちは、優雅に泳ぎ、時折あたたかな光を放つ??。 あなたの美しい悲しみに触れられる幻想的な場所「カナシミ水族館」へようこそ。 心の中の自分と真っ直ぐ向き合う、涙と友情のやさしい物語。
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4.0【電子版巻末にはフライ先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 心臓移植を受け、1年遅れて高校に進学する幼馴染の六花。 小さい頃から妹のように面倒をみていた朝陽は、 ある日、六花の中にもう一人の人格がいることを知ってしまう。 彼女は自分のことを「希美」と名乗り、 朝陽に『約束の場所』へ連れて行ってほしいとお願いをする。 六花と希美……『二人』の秘密を知った朝陽は、 周囲にバレないよう協力することを決意するが、 その出会いは朝陽自身が抱えるある事情にも変化をもたらすことに――。 もう叶わないはずだった約束。 希美の想いと、朝陽と六花の想いが重なり合い、奇跡が起きる。
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4.3【電子版巻末にはTamaki先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 文芸編集者の柴桜丞(しば・おうすけ)には、どうしても原稿を書いてほしい作家がいる。 その名は鈴代凪(すずしろ・なぎ)。彼は、幼い頃の柴に「物語の愉しさ」を教えてくれた恩人だ。 幼い柴に凪が語ったのは、昔話の「ハッピーエンドアレンジ」。 たとえば『マッチ売りの少女』。最後のシーンがつらくて読み進められない柴に、 凪はふんわりと幸せな要素をちりばめた、でたらめなラストを語って聞かせ――。 ……そして大人になった柴は、マイペースな執筆活動(ほぼ消息不明扱い)を貫く凪に、 彼の作風とは違うが売れ筋の「泣ける小説」を書いてもらうため、彼の開く「古書店兼小料理屋」へ今日も通い詰める。 しかし、柴が凪にそれを書いてもらいたい理由は、本当は別にあって――。
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4.0【電子版巻末にはセカイメグル先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 「運命の赤い糸」を幼い頃から信じて生きてきた立花颯太(たちばな・そうた)。 20歳になった彼がついに出会った運命の相手・宝生(ほうしょう)まゆらは、 少し変わった「予知能力」を持つ少女だった。 「私は絶対にあなたと恋なんかしない」そう言い切るまゆらは、颯太にある提案をするのだが――。 能力を持ったためにずっと苦しんできたまゆらは、運命が「絶対」ではないことを証明しようとし、 運命を信じてきた颯太は、好きな相手の思いも尊重したくて思い悩む。 いつ破綻してもおかしくないこの関係の行く末は――?
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3.6【電子版巻末にはフライ先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 大学1年生の早瀬瑞希は、久しぶりに帰郷する。 温かく迎えてくれる旧友に囲まれる瑞希だったが、彼には4年間抱き続ける後悔があった。 それは幼馴染の夏帆、大好きだった兄・千尋と三人で交わし、果たされなかったある約束……。 あの日、自分が素直であれば、と悔やみ続ける瑞希は中学生の頃に先生から聞かされた『とっておきの秘密』を思い出す――。 大切な人の笑顔を懸けたタイムスリップの果てに、瑞希が手に入れるものとは!? ちょっとした不思議な出来事が大きな奇跡を引き起こす! この夏、大切な人と読むべき感動のストーリー。
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-病死した女子高校生の小夜子が転生したのは どんなルートを選んでも、世界が滅亡してしまう クソゲー世界の悪役令嬢、リリアーナ・ハルバード。 前世の記憶を思い出す前は、わがままし放題で、 実の兄から心底嫌われている好感度最悪の状況。 このまま放置すれば、兄は家族を見限り、 世界が滅ぶ前に、実家が滅んでしまう。 前世は病気で長く生きられなかった少女が 今度こそ幸せな人生を全うするため、 クソゲー世界で不条理に抗い、足掻き、 運命を切り開くため奔走する物語、第1巻!! WEBコミック誌「コミックライドアイビーvol.28~vol.33」 同単話版1話~6話、番外編6.5話を収録しています。 電子限定描き下ろしイラスト付き。
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4.0【電子版巻末には壺也先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 売れないお笑い芸人・カツオ。ライブでは滑り相方とも解散。お笑いの道を諦めようとした時、先輩芸人からある「店」の噂を聞かされる。 異様な存在感を放つ明治時代竣工の建物、浅草楼閣(あさくさろうかく)。その中にある『愚痴庵』(ぐちあん)という店で“山姥”に愚痴を言うと、開運するのだとか。 半信半疑で愚痴庵を訪れたカツオの前に現れたのは、奇妙でハチャメチャな四人の山姥、そして楼閣の住人たちだった。 しかも愚痴を聞いた報酬はお金ではなく「風神雷神像に漫才指導」や、「花やしきでジェットコースターに乗る」など不思議な要求ばかりで……。 楼閣に魅入られたカツオは浅草最大の祭り・三社祭(さんじゃまつり)にも巻き込まれていくが、果たして運気上昇の兆しは見えるのか!?
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5.0「今回は私の気持を優先できたわ!」 虹魔法という希少な魔法属性を持っていたことで 竜伯爵エイリークと政略結婚をしたアイリス。 エイリークとの関係は冷え切っており、抑圧された結婚生活の末、 最期は教会で見知らぬ修道女に殺されてしまう――。 しかし、アイリスが目を覚ますと15年前に時が戻っていた。 一度目の人生ではエイリークに言いなりの日々を過ごしていたが、 人生を変えるために自分の心に素直に生きることを決意する――! 寂しい結婚生活の末に殺された伯爵夫人と不器用な竜伯爵の すれ違いロマンティックファンタジー第1巻! WEBコミック誌「コミックライドアイビーvol.27~vol.32」 同単話版1~6話、番外編を収録。 電子限定描き下ろしイラスト付き。
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5.0男が股座に宝剣を携えるように、女が胸に二つの果実を宿すように、 この世界には男女を分けるもう一つの垣根があった。 それは、男は攻撃魔法しか使えず、女は回復魔法しか使えないということ。 そんな世界に女として生まれたユフィ・アビシャスは、奇跡のような力で人々を癒し、誰からも愛される国の至宝『聖女』という存在に憧れた。 聖女様になれば自分にも友達ができる――。 年齢=友達いない歴の彼女は、自分に宿る未知の力に胸躍らせながら生まれて初めて魔法を使った。 それが、最強伝説の始まりになるとも知らずに――。 友達0人!自己肯定感0%!! 攻撃魔法以外オール0点のポンコツ少女が巻き起こす 最強伝説、その始まりの物語――! WEBコミック誌「コミックライド2025年3月号~9月号」 同単話版1話~6話を収録
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3.0フェイ=リオンハート。17歳。 由緒正しき武家に生まれた剣の天才少女が、最強剣士を目指す武者修行の旅から帰還――なぜか、その手に魔導機銃を携えて。 「ぶっちゃけ、剣より銃の方が強いですよね?」 いつの間にか剣を捨てて古代技術に傾倒し、研究バカなトリガーハッピーと化していたフェイ。当然オブ当然、家を勘当され、路頭に迷うことに。 「だったら、このまま古代技術を極めてみるかぁ!!」 だが、勘当されども自重せず――フェイは持ち前のフリーダムさで古代文明の謎に挑む! 今日も遺跡に鳴り響くは銃声と爆音、仲間たちの怒号と悲鳴。 自由すぎる考古学バトルファンタジー、ここに爆誕!
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4.4国内で屈指の権力を持つハイブルク公爵家の末っ子セルフィル――。 その正体は現代日本からの転生者だった! 天使のような可愛らしい見た目と現代日本の知識を使って器用に生きているセルフィルだったが、 第一王子の婚約破棄に首を突っ込んだことで王家に睨まれることに……。 「グリエダ=アレスト女辺境伯の名にかけて君を守ることを誓おう!」 ピンチに陥ったセルフィルの元に現れたのは、銀髪の中性的なイケメン(?)で――? 転生頭脳派ショタ×イケメン男装令嬢のマイペース異世界ライフ! WEBコミック誌「コミックライドアイビーvol.22~vol.28」 同単話版1~6話、描き下ろし番外編を収録。
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4.0亡霊が見えるせいで呪われた子だと家族から罵られてきた里沙。 自分の力を忌避し、生きる意味を見失いかけていた彼女を繋ぎ止めたのは、奥勤めをしている叔母・お豊からの一通の手紙だった。 『そなた、大奥へ来ぬか――』 そこは男子禁制で全てのお役目を女が勤め、皆いきいきと働いているという。 こんな私でも誰かの役に立てるのならばと、お豊の力添えで奥女中となる決意をする里沙だったが、そこでは、とある亡霊騒ぎが起きていて――。 霊視の力を持つ奥女中・里沙と記憶を失った侍の亡霊・佐之介が、 大奥に現れる亡霊たちの心残りを解き明かす、感動のお江戸小説。
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-大学生・叶のもとに、転がり込んできた正体不明の少女。 そのただならぬ気配に、身の危険まで感じる叶。 だが相対した彼女から紡がれたのは、悲痛で、弱々しい叫びだった。 「独りは……いや、です。一緒に、いて」 この言葉をきっかけに、叶は少女を迎え入れ、奇妙な同棲生活が始まる。 「赤瀬奈紺」と名付けられた少女は、孤独のない居場所を叶の隣に見出すのだが……?
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4.5【電子版巻末には七原しえ先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 〈隠世(かくりよ)〉。 大妖怪・九尾の狐――鬼灯(ほおずき)の統べるあやかしだけの世界で生きる翠(すい)は、 その中でも特別な力を持つ金魚の姫。 それ故、あやかしからも〈現世(うつしよ)〉に住む人間からも狙われる翠は、 水面に映した〈現世〉の世界を覗き見ることを慰めに 護衛役の猫のあやかし・木蓮(もくれん)とともに息の詰まる日々を送っていた。 ある日、翠は迷い込んだ人間の亡者と出会い、 それがいつも覗き見ていた〈現世〉の青年・晴太(せいた)の祖母であったことから、 〈隠世〉も巻き込む騒動へと発展する――。 人間とあやかし。それぞれが強い想いを心に秘め、誰かを想う。 恋の物語がぎゅっと詰まった、大人のための恋愛奇譚!
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-【電子版巻末には房野先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 十代にしか罹らず、左目が紫色になり次第に死に至る病≪ヴァイオレット・アイ≫。 この原因不明の病で親友を亡くした高二の咲織(さおり)は、親友の気持ちを知るため≪ヴァイオレット・アイ≫を詐病し、学校で孤立する。 ある日の帰り道、問題児だと思っていた同じクラスの男子・啓二(けいじ)に声をかけられ、それをきっかけに少しずつお互いを知っていくふたり。 だが、文化祭当日、いきなり啓二が倒れ――。 現実に抗うため、向き合うために、私たちは嘘をつく。 不治の病と闘う高校生たちの結末は――? 十代を生きた誰もが心揺さぶられる、千葉を舞台に贈る、友情と恋愛の青春ストーリー。
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-【電子版巻末には夢子先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 私たちの仕事はただの掃除じゃない。 故人が最後に遺した想いを、私たちは見つけ、遺族に伝える義務がある――。 柊つかさは、残留思念が視える異能の遺品整理士。 遺品整理会社「メメント」に勤める彼女が許せないのは 故人の想いを見過ごして無駄にすること。 怒り。悲しみ。後悔……遺品から伝わる声なき声を聴き、故人の想いを知った時、 彼女は「死」の裏側にある真実へとたどり着く。 故人が伝えられなかった想いを個性豊かな「メメント」の仲間と届けるつかさ。 だが、そんな彼女にも秘密があるようで……。 札幌を舞台に「遺品整理」という、心に寄り沿う仕事を通して紡がれる命の物語。
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4.0【電子版巻末にはチェリ子先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 人々の感情が色で見える特異な体質のせいで人生に嫌気が差していた明日菜(あすな)は、ある日理不尽なリストラに遭ってしまう。 途方に暮れ、行きついた先で目にしたのは、「従業員急募」という張り紙。 そこは、店主の柘植(つげ)と言葉を話す猫・詩(うた)が営む、魂が宿った人形の最期を見届ける「無幻堂」というお店。 ひょんなことから「無幻堂」で働くことになった明日菜は、人形たちの感情を読み取り、怒りや悲しみを汲み取っていく。 行き場を失った人形たちの最期に寄り添う、儚くもあたたかいハートフル・ドール・ストーリー。
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3.8【電子版巻末にはわみず先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 観光バス会社の空きスペースで紅茶専門のキッチンカー〈シュシュ〉を営む川澄汐里。 勤めていた紅茶専門店が閉店し、独立してみたものの売上達成にはほど遠い毎日。 そんなある日、オニオングラタンスープで人気のキッチンカー〈グラタ〉を営む 美野要の飼っていた猫が行方不明だということを知る。 〈グラタ〉の人気に引け目を感じていた汐里は、 今まで彼とまともに口をきいてこなかったが、実はその猫を偶然見かけていて――。 猫でつながる人の縁。キッチンカーを舞台に年の差コンビの贈る ハートフル・エンターテイメント!
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4.3【電子版巻末にはフライ先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 「君は誰?」――高1の夏、ある出来事がきっかけで大好きだった野球から遠ざかり、学校にも野球部にも居場所がない柚原瑛太は、偶然立ち寄った図書館で真宮栞里と出会う。 初めて会ったのになぜか懐かしい気持ちになった瑛太は、栞里のことが気になり、本が好きだという彼女と一緒に図書館で本を読むことになる。 それは居場所を失った瑛太にとって優しく穏やかで心地の良い時間となるのだが、ある日それは突然、終わりを告げる――。 野球ができなくなった少年と不思議な雰囲気を纏う少女が織りなす、図書館から始まる感動の青春物語!
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4.0【電子版巻末には池上幸輝先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 ――私はいつも、人を傷つける言葉ばかりが得意だ。 他人と距離を置く孤独な女子高生の桔帆(きほ)は、バイト先の花屋で「毎月20日、必ず奥さんのために花を買いに来る」お日様のような笑顔を放つ謎の大学教授・東明(しのあき)に出会う。 夏休みに入った頃、東明は彼女にある提案をもちかけた。 「自分がバカンスへ行く間、家の庭の世話をしてほしい」 戸惑いながらも了承した桔帆が、東明の自宅へ向かうと。 「……なんだお前、やっぱストーカーとかだったわけ?」 以前、桔帆が大学に花を届けに行ったときに、彼女を東明のストーカー扱いした「東明の弟子」と呼ばれる不機嫌そうな大学院生・綾瀬(あやせ)がそこで待ち構えていて――。 東明が仕組んだ、不思議な「同居生活」。 三人はいつしか、かけがえのない「友人」となるが、その奇妙であたたかな生活は、ある日突然終わりを迎える――。
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3.7財産なし、魔力なし、器量なしの三重苦に苛まれるフォレ・エルフの少女、メル・リスリスは可愛い妹たちをせめて貧乏から救いたいと、王国騎士団エノクに就職する。 衛生兵として配属された彼女が第二遠征部隊で見たものは……硬いパンに噛みちぎれない干し肉というとてつもなく不味い食事だった!? 部隊の仲間の健康に気を使いつつ、遠征先でも美味しいごはんを食べるためにリスリス衛生兵の戦いが、今始まる! ※ノベルズ版1巻収録の「番外編 不思議の獣人ガルさんの謎」は文庫版2巻での収録となります。 ※ノベルズ版1巻おまけ「メルとウルガスの遠征クッキング」は文庫版には収録されません。
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4.5【電子版巻末にはみっ君先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 生まれつき人や物から伝わる感覚を過敏に受け取ってしまう、感受性の高さに生きづらさを覚えてきた遥(はるか)は、ある夜、ウエディングドレスを抱えた男・雅(みやび)と出逢う。 彼に突如懇願されたのは、亡き者の心残りだった時間・場所・場面を演出し、再現して空に送りだす、『劇団拝ミ座』の活動協力だった。 劇団の長にして霊視と憑依の術を用いる、雅。 劇団の一員で衣装・メイク全般を担う、和泉(いずみ)。 霊を自分に憑依させ、誰よりも近くから想いに寄り添う、遥。 亡き者の「未練のひと時」と向き合うことで、生きる者もまた、自分の心と居場所を取り戻していく。 徐々に劇団三人の繋がりも強まる中、遥はやがて雅の大きな秘密に触れることとなる……。
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-かつて地球を襲った宇宙怪獣は一人の少女のほぼ全ての記憶、『思い出』を代償とした超能力によって殲滅された。再び襲来が予測される宇宙怪獣に対抗するため、『ポンコツ』となった少女と、各国の『はみ出し者』のスパイ達で疑似家族を形成し、守りたい『思い出』を作ることで少女を『再生』する計画が秘密裏に発動される――
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2.0護衛の任務に就くために育てられ、剣を極めた少女・シュリネ。 だが、護衛対象を暗殺したという濡れ衣を被せられて逃亡の旅に出ることに。故郷を追われてしまったシュリネは異国の地で、王位継承問題に巻き込まれて命を狙われる公爵令嬢・ルーテシアと出会う。今まさに刺客に襲われているルーテシアに、シュリネはある提案を持ち掛ける。 「わたし、ちょっとお金に困ってるんだ。護衛が必要なら、たった今から雇われてあげるけど」 ――二人の出会いが王国の命運を左右する! 少女たちの剣戟バトルファンタジー、開幕!
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4.06年前のダンジョン出現により、人々がスキルを持つに至った世界。 意識不明の弟を救うためダンジョン攻略者を目指す宇内護は【英霊たちの宴】というスキルを授かったが、何故かスキル発動までに至れず、学園では無能と蔑まれていた。 同級生に陥れられ、学園を強制退学。さらに突如現れたダンジョンで命を落としてしまうが、〝死〟をきっかけにスキルが発動する。 最強の英霊たちから修行を受けられるようになった護は、最速で身体能力を強化し、ダンジョンを攻略していくが……。 ヒットメーカー美紅がおくる爽快成り上がりファンタジー!
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-「私は鏑木美春。キミの未来のお嫁さんさ!」 どこにでもいる普通の高校生・日宮友樹は、ある日誰もが認める天才美少女・鏑木美春から突然告白を受ける。 どうやら鏑木先輩は人生二周目のようで……!? 面識がないはずなのにグイグイ迫ってくる鏑木先輩に、ドキドキが止まらない――! イレギュラーから始まる一途すぎる甘々ラブコメ!
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4.0ネットで絶大な人気を誇る 「週刊メロンコリニスタ」が ついに書籍化! 著者ホームページでの掲載を 著者自ら厳選し、 さらに加筆修正やタイトル追加変更などの編集を加え、 単行本でしか読めない 描きおろしも多数収録! 220ページ超ボリュームで 面白さをギュギュッと濃縮してお届けする 腹筋崩壊間違い無しの一冊!
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4.0いたって普通の巨乳女子高生の鹿浪かんなは、小さいころからの憧れだった忍者のアルバイトに、唯一できる高等忍術「分身の術」を面接で披露し、見事合格する。しかし敵対する白の里のくノ一、白雪真白が、かんなを捕らえたり悪戯してきたり友達になったり… 黒・白・金・青・赤・桃... 色をモチーフとした個性的な忍者達による 忍者っぽかったり忍者っぽくなかったりする日常を繰り広げる爆笑シノビギャグコメディ! マンガごっちゃをはじめ マンガボックス230万アクセス、 ニコニコ静画120万超PVなど、各WEBサイトで 超人気で超注目を浴びる本作が 描きおろしカットやお色気要素たっぷりの 描きおろし番外編などを収録し、待望の単行本化!!
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4.5走る! 跳ねる! 落ちる! シュール!ネットで絶大な人気を誇る「週刊メロンコリニスタ」の書籍化第2集! 著者ホームページ掲載作だけでなく、 見るだけでリッチな気分になれる「お金持ちだよ! 金田さん!!」もリッチピープルに収録! 単行本でしか読めない描きおろしも多数収録し330本以上の4コマが超絶スピードで押し寄せる!!
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4.2近未来――地球は、「偽獣」と呼ばれる異界の化け物からの侵攻を受け、 終わることのない防衛戦を強いられていた。 通常兵器はほとんど効かず、対抗できるのは、不思議な力を搭載した女性にしか扱えないパワードスーツ《ヴァルキリードレス》のみ。 そんな鋼鉄のドレスを装着し戦う彼女たちを 育成、運営する機関『第三学園』に一人の男が赴任する。 彼の名は【一二三 蓮】。 今まで一度も実験が成功していない、 対偽獣人型兵器のテストパイロットであった――。
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5.0精工で愛らしい容姿から一部の男性を中心に爆発的に売れた「機械人形」。 ただ、人形に依存しすぎることで引き篭もりの増加など多くの社会問題が表面化し、政府は人形の強制処分を決定する。 両親を亡くし、機械人形のナナミとともに生きてきたノリコにも破棄要請令状「赤紙」が届き… 構想10年、数々の不幸で陽の目を見ることがなかった著者の魂作が WEB公開、ネットニュース、炎上などの爆風とともに電撃単行本化!! 不要の烙印を押された機械人形と孤独な少女のSFドラマ。
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4.1高校1年生の龍蓋寺 輪(りゅうがいじ りん)。 夏休み、アメリカから帰国した母が連れて帰ってきたのは、 死んだ父親の腹違い娘、アナ。 突如として現れたアメリカ人の妹が巻き起こす 異文化コミュニケーション日常系ギャグ漫画。 お色気もちょっぴりありますよ! Webコミック配信サイト「マンガごっちゃ」を始め ニコニコ静画やiPhoneアプリなどでも絶賛された 妹漫画の新ジャンルが待望の単行本化!! 単行本化にあたり、漫画の一部を大きく修正。 フキダシの再調整も行い、ズギュンなカットが多数追加!! 24ページもの超ボリューム番外編は温泉編! 温泉で繰り広げられる素っ裸なガールズトークが読めるのは 単行本だけ!! キャラクター紹介などのおまけ要素も超充実!
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-ニコニコ漫画(公式)の『壱億返済日記』でおなじみのまことじ氏が描く異星間交流コメディ。 普通の中学生「沢辺秋都」がある日学校から帰ると、 家の隣の空き地に朝にはなかった大きな四角い物体があった。 漫画家の母(のネタ出し)のため その物体を調べることになった秋都だったが…。 無料WEBコミックサイト「マンガごっちゃ」にて大好評連載中の本作に 大ボリュームの描きおろしとおまけページを追加!
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3.0一つ目少女の「一 真子(にのまえ まこ)」と 猫耳少年「蜂須賀 真理緒(はちすか まりお)」、 二人の日常を描くハートフルラブコメディ。 恋する乙女の真子さんは 想いを寄せるハチスカくんにいじられて 笑ったり、怒ったり、泣いたり、やっぱり笑ったり。 ハチスカくんともっと仲良くなるため 真子さんはいつも頑張ってます。 WEBコミック投稿サイト「マンガごっちゃ」にて 大人気連載中の本作に大ボリュームの描きおろしエピソードを加えて 電子単行本化!!
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3.7TVアニメ化もされ、話題となった他人の心が読める少女と、彼女に惹かれる少年が織り成す学園ファンタジーラブコメディ。 700万突破のアクセスの超人気4コマが電子単行本化! 著者による大幅加筆修正とカラーページ増量、ファンにはたまらない「おまけページ」など盛りだくさんで登場です。
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3.0飯島竜人は異世界に転生し、リュート=マクレーンとなった。 転生先の肉体の最適職業は村人で、家も普通の貧乏な農家だった。 ゴブリンやドラゴンが闊歩する異世界で、冒険者や魔導師が立身出世する話は多い。 けれど、職業が大きくステータスに反映されるこの世界で、リュートに無双などは到底見込めない。 だがしかし、彼は村人のままでぶっちぎりの最強となった。 これは彼が最強へと至り、そして村人のままで無双する物語。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 静岡県は大きく分けて伊豆、駿河、遠江の3エリアに分けられます。 行政的にはもう一つ、御殿場を中心にした東部地域もあります。 それぞれ、特徴がある静岡県ですが、各エリアごとの特徴を余すことなく読める本になっております 静岡市や浜松市はライバル心が強く、いつも対決している状態!? 富士山が世界遺産になったことなどで外国人の観光客が押し寄せ、伊豆地方は大混乱!? 各地域は対決姿勢が強く、反発しあっている状態で静岡県としてのまとまりが全く無い!? …静岡県を知るための必読の一冊!!
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 地域批評シリーズ「富山県」は北陸地方では「福井県」「石川県」に次いで第三弾目となります。 北陸新幹線が開業し、多くの観光客が石川県金沢へ流れて行き、富山はダダの通過点となるだろうとの予測でしたが蓋を開けてみると意外に富山にも多くの観光客が来県している模様です。 もともと、富山県は石川県と一緒の県であり、明治後半に独立して富山県が誕生しました。 歴史を見ても、加賀藩の支藩であり、そのため、今でも石川県の下請け工場とも揶揄されています。 また、「富山の薬売り」は有名ですが、薬売りをしながら、各地方や京、江戸などの情報を手に入れ、つまり、今のスパイですが、その情報を加賀の殿様に伝えていました。 そのため、加賀の殿様は「富山の薬売り」を相当大事にしていたそうで、富山の人は薬売りがいたから加賀百万石として成り立ったのであり、富山のおかげで石川はあると県民は思っているようです。 富山は工業、漁業、農業とバランスよく発展をし、経済力も豊かでライトレールなど、まちづくりも斬新でアイデア豊富であり、 石川と比べ、新しいものにどんどんチャレンジして行き、全国から最も注目を集めてる県のひとつです。 その富山の秘密を解き明かして行きます。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 北陸新幹線が開業して1年になり、多くの観光客で石川県は大繁盛といったところです。 これまでのところ、北陸新幹線の特需は相当、石川県には影響しているものと思われます。 しかし、この1年で見えてきた課題も多くあります。 石川県は大きく能登地方と加賀地方とに分けられます。 能登地方に住む住民は今でも加賀地方に住む住民とはうまくいっていないようで何かと加賀の人は冷たく、優柔不断で保守的で何事にも新しいものにチャレンジしない。 そのくせ、殿様みたいに常に上から目線で人を見下すと言っています。 加賀の人は能登の人(福井、富山も含む)をずるがしこくて人のものをコソドロのようにアイデアや伝統文化を盗んでいくとみています。 そういった地方での争いや独特の文化・風習など事細かに編集した一冊になります。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 福岡県は人口510万人を有する九州を代表する県ですが 福岡県は大きく分けて筑前、筑後、豊前、筑豊というエリアに分かれています。 筑前は商業・経済の福岡市を中心にしたエリアで筑後はブリジストンを代表とする企業都市としての久留米市を中心にしたエリア、 豊前は新日鉄住金(八幡製鉄所)を代表とする工業地帯の北九州市を中心にしたエリア、 筑豊はかつて炭鉱で栄え、現在は観光・IT企業でガラッと変わった飯塚市を中心にしたエリアとなっております。 この4つのエリアは江戸時代からの藩によって風習・習慣・ことばなど同じ県なのにあたかも独立国家があるかの如く、まったく違う要素を今ももち、心の中では反目しています。 このような視点だけでも福岡県は謎の多い県なのです。 また、近年、九州新幹線開通や博多港整備により、国内だけでなく、海外からも多くの観光客が押し寄せています。 このように活況ある福岡県ですが、各エリアごとに格差が広がり、高齢化も深刻です。プライド高い福岡人の本音を深く探っていきます。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 全国各地ベストセラーのご当地本シリーズ待望の「宮城版」! ! 「地域本」東北シリーズの最後を飾る宮城県。東北一の都市として、太平洋沿岸部から奥羽山脈の麓にかけて広大な平野部を持ち、ササニシキ・ひとめぼれなどの稲作中心の農業が行われており、米所として全国的にも有名です。 歴史的には、現在の宮城県の領域は古墳時代からヤマト王権の影響下にあり、雷神山古墳や陸奥国府と推定される官衙(郡山遺跡)が名取郡に置かれ、後に宮城郡に多賀城(陸奥国府・鎮守府)や陸奥国分寺、陸奥国分尼寺が置かれました。 室町時代になると、奥州管領となった大崎地方の大崎氏を中心に東北地方の支配体制が構築されます。 そして、17世紀にかの有名な伊達政宗が、大崎地方の岩出山城から宮城郡に移り、仙台城を築いて城下町を築き上げました。 その後、現在に至るまで、経済・産業・インフラ・文化などにおける、東北一の都市として、名を馳せてきました。 そんな、東北一の都市として、全国に名を轟かす宮城県ですが、県民の態度は高飛車といわれ、他の東北県民からは、総スカンを喰らっているのが実態です。 しかし、経済・産業・インフラ・文化などの面で、宮城県に依存せざるを得ないのも、他の東北県民にとって現実なのです。 東日本大震災から5年目を迎える2016年、復興の旗手としての役割を担いながら、東北のリーダとして注目を浴びつづける宮城県の、様々な課題やこれから歩むべき未来の姿を、徹底した現地取材と多様なデータを基に、探究していく一冊です。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 北区は東京23区の北部に位置する、東西約2.9km・南北約9.3kmの南北に細長い形状で面積は20.59平方キロメートル(23区中11位)あります。 北は荒川および荒川放水路を隔てて、埼玉県川口市と戸田市に、東は荒川区と隅田川を隔てて足立区に、西は板橋区、南は文京区と豊島区に接しています。 また、都県境に接しつつ山手線内のエリアを共有しているのは、23区の中で北区だけで、明治通り・環七通り・環八通り・中山道・本郷通りという幹線道路が通っており、 都心へのアクセスは便利です。 JRの駅数も10駅と23区で最も多く、区内のほとんどの住宅地が駅からの徒歩圏内にあります。 そして、23区の中でも際立って物価が安く、庶民に優しい街としても知られています。 その北区の中でも、特に赤羽はディープな街として、老若男女を問わず多くの人々から注目を集めています。 最近は、マンガ「東京都北区赤羽」(清野とおる:著)が、人気俳優の山田孝之主演でTVドラマ化され、さらにその注目度は高まっています。 1度会ったら忘れられない、強烈なインパクトのある住民たち。 大型商業施設にはない、独特な個性を持った商店街……。まさに、赤羽はマンガを超えるような面白いことがリアル起こる、ワンダーランドなのです! 本書は、そんな赤羽を中心に、北区の現状と未来の様々な問題を、現地取材と詳細なデータを基に、徹底的に探っていく1冊です。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本の都道府県としては、北海道に次ぐ2番目に広い総面積を誇るのですが、可住居面積の割合は約24%(全国40位)と低く、内陸部と沿岸部に人口が集中し、あとはだだっぴろい平地と山があるだけ! 県内全体が豪雪地帯に指定されており(特に藪川は真冬に-30度を記録することもある)、本州最寒地としても有名です。 また、南北の所得格差に代表される、典型的な「南北問題」も起こっており(北上市など県南部では著しい経済発展により所得水準も大きく向上しているが県北の中心都市である二戸市や久慈市では所得水準が低いまま)、 県は今も根本的な解決策を見い出せない状況です。 近年では、NHKの朝ドラ「あまちゃん」のロケ地として、久慈市が一瞬だけ注目を集めましたが、 そのブームも終わり元の寂しい姿に戻ってしまいました。そんな現状を、故郷を「イーハトーブ(理想郷)」と称した宮沢賢治が見たらどう思うでしょう……。 東北を代表する理想郷(?)、岩手の現状とこれから進むべき未来を、様々な角度から熱く語り尽くす一冊です!
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 昨今、「地方創生」という言葉が、盛んに聞かれるようになりました。 これは、現在政権を握っている自由民主党が、伝統的に地方を重視する政党だという事情もありますが、それを差し引いても、そろそろ本格的に対策を講じないとヤバいという状況が生んでいる現象です。 東北6県の中でも、秋田県は、人口減少・過疎化・高齢化・各エリア中心部のシャッター街化・観光産業の衰退などが激しく、同じく危機にあえぐ近隣県と比較しても、米価の低落で最大の武器「あきたこまち」が牽引力を失い、都市力では宮城に惨敗、リンゴの青森、サクランボの山形とは、特産品でも後塵を拝し、東北自動車道、東北新幹線というメインルートを持つ盛岡にも、総合力で敗北している感が強くあります。 しかし、実際のところ相当追い込まれている秋田県ですが、本当にあとは「消滅」を待つばかりなのでしょうか? 実は今、秋田県は大逆転に向けたスタートを切った状態に見えます。もちろん、逆転勝利のためには、膨大な問題を解決し、目に見える成果のない努力を、長期間続けなければならないかもしれません。秋田県人の「気質」が、それを邪魔することだってあるでしょう。 当編集部は、様々なデータを分析し、実際に秋田県内をくまなく歩き周り、色々な話を聞いてきました。本書は、秋田県の多くの問題点を指摘しつつ、今、秋田県がどういう状態で、どういうことが起こり、この先どんな未来が待っているのかを、ひとつひとつ解き明かしていきます。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 知名度もビミョーで中途半端な印象の岐阜県。しかし、日本のへそ、日本の重心、美濃を制する者は天下を制す、ともいわれる日本のセンターにして交通の要衝。名古屋にもシッカリと依存し、中京(名古屋)圏の一角として産業集積も進み、発展も著しい。さらには現代産業ばかりでなく、刃物、焼物、そして2014年末に世界遺産に登録された美濃和紙など伝統工芸も盛ん。だが、発展しているのは名古屋に近く、交通の要衝に位置する美濃地方ばかり。 そうした影響もあり南北で明らかにコントラストが違う岐阜だが、それも仕方がない。間が山で遮られていることもあるが、美濃と飛騨はもともと同じ国ではないからだ。文化・風習・言葉・気質が違う。さらに歴史的にずっと疎遠な関係だったのに、強引にひとつの県にされてしまった因縁もあって、今でも両者には目に見えない確執やライバル心、はたまた羨望めいたものも存在する。 本書では、美濃・飛騨双方の地域性や確執、問題点、名古屋依存体質などを取り上げ、岐阜の素性を暴いていく。さらに県内各地の揉め事がいつまで続くのか? 南北融合は夢のまた夢なのか、その未来を追求していくことにしよう。
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5.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 地域のイメージというものがある。どこどこは都会だとか、どこどこは歴史があるだとか、そういうものだ。佐賀県は、このイメージが著しく悪い。いや、「悪い」というよりも、「イメージすら希薄」な土地だ。九州の「首都」というべき福岡、維新の英雄を輩出した「隼人の国」鹿児島、出島とハイカラな長崎など、九州の各県はそれぞれが強烈なイメージを持っているのに対し、佐賀県はそうしたものがない、もしくは意識されていない。かなり好意的な表現を使っても「地味」なのである。 かといって、佐賀県に売りがないわけではない。吉野ヶ里に代表されるように、古くから文明が栄え、明治維新に際しては、中心的な役割を果たした「薩長土肥」の一角だ。こうやってみると、「なんで佐賀はこんなに地味なのか意味がわからない」と思ってしまう。 本書は、この謎を解き明かす一冊だ。佐賀県はどうして「地味な田舎」なのだろうか。なぜ福岡が九州随一の都市なのに、隣接する佐賀県はその恩恵を受けていないのか。我々は、様々な角度から佐賀県を分析し、佐賀県の「隠された実力」と「何が問題なのか」を探った。そして見えてきた、本当の佐賀県とはいかなるものだったのかを探求していく。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 某民間調査会社が発表した2014年の各都道府県の魅力度ランキングで福井県は45位。 ワースト3入りである。ところがよく調べてみると、下位は北関東3県(茨城・栃木・群馬)や 埼玉、佐賀など何かと揶揄される県ばかりで、福井も実は下位の常連県のひとつ。 悲しいかな、福井はそんなことも知られてないほど超マイナー県なのだ。 福井の名は知っていてもどんなところかあまりよく知られていない。 が、実際にはイマイチ県では断じてない。 第二次産業では繊維、電子部門が全国平均を大きく上回り、 眼鏡フレームに関しては国内生産量の9割を占める、知る人ぞ知る工業県である。 何といっても福井は「幸福度が日本一」。 福井の幸福はアクセスの悪い立地の上に成り立ってきたともいえる。 2015年に北陸新幹線が開業、敦賀への延伸も予定される マイナーな福井におけるこうしたドラスティックな変化は、 幸福な県民の不幸の始まりになりはしないだろうか? 本書では、地元視点ではわからない本当の福井人気質を探りつつ、 嶺北・嶺南という「ふたつの福井」の現状と問題点にズバッと切り込んだ。 「幸福な独立国家・福井」。その本質と進むべき将来をこれから探っていこう。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 愛媛県のイメージってなんだろう。ヨソの人にとってはミカンにポンジュース……以上だ。 だが、愛媛県の実力はそんなものではない。そもそも、愛媛県、いや伊予国は 「誇り高き海賊」の国。古くは平将門と並び称される英雄、藤原純友の本拠地であり、 瀬戸内水軍の中でもっとも権威のあった河野水軍は愛媛の一族。 いかなる支配にも屈せず海を駆けた自由の民の国なのだ。 その海賊の子孫たちが住む愛媛は、大きく3つのエリアに分類される。 しかし現在、各地はそれぞれ大きな問題を抱えている。 東予の工業地帯は斜陽期を迎え、ミカンと海産の衰えた南予各都市は ことごとくシャッター街と化した。四国最大の都市である松山は今もその力を 保っているように見えるが、その内実は郊外化の進行や再開発を巡る対立など 懸念すべきことも多い。 本書は、そんな愛媛を多角的に愛媛県を解き明かすことで、 その「未来」を考えるための材料となることを目指した一冊である。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 長崎県のイメージの良さは九州7県の中でもトップクラスだろう。 好印象をもたらしている要因は歴史と地勢にある。 長崎の地は古くから海外への玄関口として機能し、 江戸時代には鎖国政策が敷かれている中、唯一諸外国との接点が持たれた場所だった。 そのため長崎には異国情緒に溢れた街並みが形成され、 閉鎖性と無縁で生きてきた人々は開放的な気質を持つに至ったとされる。 お隣の佐賀県とは余りにも対照的だ。 しかし、このイメージは長崎市を中心としたもの。 実際の長崎県は、外から見るよりはるかに複雑で統一感もない。 長崎はもともと小藩が割拠していたため、旧藩エリアごとに分立していてまとまりが悪いのだ。 ただ、県よりも地域単位の結合がやたらと強く、平成の大合併では地域ごとによくまとまり、 日本一の市町村減少率を記録した。 だがその過程がヒッチャカメッチャカだったせいか、今も不平不満がアチコチで噴出。 「開放的で進取な県」のイメージから程遠いこの姿…… 長崎ってホントは典型的なローカル県なんじゃないの!? 本書ではこれら県内の問題点をひとつひとつ取り上げ、 県民気質に言及しながら長崎の本質を解き明かしていく。 どうか最後までお付き合い願いたい。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 世界の最先進国日本も、そのほとんどはイナカである。 そして、青森県はその中でも「最たるイナカ」というイメージを持たれている。 やはりこれは『テレビも無ェ ラジオも無ェ』から始まる金木出身の大物歌手による大ヒット曲 『俺ら東京さ行ぐだ』の影響が大きいのだろう。 だが、青森県は「最悪のイナカ」なのだろうか。 仮にイナカだったとしても、そこが「オラこんな県嫌だ」なのかどうかは別問題だ。 そして、その土地が総合的な意味で豊かであるか、貧しいかも、また然りである。 本書は、ありきたりの観光ガイドではない。 青森県にはどんな人間が住み、どんな生活をして、 本当はどこが良くて、どこが問題なのかを、 丹念な取材と、多くのデータを分析して解き明かしていく。 青森県に貼られた「レッテル」を一枚ずつはがし、 真実の姿が少しでも明らかになれば、幸いである。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 東北地方を縦に分断している奥羽山脈。 その西側の山形県と秋田県は「裏東北」といわれ、 東北きっての大都会・仙台を中心にした「表東北」と比べて、「裏」のほうはさすがに地味……。 秋田はまだしも山形は周囲の8割強を高い山に囲まれ、 今でこそ太平洋側からの横断道が整備されてきたものの、 東北の中で隔絶されていた「秘境県」だった。 県内は村山、最上、置賜、庄内の4つの地域に分かれているが、 出羽山地によって内陸部(村山、最上、置賜)と沿岸部(庄内)が隔絶され、 内陸部では盆地ごとに異なる生活圏が形成されている。 山形は昔、多くの藩や幕領が複雑に交錯していたから、 強烈な地域間対立こそないものの、住民の文化・気質が地域によって違う。 それゆえ、小さな地域を強引にひとまとめにしようとした平成の大合併が不調に終わったのも当然といえる。 そんな閉鎖と分断の国・山形は、東北の風土特有の貧困に悩まされ続けた。 昭和40年代の山形県民の富裕度は全国最低レベルで、 多くの出稼ぎ者を生み出し、残された者たちもコツコツと働いた。 そうした時代を経て、交通網の発達、再開発、企業誘致、巨大商業施設の建設などで 生活レベルは上向いた。 今や山形は「豊穣の地」と称されるほど。 けど、ホントのところはどーなのよ!? 本誌では、保守的な山形の旧社会と伝統的な山形人にスポットを当て、 各地の問題点を浮き彫りにし、新旧が混濁する現代の山形社会の深遠に切り込んだ。 山形の真実の姿とは何なのか? これからじっくりと解き明かしていこう。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 鹿児島県は特に近代、日本の歴史において非常に重要な位置を占めた土地です。 行き詰まった武家政治から近代国家への急激な転換を、驚くほど素早く、 また考えられる限り最小の犠牲で成し遂げ、明治維新の主力となったのが、鹿児島県なのです。 この偉業の大きな要因として、鹿児島が他の地域から隔絶された「密国」であったことが挙げられます。 情報収集と根回しの失敗で滅亡の危機に瀕した関ヶ原の反省を踏まえ、 当地を治める薩摩藩は江戸時代、外部からの情報収集には尋常ではない努力を払いました。 しかし、国内への進入が事実上不可能だったので、 トップレベルは外のことを知っていても、一般民衆レベルでは「鎖国」状態でした。 それゆえ、当時の「日本人」というくくりの中ではかなり異質な存在であり、 薩摩弁が多くの方言の中でも相当特殊な部類に入るのはその典型といえるでしょう。 こうした背景があったことで、鹿児島県人は他県の日本人のように状況に流されず、 効率的に動けたのが、明治維新だったのではないでしょうか? あれから百数十年。鹿児島は今、新しい転機に立たされています。 他の地域からの交通アクセスが非常に悪い鹿児島は、 時代に大きく取り残された存在となっており、九州新幹線が開通したことで変化はしているが、 その恩恵はまだ鹿児島中央駅と鹿児島市にしか見受けられないのです。 本書は、さまざまな観点から「今」の鹿児島を解き明かしていきます。 歴史背景、各種データ、鹿児島人という「人種」。 リアルな鹿児島県の姿を発見した時、新しい鹿児島の未来を探るヒントが、きっと見つかるでしょう!
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 はじめに) 「畿内」という呼称がある。 昔から都と都に近い京都南部、奈良・大阪のほぼ全域、兵庫南東部は古くから「畿内」と呼ばれ、 日本を代表する大都市圏に位置付けられてきた。 ところが、滋賀は京都のすぐお隣なのに「畿内」に含まれていないのだ。 滋賀といったら、古代には都(大津京)が設けられ、「近江を制するものは天下を制す」といわれたほどの要衝の地。 にもかかわらず、まるで関西からハブられているような哀しさ……。 滋賀が目立たない要因は「通過県」という地域性にもある。 人の往来が活発で、当地に留まらずに通り過ぎてしまう「畿内の窓口」だった土地柄。 有名な近江商人にしても積極的に外に出ていって活躍している。 人の通過県にして流出県でもあるから、どうしても印象は薄くなってしまいがちだ。 ところが近年の滋賀には劇的な変化が起きている。 農業県から工業県へのシフトチェンジに成功し、人が流入する県に生まれ変わったのだ。 意外な発展による劇的で大規模な変化は、滋賀の根本(伝統)を揺るがす危険性をはらんでいるかもしれない。 そうした県内の現状を踏まえ、滋賀の将来が「三方よし」となれるか否か、本書で探っていきたいと思う。 出版社からのコメント) 滋賀県に住んでいる方には必ず読んで欲しい一冊。 我々編集部はこのデジタル大全盛の時代に、地道なローラー作成を持ってして街の方々に話を伺い、本書を作成しています。 滋賀県の隅の隅まで掘り下げました。 ガイドブックなどには載っていない衝撃的な話が目白押しです。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 山梨県は、複雑な個性を持つ土地である。 まず「交通の要所」であり、「山に囲まれた閉鎖空間」でもあるという、とても同居できそうもない両面を色濃く持っている。 山梨県は旧甲斐国とほぼイコールの県であるが、「甲斐」の語源自体 が「道の交わる交(カイ)」と 「山に囲まれた峡(カヒ)」という正反対の説がある。 県内でも、地域ごとの違いは大きい。県内は笹子峠に代表される数々の峠で甲府を中核とする「国中」と、それ以外の「郡内」に分断されている。 山の中の小さな土地で人口も少ない山梨県だが、それでいて日本史においては非常に目立つ地域である。平安時代から目立ちまくった武田氏。江戸時代から近年にいたっても、日本経済界で異彩を放つ甲州財閥(甲州商人)。両者ともに壮絶な内ゲバ体質であり、武田一門は一族で殺し合い、甲州財閥の時代になっても社長同士が刺客を雇って暗殺を狙うような恐ろしい土地だ。 そのくせ、山梨県人には強力な一体感があり、 殺し合いをしていたライバルと一致団結して事業に取り組んだりする。どっちなんだよ! このように複雑な山梨県。 近年ではその団結力が存分に発揮され、富士山が世界文化遺産へ登録を成し遂げた。がっ一方、 人口の減少から甲府にはシャッター街が広がっており、「関東の奥座敷」 と呼ばれた石和温泉の衰退など問題も多い。 一体、山梨県とは、そして山梨県民とはいかなる存在なのか。 一体感があるんだかバラバラなんだか分からない県民性。 本書ではこれらを一つ一つひもときながら、本当の山梨県を探していきたい。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 熊本県の知名度が九州他県に比べて低かったことへの打開策のひとつとして誕生した「くまモン」は、 その期待に見事にこたえて「熊本の劇的な知名度アップ!」という逆転の大ホームランをかっとばした。 くまモンが地元・熊本県へもたらしたとされる経済効果は2年間で1200億円超。 県都・熊本市が政令指定都市になるかどうかという時期に重なったくまモン・フィーバーは、市の政令指定都市移行の絶好の追い風にもなった。 そして2012年4月、熊本市は政令指定都市として生まれ変わった。 その原動力となったのは熊本人のプライドと意地だ。 江戸時代、大藩だった熊本藩は「九州のお目付け役」を自認。 明治時代以降も、九州行政の中心的役割を担ったのは熊本市だった。 だが、今や九州内都市間のパワーバランスは福岡市に大きく傾き、鹿児島市の伸長も著しい。 そこで元九州一のプライドにかけ、存在感を上げたい熊本市は政令指定都市への移行を進めたともいえる。 しかし、全国20番目のピッカピカの新・政令指定都市といったら聞こえはいいが、問題は山積みだ。 インフラ整備は不十分だし、産業も農業主体で工業が心もとないから財政基盤は脆弱。 力を入れたい観光も、ほぼ熊本城頼みで観光客は頭打ち状態。 そもそもくまモン効果で熊本県の認知度は格段に上がったのに、熊本市が政令指定都市だという一般認知は十分ではなく…… 最初の目論みからすれば「これでいいのか!」とツッコミたくもなる。 本書では熊本の街を歩き、市民への取材を行い、各種データも用いながら熊本市を多角的に分析。 新生・熊本市の真の姿を追った。 果たして九州の雄の復権はあるのだろうか!?
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 東西両横綱という言葉がある。 まあ要するにふたつのトップとして並び立つ存在、というような意味で使われるわけだが、 町田市は一部では「西の横綱」として認識されている。 対して東は足立区だ。 なんの横綱か? つまり東京でもっともガラの悪い地域としての「横綱」である。 あんまり嬉しくない番付上位だ。 とはいえ、これがあんまり否定できないのがつらいところ。 確かに町田市のイメージは悪い。 チンピラが多い、ナンパ成功率が都内トップといった評判もある。 中には「渋谷や新宿よりも恐い」などという声もある。 そんな馬鹿な、な話だが、そういうことをいう人がいるのは事実だ。 こうした「評判」「イメージ」は事実に基づいているのだろうか。 実際、町田市民(と、つながりの深い相模原市民)はともかく、 多くの人が「町田市は東京都である」ことを知らなかったりする。 おかげで、西東京でも指折りの大都市町田は、 「神奈川県の市で山が多い」などと言われる始末である。 しかし、こうしたレッテルやおかしなイメージには 事実に反する部分がいくらか内包されているのと同時に、 「そう思われてしまう別の原因」もあったりするわけである。 本書では、これらレッテルやイメージをひとつひとつ検証し、 現状・経緯・歴史をひもとき、本当の町田市の姿を見つめていく!!
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2013年、三重県は伊勢神宮の遷宮を迎え、大勢の観光客で賑わった。 これまでの歴史の中でも、おかげ参りと呼ばれる参拝ブームはあったが、 今回の参拝者数はそれらを大きく超えて1400万人を突破したのだ。 これは計算上、日本人の1割以上が伊勢神宮を詣でたことになる。 しかし、三重県は伊勢や、その周辺の鳥羽・志摩だけでは語れない。 三重県は実に多くの顔=エリアを持った県なのである。 県内は大きく分けて、 四日市・桑名を中心とした北勢エリア、 津・松阪の中勢エリア、 伊勢・鳥羽・志摩の南勢エリア、 旧伊賀国からなる伊賀・名張の伊賀エリア、 世界遺産「熊野古道」を抱える尾鷲・熊野の東紀州エリア の5つがある。 これらのエリアは同じ国とは思えない(?)まったく異なる風景を持っている。 今でも三重県は、同じ県内なのに鈴鹿山脈で隔たれている交通網の整備が追いつかず県内を行き来することは困難を極める。 そのため三重県人であっても、自分が住んでいる土地以外は 謎多きミステリーゾーンとなっているのが実情なのだ。 さらに三重県の人は「信心深くておひとよし」ともいわれるが果たしてそれも真実なのか? 謎が謎を呼ぶ土地・三重県。本書が東海地方なのか、近畿地方なのかも定かではない日本国内随一の巨大なミステリーゾーンの真実を知る端緒となれば幸いである。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は『東葛』『葛南』『千葉市』に続く千葉シリーズ4作目である。 上記の3エリアは、千葉県の総面積の6分の1にも満たないが 県内総人口の半数以上が住む地域で、 東京で働く人のベッドタウンとして重要な役割を担っており、 その住民の多くは「千葉都民」と呼ばれている。 他県からの移民が多く、住み心地重視で地域の発展は二の次だから、 郷土愛など期待できるはずもない。 では、郷土愛に溢れた千葉土着の原住民はどこに住んでいるのだろうか? それはまぎれもなく、今回メインで扱う南房総と外房・内陸(北総)エリアだろう。 しかし、悲しいかな、県外の人たちが「千葉」と聞いてイメージするのは 先述の人口が密集した北西部エリアに偏っており、 南房総や外房を思い浮かべるのはゴルフ好きのオジサンかサーファーくらい。 内陸(北総)エリアにしても「空港と成田山以外に何があるの?」といった印象。 ほとんどの地域で過疎化が著しいし、 南房総市に至っては3人に1人が老人と高齢化がハンパない。 しかし、だからこそ当エリアには純粋培養された千葉原住民がいると断言できるのだ。 かつては北条氏と戦いを繰り広げた『南総里見八犬伝』の里見氏を筆頭に、 数々の小藩によって治められてきた原住民には「野武士」の血が連綿と受け継がれている。 本書ではそんな「原住民」の生態を明らかにすると共に、 各地域のさまざまな問題を取り上げ、 時にサイタマとの「関東3位」の攻防を繰り広げつつ、 リアルな千葉県の姿に迫ってみた。 「千葉愛」なら誰にも負けない! という房総っ子を含めて、 多くの千葉県民の心に刺さる一冊になっているはずである。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 前作では札幌市の「すでに滅んでいるパラダイス」という本質に迫り、 市民はどん底の状況から目をそらしながら、のほほんとしている状況を探った。 それから3年……。 失業者と生活保護が増え続け、経済の見通しは暗く、 あいかわらず市民は頑張らないで暮らしている。 北海道は開拓時代の頃から士族・農民・流民などが入り込み、 やがてこうした移民たちが一極集中した札幌が、漁業、農業などの 一次産業分野で不動の地位を築いている北海道各地の人口と 購買力を吸い上げながら、肥え太ってきた歴史がある。 その構図は現在にも受け継がれ、流通拠点である札幌に、 地方からストローで吸い上げるように人もモノも移動しているのだ。 人口を道民の3分の1近く集め、いくつもの弊害を出しながら その肥満体は膨れ上がっているが、当の札幌人はと言うと、 「仕事がない」「お金がない」「将来がない」と言いつつ、頑張らずに楽しそう。 端から見ている方がハラハラさせられるが、 札幌人は「なんとかなるっしょ!」と、何を言われても馬耳東風のままだ。 札幌人は、なぜ頑張らないのか? 第二弾である本書は、 北海道という巨大な土地が生み出すエネルギーを 札幌が吸い取っている現状を追いかけながら、 札幌の成り立ちと今後の行方、 どこか不思議な考え方の札幌人の深層心理に肉薄し、えぐり出した一冊である。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本州の端っこという覚えやすさもあり、山口県の認知度は意外に高いが、 山口県に何があるかを問われたら多くの人が首を傾げてしまう。 しかし、山口県民に向かって「山口県って何も無いよね」などと言ったらいけない。 自虐的に自県を捉えられない山口県民からお叱りを受けるやもしれないからだ。 山口県民は、自尊心が高くて「ええかっこしい」な性分といわれる。 そうした気質を人々に芽生えさせ、かつ山口県をドラスティックに変えたのは明治維新だ。 その時に築き上げた「長州閥」といわれる政治勢力は、以後も厳然たる力を持ち、 山口は政治の場に多くの人材を送り込んだ。 そんなわけで、県民はいつしか 「今の日本があるのは自分たちのおかげ」 「自分たちが日本を動かしてきた」 という意識を持つに至る。 そして我が国の本流を成す県として、維新の原動力ともなった革新的でイケイケな気風はどこへやら、 国内屈指の保守県へと生まれ変わったのだ。 だが、この保守的で中央志向の気風が山口県を寂れさせる要因になっているかもしれない。 地元よりも日本のために情熱を傾ける気風は賞賛すべきだが、 中央志向の人材(若者)が外に流出して高齢化が進み、 地域経済も停滞。中央(東京)はこれから五輪景気にわくかもしれないというのに、 山口県への波及は不透明だし、 そもそもアベノミクスにしてもお膝元に利をもたらしていない。 見返りもキレイな道路だけじゃ県民だって不十分だろう。 本書では長州気質をベースに置き、 理想と現実に揺れる山口県のジレンマを描きつつ、さまざまな問題点に切り込んだ。 見栄えを気にする気質の山口県民にはちょっとウザい内容もあるかもしれないが、 ぜひ一読していただきたい。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、地域批評シリーズの記念すべき四国上陸第一弾である。 岡山県で生まれ育った筆者にとって、 香川県は近いような遠いような微妙な土地といった印象がある。 なにしろ、全国でも特異な例として民放テレビが両県にまたがって同じ番組を放送しているため、 香川県の情報を得る機会は多かったのだ。 それでも、香川県は長らく海の向こうの、ちょっとローカルな土地であるという意識が強かった。 というのも、かつて香川県に行く手段といえば、 宇野港からのフェリーか、宇野線経由の宇高連絡船が定番ルート。 すなわち、船で行かなければならない遠い島だったのである。 この距離感によって、人の悪い岡山県人のみならず、 全国の人が香川県を筆頭として四国全体を発展途上の孤島と見ていたことだろう。 しかし、1988年の瀬戸大橋の開通で状況はがらりと変わった。 気がつけば、香川県は「うどん県」なる奇妙な名称で全国区に。 さらには、直島のベネッセハウスミュージアムを中心としてアートの栄える地域として売り出したりと、 県をあげて、ネアカな観光地になってきているのだ。 一方で問題も山積みである。 「うどん」や「アート」で盛り上がっているのもしょせんは、ごくごく一部の地域に過ぎない。 県内にだってうどん文化圏ではない地域もあるのに、 そんなものは存在しないかのように扱われているではないか。 もはや四国の玄関口じゃなくなり、「うどんだけじゃない」を掲げながらも、 ホントに目立つモノがなんにもない香川県が、だけじゃなくすることなんかできるのだろうか? 本書は徹底的に追求し尽くした一冊である。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 30年越しで取り組んできた減塩運動の成果が実り、男女の平均寿命が全国一位。 さらに、幸福度ランキングでも全国ナンバー1。 「日本一健康で幸せ」な長野県は、いま全国からもっとも羨望を集める注目県だ。 ブランド力はありながら決して1位にはなれなかった「信州」にとって、これはまさに面目躍如! かつて「日本のチベット」と揶揄された僻地が、他県民も羨む住みよい街として名実ともに「日本のセンター」となる日が、 ようやく来たのだ。 だが一方で、問題も山積みだ。 近代の夜明けとともに勃発した北信(東北信)と南信(中南信)の争いは、いまだに火種がくすぶったまま。 スリム化を目指して全国的に加速した平成の大合併も、長野県はドタバタ続きで不発だった。 平均寿命の高さは高齢化の裏返しとも言えるだろう。 だからこそ思うのは、長野県民は本当に幸せを実感しているのだろうか?ということだ。 本書の制作にあたり、県内を隅々まで歩き回ることで、 長野県が抱える課題と県民の真の姿が見えてきた?
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4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は静岡県浜松市民の「本当の姿」に挑戦した一冊である。 浜松市は度重なる合併を経て2005年、11市町村を版図に加える超広域合併を見事に実現、県内最大の80万都市として再出発をした。 そんな浜松の代名詞は、徳川家康から連綿と続く、立身出世に燃える野心の精神といえる。 時代に翻弄される家康本人が「今に見ていろ」と雌伏の時を経て、大きな野望をつかみ取る礎としたのがこの地であり、浜松城からはその後、5人もの城主が江戸幕府の老中へと上り詰めた。 浜松城をして、出世城の異名を取るのも納得である。 一方で、東京と名古屋の中間地点に当たる宿場町として古くから栄えた浜松は、文字どおり地の利を生かし、あるいは温暖な気候を武器にして発展していった。 第二次世界大戦時の浜松大空襲という大打撃さえはねのけて、昭和以降、織物業をルーツとする工業の街として大発展を遂げる。 江戸までの政治から工業へと大きく舵は切られたが、「負けてたまるか」という「やらまいか精神」は同様で、この浜松魂を力に成就させてきた。 しかし現代、全国的な交通網の整備、世界基準のグローバルなもの作りが求められている中、工業立国・浜松の向かう先には何があるのか。 長引く不況に立身出世も容易ではない。 出世・野心で版図を広げ、もの作りの実力を世界に知らしめてきた浜松市は、今、どこへ向かっているのか。 取材やデータを元に本書が解き明かす。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 当シリーズでは以前に1度、世田谷区を扱っており、今回はその第2弾である。 前作では、まず世田谷の高級イメージをぶち壊すところから始め、そこから世田谷の現実と真の姿を見出そうとした。 その試みは成功したと自負しているが、前作から約4年、相も変わらず世田谷は「高級幻想」に苛まれている。 世田谷の高級幻想とは何か? 多くの芸能人や金持ちが実際に住んでいる世田谷は、高級住宅地、セレブタウンとして認知されている。 さらに今、下北沢や三軒茶屋、二子玉川といった人気タウンを筆頭に、区内の多くの駅とその周辺が再開発で変貌を遂げつつあり、世田谷という街の「パッケージ」は洗練度を増している。 だが、そうした「かたち」にこだわっているのは得てして余所者。 彼らが世田谷に住んだ、あるいは住みたいという背景には、自己顕示欲の充足という意図が多分にある。 彼らが世田谷に求めるのは「ステータス」であり、「一流」の看板。 とはいえ、単に世田谷に住んだからって一流ではない。 高級幻想を抱きつつ世田谷へ住み、一流だと勘違いした者たちは、成り上がり精神全開で、小ずるく狡猾に世田谷ライフを謳歌しているのだ。 もともと農村地帯だったのに、やがてハイソと呼ばれるようになった世田谷は、そもそもが成り上がりの街ではある。 だが、ハイソ(一流)な部分はあっても、いい感じに田舎臭くて自然体なのが世田谷の美点である。 世田谷とは本来、一流でも二流でもなく“1.5流”ぐらいがしっくりくる街。 そんな「中の上」を地で行く世田谷民こそ、「世田谷の正統派」といえるだろう。 本書では、冒頭に書いた前作のテーマを引き継ぎつつ、現在の世田谷の問題点を取り上げ、さらに区内にうごめく新旧世田谷民の実態に迫ってみた。 知っているようで知らなかった世田谷がここにはある!
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3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「オシャレ」「エキゾチック」「夜景がきれい」「行きかう女の子がかわいい」、 神戸という街を擬人化したらさぞがしモテることだろう。 実際に神戸は国内有数の観光地である一方、イメージで語られるほど素晴らしい街ではないことは、この街に暮らす読者諸兄が最も痛切に感じている。 確かに、高度成長期のころには株式会社神戸市とも称され、ポートアイランドや六甲アイランドの造成事業など、斬新なチャレンジで世の中の注目を集めてきた。 ただ、いま神戸市のあちこちから聞こえてくるのは景気の悪い話ばかりである。 ガラガラの観覧車が寂しく回るハーバーランド、ゴーストタウンのような一画もあるポートアイランド、そしてガールズバーのケバいおネエちゃんばかりがハバを利かせ、飲食店は閑古鳥が鳴く三宮の歓楽街――。 ただ、街に人がいないのも、産業に元気がないから当然ではある。 かつては国際貿易の拠点として港が存在感を発揮し、のちには鉄鋼や造船といった重工業が街の活気を生み出してきたが、いまや起爆剤となる存在すら見当たらない。 せっかくスパコンを作っても「2位ではダメなんですか?」とケチがつけられた途端、本当に2位に落ちてしまう始末である。 神戸を愛するからこそ、いまこのタイミングで声を大にして「これでいいのか神戸市!」と言わせてもらいたい。 街を包む閉塞感は今に始まったことではなく、阪神・淡路大震災以来ずっと続いてきたものであることは百も承知。 ただ、すべてを震災のせいにして立ち止まってきた時間がいささか長すぎはしないだろうか? 本書では地域性、行政、気質などさまざまな見地から神戸市が抱えるタブーや問題点に鋭いツッコミを入れつつ、神戸の街を紐解いていきたい。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 前作「これでいいのか茨城県」では、茨城の本質を暴くことに加え、東日本大震災をターニングポイントとした茨城の変化や将来への道筋をいろいろと探ってみた。 その前作の発売から2年あまり。 今の茨城はどうなってるの? 現地を訪れてみると、被災地の復旧はまだまだ道半ばだが、茨城県民の生活はすでに通常通りに戻っている。 と同時に、復興へと盲目的に突っ走っている状態では分からなかった地域の問題点がハッキリと見え出し、その「ごじゃっぺ」ぶりに対して、かなり「いじやけて」いたのだ。 地域格差を要因とした南北問題。 市町村合併後の住民間の歪み。 新旧住民のバトル。新たな市町村合併の模索。 自治体同士のいがみ合いなどなど――。 県内にはさまざまな問題が山積し、それらに対しての怒りが満ち溢れていた。 しかも、相変わらず自己中心的な考えが横行しているから、県内はどうにもこうにもグチャグチャな状態。 もともと茨城は県としてのまとまりが非常に悪いけれども、前作で震災を契機にひとつにまとまるんじゃないかと思ったのは、いささか浅はかな考えだったのだろうか? とはいえ、「怒り」というファクターは決して悪いものではない。 震災で沈んでいた茨城県民に元気が出てきた証拠でもある。 それならいっそ元気なうちに、思いっ切りキレるだけキレてみればいい。 怒りを内に溜め込むことなく腹を割り、全部吐き出してお互いがスッキリすれば、解決策だって見えてくるかもしれない。 茨城県第2弾では、そんな「キレる茨城」をテーマに筆を執ってみた。 本書を読んで、おそらく相当数の茨城県民が「いじやける」ことになるだろう。 ただ、そこから何かを感じ取ってくれたら……と願ってやまない。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人口700万人を超える埼玉県。 これだけ人がいれば、それはもう特色満点、魅力満点! なはずなのだけど、何だかパッとしない。 県のイメージが湧かない。 その理由は「郷土愛ランキング」(ブランド総合研究所調べ)で47都道府県中47位という、 ありがたくない称号を得た県民性に表れている。 自分たちに埼玉県人の意識がないのだもの、色がないのは当然だ。 郷土愛のなさは、東京のベッドタウンという県の特色に関連する。 よそからきた新興住民、すなわち埼玉都民と、かねてから埼玉に住む土着民には、地域愛に圧倒的な差がある。 そんな中、地元意識薄弱な埼玉都民は増えるばかり。 だから「埼玉はこんなところですよ」といった、まとまりはない。 一体感のなさはまた、東西に脆弱な交通網のせいもあるだろうか。 移民と土着民に共通するのは、 「神奈川には敵わない。どうせダサイたまだし」 といった自虐のタネを蒔きながら、 よその人に 「ダサイたまだしね」 といわれると 「何いってんだ、千葉よりも都会だ!」 などと口にする千葉へのライバル心か。 そして県民の多くは、神奈川には敗北宣言しつつも、 「東京に近くて住みやすい県」 とうそぶきながら、どこか垢抜けない、B級感たっぷりな生活を満喫している。 本書では、県内各地での取材と各種データを分析することで、リアル埼玉の姿をあぶり出していく。 はたして実際、県民の埼玉愛はいかほどか。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2011年3月11日に発生した東日本大震災とそれに伴う原発事故という未曾有の大災害は、福島県を激変させてしまった。 平和だった地に突然舞い降りた悲劇が、福島県民にもたらした嘆きと絶望感の大きさは計り知れない。 福島は、寒冷で厳しい風土の東北の中にあって比較的気候に恵まれており、農産物が豊かに実るまさに「豊穣の地」だ。 面積は広大だが全体の約7割が山地という福島は、奥羽山脈と阿武隈山地によって県が3つの地域に区分されている。 東から太平洋に面する浜通り、夏冬の寒暖差激しい盆地の中通り、そして豪雪地帯の会津。 先の災害によって直接的な被害を被ったのは浜通りだが、 中通りやさらに遠く離れた会津でも原発事故による風評被害に襲われ、 福島全体でいわれのない差別を受けてしまった。 さらに「福島はもう終わった」との無責任な外部からの声。 だが、福島県民は今、そうした状況から不屈の精神で立ち上がろうとしている。 ただし、復興に向けて県全体が一枚岩になって進もうにも、 県内には独立国家が3つあるようなものだから、まとまりに欠けるという指摘もある。 そこで本書では、福島県の各地域の歴史や特徴、問題点などを現地取材から明らかさせていただいた。 福島は悲運だと嘆くばかりではなく、 現実をしっかりと見つめて未来へと歩を進めるための一助になれれば幸いだ。
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3.5※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1963(昭和38)年、2月10日に旧五市(門司・小倉・八幡・若松・戸畑)の合併によって誕生した北九州市は、 2013年2月10日に市制50周年を迎えた。 小倉駅周辺の商店街には「市制50周年」のロゴ入りフラッグが飾られ、北九州モノレールには記念ラッピング列車が登場。 市内ではさまざまな記念事業や関連事業が行われるなど、記念すべき年を盛り上げようと市は熱心に活動を続けている。 しかし、そんな市側の思いとは裏腹に市民たちの反応は実にあっさりとしたもの。 「50周年? あ、そう」というつれない声がそこら中にこだまするほど、反応は悪い。 その原因のひとつは、飲食店関係者が刺される、飲食店ビルが放火されるという凶悪な事件が相次ぎ 多数の市民が深刻な被害を受けており、「今はそれどころじゃない!」というムードが漂っていること。 確かに、すっかり人通りが少なくなってしまった夜の繁華街を目の当たりにすると、合併50周年を祝う気分も薄れてしまう。 そして、もうひとつは“北九州市全体の出来事”に、市民はあまり興味を持っていないこと。 もともと個性の強い五市が合併したため、現在でも街の雰囲気は区ごとにバラバラ。 合併から50年経った現在でも“ひとつの市”としてのまとまりに欠けるため、「50周年」と言われてもピンと来ないのだ。 一体、“北九州市”としての個性はどこにあるのだろう? よく言われる「怖い街」というダークなイメージが本当に北九州市の実像なのだろうか? 本書は、こうした北九州市と市民を徹底的に取材・分析し、真の姿を暴き出した一冊である。 多少、強引な文書も度々登場するが、“北九州市への新たな視点”だと思って、暖かく見守っていただけたら幸いである。
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3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 岡山に生まれた筆者だが、18の歳に青雲の志を持って東京に旅立ってから幾星霜(いくせいそう)。 気がついたら、東京で暮らした時間のほうが長くなってしまった。 しかし、未だに東京で暮らしていて、我慢できないことが山のようにある。 まずは食文化だ。 東京で驚いたのは、サワラやイイダコのような魚が、あまり手に入らないこと (岡山の人ならば「地のもの」であるかどうかを気にするだろうが、東京人にその感覚は存在しないこともビックリだ)。 なにより、ラーメンの味が我慢できない。 家系が流行ったかと思いきや、豚骨ブームになり…… どこでも一定のスタンダードが決まっている岡山のラーメンのほうが奇妙なのかと思ってしまうほど。 食文化以上に相性が悪いのは、笑いのツボだ。 まず、人は自分の生まれ故郷を「落として」語り笑いモノにするのが当たり前だと思っていたのだが、 そんなことをするのは、岡山県民だけらしい。 ……十数年を東京で過ごして、筆者はようやく気づいた。 全国標準からすれば「岡山のほうが奇妙」なのだと。 岡山は、その昔、大和朝廷に破れて、日本の覇権争いからは脱落したものの、どういった分野でも日本の上位に位置する県だと思っていた。 そもそも、中国地方であるという意識は希薄で、あくまで自分たちは関西文化圏。 そして、山陰、四国地方はおろか中国地方の覇者・広島県に対しても絶対的優位な地位にあるのだと。 ところが、東京で聞く岡山県の印象といえば「ああ、三十人殺しの……」とか、いわれる始末。 食べ物は豊富で、災害も少ない、新幹線はすべて停車する。 テレビも民放5局が全て放送されているし、文化レベルも昔から高い。 本書は岡山の暗黒面をぶっ叩きつつ、真の底力を示すべくに編まれた岡山県のスゴさが、よく分かる一冊になっているつもりだ。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 関東でもっとも面積の広い県はどこ? と問われたら、なんとなく茨城、群馬か千葉のいずれかだろうと想像する。 でも「正解は栃木県です」といわれても、どうもピンとこない。 栃木にデカい県というイメージがないからだ。 県を擬人化するのもなんだが、群馬と茨城に挟まれる栃木は、やけに肩身が狭そうで、 そんなところも実際より小さな県と感じてしまう要因かもしれない。 では、その栃木には何がある? と、さらに問われたら……県外者はこっちのほうがおそらく困るはず。 栃木の存在は知っていても、その実態はおぼろげという人は驚くほど多いのだ。 とにかく栃木は存在が地味。 しかし、県のポテンシャルはやたらと高く、 首都圏という好立地を生かして関東の内陸型工業地域の中心を担っており、 さらに観光産業もすこぶる盛ん。 また当然ながら農業も盛んで、しかも災害も少ないという、まさに「豊穣の地」なのである。 その一方で、たとえ自らを卑下しても他人に土足で踏み込ませない領域(地雷源)は持っている。 大人しい様でいて、踏み込んで来たら苛烈に攻める専守防衛が栃木人スタイル。 それはまるでジキルとハイドだ。 本書ではそうした栃木人気質をベースに置きつつ、県内各地域の特徴や問題点、 さらに北関東3県内での栃木の立ち位置や防災の話など、 さまざまなテーマで現在の栃木の実像を捉え、僭越ながら先々への提言もさせていただいた。 さて、これから栃木人の“地雷”を踏みまくっていくとしますか。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大阪のイメージと言えば「コナモン」「お笑い」「なんか危なそう」……。 まさに、その通り! あえて否定はしない。 大阪人には日本第二の都市、なんていう意識はまったくなく、 独立国家・大阪として笑いとコナモンにまみれながら、根っからの商売根性とノリで邁進してきた。 しかし今、大阪は間違いなく揺れている。 大阪維新の会が高らかに改革をぶち上げ、いろんな意味で注目されるようになった大阪市は、 街全体が改革の真っ只中なのだ。 さらに、大阪市を取り巻く環境に目を向けてみれば、 深い癒着体質だった市制や多額の負債を抱える3セクの遺物、 連続する府警の不祥事に犯罪ワースト1のオンパレード、 生活保護の町と揶揄された西成区など、 改革が進みつつある現在でも、さまざまな問題が山積み状態なのだ。 もうノリでは解決できまへん! これでええんか? 大阪市!! 「天下の台所」「東洋のマンチェスター」「くいだおれの街」と、 さまざまな名前で呼ばれながら時代を切り抜けてきた大阪。 果たして今後、アジアに向けた国際都市、大阪を作り上げることができるのだろうか? そこで本書では、大阪市が抱えるタブーに鋭くツッコミを入れながら、 開発に揺れる街と大阪人の特徴を地域ごとに分けて徹底的に分析。 「コナモン」と「お笑い」だけでは計り知れない、新たな街の解説書となれば幸いである。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「住みたい街」「かっこいい街」そんな風に言われる街はたくさんある。 しかし、この『地域批評シリーズ』では、そうした街はあまり扱うことはなかった。 それはなぜか。 単純に「かっこいい街」などと言われる地域は、本当は薄っぺらで、 中途半端にうわべだけを整えたチェーン店が軒を連ね、歴史の蓄積もなく、 実際に住みやすいかもしれないが、「住んでいて楽しい街」ではない場所が多い。 そうした土地に深い「地域愛」は芽生えず、そんな地域を扱った本は面白くないのである。 もちろん例外は大いにあるが。 などと言ってしまったところで、今回は「武蔵野市・三鷹市」である。 武蔵野市と言えば、東京のみならず全国、 もしかしたら世界にも通用する一大おしゃれ先進文化都市「吉祥寺」を抱える 超ブランド地域である。 後述するが、「住みたい街」「住んで良かった街」系ランキングでは 金メダルの取得を義務づけられたようなチャンピオンである。 筆者はお隣の杉並区の出身である。 が、23区といっても大股で4歩ほど歩くと武蔵野市という境界線の生まれである。 武蔵野、三鷹両市は生まれ故郷と言っても過言ではない。 そんな人間から見ると、両市は確かに誇り高き我がスウィートホームだが、 欠点・弱点も多く存在するのである。 ここに武蔵野・三鷹の化けの皮をはがしてみる。 果たして、武蔵野市、三鷹市は本当にその人気に値するのか。 読者諸兄諸姉とともに見ていくとしよう。
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