長城作品一覧

  • 月影の長城
    完結
    4.7
    全1巻784円 (税込)
    大きな役目を終えて故郷へと帰る旅人・エン、ジンファ、ハオン。砂漠をゆく途中に少年・ハオンが病に倒れてしまい、小さなオアシスの村に留まることになる。しかし、不穏な村の様子に三人は機を見て逃げ出すが…巨大な長城が現れ行く手を阻む…!? 表題作『月影の長城』、他『唄う魚』『曙の裳裾』を収録した荘厳なオリエンタルファンタジー傑作集。 【収録作品】唄う魚/月影の長城/曙の裳裾
  • 一生に一度は“絶対”行きたい 世界遺産Top45
    -
    1巻539円 (税込)
    豊富な写真とレーダーチャートで徹底分析、Top45シリーズに世界遺産が登場! 130カ国以上を巡り、自然と人類の“最高傑作”を目の当たりにした著者が、世界遺産中の世界遺産を45ヶ所に厳選、さらにランキング形式にして紹介。 豊富な写真とともに、 「死んでも行きたい」「レア度」「アクセス」「安全度」「人生を変える度」「経済度」 の6項目からなるレーダーチャートで世界遺産を徹底分析。 読んで、見て、楽しめる、新感覚の世界遺産ガイド! ●アジア Top10 1位 アンコール 2位 万里の長城 3位 南部ラグーンのロックアイランド 4位 タージ・マハル 5位 黄山 6位 屋久島(日本) 7位 ウルル・カタジュタ国立公園 8位 テ・ワヒポウナム-南西ニュージーランド 9位 カムチャッカ火山群 10位 グレート・バリア・リーフ ●中東・アフリカTop 10 1位 メンフィス周辺のピラミッド群 2位 古代都市テーベとその墓地遺跡 3位 ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群 5位 イスファハンのイマーム広場 6位 セレンゲティ国立公園 7位 エルサレム旧市街と城壁 8位 フェズ旧市街 9位 ペトラ 10位 サマルカンド-文明の十字路 ●ヨーロッパ Top 15 1位 ヴェネツィアとその潟 2位 ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フォーリ・レ・ムーラ大聖堂 3位 パリのセーヌ河岸 4位 ウィーン歴史地区 5位 プラハ歴史地区 6位 フィレンツェ歴史地区 7位 サンクト・ペテルブルク歴史地区 8位 ブダペスト、ドナウ河岸、ブダ城地区、マンドラーシ通り 9位 ドロミティ 10位 西ノルウェーフィヨルド群・ガイランゲルフィヨルドとネーロイフィヨルド 11位 レーティッシュ鉄道ベルニナ線・アルブラ線と周辺の景観 12位 古都トレド 13位 グラナダのアルハンブラ・ヘネラリーフェとアルバイシン 14位 ドゥブロヴニク旧市街 15位 クラクフ歴史地区 ●アメリカ Top 10 1位 マチュ・ピチュ 2位 イエローストーン国立公園 3位 ガラパゴス諸島 4位 カナディアン・ロッキー山脈自然公園群 5位 グランドキャニオン国立公園 他5項目 ●番外編 編集部が選ぶ 世界遺産ワースト5 1位 エレファンタ石窟群 他4項目 ●Top45に勝るとも劣らない世界遺産
  • 王昭君
    4.0
    長城の向こうに広がる愛。匈奴(きょうど)の王に嫁した伝説の美女が、苛酷な運命に挑んだ生涯を描く傑作。数奇な美女の運命は? ――長城の向こうには、どんな世界がひらけているのだろう? 前漢の末、たった1枚の似顔絵ゆえに、匈奴の王へと嫁した王昭君。薄幸の佳人として描かれてきた人物は、数奇な運命に立ちむかった女性だった。遊牧民と農耕民の架け橋となり、西域の地に愛と夢を育んだ一生を、清新な解釈で描きだした中国歴史ロマン。
  • 大津波を生きる―巨大防潮堤と田老百年のいとなみ―
    4.0
    1巻1,408円 (税込)
    明治期から3・11まで三度にわたり大地震・大津波に嘆息した、東北・三陸の村「田老」。甚大な被害を出し、高さ10.45メートル、総延長2.4キロにおよぶ「万里の長城」を築きつつも、必敗の覚悟を持って自然の脅威と対峙し続けてきた人びとの逞しさを描く。日本の近代を重ね合わせ、東日本大震災をあらたな視点で見る。

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  • 紙と鉛筆で身につける データサイエンティストの仮説思考
    4.3
    データサイエンティストはどのように考えるのか? 本書は、紙と鉛筆で学ぶというコンセプトのもと、 PythonやRなどのプログラミング言語を使わずに データサイエンティストの思考過程を体験できます。 データサイエンティストがどのような思考回路でデータと向き合っているのか、 本書掲載の40問のクイズを解きながら体験してみてください。 本書掲載のクイズは複雑な計算やExcelなども不要で、 紙と鉛筆さえあれば解くことができますので、ぜひチャレンジしてみてください。 【こんな方におすすめ!】 ・デジタル時代を生き抜くためにデータを読み解くスキルを身につけたい人 ・「データを使って論理的に考えろ」と言われるが、 データのどこを見ればよいのかわからない人 ・大学時代に政府が提唱するデータリテラシーを学ぶことができなかった人 ・大学でデータリテラシーを身につけた新入社員を受け入れる部署の管理職 ・社会でデータリテラシーがどう活用されているか知りたい人 ・データサイエンティストと仕事をすることになったが、 どのような思考回路の専門家なのか知りたい人 【本書を読むことで得られる知識/できるようになること】 ・データを活用するプロであるデータサイエンティストが どのような思考回路でデータに向き合っているかわかる ・データサイエンティストの思考過程を知る(なぞる)ことによって、 自分自身でデータを正しく読み解くことができるようになる ・データを読み解く際の勘所(着眼点)がわかる ・与えられたデータの意味を適切に読み解き、 他者に対して正しくデータを説明できるようになる ・恣意的に誇張されたグラフや不適切に切り取られたデータに騙されなくなる ・データ分析の考え方、留意事項がわかる ・データを分類する方法、データから法則を見つけ出す方法、予測する方法がわかる ・データを基に論理的に意思決定できるようになる 【目次】 第1章 デジタル時代に必要なデータリテラシー 第2章 データを読む力を身につける 第3章 データを説明する力を身につける 第4章 データを分類する力を身につける 第5章 データから法則を見つける力を身につける 第6章 データから予測する力を身につける 第7章 仕事でデータリテラシーを活用する ※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。 ※印刷出版再現のため電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。 ※印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。予めご了承ください。 ※プレビューにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください。
  • 近世日本国民史 安政の大獄 後篇
    -
    島津齊彬逝きて以来、天下の大名、起って敢然井伊と抗衡せんとする者一人だになく、安政六年井伊の位置は天下無敵を驕り、その探偵政治による志士狩りは燎原の火となりて広がるも、諸藩みな拱手して形態を観望、自藩より犠牲者を出すに至る。即ち、藩では西郷隆盛を遠島に、長では吉田松陰を江戸に護送、越は藩の長城たる橋本左内を幕史の犠牲に供す。かくて草莽崛起を説く松陰の処刑をもって惨刑酷法を極めたるは粛清は終焉を告ぐ。(講談社学術文庫)※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • グレートウォール
    -
    製作費150億円をかけた歴史ファンタジー超大作! 人類史上最大の建造物 「万里の長城」が 造られた目的がついに明かされる。 建造年数1700年、 総延長21196.18キロメートル 万里の長城は多くの危機を防いできたが、 その歴史には伝説と史実が混在している。 これはその“伝説”のひとつである──。 映画『グレートウォール』(配給:東宝東和) 2017年4月14日(金)より、全国ロードショー! 主演:マット・デイモン 監督:チャン・イーモウ 万里の長城には、我々が知らない秘密がある。 〈あらすじ〉金と名声のため中国に赴いた傭兵ウィリアムとトバールは、砂漠地帯で馬賊の襲撃を受けて多くの仲間を失い、ようやく辿り着いた万里の長城で禁軍に投降する。長城ではすでに完全武装した大軍団が、敵を迎え撃つべく臨戦態勢に入っていた。やがて、長城各所から敵の襲来を知らせる狼煙が一斉に上がると、巨大な響きとともに、遙か山々の向こうから、何千、何万もの未知の大群が長城めがけて怒濤のごとく押し寄せてきた。それは60年に一度現れるといわれる伝説の怪物“饕餮(とうてつ)”の群れだった。ウィリアムとトバールは信じられない光景に目を疑いながらも、人類VS饕餮の壮絶な戦争に否応なしに巻き込まれていく……。
  • 検証、戦艦大和。やっぱり大和はすごかった。大和への批判を検証すると逆に大和の偉大さがわかる。10分で読めるシリーズ
    -
    本書は戦艦大和の評価を検証したものです。大和は大艦巨砲主義時代の産物であり、時代遅れの無用の長物として役に立たなかったという批判があります。本書では、主な批判4点に注目し、それを検証、考察いたしました。その結果は、一般的に持たれている印象とは程遠いものでした。是非本書で戦艦大和の本当の姿を感じてください。 まえがき 近年、映画やゲーム、まんが、小説などのヒット作が立て続いたことで、日本海軍が注目されている。日本海軍の象徴は艦艇であれば大和型戦艦、つまり戦艦「大和」とその同型艦「武蔵」だろう。大和は世界最大最強戦艦として建造されたが、建造目的である「敵戦艦と交戦して、これを撃沈する」を達成する機会に恵まれなかった。米軍の上陸した沖縄を救うために特攻出撃し、ほとんど戦果なく航空攻撃で撃沈された悲劇的な最後は有名である。 大和は有名なだけに批判も多い。大きいばかりで役に立たない「世界三大無用の長物」として「万里の長城、ピラミッド、戦艦大和」を挙げる向きもあるほどである。 本書では、世間で挙げられている大和型戦艦への批判の妥当性を検証する。公平に検証することで、正当な批判と難癖を分けることは、物事を正しく捉えるためには必要なことである。 なお、本書で書かれたことも「解釈」の一つであり、この本で書かれたことを無批判に真実だと考えてはならないのは、もちろんである。 どんな批判を受けているのか 大和型戦艦への批判は、大体以下の通りである。 1.速力が最大27ノットと、同世代の他国戦艦や空母よりも遅く、空母の護衛ができなかった 2.副砲の配置や水中防御など、防御面で欠陥があった。 3.レーダー照準射撃を搭載している米国戦艦よりも、射撃システムで劣っていた 4.太平洋戦争の大半は航空機同士の戦いに終始した。戦艦などの大型水上艦は過去の遺物であり、建造費用の高い大和型戦艦を作るなら空母や航空機を作った方がよかった。 ではこれが妥当な批判なのかについて、検証していこう。
  • 興安嶺颪吹き荒れて 敗戦の満洲 脆く崩れていくものの影を 少年は見た
    -
    1巻2,200円 (税込)
    人間性を無視し人権を破壊するもの、それが戦争である 私は、終戦までの五年間を、満州国に住んでいましたので、激動期の戦前戦後の体験を書いてみました。また、もう一つの課題として、当時の白系ロシア人のおかれた悲劇的な状況を書き表しました。敗戦の満洲で、白系ロシア人ほど立場の弱い人たちはいませんでした。 いずれにしても、戦争というもののむごたらしさがもたらした結果です。私は、この作品に「平和への祈り」と、「遺言」を込めました。 【目次】 第1章  横道河子というところ 第2章  ヒットラーとロシナンテ 第3章  氷の家 第4章  復活祭 第5章  井上ホテルの崩壊 第6章  さらば横道河子 第7章  陶頼昭の夜 第8章  新京到着 木材会館 第9章  棄民=四等国民を生きる 第10章  李浩全との出会い 第11章  日本人狩り 第12章  日僑俘=日本人捕虜 第13章  雪の朝 第14章  半風子は知っている 第15章  死者の母音 第16章  新しい年に 第17章  兄・芳樹の日記抄 第18章  春節吉報 ソ連軍撤退 第19章  共産軍入城 タチヤーナとの別れ 第20章  父の長城 第21章  中央政府軍長春奪還 第22章  黄昏の別離 胡蘆島から佐世保へあとがき 【著者】 山本直哉 1935年生 横浜市立大学卒 本籍地・長野県
  • 興亡の世界史 大清帝国と中華の混迷
    4.0
    北東アジアの雄・ヌルハチ率いる満洲人の国家は、長城を越えて漢人を圧倒し、未曾有の大版図を実現した。康熙帝・雍正帝・乾隆帝による最盛期から、アヘン戦争・日清戦争をへて、ラストエンペラー・溥儀、西太后、李鴻章、孫文らが登場する清末まで、栄光と苦闘の270年を描き出す。「中華の文明」ではなくチベット仏教に支えられた、輝ける大帝国が抱え込んだ苦悩とは。「近代東アジア」と「中華民族」はいかに創り出されたか。
  • この指とまれ・世界遺産で蝶との出会い
    -
    1巻1,320円 (税込)
    指に止まった美しいチョウ。背景には万里の長城、アンコールワット・・・。30枚のカラー写真は、著者が電機メーカー勤務の傍ら、海外の世界遺産などを訪ね、忍耐強く、昆虫を指に止まらせて撮影を重ねた結晶。羽に「88」の数字が浮かび上がったウラモジタテハや国蝶オオムラサキ、南の島の貴婦人オオゴマダラなど。ヒゲにアリを食いつかせているひょうきんなバッタやカマキリの子もご愛嬌だ。掲載例=◆わたしのお気に入り/ツマグロヒョウモン/愛知県江南市◆日本一大きな蝶/オオゴマダラ/石垣島◆アバターの情景/シジミチョウの一種/中国 武陵源◆遺跡に映える蝶/コマンダー/バンテアイスレイ◆シーギリアの舞姫/ジャノメチョウの一種/スリランカ シーギリア

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  • 5秒でわかる!!! よのなか小事典
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人物、歴史上の出来事、場所や建物、道具、物語など世の中の様々な事象をピクトグラムで表現したユニークな一冊。 掲載テーマはOVER200! ユーモア溢れる秀逸なピクトグラムにクスリと笑い『なるほど~! 』と思わず唸ってしますはず。 【主な掲載テーマ】 アダムとイヴ/ベートーヴェン/マイケル・ジャクソン/スティーブ・ジョブズ/トーマス・エジソン/マハトマ・ガンディー/アンディー・ウォーホール/ザ・ビートルズ ブルース・リー/万里の長城/エッフェル塔/ベルリンの壁/電話/お金/コンピューター/世界的不況/地球温暖化/クローン技術/第二次世界大戦/フランス革命 不思議の国のアリス/スパイダーマン/ハリーポッター/ロミオとジュリエット ……etc.
  • 秦漢出土文字史料の研究(東洋学叢書) 形態・制度・社会
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 戦国末から魏晋に至る多様な出土文字史料を対象に、文字情報のみならず形状や出土状況をも視野に入れ、史料の形態論に先鞭をつけた研究成果。漢簡の側面に施された刻みを解読し、紙木併用期に特有の木簡の用法を分析することで、木から紙への書写材料の変遷に新たな角度から光を当てる。さらにテクストを読み解いて、地方統治を支えた官吏の姿や、統一法典不在のもとでの司法の実態に迫るとともに、漢の西北辺境という歴史世界の復元を試みる。中国出土文字史料研究の世界的水準を示す待望の一冊。 【目次より】 序章 出土文字史料研究の立場と方法 第一部 素材としての出土文字史料 第一章 刻歯簡牘初探 漢簡形態論のために 第二章 魏晋楼蘭簡の形態 封検を中心として空 第三章 簡牘・〓帛・紙 中国古代における書写材料の変遷 第二部 制度と習俗の復元 第四章 里耶秦簡と移動する吏 第五章 王杖木簡再考 第六章 長沙東牌楼出土木牘と後漢後半期の訴訟 第七章 漢代結〓習俗考 第三部 居延漢簡研究の地平 第八章 漢代エチナ=オアシスにおける開発と防衛線の展開 第九章 日本における居延漢簡研究の回顧と展望 古文書学的研究を中心に 第十章 爵制論の再検討 第十一章 皇帝支配の原像 民爵賜与を手がかりに おわりに コメント あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 籾山 明 1953年生まれ。中国史学者。島根大学、埼玉大学で教授を歴任。 信州大学人文学部卒業、京都大学大学院文学研究科(東洋史)単位取得退学。文学博士。 著書に、『秦の始皇帝 多元世界の統一者』『漢帝国と辺境社会 長城の風景』『中国古代訴訟制度の研究』『秦漢出土文字史料の研究 形態・制度・社会』など、 共編書に、『文献と遺物の境界 中国出土簡牘史料の生態的研究』(共編)『秦帝国の誕生 古代史研究のクロスロード』(共編)などがある。
  • 人類一万年の文明論―環境考古学からの警鐘
    -
    1巻2,640円 (税込)
    森を破壊する西洋型文明から、生命の水と森を守る日本型文明へ 日本の環境考古学の権威で環境史観の提唱者による文明論の集大成 いつしか世界は自然を一方的に収奪・搾取し、お金儲けすることが最高だとする経済学に支配され、自然と共生する歴史観・文明史観は古いタイプのものとしてさげすまれてきた。だが、このまま自然収奪・搾取型の文明で突き進んでいけば、人類は西暦2050年頃に危機を迎えることになる。日本人は自然と持続的に生き続ける歴史観・文明史観とライフスタイルを、縄文時代以来とり続けてきた。日本人が大切にしてきた、(1)生命の水の循環を維持し、(2)自然への畏敬の念を持ち、(3)他者の幸せを願い、(4)資源の循環的利用を考える文明社会を構築してこそ、人類はこの美しい地球で千年も万年も生き延びることが可能になるかもしれない。(「本文より要約抜粋」) 【主な内容】 ・地球の王者の食/・年縞に秘められた謎/・地球の大いなる誤算/・イエスの年縞/・中世温暖期の平氏と源氏/・環太平洋文明圏/・コロンビアの熊野古道/・熱帯林は緑の魔境ではない/・サルスベリの花の記憶/みちのくの未来/・森の長城作戦/・環太平洋の災害と文明/・富士山と三保松原が世界文化遺産になった/・ポスト3・11は生命文明の時代/・日本文明のエートスを世界へ
  • 精選訳注 文選
    -
    中国古典文学の集大成であり、中国文学の誕生とその進化を体現する、中国最古にして最大の詞華集「文選」(もんぜん)。南朝梁の昭明太子蕭統(しょうとう)が編集した、唐以前の詩文の精華となる美文集であり、模範文例集です。中国では科挙の模範とされ、日本では万葉集や日本書紀に影響を与えました。日本では平安貴族の必読書となり、明治期までは文章の手本とされてきました(清少納言、吉田兼好、大田南畝、永井荷風ほか多数)。 本書では、全三十巻から王粲、曹植、劉邦、李陵、陸機、曹丕、諸葛亮孔明などの秀作を厳選し、中国の古典文学研究の第一人者による充実した解説とともに全容を一望します。 【本書「総説」より】 現在の日本語の中で用いられている「文章」の語は、詩歌に対する散文を意識させることが多いが、中国語のもとの意味は、韻文・散文をひっくるめたありとあらゆる種類の書きものということである。そしてこの「章」という字の原義も、やはり「あや」とか「かざり」とかにほかならない。だから「文」ないしは「文章」の語には、「美しい」という概念が生まれついてのもちまえとして備わっているといっても、決して言い過ぎではないのである。 【目次(抄)】 序 総説 文選の序 賦 登楼の賦 洛神の賦 蕪城の賦 恨みの賦 詩 大風歌 秋風の辞 蘇武に与う 三首(うち一首) 怨歌行 飲馬長城窟行 古詩十九首(うち五首) 短歌行 七哀詩 二首 従弟に贈る 三首(うち一首) 雑詩 二首(うち一首) 公讌 応氏を送る 二首(うち一首) 美女篇 雑詩 六首(うち一首) 詠懐詩 十七首(うち二首) 悼亡詩 三首 詠史 八首(うち三首) 洛に赴く道中の作 二首(うち一首) 雑詩 十首(うち一首) 五君詠(うち一首) 池上の楼に登る 石壁の精舎より湖中に還りて作る 江中の孤嶼に登る 詠史 東武吟 宣城に之かんとして新林浦を出で版橋に向かう 雑体詩 三十首(うち二首) 范安成に別るる詩 文章 出師の表 呉質に与うる書 典論論文 山巨源に与えて交わりを絶つ書 情事を陳ぶる表 北山移文
  • 世界から消えゆく場所 万里の長城からグレート・バリア・リーフまで
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『エドワード・スタンフォード賞』受賞! 放棄された場所、忘れられた場所、消え去った場所を、世界中から37カ所集めて紹介する。 それぞれの場所について、「地図」と「写真・イラスト」で在りし日の姿と現在の姿を対比し、その場所をめぐる歴史の物語をわかりやすく解説する。オールカラー。
  • 戦争の中国古代史
    3.8
    群雄割拠! 殷・周・春秋戦国時代に繰り広げられた古代中国の戦争を軸に、「中華帝国」誕生の前史を明らかにする画期的入門書。 「中国」形成史、あるいは華夷思想の形成は国内外の学会でホットなテーマである。また秦の滅亡から漢王朝成立までの過程は、近年日本で活発に研究が発表されている。本書ではこれら最新の研究の成果を随所に取り入れていく。  そしての戦争やその意義だけでなく、軍制、長城などの軍事施設、兵器、軍事にまつわる儀礼や思想、軍事に関わった人物、末端の兵士の状況など、軍事全般を各時代ごとに見ていくことで、文字通り「戦争の中国古代史」を総合的に描き出していくことにしたい。    ――「まえがき」より 【本書の構成】 序章:戦争の起源 第一章:殷王朝 旬に憂い亡きか 第二章:西周王朝 溥天の下、王土に非ざる莫し 第三章:春秋時代 「国際秩序」の形成 第四章:戦国時代 帝国への道 第五章:秦漢王朝 「中国」の形を求めて 終章:「中国」の行く末
  • 大清帝国への道
    4.0
    従来、「異民族の征服王朝」もしくは「最後の中華王朝」とのみ捉えられてきた清は、満・漢・藩の「三つの貌」を持つ帝国だった。ヌルハチが統合した北方の一小国は、やがて長城を越えて北京に入城し、さらに中央アジアを制圧、康熙・雍正・乾隆という三帝のもとで最盛期を迎える。満洲語史料を読み解き、現代に続く多民族国家の形成過程を解明する。(講談社学術文庫)
  • 鷹羽狩行俳句集成
    -
    1巻11,000円 (税込)
    ◆句集『誕生』から『十七恩』に、番外句集を加えた作品1167句を収録。 明晰な把握と独自の表現技法によって、有季定型俳句の新たな地平を開いた鷹羽狩行。初期の清新な作風から円熟の境地に至るまで、俳句人生の成果がここに収められている。 栞:水原秋櫻子・山本健吉・井本農一・西東三鬼 解題・年譜・初句索引・季語索引 ◆収録内容 誕生 誕生(定本)抄 遠岸 遠岸(定本)抄 平遠 平遠(普及版)抄 月歩抄 五行 六花 七草 八景 第九 十友 十一面 十二紅 十三星 十四事 十五峯 十五峯(補遺) 十六夜 十七恩 長城長江抄 翼灯集 翼灯集 以後 俳日記 啓上 啓上 以後 著書解題 片山由美子 年譜 片山由美子・鶴岡加苗 あとがき 片山由美子 初句索引 季語索引
  • Tabisuru CHINA 001バスに揺られて「自力で長城」
    -
    「自力で旅して、安くアゲよう!!」 『旅するチャイナ』は自力旅行を応援する、「アクセス情報」に特化したあたらしいタイプの旅行ガイドです。路線バスを利用すると「断然トクする」観光地へ、安く自分ひとりでゆきたい旅人のため、自力旅ルートを徹底攻略します。 情報は2015~16年調査時点のもので、そのとき北京徳勝門から八達嶺長城まで路線バスで1時間半、バス代片道なんと「12元」でした。現地の人と同じ手段を使えば、実は「往復24元(プラス入場料)」程度で旅できてしまうのが世界遺産の八達嶺長城なのです。 北京郊外の八達嶺長城と明十三陵の「ダブル世界遺産」へ旅人を導く、超実践型旅行ガイド『旅するチャイナ』。観光情報に特化した旅行ガイド『まちごとチャイナ』の姉妹編が登場です。 【コンテンツの特徴】 ・[旅人視点にたった旅行ガイド]実際に路線バスを使って旅した旅人による旅行ガイド。1日でダブル世界遺産を可能にするルールを紹介。 ・[ナビゲーション]サクッと見たい地図やアクセス情報へ。 ・[見せる中国語]中国語が話せなくても目的地までスイスイ。 ・[いまどこ→つぎここ]八達嶺長城、明十三陵(3つの皇帝陵と神道)、居庸関の路線バス情報をくわしく紹介。 ・[路線図]919路バス路線図ふくむ、アクセス地図・路線図17点収録。
  • 中国語超学習法 中級編。中国語中級から上級への5つのメソッド。20分で読めるシリーズ
    -
    20分で読めるミニ書籍です(文章量18,000文字程度=紙の書籍の36ページ程度) 「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」をコンセプトに個性あふれる作家陣が執筆しております。 自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。 是非、お試しください。 書籍説明   まえがきより 語学学習者を悩ませてやまない「中級の壁」。 ほとんどの日本人の方が英語を学校で6年以上学んでいるにもかかわらず英語を自由に使いこなせないと悩んでいたりするのと同様、 中国語でもこの「中級の壁」を超えられずに悩んでいる人は少なくないと言われています。 しかも実のところ、中国語の状況は英語よりずっと深刻です…  一つには英語に比べ学習者の数が少なく、したがって上級者の数も多くなく、 その上級者のほとんどが才能や適性に恵まれた人で占められているため、 結果として英語ほどには上級へのプロセスが明確にされていないのです。 学習時間という点でも中国語を学校で6年以上学ぶという人は仮にいたとしても少数で、 結果として中国語検定3級(大学の第2外国語履修程度)まで達していない人や、 中検3級程度の実力から先になかなか進めないという人も少なくありません。 では一体どうしたらいいのでしょう? 以前に書かせていただいた「中国語超学習法」の「第5段階:中国人との意思疎通がとりあえずできるようになる」の中で、 「答えは恐らく一つしかありません。 聞き取れるようになるまで、聞くことです。通じるようになるまで、話すことです」と書かせていただいたのですが、 じゃあ具体的に一体何をどうすればいいのか?については紙面の関係で十分に論じることができませんでした。 ・・・前書より 著者紹介 著 者 大串富史 (オオグシトミヒト) 1964年、千葉県生まれ。本業はパソコン関連作業をなんでもこなす「IT屋」。 2009年、日本のIT業界の停滞を機に中国・北京に渡航を決意、結果ライター業や現地コーディネーター業がいつの間にか生業となる。 青島出身の中国人の妻は「ネット留学」を旨とする中国語教室「中国語・中国語会話の長城中国語」の主幹講師で、 妻の助けにより「新HSK6級」を取得し中国語講師また翻訳者ともなる。 中国版グリーンカード「居住証」で現在「長期出張中」な一児の父。
  • 中国の“穴場”めぐり
    完結
    -
    悠久の歴史と広大な面積を誇る中国には、万里の長城や天安門広場、上海の外灘(バンド)など観光名所が多数あるが、このほかにもたくさんの「訪れる価値のある観光地」が存在する。本書では中国での滞在経験豊富なメンバーが、それら「穴場スポット」に関する情報を、地図と写真、コラムを交えて紹介している。

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  • 長城のかげ
    4.0
    劉邦にかげのように寄り添った男女たち 怠け者で口八丁の男が天下の覇者に――漢の始祖・劉邦の勃興から崩御後までを、敵、臣下、息子、学者など同時代人の目で描く連作集。 ※この電子書籍は1999年4月に文藝春秋より刊行された文庫の新装版を底本としています。
  • 長城の中国史 中華VS.遊牧 六千キロの攻防
    4.0
    〈中華〉VS.〈遊牧〉2000年の攻防。山を削り谷を埋め、2000年の歳月をかけて築かれた中華世界の防波堤=長城。それは、澎湃と興起する遊牧民対策への最終回答たり得たか。秦の始皇帝から明代まで、長城を巡り展開する壮大な中国史。(講談社選書メチエ)
  • 叛三国志1 北方の反逆児
    -
    西暦213年、覇道を突き進む曹操のもとに、思わぬ知らせが届く、長城の北側の鮮卑族をまとめ、新たなる王が誕生したというのだ。諸葛亮は、この王と結び、南北から曹操を挟撃すべく布石を打った。今、新たなる三国志の幕が上がった!

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  • 万里の長城は月から見えるの?
    3.5
    1巻1,540円 (税込)
    宇宙飛行士もそう言った! ずっと教科書にも書いている! ヨーロッパ人も数百年間絶賛! ――で、本当のところはどうなの? 必要以上に巨大な「中国人の想像力」に肉薄する、長城伝説の図像学! 中国人宇宙飛行士が「見えません」と会見で答えたら、中国全土が大騒ぎ! 教科書問題が勃発し、なぜか歴史的事件になってしまった「長城騒動」の顛末を追いつつ、日本人もヨーロッパ人もダマされていた「長城伝説」を縦横に検証。
  • 費用・技術から読みとく巨大建造物の世界史
    3.0
    世界には、その時代の叡智を傾けてつくられた、歴史的に貴重な建築物が数多く存在し、それらは世界史上に登場する、さまざまな文明や国家の栄枯盛衰と密接に関係しています。なぜなら建造物は、文明や国家の痕跡であり、建築主や設計者、直接工事に従事した労働者など、携わった人々の思惑や想いがつまっているからです。たとえば、中国にある万里の長城や、カンボジアにある幻の都アンコール・ワットは、外見の威容ばかりに目が行きがちですが、歴史的な視点では、為政者が権威づけなどの目的でつくらせた栄華の象徴でもあります。ただし、その裏側では国民が過度の負担で苦しむこともありました。内乱が起こったり、国が弱体化して他国から攻められたりすることがあったのも歴史的な事実です。建造物が当時の社会に受け入れられたのか、活用されたのかといった視点でみると、つくられた時代の人々や社会の有り様も見えてきます。また、建築と技術は切ってもきれない関係にあります。当時の高度な技術力の結晶が建造物だからです。時代ごとの技術の革新によって生じた、建築様式の移り変わりや、工期の短縮、コストの削減などにもつながっています。加えて、建築物を通じて、誰が、いつ、何の目的で、どのような技術が使われていたかを明らかにしつつ、どれくらいの費用がかかったかなどを独自に試算することで、世界史を見つめ直してもらおうというのが本書のねらいです。歴史とは今この瞬間にも粛々と積み上げられていく、人の行為の時間的な連なりであり、建築はその生き証人として、現代に生きる我々に直接その時代の精神を盛りつけた器ともいえるものなのです。本書を読んで、歴史と建築の深い関係に気づいていただけると幸いです。
  • ビジュアル 新生バチカン 教皇フランシスコの挑戦
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 バチカンの改革を主導する教皇フランシスコの素顔に、撮り下ろし写真で迫る! ナショジオ本誌2015年8月号カバー特集「バチカンは変わるのか? ローマ教皇の挑戦」取材時の撮り下ろし写真に、教皇の言葉を添えて、新生バチカンを目指す教皇の知られざる素顔を明らかにする貴重なビジュアル書籍。 文=ロバート・ドレイパー ナショジオ本誌、「ザ・ニューヨーク・タイムズ・マガジン」「GQ」などで活躍するライター。著書に『ローリング・ストーン風雲録 アメリカ最高のロック・マガジンと若者文化の軌跡』(早川書房)、『ハドリアヌスの長城』(文春文庫)、『Dead Certain: The Presidency of George W. Bush』(未邦訳)、『Do Not Ask What Good We Do: Inside the U.S. House of Representatives』(未邦訳)など。 写真=デイブ・ヨダー ミラノとローマを拠点とする写真家。
  • 北京の歴史 ――「中華世界」に選ばれた都城の歩み
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    1巻2,090円 (税込)
    黄河文明の辺境に位置し、江南文化とも遠く離れた長城地帯に近接する政治都市・北京。古代国家の首府でもあったこの地は、「中華世界」の拡大とともに、いかにして辺境の地から中心地へと飛躍してきたのか。古代から現代まで長きにわたるその歴史をダイナミックに描き出す。漢族と非漢族、農耕と遊牧という対立する要素が交流・融合する、坩堝としての都城が果たした役割にも注目。多民族国家中国の首都に選ばれ続けてきた波瀾万丈の歴史から、伝統中国の政治文化の本質に迫る。 【目次】はじめに/第一章 文明の辺境──燕国/1 のちに「北京」と呼ばれる地域空間/2 薊城──都市「北京」の起源/3 戦国の七雄としての燕/第二章 東北の重鎮──幽州/1 郡県と封建のゆらぎ/2 諸族融合の坩堝/3 中原諸王朝の前進基地/第三章 諸族争奪の舞台/1 早すぎた大燕皇帝の登場──安史の乱/2 燕雲十六州問題──胡・漢最大の係争地/3 政治的中心地への道──遼の「南京」/第四章 中都から大都へ/1 宋朝に格下げされた「燕山府」の混乱/2 金の海陵王と「中都」遷都──はじめての帝国首都/3 クビライの「大都」建設/第五章 華夷一統のために/1 漢族王朝の再興と北京遷都/2 北京定都と嘉靖帝の都城改造/3 近世東アジアの百万都市/第六章 拡大された中華帝国/1 明清交替/2 非漢人政権にして中国の正統王朝/3 タタール・シティとチャイニーズ・シティ/第七章 皇帝の住まなくなった紫禁城/1 紫禁城──外朝と内廷/2 拡大された中華世界の三つの中心/3 円明園炎上/終章 廃墟からの再生/1 北京最後の日/2 天安門での建国セレモニー/主要参考文献/あとがき/図版出典一覧/人名索引
  • 河北省001はじめての河北省 ~石家荘・承徳・秦皇島・張家口
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    首都北京をぐるりととり囲む河北省。清代は中央に懸かる直隷省と呼ばれ、北中国の政治や外交をになう直隷総督にひきいられた由緒正しい省として知られていました。20世紀以降の近代化とともに発展をとげた省都「石家荘」、清朝皇帝離宮(世界遺産)の残る「承徳」、始皇帝ゆかりの「秦皇島」、万里の長城が走る草原への最前線「張家口」など、河北省の多様な魅力を紹介します。かんたんな図版、地図計12点収録。 【おまけ】まちごとチャイナ『河北省001はじめての河北省』とスマホアプリ上で連動して使えるPDF(日本語)のホテル&レストラン情報旅行ガイド『石家荘STAY』『承徳STAY』『秦皇島STAY』『張家口STAY』の無料ダウンロードリンクつき。
  • まぼろしの枇杷の葉蔭で 祖母、葛原妙子の思い出
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    「おばあちゃんとのことについて、色々な人が色々なことを言っているだろう。あれはみんな違うんだよ」 「幻視の女王」とも評された、戦後短歌史を代表する歌人、葛原妙子。彼女には家族にしか見せなかった別の姿があった──。チャーミングで愛おしい、「異形の歌人」の横顔。 子どもの頃、大森の祖母の家に行く時には何か冒険に出かけるような気持ちになった。かつての病院の敷地内にあった、広い平屋住宅。周囲には枇杷の大樹が緑の葉をさかんに茂らせていた。 孫である著者から見た葛原妙子とは──。戦後短歌史を代表する歌人と、その家族の群像がここにある。 【出版社:書肆侃侃房】 【目次】 はじめに 大森の家 大森の家/祖母の思い出 祖母の生い立ち 葛原妙子の生い立ち/二枚の写真 軽井沢のこと 軽井沢のこと/眩しき金 朱と咲きいでよ ふたつの雛/朱と咲きいでよ/かけす/酒瓶の花/多擵のみづうみ/栗の木はさびしきときに/しずくひとつ、取りさった幸福/切手のこと/素晴らしき人生 室生犀星と祖母 イシのようなひと/畳の上の伊勢えび/實となりてぞ殘れる まぼろしの枇杷 銀靈/貞香と妙子/祖父の思い出/まぼろしの枇杷 あとがき 【著者】 金子冬実 1968年東京生まれ。旧姓勝畑。早稲田大学大学院で中国史を学んだのち、東京外国語大学大学院にて近現代イスラーム改革思想およびアラブ文化を学ぶ。博士(学術)。1995年より2014年まで慶應義塾高等学校教諭。現在、早稲田大学、東京外国語大学、一橋大学等非常勤講師。1996年、論文「北魏の効甸と『畿上塞囲』──胡族政権による長城建設の意義」により、第15回東方学会賞受賞。
  • 宮脇昭、果てなき闘い 魂の森を行け―新版―(集英社インターナショナル)
    5.0
    被災地に全長300キロの「森の防潮堤を作る」!“4000万本の木を植えた男”宮脇昭が立ち上げた「瓦礫を活かす森の長城プロジェクト」! その土地本来の木を植えてつくった「本物の森」は、9000年続く森となり、生命を守る。広域処理も、焼却も必要ない。資源をそのまま活かし、思い出の上に鎮守の森ができる――。植物生態学者・宮脇昭、84歳。「これが自分の最後の仕事」と、縦割り行政の壁を乗り越えて、前へ前へ突き進む。
  • Motor Fan illustrated 特別編集 中国のワナ 自動車産業月例報告10年分
    値引き
    -
    700兆円ビジネスの横顔 扉 まえがき 目次 001/2006年11月 ルノー・日産とGMの提携交渉、破談に 002/2006年12月 第9回北京国際汽車展覧会開催 003/2007年1月 トヨタがフルサイズピックアップトラックを米市場に投入 004/2007年2月 スズキのインド事業、新たなステップへ 005/2007年3月 アルコール燃料は善玉か、それとも… 006/2007年4月 日産ディーゼル工業、ついに外資へ 007/2007年5月 約700万台がリコールされた年度 008/2007年5月 水素エネルギー利用法は日本の特産品になるか 009/2007年7月 自動車と鉄鋼業界の価格交渉 010/2007年8月 震災に見た製造業の『底力』 011/2007年9月 所有欲の減退か、それとも数字のマジックか 012/2007年10月 中国政府の「世界一宣言」 013/2007年11月 東京国際自動車会議より 014/2007年12月 タタ・モータースの挑戦 015/2008年1月 ディーゼル排ガス規制の「いま」 016/2008年2月 自動車燃料価格の行方 017/2008年3月 グローバルA対日本の軽 018/2008年4月 インド企業がジャガー・ランドローバーを買収 019/2008年5月 もう中国を侮れない 020/2008年6月 日産、インドで2500ドル車の生産を発表 021/2008年7月 トヨタ・ヴィッツにリチウムイオン電池 022/2008年8月 北京オリンピック開催 023/2008年9月 アメリカ風邪で寝込む日本 024/2008年10月 投資銀行の変質とロケット技術の進歩 025/2008年11月 世界初のプラグインハイブリッド車 026/2008年12月 大恐慌は、これからが本番 027/2009年1月 寒い景気の、寒い1月 028/2009年2月 中韓自動車摩擦、その序章 029/2009年3月 社長の「可能性」と「限界」 030/2009年4月 慌ただしい年度末、そして新年度 031/2009年5月 「クルマ離れ」という幻覚 032/2009年6月 新生GMへの期待と不安 033/2009年7月 新世代電気自動車、路上へ 034/2009年8月 不況も「のど元過ぎれば」 035/2009年9月 ルノーが日産に出資した理由 036/2009年10月 エコロジー=エコノミー 037/2009年11月 TMSに見る「自動車部品のディープな世界」 038/2009年12月 自動車「ブランド・ビジネス」の新ステージ 039/2010年1月 次の10年はどうなるだろう 040/2010年2月 電動化という黒船、恐れるに足らず 041/2010年3月 優等生トヨタのつまずき 042/2010年4月 ルノー・日産とダイムラーが資本提携 043/2010年5月 余談です 044/2010年6月 数字に潜む「オモテ」と「裏」 045/2010年7月 タイ政府のエコカー政策 046/2010年8月 バッテリーパック交換式EVの実証実験 047/2010年9月 エンジンと燃料の「戦略性」 048/2010年10月 レアメタル騒動で考える日本の国家戦略 049/2010年11月 円高です。一息入れましょう 050/2010年12月 タクシーの話題あれこれ 051/2011年1月 日本の行く末を案じた広州モーターショー 052/2011年2月 鋼材の世界は、規模もまた「正義」なり 053/2011年3月 もうコンピューターは捨てられない 054/2011年4月 東日本大震災 055/2011年5月 再び上海車展で 056/2011年6月 輸入車販売が落ちない理由は何か 057/2011年7月 チャイニーズ・エンジン増殖中 058/2011年8月 いまさらエンジンですか? 059/2011年9月 スズキとインドの30年 060/2011年10月 40年前の日本と現在のインド 061/2011年11月 日本とタイの深い関係 062/2011年12月 1年を振り返る 063/2012年1月 日独2社ずつの、別居と蜜月 064/2012月2月 自動車購入への補助金は本当に役立つか 065/2012年3月 100企業GMの振る舞い 066/2012年4月 中国「売れ筋モデル」の背景 067/2012年5月 フクシマの影響 068/2012年6月 GM帝国の復活 069/2012年7月 ドイツ版「華麗なる一族」の、いま 070/2012年8月 戦艦大和のパッケージングとコスト管理 071/2012年9月 スモールオーバーラップ衝突の破壊力 072/2012年10月 インド企業のブランド・ハンドリング 073/2012年11月 得たもの、失ったもの 074/2012年12月 日中それぞれ、問題の「すり替え」 075/2013年1月 中国に登場した新しい自動車メーカー 076/2013年2月 首都高、大規模リフォームへ 077/2013年3月 人類は「人体」を知っているか 078/2013年4月 100年企業の「重み」と時代のニーズ 079/2013年5月 オート上海(上海国際汽車展覧会)会場から 080/2013年6月 モータースポーツは「必要悪」か? 081/2013年7月 自動運転車開発のススメ 082/2013年8月 長城汽車は「グレート」になれるか 083/2013年9月 年越しの夢「ピンクの高級車」 084/2013年10月 新興エネルギー大国は「ガス大国」 085/2013年11月 中国からやってくるPM2.5 086/2013年12月 年末に思うこと 087/2014年1月 ドイツの攻勢に慌てた日本 088/2014年2月 1億台のなかの、日本車の「存在感」 089/2014年3月 ガラパゴスとグローバルの狭間 090/2014年4月 GMの「リコール隠し」疑惑 091/2014年5月 中国国営自動車メーカーがついに海外投資へ 092/2014年6月 ジャパン・アズ・ナンバーワンを再び 093/2014年7月 為替差益による好決算 094/2014年8月 円安は本当に「善」なのか 095/2014年9月 悔しいけれど素晴らしいドイツの技術 096/2014年10月 衝突安全ボディとは? 097/2014年11月 メガ・サプライヤーの大合併 098/2014年12月 トヨタMIRAIと水素の「未来」 099/2015年1月 2020への夢 100/2015年2月 トヨタグループの新たな挑戦が始まった 101/2015年3月 社長と、企業、世の中と 102/2015年4月 「捨てる神」と、捨てる覚悟 103/2015年5月 自動車燃料の「気体嫌悪」 104/2015年6月 グローバルとローカル 105/2015年7月 タカタ製エアバッグの問題点 106/2015年8月 世界統一排ガスモード試験への道 107/2015年9月 「波風こそ日常」という認識を 108/2015年10月 排ガス規制対応、「悪意」と「黙認」の境界線 109/2015年11月 48V電源はトレンドになるか 110/2015年12月 日本が音頭を取る国際協調 111/2016年1月 自動車と飛行機のつながり 112/2016年2月 フォード、ついに日本市場撤退 113/2016年3月 中国で起きた助成金詐欺 114/2016年4月 ASEAN市場のいま 115/2016年5月 中国製SUVの実力 116/2016年6月 日本の強靭化とダメージコントロール 117/2016年7月 ガソリンスタンドのない村 118/2016年8月 ガソリンターボ車は日本で流行るか 119/2016年9月 自動車産業、波乱の10年 120/2016年10月 日本で売れるボディカラー 121/2016年11月 全面戦争を避けたいスズキの先手 122/2016年12月 RRという選択肢 123/2017年1月 2016年の世界実績 あとがきに代えて 著者略歴/奥付 裏表紙

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  • ローマ帝国と地中海文明を歩く
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    ギリシャのポリス誕生からローマ帝国発展まで、地中海文明の歴史は、歴史ファンの関心を惹き付けて止まない。トルコの小アジアにはギリシャ時代の神殿が佇み、ローマのフォロロマーノやスコットランドのハドリアヌス帝の長城は大帝国の繁栄を今に伝える。壮大な地中海文明の魅力を、本村教授と東大西洋史学研究室出身の俊英が現地を訪ね、自ら撮影した写真を駆使して解説。ローマ帝国と地中海文明の実像を知るために必携の書。

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