女性マンガ - 無料 - 完結作品一覧
-
-世界的歌姫として名高いエバは声帯手術に失敗し、その美声も名声も失った。悲しみに沈むエバは訪れたベネチアの仮面舞踏会でひとりの男性と出逢う。マシュー…彼には、私と同じ傷と孤独を感じる。パーティー会場に自分を裏切った婚約者が現れて動揺したエバは、とっさにマシューと恋人のふりをして逃れる。熱いキスはあまりに完璧で、彼と過ごした一夜だけ何もかも忘れることができた。亡き妻を今も愛する彼とつかのまの恋。でもいつしか未来を望んでしまい…!?
-
-アリージアは、ギリシアの富豪一族に生まれながら冷酷な祖父に家を追われ、母とふたり、つましく生きてきた。しかし今、15年ぶりに祖父に呼びだされ、突然、「おまえの結婚相手を決めた」と告げられる。相手は同じギリシアの名門フィオルキス家の嫡男セバスチャン。長年、両家は敵対してきたというのに祖父は何を企んでいるの? でも、この話を受ければ病気の母は助かる。アリージアは覚悟を決めるが、結婚相手セバスチャンが自分をどう扱うかまではわからなかった…。
-
1.0会計士のエマは母の言いつけを守り、地味に仕事一筋な毎日を送っていた。友人に誘われ仮装パーティーに行った夜、偶然出会った魅惑的な男性と素顔を隠したまま情熱の一夜をともにする。夢の終わりを迎え、顔を明かさないかわりに会えるその時のために片割れずつのハートのタトゥーを彫り一夜の証にした。エマが調査員として派遣された会社に向かうとCEOジョナは、あの男性だった! 再会は嬉しい、でも彼が愛した女性は奔放な私、正体を打ち明けるわけにはいかない。
-
-ハリウッドから牧場の共同経営者としてやって来たゾーイ。牧場主J・Dはそんなセレブに牧場の仕事が務まるわけがないとゾーイに冷たくあたるが、彼女の手綱さばきと最高級の笑顔は、みんなを一瞬で虜にした。だが、大地に根づき暮らすJ・Dは、彼女の偽りの笑顔の奥のもうひとりの彼女の存在に気づいていた。一方、ゾーイも彼の瞳に見つめられるとすべてを見透かされているよう感じた。彼に惹かれてはダメ! 私の本当の目的を知られれば、嫌われるに違いないから。
-
2.5結婚式直前に婚約破棄されたイザベル。腫れものに触るような周囲の反応に嫌気がさした彼女は、レイフを誘って南国の楽園に逃れることにした。彼は結婚式の写真を撮ってもらう約束をしていたカメラマンで、魅力的だが傲慢で未来のことなど考えてない男だ。そんな彼にイザベルはさらに提案した。「この旅行の間だけ、あなたは私の恋人よ」本気にならない相手と、太陽の下で火遊びを楽しむの。期間限定なら、愚かな情熱に踊らされる危険もないはずだもの…。
-
1.0ベネチアを訪れたサリーは美しい町並みに胸を躍らせていた。だが、宿泊先のホテルで男にからまれてしまう。するとそこに現れたオーナーのダミアーノに助けられ、そのまま彼の屋敷に滞在することに。ともに過ごすうちにダミアーノが見せる様々な表情ひとつひとつに惹かれるサリー。そんなある日、町がカーニバルに沸く夜。舞踏会で彼は突然告げた。「僕と結婚してくれ。」思いがけない申し出にサリーの心は弾むも、けれどそれは愛情ではなく、ある取引きにすぎなかった。
-
3.0水晶のような青い瞳に瑞々しい肢体――。1812年、ロシア革命のおよそ百年前。ロシア軍に少年さながらの美しさを誇るひとりの大尉がいた。名をアレックス。皇帝のお気に入りとして、この度英国へ随行してきたが、彼の正体は女なのだ!貴族の家に生まれたが、望まぬ結婚を迫られ家出して以来、男のふりをして生きてきた。けれど訪れた英国で聡明なコールダー公爵と出会い、初めての恋を知る。そして開かれた仮面舞踏会の夜。アレックスは女として公爵の前に姿を見せ…。
-
1.0キャシーは電話代行サービスの夜間オペレーター。もうすぐ大事な顧客から電話がかかる。投資会社オーナーで億万長者のストーン。人間嫌いとして有名な彼だが、キャシーには親しみを込めて話してくれる。会話だけの関係だけど一番楽しい時間だった。その日の夜アクシデントで彼と実際に顔を合わせるまでは――!?
-
-国王の伝記制作のため、地中海の島国アゴン王国を訪れたジョーは出迎えに現れた王子様を見て驚愕した。テオ! 5年前、身も心も捧げた運命の恋人。しかし、リゾート島を出ていった彼から連絡はなかった。その彼が、まさかテセウス殿下だったなんて。彼は偽名をつかい、短いアバンチュールを楽しんだに過ぎなかったのだ。ジョーにとっては最愛の息子を身ごもり、人生を変えた夜だったけれど。そして今夜、彼は王家のため舞踏会で未来のお妃探しをすると聞き――。
-
1.0一躍スターダムにのしあがったトラヴィス・ファルコン。しかし彼の事務所は悩んでいた。彼が女性問題でゴシップ誌を賑わせるからだ。そこでボスは「世間体のいい淑女とつきあえ」と命令を下した。そんな時、売れない俳優を追ってスタジオにやって来たシャーリンに白羽の矢が立った。トラヴィスは、彼女と偽装の恋人契約を結ぶ。やがてふたりは互いに兄妹のような強い絆を感じ始めるが、ある夜を境にトラヴィスはシャーリンによからぬ思いを抱くようになり…。
-
-大手化粧品会社のキャンペーンモデルに抜擢されたギサは、正体不明の誰かから執拗ないやがらせを受けていた。身を守るため、友人の別荘を逃げこんだ彼女を待っていたのは最近知りあったばかりのヘンリー・シェルドレイク。彼の魅力の前にはほとんどの女性が恋に落ちてしまうという危険人物だ。この人にかかわってはいけない。なのに惹かれる心は止められずにギサはヘンリーと愛を交わす。数日後、ギサのもとに別荘での彼女を隠し撮りした写真が届き…犯人はまさか!?
-
1.0不妊症クリニックに勤務していたセイディは、顧客であるギリシア富豪ネオの精子サンプルを誤って処分してしまう。謝罪に赴いたセイディだが、彼から告げられた事実に震えあがった。事故が原因でもう子供が作れないだなんて…! 罪悪感に苛まれるセイディに、ネオは「きみはぼくを魅力的だと思えるのか?」と誘惑してきた。美しい彼に抗えず、バージンを捧げてしまうセイディ。ところが数か月後、ネオの子を妊娠していて…。どういうこと? 私は彼にだまされたの!?
-
-イギリスの、とある町。シングルマザーのローラは、公園にいる美しい男性に目を奪われた。 イタリアから来たというその男性ジーノは、娘のニッキの特別な外見に怯む様子もなく、すぐに打ち解けられる温かさと優しさを秘めていた。 そして、ニッキの提案でローラの家に下宿することになったジーノの温かい明るさが、ローラの心を包み込むように照らし始め・・・。
-
-世間知らずらずの学生だったアンバーは、ギリシアの大企業社長ルーカスと互いにひと目惚れし、つき合うことに。 彼の好みに合わせ、洗練された大人の女を演じてきたが、ある日彼から「他の女性と結婚する」と、一方的に別れを告げられてしまう。「君は妻に相応しくない。罪深いほどセクシーで・・・君は愛人向きなんだ!」
-
-船舶会社のCEOジェファーソン・ライアンの人生は順風満帆そのものだった。だがある日、有能アシスタントのケイトリンが突然、彼の傲慢な態度を責め、一方的に辞職を告げる。そしてすぐさまカリブのリゾート地へ旅立ってしまった! 残されたライアンは困り果てていた。彼女ほどの有能な人材はいない。悩んだ末、すばらしい解決方法を思いついた。ケイトリンを誘惑して自分の虜にし、離れられなくするのだ!? 邪な笑みを浮かべると、さっそく自らもカリブへ向かった。
-
-結婚式直前、アシュリーは届いたハート型のペンダントを見て凍りついた。それは、今でも忘れられない恋の相手ジェイクに、かつて彼女が愛の証として渡したものだった。10代の頃、ジェイクに身も心も捧げたが、ある出来事で彼は2度と顔も見たくないと言い放ちアシュリーを手ひどく捨てたのだ。こんな時まで、私の心を弄ぶなんて、ひどい人。アシュリーは波立つ心を抑え、教会へ向かう。ところが、そこで彼女を待っていたのは…。そんなまさか、彼は――ジェイク!?
-
-DJのチャリスは、ある若者が送ってきたデモテープに惹かれ連絡を取った。ところが約束の時間に現れたのは、高級スーツに身を包んだ、優雅で自信たっぷりの男――若者の叔父リチャード。彼ら一族はダイヤモンド鉱山を所有する大富豪だと言う。チャリスを財産目当ての女と思い込み、甥に近づかないよう警告した。その傲慢な態度に腹を立てながらも、なぜかチャリスは彼から目を離せずにいた。いくら彼がセクシーでも、ずっと年上の、あんな尊大な男性に惹かれるのはなぜ?
-
1.0ラスベガス滞在中のシドニーは、ホテルで心当たりのない手紙を受け取った。“スイートハート、君は今どこ?”普段ロスでウエイトレスをしている私が、こんな場所で手紙をもらうわけがない。地元にいても熱烈な手紙をくれる男性なんていないけど。待ちぼうけの差出人を気の毒に思った彼女は、バーに行き手紙を返すことに。それがすべての始まりだった…。人待ち顔の極めてハンサムな男性に声をかけたとき、地味で冴えなかったシドニーの運命は、スリリングに動き出した!
-
1.0頭のからっぽな貴族と結婚するくらいなら身分は低くても尊敬できる人と結ばれたいわ。伯爵令嬢ソフィアは両親の反対をよそに運命の恋に憧れていた。そんなある日、新入りの馬丁ベンに危機を救われ、その思いやりと歯に衣着せぬ物言いに惹かれていく。一方、ベンは彼女との距離が近づくにつれ危機感をつのらせていた。実は彼の正体は貴族――シャーンブルック公爵なのだ。彼女にひと目惚れしたものの貴族嫌いという噂を聞き、一計を案じて伯爵家に潜りこんだのだが…。
-
-アイボ・トレンチャード大尉が、叔母のもとを訪れた折り、田舎道にたたずむサラブレッドに目が留まった。と、突然茂みから少年が飛び出して「馬から離れろ!」と銃を突きつける。少年をたしなめるうち、実は少女だと気がついた!! ジョシーと名乗る少女は、放蕩者でならすアイボに新鮮な驚きをもたらした。アイボの周囲には、爵位や財産だけが目当ての軽薄な女性ばかりだから。ジョシーと親しくなるにつれ、彼女に婚約者がいると知り、なぜかアイボの心は乱れた…。
-
-11年前、パーティで出会ったアラブの首長タレク。彼は、セーラの父が調教する馬の持ち主でもある。彼との思い出を胸に、家族の世話をするセーラだったが、父が突然解雇されてしまう。父を救いたいセーラに、タレクの出した条件は「1年間タレクの旅に同行する」。それは彼の人質となることを意味しており・・・。
-
-挙式を目前にしながら、花嫁となるアイシャの心は晴れなかった。カルロとの結婚は政略結婚でしかないから…。幼い頃からカルロに淡い憧れを抱いてきたアイシャは、10年前に妻を亡くした彼が突然求婚してきたとき、内心は複雑だった。彼はまだ前妻を忘れてはいないはず。その証拠に愛していると言われたことがない。この結婚は私にとってつらいものになるわ――。そして、アイシャの予想は的中した。カルロの取り巻き女性のひとりから、みだらな密告があったのだ。
-
-大嫌いな同僚が私を手に入れようとしている! 看護婦のリビーは窮地に陥っていた。いくら病院の資金集めのオークションとは言え、あんな男にデートの権利を落札されるなんて。だが、そこに謎めいた男性が現れ、高額でリビーを競り落とした。強烈な男性的魅力を漂わすこの男性こそ、兄が私を救うため送りこんだ人に違いない。だが、彼は兄の知人などではなかった。しかも落札したデートの権利は必ず行使すると主張し、リビーはステージ上で突然唇を奪われて――!?
-
-ポピーは、祖母が残してくれた屋敷に引っ越すと、やけに煌びやかな男性ラフェに心奪われた。しかし、彼は桁外れな財力を見せつけてポピーの屋敷を奪おうとする傲慢な男だった。彼の魂胆がわかり彼女は用心していたはずが、ある日激しい雷雨が襲い、館が破損してしまう。そんな時に、真っ先に駆けつけてくれたのはラフェだった…。騙されてはだめよ、彼のやさしさは館のためだけなんだから! ポピーは自分に言い聞かせるものの、心はラフェに乱されてしまい――!?
-
1.0愛する兄の死をきっかけに、ラーラは兄の親友ゲイブリエルと13年ぶりに再会した。16歳のとき、ラーラは勇気を振り絞って愛を告白したのに、彼に子供扱いされて笑い飛ばされた。その傷は今も癒えていない。今やゲイブリエルはウォール街で大成功を収め、自信と年齢を重ねることによって、いっそう魅力的になっていた。ラーラはそのゴージャスな姿を見て思い知らされた――私がこれまでどんな男性も受け入れられなかったのは、この再会を夢みていたからだったのね!
-
-挙式を目前に婚約者に裏切られたリリーは、傷心を抱えてミラノへ渡った。愛する伯母のもとでイタリアンシェフとして働くために。だが、少女の頃の憧れの男性アレッサンドロに再会し、リリーにせつない初恋がよみがえってきて…。今はイタリア有数の実業家と言われるまでに名をあげた彼。恋の痛みを抱え、誰も信じられないリリーにはアレッサンドロと過ごすのはつらすぎる――恋なんて、この先私には必要ないものなのに、見つめられたくらいで、動揺するなんて!
-
-市場で真鍮のランプを手に入れた室内装飾家のジーナ。数日後、家族の形見だから返して欲しいという男性アランが現れた。出会った途端、彼の魅力に引き込まれるジーナ・・・。だが彼の話は全くの嘘!騙されたことに憤るジーナだったが、彼の優しさに触れますます惹かれる。やがてランプの不思議な力に気付き始めて・・・。
-
-エリンは家族経営の会社の経理として働いている。だが新しく参入したライバル会社のせいで倒産し、生活に困ってしまう。専業主婦の母と芸術家気質の義父…頼れるのは自分だけ! エリンは苦しい家計を支えるため仕事を探すが、困ったことに条件のあう会社はあのライバル社のみ。仕方なくダメもとで面接したら…まさかの採用!? 働きはじめて1か月、社内でぶつかった男性にひと目で心を奪われるが、彼が社長マックス・ザッペリで!?
-
-ワーカホリックが過ぎる社長のディンは、友人のドクターに命じられ10日間の休暇をとることに。そんなボスの不在を楽しんでいた秘書のキャスリンに、ディンから1本の電話が。「助けてくれ…君しか頼れない。双子の赤ちゃんが僕の別荘に置き去りにされている!」キャスリンが慌てて別荘に向かうと、可愛らしい赤ちゃんたちを慣れない手つきで懸命に世話するディンの姿があった。仕事ひと筋でつまらない男だと思っていたのに…彼の意外な一面を知るほどに心は惹かれ――!?
-
-君は今でも僕が必要なんだ。1週間でそれを証明してみせる――! 従妹の結婚式に出席するため訪れたメキシコで元夫の石油王ディロンと再会したアイビー。憎らしいほど自信に満ちたゴージャスな横顔――裕福に生まれついた傲慢な彼との価値観のズレを埋められず離婚にいたったアイビーは、以前と変わらないその姿を目にして凍りついた。できれば2度と会いたくない相手だったのに…。だが、ディロンのほうでは1度は自分のものだった美しい獲物を見逃す気などなく!?
-
1.0キャスリーンは愛する祖母のため、あるクリスタルを探していた。ついに競売で見つけるも、クリスタルは目の前で落札されてしまう。どうしても譲ってほしくて落札者の館を訪れると、ハンサムな男性が現れた。彼の名前はジョーナスといい、彼女の懇願を聞くと、これから2週間、妻の身代わりをしてくれたらクリスタルを譲ると提案される。迷わずに承諾した彼女だったが、その日から身の回りに異変が起こりだし、村人からはなぜか敵意が…いったい何が起きているの?
-
-有能なキャリアウーマンのサニーは、本社会議に出席するためラスベガスを訪れた。婚約者のデリクも一緒だったが、ギャンブルにのめりこむ彼に失望し、サニーは思わず指輪をつき返してしまう。その時だった、本社の最高経営責任者ブライス・テンプラーが声をかけてきたのは。大富豪でプレイボーイ、マスコミをも騒がす彼に、ディナーに誘われるなんて!?夢のようなもてなしとキスを受け、サニーはブライスに心を許してしまうが、そのべては仕組まれた罠だった…!
-
-初めて私を愛してくれたのは、地中海の領主様でした――。大叔父が亡くなり荒れ果てた葡萄園を相続したアーリーン。実の母親から常に邪魔者扱いされ、孤独に生きてきた彼女にとって、その葡萄園は家族から送られた初めてのプレゼントのように思えた。この土地は必ず私が再生させてみせる。そう決意したアーリーンはワインの産地イタリア・サルデーニャ地方を訪ねることに。まさかその地で彼女を、美しい領主様とふたりきりのレッスンが待っているなど思いもせずに…。
-
-「君を3週間でレディに生まれ変わらせる」マギーは茫然として雇い主イーサンを見つめた。学校管理人として働く彼女は貧しい子供を救うチャリティ・オークションに参加し、時間と労働力を提供することになっていた。てっきり得意の修理仕事を頼まれるかと思っていたら、まさか2万ドルもの大金で競り落とされるなんて! 地味な彼女を変身させ、公爵令嬢のふりをして社交界デビューできるかを彼は賭けたらしいのだが――屋敷での甘く危険な同居生活が始まった…!?
-
1.0父を病で亡くし、暴君の夫も事故で失った今、ソフィーに遺されたのは破産寸前の会社と古びた屋敷だけだった。窮状にあえぐ彼女に援助を申し出たのはハビエル・バスケス、企業の買収と合併で頭角を現したスペインの若き実業家だ。条件のいい申し出にソフィーは戸惑う。なぜならハビエルは7年前、彼女が家業のために政略結婚することになり、涙ながらに別れた元恋人だった。貧乏学生だった彼は今や億万長者…逆転した立場と財力で屈辱を晴らすつもりなの?
-
-挙式を目前にしてネルは隠された真実を知った。この結婚は契約結婚。ギリシャ人大物実業家の夫は10歳も年下の処女妻を、5千万ポンドで手に入れたのだ――あれから1年、事故を起こし運ばれた病院のベッドの上で、ネルは夫であるアレクサンドロス・パスカリスと再会した。初夜のベッドで彼を拒絶して以来、私への侮蔑もあらわに別居婚を続ける夫。しかし今日は彼の怒りがその表情から伝わってきた。「僕がまだ見ぬ君の秘密の場所を、助手席の男には触れさせたのか?」
-
-ロミーは、かつて自分を傷つけた大富豪シャビエルのオフィスに向かっていた。父の横領に対する告訴を取り下げてもらうためだ。憎くて仕方がないけど、彼に頼るしかないわ…。だが、再会した彼は懇願するロミーにある提案をもちかけた。助ける代わりに彼と結婚し、子供を産めというのだ! 私に後継ぎを得るための道具になれと言うの!? 抵抗するロミーに、彼は「代償もなしに援助すると思うのか?」と、嘲るような笑みを向ける。「やめて…」彼の瞳が暗く光った。
-
1.0ウエイトレスのザラはパーティー会場にいた。けれど今夜は華やかなドレスを着て客としてまぎれこんでいる。というのも、親友エマが作ったこのドレスのデザインをデパート王のロシア人男性に売りこむためだ。近づく富豪の名はニコライ・コマロフ。彼を捜していたその時、ニコライ本人から声をかけられた。なんてハンサムなの…。ザラは本来の目的を忘れて彼の魅力に思わず息をのんだ。すると彼は氷のような瞳でザラをじっと見つめ、情熱的に唇を奪ってきて…!?
-
1.0ジェンマの上司チェーザレが病に倒れ、その息子ステファノが社長代理を務めることになった。ああ、どうしよう! 実はジェンマとチェーザレにはある秘密があった。「君は毎月、多額の金を父から受け取っているな」ジェンマをチェーザレの愛人と思いこみ、母の死の原因にもなったと信じているステファノは彼女に復讐を始める。追いつめられていくジェンマに彼はさらに冷酷な言葉を浴びせる。「金を返済してもらおう。さもなければ君は――僕の愛人になるんだ」
-
1.0ベラ・ローレンスは、憂鬱な気持ちを隠せないでいた。祖母の誕生日プレゼントにするつもりでいた絵のオークションに負けてしまったからだ。絵を手に入れ、余裕の笑みで去っていった精悍な顔つきの男性が忘れられない。ところが祖母の誕生パーティーに現れたオリヴィエと名乗るその男性は、いきなりベラにデートを申し込んできた。魔法のような彼の言葉に誘われたベラは…その時、彼がローレンス家への復讐を企てているとは、まだ知るよしもなかった――。
-
-ナットは今日も郵便物の仕分け係をしていた。経営コンサルタントとして採用されたのに、私がシングルマザーなことに不満を抱く冷血漢の暴君社長のしわざ? 一代で名声を築き、スコットランド貴族の血をひく超一流の社長ラファエルを、ひと目見て素敵だと思っていたのに…。残業中、彼女は同僚に愚痴をぶちまけていると不運にもラファエルに遭遇してしまう! すると、彼は怒るどころか話を聞いてくれ…さらにナットに包みこむような優しさでキスをしてきて──。
-
1.0大企業に勤めるスザンナは、社長の命を受け彼の婚外子だというアマードに会いに行くことになった。親子関係の証明にDNAを提供してもらうためだ。余命幾ばくもない社長の頼みを断ることなどできない。出迎えに現れたアマードのあまりに魅力的な姿に、彼女は思わず息をのんだ。ああ、今からこの人の人生を180度変えてしまうかもしれないなんて。彼女が意を決して用件を伝えると、アマードが驚くべき条件を口にした。「君が僕とひと晩、ベッドで過ごすなら…」
-
-父のホテルを買収したチェイスをひと目見て、マドリンは衝撃を受けた。なんて傲慢で冷酷で…魅力的なの。いいえ、私の愛するホテルを奪おうとする男に惹かれてはだめ。しかしチェイスは彼女の反発も意に介さず強引なアプローチを仕掛けてくる。仕事では有能さを発揮し、社交の場では最高の笑顔と洗練された態度で人々を虜にする彼に、いつしかマドリンは夢中になってしまう。チェイスのキスに情熱的に応えた瞬間、彼の瞳が怪しく輝いたことには気づきもしなかった。
-
-ロンドンで名うてのプレイボーイ。そんなボスにまったくなびかなかった秘書エミリーが結婚を理由に辞表を出した。異性に興味がなさそうな彼女がいきなり結婚!? 納得のいかないレアンドロはエミリーに2週間の出張に同行するよう命じる。2か月ごとに恋人を替えるボスの世話に疲れたエミリーだったが、最後の仕事と割りきり、高級リゾートの出張に同行する。しかしそこでレアンドロに心変わりを迫られるとは思いもしなかった。彼が最も得意とする誘惑という方法で…。
-
-「あの女を私の夫から引き離して!」姉に頼まれ、ニコスはうなずいた。姉を苦しめる悪女…ジャニーンを誘惑し、自分に夢中にさせて、排除してみせる。計画を胸に、ジャニーンに近づくニコスだが、彼女の素顔を知るほどに、思いがけない気持ちが芽生えてしまう…。一方ジャニーンは、彼の恐ろしい企みも知らず、その魅力に堕ちてしまいそうで!?
-
-悪魔に自ら身を捧げる他、彼女に残された道はなかった――キーシャはパーティー会場で元夫の姿を見て声を失った。ハンター・ドナヒュー――結婚前に勤めていた広告代理店のCEO。だが有能で社交的な顔は上辺だけで、実際の結婚生活は冷たい夫の愛のない仕打ちにひたすら耐えるだけの毎日だった。2度と会うはずのない人だったのに、困窮した今を見計らい姿を現すなんて…。彼はやさしさを装って、自分のもとに戻るよう言葉巧みにキーシャを誘惑して来た…!
-
4.0実の父親に会いたい…。愛情のない養父母に育てられたニーナは、父親の名前だけを頼りにシチリア島を訪れる。しかし、旅費を盗まれ、無一文で道端に追い出されてしまう。ロレンツォと名乗るハンサムな弁護士が助けてくれるが、問答無用で彼の豪華な屋敷に閉じこめられ、冷たく「イギリスに帰れ」と言われる。なんと父親はロレンツォの母親との結婚を控えていて、その邪魔になると言うのだ。私が隠し子だからなの? しかし、彼はニーナを父親の“愛人”と誤解していて!?
-
-画家のマックのアトリエは、再開発を予定している建設会社から、度重なる立ち退き要請にあっていた。辟易したマックの前に現れた完璧な男性――描いてみたいと思った彼は、最終手段としてやってきた建設会社のオーナー、ジョナスだった。マックは祖父から受け継いだ大切なものだからとつっぱねるが、ジョナスも諦めてくれない。いいかげんにかまわないでと伝えるために彼の自宅に押し掛けたはずが、魅惑的なジョナスの雰囲気にじょじょにのみこまれてしまい――!?
-
-裕福でハンサムな夫リードと結婚して7年。かわいい子供たちにも恵まれ、幸せな結婚生活を送っていたジーナだが、いつの頃からか夫が秘書と浮気をしているのでは…という不安にさいなまれていた。そんな矢先、夫から信じられない言葉を突きつけられる。秘書とふたりきりで出張に行くですって!? しかも同じスイートルームに泊まるなんて──。本当にあなたの心は私から離れてしまったの? リードの心を取り戻したいジーナは、自分でも驚くほど大胆な行動に出て……!?
-
-婚約者から一方的な別れを告げられたジェーンだが、広告の仕事に生きる決意をする。そんな彼女の心の穴を埋めてくれたのは、11歳のとき別れたきりのさえないメガネの幼なじみからの励ましメールだった。ある日、打ち合わせで出会ったモデルにどこか懐かしい感じを覚えると、彼も好意を持っているそぶりを見せる。全女性がときめくスーパーモデルがなんで私に!? 衝動的なキスのあと、彼が口にした言葉にジェーンは凍りついた。「ジェーン、僕は…幼なじみのジョニーだ」
-
-社交界一の花婿候補と噂の美しい公爵ベネディクトに求婚されたアビー。夢見心地で承諾するものの、彼に愛人がいると知り結婚式から逃げ出した。公爵を祭壇に置き去りにした娘として英国中に批難され、もう二度と結婚を望むことなんてできない。でもいいの。愛人のいる人と結婚するよりはましだもの。3か月後、アビーは馬車で移動中に嵐に見舞われ、近くの屋敷に助けを求めた。ところがその屋敷にはベネディクトとその愛人、噂好きの社交界の人々が滞在していて…!?
-
1.0ウィリアム・カルソープ――第4代アイルシャム公爵。しきたりを重んじ、非の打ちどころなくつねに正しい行動をとる彼のふたつ名は、“品行方正卿”。聖職者の娘でありながらおてんばなヴェリティは、隣の領地に越してきたそのウィリアムに興味津々。若き公爵の素の表情を見てみたいけれど、敵の壁は難攻不落で…。そんなある日、ふたりは孤島の小屋で一夜を明かすことに。そしてヴェリティは予想だにしなかった彼と出会う。彼女と快美なキスを交わす、心乱れた公爵と。
-
-駆け出しのインテリアデザイナーとして張り切るカミには欠点があった。それは頼まれたら嫌と言えないこと。いつも断りきれずブラインドデートに出かけては失敗を繰り返してきた。そんな彼女が知人のタナーは歯がゆくてたまらないらしい。けれど心配されてもなかなか直せない欠点を抱えて、今日もカミはブラインドデートに出かけてしまう。だがその夜、デート相手にひとけのない場所で置き去りにされてしまった! 暗闇のなか、頭をよぎるのはタナーのことばかりで…!?
-
-先日亡くなった祖母の銀行口座には長年、巨額のお金がヴェネツィアのある男から振り込まれていた。――その真相を突きとめるため、ヴェネツィアにやってきたメレディスを出迎えたのは銀行家のルチェンツォ――まるで絵画から抜け出てきたようなゴージャスな男性にメレディスは目を見張った。しかし、これ以上ないほどの憎しみをたたえた黒い瞳に軽蔑の色を浮かべ、彼は言いはなった。「すぐに帰れ!」戸惑うメレディスだったが、思いがけない真実を知ることになる――。
-
-リリーの夫が事故で亡くなった。すぐに夫の兄デインに連絡が取られたが、到着を待つ彼女の心は千々に乱れていた。デインはリリーが金目当てに自分の弟と結婚したと信じている。「名門ノーフォーク家の名を汚す卑しい女! 清楚な顔をした悪女!」デインの蔑みの言葉にどれほど胸えぐられたか。本当はリリーの結婚にはある密約があったのだ。けれど彼は何も知らない。偽装結婚のことも、リリーの躰が無垢なことも。そしてもうすぐリリーの憎悪だけを胸にここに来る…。
-
-大富豪マックスの主催するパーティーで、慣れない靴を履き足を痛めてしまったセアラは屋敷の主人である彼に介抱された。間近で見る彼はうっとりするくらいセクシーで魅力的。彼の逞しい腕に抱かれながら会場に戻ったセアラは、女性客の羨ましげなまなざしを痛いほど浴びるが、彼は周りの視線など気にかける様子もない。「僕は欲しいものは絶対に手に入れる」彼ほどの富と権力をもっていれば不可能なことはないはずなのに、決意を秘めた視線を私に向けるのはなぜ…!?
-
-新聞記者のローラと建設会社社長のマットは犬猿の仲。ある日、新聞に掲載された「シンデレラ求む。王子様より」という妻募集の匿名広告を彼が侮辱して、二人はまたけんか。 だが実は、この広告を依頼したのは新しいママを欲しがるマットの娘。しかも、ローラが妻候補として応募されてしまい・・・!?
-
-魅力的な実業家リードの秘書として働くダーシィ。面接の日、自分のおかしな癖を笑いとばしてくれた彼にひそかに思いを寄せていたけれど…リードの交際相手は、田舎からロンドンに出てきた私とは正反対の美人で洗練された女性ばかり。私は絶対、彼の恋人になんてなれないわ。ところがある日、フロリダの実家を訪ねるというリードは、ダーシィに恋人のふりをして同行してほしいと告げてきた! 仕事だとしても、少しは女性として見てもらえる? ダーシィの胸は高鳴って…。
-
-ルーシーはガイが嫌いだった。オーストラリアの牧場で身を粉にして働く彼女を、ガイは「シンデレラ」と呼んでいた。ルーシーはそう呼ばれると、笑われているような気がして落ち着かなくなるのだ。ハンサムで特権階級の香りを漂わす、つかの間の滞在客だった彼にはそう見えたのだろう。そして今、ある事情でロンドンに戻ることになったルーシーは、ちょうど帰国するところだったガイと並んで機内にいた。数日後の自分が彼の会社で働き、彼を恋人と呼ぶとは思いもせずに。
-
-ゴージャスな実業家リオとグウェンの出会いは夜の摩天楼。強烈な情熱に衝き動かされるように、出会った夜にキスをして、翌日には肌を合わせていた。それまで男性経験のなかったグウェンは、彼にすべてを教わったのだ。幸福の絶頂も、破局の苦しみも――。あれから3年。ひそかに彼の子を産み育ててきたグウェンの前に、再び彼が現れた…!「その子は…僕の子供だな」死刑宣告のように彼の声が響く。まさか…リオは私からこの子を取り上げようというの? ※この作品はオリジナル版に着色したものとなります。
-
-“華麗なる恋愛遍歴”“BFは一夜限定”メディアの作り上げたイメージとは裏腹、地味な毎日を送る人気モデルのアナ。けれど彼女を誤解し、あからさまな誘いをかけてくる男はあとを絶たない。ギリシャ有数の億万長者ダモン・コウヴァリスもそのひとり。にべもなく断るアナだったが、数日後、彼女はギリシャの男のプライドを甘く見ていたことを思い知らされる。ダモンとふたりのディナーを承諾しなければ、アナのかかわるチャリティ基金が存続の危機に陥るというのだ…!
-
1.0イーディは予期せぬ再会に息をのんだ。セバスティオ! 4年前、背伸びして訪れたナイトクラブ。ひと目で恋に落ち、邪険に扱われてあっけなくふられた。その彼がディスプレイデザイナーとして働く私にどうして突然仕事を依頼してきたの? 当時、ラグビーのスター選手だった彼は、今や銀行頭取として華やかに活躍している。私の存在など知るはずもないのに。彼の依頼なんて絶対にお断りよ! ところが周囲の圧力から、彼の屋敷に住み込んで仕事をするはめになり…!?
-
1.0「ビッキー、君は夜の精のように美しい。結婚してくれ」イタリア有数の資産家バレッリ家の次男クラウディオから熱烈なプロポーズをされたビッキー。しかし3ヵ月後の「結婚発表式」の前日、クラウディオの兄マウリツィオから告げられた言葉は、「僕と結婚しよう」というものだった。「クラウディオの子を身ごもった女性がいて、彼とは結婚させられない」と言うのだ。幸せの頂点から一気に暗闇の底に突き落とされたビッキー。とうとう、「そうすることだけが、君と名門バレッリ家を救う唯一の手段だ」と説得されてマウリツィオとの結婚生活を始めたビッキー。マウリツィオは優しく包み込むように愛してくれたが、ビッキーの心はいつも不安でいっぱいだった。マウリツィオ!あなたは私を哀れんでいるの?私を愛しているの?それとも名家の対面だけが大切なの?イタリアの名門家庭の華やかな生活を舞台に、ビッキーの「本当の愛を探す旅路」が始まった…。
-
-ファッション界の大物と婚約し、新ブランドの顔に抜擢されたルーシーは幸せの絶頂にいた。だが、ふと目にした書類から恐ろしい事実を知ってしまう。すべては企業のイメージ戦略で婚約も抜擢もシナリオどおり、と記されていたのだ。怒った彼女は新ブランドの発表会に乱入し、証拠を手に逃げ出した。デパートに駆け込んだルーシーを、男たちが追う――。それを上から見ていたのがナサニエル、デパートのCEOだった。彼は身を翻し、なぜか彼女のあとを追ってきて…!?
-
-土地の境界線を巡り代々争いつづけているホルト家とテイラー家。そんな犬猿の仲の家族の子供たちが恋に落ちた。ジェイクとスカイ、結婚を猛反対されたふたりは、かけおち同然で故郷の街を出た。それから4年、スカイは自宅に離婚申請書だけ置き、姿を消してしまう。ジェイクは必死に彼女を捜し、二度と帰らないと決めていた故郷で彼女を見つける。しかし、やっと会えたスカイは事故に遭い記憶喪失になっていた。その姿はまるで愛あふれる新婚時代の彼女そのもので…。
-
-天使のような美しさで子供の頃から慈善団体の寄付活動のシンボルとなっているローラ。15歳年上の大富豪サミュエルとひと目で恋に落ち結婚するが、彼の愛し方はローラを壊れかけの人形のように扱う過保護なものだった。あなたは私を哀れんで結婚したの? 悲しむローラはサミュエルと距離を置くことを決意する。愛しているのに彼との未来を信じられないなんて。思い悩むなか、ローラは屋敷の庭で足を滑らせ…次に目覚めたとき、記憶は彼と結婚した頃に戻っていて…?
-
1.0その美男子ぶりと謎めいた結婚で噂の的のリンフォード子爵。彼は6年前、突然姿を消した妻を捜していた・・・。しかし、ある日美麗の未亡人エミリーに出会った彼は、謎めいた彼女の魅力に強烈に惹きつけられていく。だが、エミリーは決して彼に心を許そうとはしない・・・。そんな時、失踪した妻の行方が発覚し!!
-
-行方をくらましたシーク・ルディを探すセキュリティ・コンサルタントのエレン。ナイトクラブでセクシーな彼を見つけたエレンは、“女性の魅力”を利用して近づき、連れ帰ることに成功する。だが、10日後、ニューヨークに突然現れてエレンを馬でさらったルディは言った。「君に約束を果たしてもらいに来た」
-
-キャロラインと結婚した大富豪デイモン・マクニールは、幸せの絶頂から絶望のどん底に突き落とされてしまう。新婚旅行後すぐに、愛する妻が消え去ってしまったのだ…結婚指輪だけを残して。世界中を探しまわるデイモンのもとに再びキャロラインが姿を現したのは、1年もたった後のことだった。しかも、彼女はデイモンと過ごした日々の記憶を、すべて失っていた。妻と再会できた喜びにひたる間もなく、デイモンは妻の失踪の謎を追うことになる。キャロラインに残った断片的な記憶を手がかりにして。
-
-ツアーでカイロを訪れた乗務員のリオは、滞在先のホテルでアラブの王族の一行に出会い、中でもひときわ高貴な雰囲気をまとった精悍な男性に視線を引きつけられる。 彼は中東の王国ダルモーンの王子。シーク・アミールという。 砂漠の王子だなんて、私とは縁のない人・・・。 ところがその夜、会社を不当に解雇されたリオの元に、アミールが突然訪れて・・・!?
-
-目覚めると、ホイットニーは記憶を失くしていた。ベッドの横で眠る美しい男性は誰? クロゼットにかけてあるウエディング・ドレスはまさか私のもの? 混乱状態のホイットニー以上に、花婿も困惑したようだった。やがて彼、ゼーンから受けた説明は――ふたりは新婚旅行中のカップル。私は真夜中のプールで頭を打ったらしい。でも…熱々の新婚のはずなのに、なぜか花婿はぎこちなく、ホイットニーから誘惑しても、肌を合わせようともしてくれなくて…?
-
-記憶喪失ですって? アリーは2か月ぶりに再会する夫フィンを前に言葉を失った。彼とは出会ってすぐ燃えるような恋に落ちて結婚。でも、幸せは長くは続かなかった。世界に名だたる宝石会社の御曹子だった彼は北欧の祖国に彼女をつれていくや、なぜか急に冷淡になったのだ。仕事にすべてを捧げ、孤独な妻になど無関心で…。深く傷ついた彼女は絶望のうちに家を出た。しかし今、事故に遭ったフィンは変わらぬ魅惑の瞳で彼女を見つめて――「君が僕の妻なんだね…」
-
1.0フレイアとフィンはともに救急医療科の医師。フレイアは、6年前に姉の結婚でフィンと出会って以来、ずっと彼に想いを寄せていた。そして5か月前、運命の夜は訪れた。フィンと出席した学会の帰りのフェリーでふたりは結ばれたのだ。人生で1番幸せなときだった。だが、新たな関係が始まるかと期待した心は無惨にも打ち砕かれた。彼は、妊娠を告白したフレイアに、誰の子だと言わんばかりの眼差しを向けてきたのだ! フィン…この子の父親はあなたなのに――!
-
-グレースには記憶から消してしまいたい過去があった。18の時、結婚式直後に花婿のニックが置手紙だけを残して姿を消したのだ。彼女は残酷にも結婚式の翌日に捨てられたのだった。あれから10年。心の傷も癒えた今、グレースはニックの居場所をつきとめ、正式に離婚しようとする。だが、彼に会いに行く途中、嵐で事故を起こしてしまう。そして、病院で目覚めた彼女からは一切の記憶が失われていた! 彼女のベッドのかたわらには、夫と名乗る男性の姿があったが・・・!?
-
4.0なぜ今になって私の前に現れたの――!?カリスの前にかつての恋人アレッサンドロが現れた。彼はイタリア名門のマッターニ家の伯爵。出会いは2年前のスキー場。セクシーな容姿に生気に満ちた緑色の瞳、そして何よりも情熱的な彼にカリスは瞬く間に恋に落ちた。この幸せはずっと続く…そう信じていたのに、彼はカリスの不貞を疑い冷酷なまでにあっさり捨てた。過去の苦い思い出に不安を募らせるカリスに、彼は以前と変わらない甘くとろけるような強引なキスを仕掛け!?
-
-病院で目を覚ましたクレアは混乱していた。暴漢に襲われたショックで自分の名前すら覚えていない彼女の前に現れたのは夫を名乗る男性だったのだ! 不安に覆われた心を包みこむような優しさで接してくれる彼。思わずすべてをゆだねてしまいたくなるクレアだったが、違和感がぬぐえない結婚生活に疑問がふくらんで行く。クレアが彼に惹かれて行けば行くほど、過去の影は色濃くなって行き…。愛と憎しみが交錯するラブ・サスペンス!
-
-私はこの人を、本当に愛して結婚したの?交通事故のショックで記憶喪失に陥ったエリーズ。匂いたつように魅力的で、社交界を賑わす大富豪・アレハンドロが自分の夫だという。しかも、彼女は妊娠2か月。見たこともない豪邸で、知りもしない男性と暮らす日々・・・。エリーズの不安はつのるばかりだった。
-
-今は亡き姉の子供ニッキーを引き取ったハリエット。21歳という若さとは裏腹に、恋愛とは無縁の生活を送ってきた。ある日、姉を嫁と認めなかったマルコス家から、今になってニッキーを迎えに来るという話が出た。可愛いニッキーを品物のように扱うなんて!!怒ったハリエットは、絶対に渡さない、と決心したのだが…。
-
-ミスティの経営するケータリング会社は倒産の危機に瀕していた。 そんな彼女に救いの手を差し伸べたのは、イタリア系大企業の重役レオーネ・アンドラッキ。しかし彼は支援の見返りとして、ミスティに恋人のふりをするように要求する。女性には不自由しないであろう彼がなぜ? ミスティが選ばれた裏には恐るべき計画があった・・・!!
-
-夫に裏切られてばかりの結婚生活から解放されて以来、恋にも結婚にも失望したエレインは、ケータリング会社を経営し忙しい毎日を送ってきた。そんなとき舞い込んできた仕事は、名門ブロディ家の大規模なパーティー。そこでエレインはブロディ家の当主カーラムに声をかけられ、彼の所有する別荘へと誘われる。息をのむほどハンサムなうえに、プレイボーイと名高い彼がなぜ私に? もう恋はしないと心に誓ったはずのエレインだったが、彼の誘惑に抗えず――。
-
-同僚マリーに誘われて3週間の休暇を取り、楽園バハマを訪れたジーナ。豪華ホテルで食事中、二人組の英国人男性に声をかけられる。一人は有名小説家ライアン。だが、ひとしきり話した後彼女は軽率さを指摘された。大金持ちの男性を掴まえにきたマリーと同じような、アバンチュールを求める女だと勘違いされたのだ!
-
-恋人に捨てられ、幼い息子をひとりで育てているマーサ。開発会社社長のルイス・マンスフィールドが出張に同行してくれるナニーを探していると聞いて飛びつく。これはチャンスかもしれない。元恋人が、彼が行こうとしているセント・ボナヴェンチャー島にいるかもしれないのだ。面接でのルイスは眉間にしわを寄せ、冷たい印象。だが、子供たちとたわむれるときの笑顔はやさしく、胸がざわついてしまう。こんな魅力的な男性と半年間、ひとつ屋根の下に住むなんて…!?
-
-「誰かに婚約者のふりをしてもらわなくちゃ」幼い頃両親を亡くしたニコラは、祖母とふたり暮らし。ニコラを心配して旅行に出かけられない祖母を旅立たせようと、つい婚約者がいると嘘をついてしまったのだ。そんなとき、上司の家で開かれたパーティーで、勤め先の若き会長ソール・ジャレットと出会う。彼は写真で見るよりも長身できれいな顔をしていた。彼に家まで送ってもらうことになり、その道中ニコラは大胆にも婚約者役を頼もうとするが思わぬ誤解を受け…!?
-
-シングルマザーのアシュリーがこの世で一番会いたくなかった相手…ジェイク・マリオット。洗練された大人の彼が一瞬見せる子どものような無邪気さに、4年前、まだ世間知らずだったアシュリーはひと目で恋に落ちた。けれど、彼は結婚に興味がないと言い放ち、アシュリーの心を引き裂いたのだ。妊娠を告げられず、ひとりで息子を産んだアシュリーだったが、今、突然勤め先に現れたジェイクとの再会でアシュリーの心は恋をしていたあの頃のように揺さぶられ…!
-
-義父の家を出たばかりのヤンシーは、従兄の仲介で大企業の運転手として働き始めた。ある日、社用車を走らせていたヤンシーは、ガソリンが無くなりそうなことに気づき、慌てて給油しようと隣の車線を強引に横切ってしまう。その瞬間、クラクションが鳴り響いた。隣を走っていた高級車と衝突する所だったのだ。車から降りて無茶な運転を非難する男に、ヤンシーは「うるさいおじさんね!」と逆ギレしてしまう。次の日、社長室に呼ばれた彼女を待っていたのは昨日の…!?
-
-チャンドラー財閥の令嬢サニーは家を飛び出した。祖父の会社を引き継ぐため必死に努力してきたのに、祖父はサニーの意思を無視し結婚させようとしていたのだ。一族の名を捨て自分の力で生きていくわ。サニーはコック募集の文字を見るなりレストランの門をたたいた。一方レストランのオーナー、ニックは困惑した。上流を絵に描いたような女性がなぜこの店のコックに? これは祖母が差しむけた花嫁候補に違いない。ニックはなんとしてもサニーを追い出そうとするが?
-
1.0ホリーは伯母の看病のため、故郷に戻ってきた。10年前、町の有力者の息子アランと駆け落ちして以来、二度と戻りたくなかったのに。アランは駆け落ちしてまもなく事故で亡くなり、町の人々はホリーの飲酒運転のせいだと今も冷たい視線を送ってくる。追い打ちをかけるようにアランの兄クリントが現れ、遺産目当ての帰郷と決めつけ非難する。以前よりいっそう魅力的だが威圧的になったクリントにおびえながら、なぜかホリーは彼の瞳の中に奇妙な感情を見いだして…?
-
-エレンは有能なキャリアウーマン。結婚する気はないが、未婚が理由で昇進できずにいる。そこでエレンは友人の元恋人をフィアンセに仕立て上げた。イタリアで弁護士をしている彼に会う事はないはず。ところが話を聞いた彼が、面白がって会社にやって来た。婚約中を演じる二人の間には、いつしか激しい感情が・・・!
-
-小型航空機チャーターの仕事をしているミッキーのもとに、世界的なカメラマン、ライアン・ダグラスから仕事が舞い込んだ。しかし仕事の依頼は口実で、彼の甥を捜しにやって来たらしい。ミッキーの妹にたぶらかされ、駆け落ちまでした甥をつれ戻したいというのだ! なんて憎らしい、失礼な人なの。ミッキーは憤慨して妹をかばうが、ライアンに強引にふたりを捜す旅に同行させられてしまう。こうして傲慢なのにとびきりセクシーな彼とふたりきりの日々が始まって!?
-
-ある絵画展のパーティーで、ロミリーはネイラー・カーデルを紹介された。有能な企業人らしいが、話してみると傲慢でロミリーは腹立たしさを覚えた。もともと男性にはなんの期待もしていない。実はロミリーの母は画家なのだが、暴力的な父に支配され、今は心を病んでいる。その母を陰で支える彼女にとって、男なんて信用できないものなのだ。だが、ネイラーのぶしつけな瞳に見つめられると、なぜか胸がざわめく。…おかしいわ。私は男性に惹かれたりしないのに。
-
-やむにやまれぬ事情から義理の姉マーゴットに成り代わり資産家の老女マダム・ブリッソに会うことになったメグ。―― 訪れた南フランス最初の夜。嵐に行く手を阻まれたメグは、凄まじい音と光の中でジェロームと名乗る男性に出会い恋に落ちる。けれど姉マーゴットの身代わりとなった今、メグは真実を告げられず切なさだけが募っていった・・・。一方、マダム・ブリッソを慕うジェロームは突然来訪した噂の悪女「マーゴット」の奔放で自己中心的な真の姿を暴こうとメグに情熱的なモーションをかける。戸惑いつつも揺れ動くメグは、ますますジェロームに惹かれて…!
-
-男嫌いの母親のせいで、男性を寄せつけない秘書のアレシアが、あるパーティーでゴージャスな男性トレントにアプローチされた。彼は情熱的に彼女を誘い、強引にアレシアの家までやって来た。すると彼を見た姉が、急にアレシアに泣きついてきた! なんと彼は姉の夫が勤める会社の社長。会社の金を着服した夫を見逃すよう、アレシアから頼んでほしいというのだ。果たして彼はすべてを水に流す代わりに条件を出した。それは、アレシアが彼の屋敷に住むことで――?
-
-一夜の火遊びでもいい。映画のようなロマンスに出会い、自信を取り戻すのよ! 結婚の失敗で傷ついた心を癒すため、お堅い弁護士のサマンサは勇気を出して、ひとりでバーに入る。緊張しながらも初めての体験に胸を高鳴らせていると、声をかけてきたのは現実離れしてハンサムな男性ジャック。写真家だという彼は、モデルをしないかと誘ってきた。戸惑うサマンサだが、失敗を恐れていたら何もできないという彼の言葉に後押しされ、引き受けることに。運命が変わる予感?
-
-書店を経営するダニーは地味で奥手な女性。そんな彼女が初めての海外旅行に向かう途中、機内で同じくメキシコで休暇を過ごすハンサムなエリックと出会う。運命的な出会いにダニーは恋に落ち、これまで守ってきた純潔を彼に捧げたい、行きずりの恋でも構わないと感じていたら――「今夜君を僕のものにしたい。明日結婚しないか?」出会って数日なのにエリックからプロポーズされてしまった! 驚きつつも彼の真摯な瞳に心を撃ち抜かれ一夜をともにするが…!?
-
-バカンス先のマルタ島で物思いに沈むアルドナ。そんな彼女に興味を持って声をかけた青年実業家ゼブは、美しく控えめなアルドナに激しくひかれていく。しかし、アルドナは父の不正経理を知った男に脅され、不正のもみ消しを条件に、「愛人」としてバカンス旅行につれてこられていたのだ。「あの厳格な父が不正を犯していた!?」それだけでもアルドナにはたいへん驚きだったのに、まるで娼婦のように扱われることになるなんて…。しかも、それは決して誰にもいえないことだった。愛するゼブに真実を告げられない痛みがアルドナを苦しめる。「いっそ何もかも打ち明けてしまいたい!」だが、何も言えないでいるアルドナの様子を誤解したゼブは、激しい怒りをぶつける。男性から向けられた初めての激しい怒り。しかし、その怒りは真実の愛だった。
-
1.0ある日、クリスティのもとに届いた差出人不明の薔薇。それまで数か月つづいていたストーカーの陰におびえていた彼女が警察に通報すると刑事として現れたのは、初恋の相手スコット! 6年ぶりに再会した彼は、大人の男性としての魅力を兼ね備えながら、かつてと変わらぬやさしさも見せた。「君はもう、ひとりで耐えなくていい」温かい言葉が恐怖に震える心に沁み、スコットに惹かれていくクリスティだったが、やがてストーカーの魔の手が迫り…!?
-
-キャットはいとこのケイトと祖母と3人で田舎町に暮らしている。若くて独身なのに男性の影がないと近所の噂になってもキャットは気にしていなかった。婚約していた相手に利用され裏切られて以来、男は信用しないと決めているのだ。住んでいる大きな家を保育園にして日々忙しく暮らしていたけれど、ある日転機が訪れた。ケイレブ・レイノルズ。「息子を保育園に通わせたい」と面接しに来た男性。彼からは危険な香りがする――!
-
-叔父からスコットランドの農場と屋敷を相続し、新しい生活を始めたエマの前に離婚した元夫が現れた。映画プロデューサーである彼は、エマの土地を撮影に使いたいと言う。さらに復縁まで迫られ、エマはとっさに隣人フレイザーの名前を口にし「新しい恋人ができたの」と嘘をついてしまう。撮影の間だけ彼に恋人のふりをしてもらうはずだったが、村中にフレイザーとエマが婚約したと噂が!? 野性的でハンサムなフレイザーに惹かれるエマだが彼には言えない秘密があり…。
-
1.0有名人トラヴィス・ファルコンのスクープを狙って結婚式場にもぐりこんだパーディータ。そこで彼女が出会ったのは、トラヴィスそっくりの美しい弟レオニドだった。彼は望まぬ結婚をさせられる危機を回避するため、パーディータに1日だけの恋人役を依頼する。彼女が悪名高いゴシップライターとも知らずに。しかし、レオニドに惹かれ始めたパーディータは記事を作ることをためらい、1日だけの恋人は互いに離れがたい存在になっていく…。
-
-グレイスは16歳のときに両親を亡くしたあと、叔父に引き取られた。最初は優しかった叔父だが、ある晩を境に豹変し、グレイスは虐待を受けるようになった。それから数年後。やっと舞踏会への出席を許されたのだが…。みすぼらしいドレスをまとった娘を誰が花嫁にしたいと言うの? 財産も持参金もない私は、見向きもされない壁の花――。ところが彼女に、伯爵位継承者のケイン・モーリーがいきなり結婚を申しこんできた。負傷して失った片目に、ある思惑を忍ばせて…。