DDさんのレビュー一覧
レビュアー
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購入済み
今巻は周囲の人々
前巻(4)では主人公ソラの過去が明らかになり、そして 「リンジンの底」も姿を現しました
そして、今巻(5)では、「呪文」を負い続ける人たちの過去が紹介されました
暮石ハトス:彼の祖父である落語家の弟たちの稽古相手の機械から独り立ちして、五代目 型割家四五六(リンジン落語家)となったリンジンとの交流
又肩アカシ:彼に「リンジンの底」の存在を遺産として残した父親
ヤドリ・ガイアン:途方もない暗号解読の世界へ又肩によって引き釣り込まれた過去と手に入れた仮設
四ツ目刑事リンゴ氏の悲しい過去
ソラに百合の想いを寄せていた過去をもつヒウノの息子マヤと宙二郎の無自覚な思わせぶり(これって薔薇?)
などなど 読み応えある巻です
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購入済み
原作を輔弼する名作
原作を丁寧に視覚化するだけでなく、原作の文字では表現できない部分を見事に表現した作品です
人物 取り分けて 公家の能面ともいうべき無表情に隠された凍り付いた激情は、コミカライズした本作にしか表現できません
巻末オマケでお茶らけていますが、作画者である藤科遥市氏がしっかりと原作を読み込み、人物の背景を調べている事が如実に現れています
巻頭で登場する 主人公の祖父と相婿である山科言継中納言のおっとりとした表情が、原作では読み取れない懊悩を秘めている事が見事に表現されています
もちろん、公方を説得せんと激昂する太閤殿下や主人公の祖父である朽木植綱民部少輔の落涙シーンも原作を補って余りある表現です
表情豊かに表現されている主人公、関白近衛前嗣公、そして武家の面々は原作を忠実に視覚化しています
もちろん、コミカライズは表現コストが高いので、原作の細かい部分が割愛されている部分も少なくありません
両方を交互に読み込むと、相互効果で面白さがぐっと上がります
是非とも両方を手に取られる事をお勧めします
【追記】
原作には描写されない部分も秀逸です
芥川山城での謁見が終わり 殿下と主人公の立ち去り際の孫四郎の振る舞い そして 三好孫次郎慶興の登場など随所に原作では表現できなかった重要な場面が追加されています -
購入済み
表紙に騙されてはいけない
無事にゴールイン(?)して、さらには最愛の娘まで得て幸福の絶頂で終わった前巻から
主人公の熟年期と人生の大団円までをつづる第二巻では、表紙のヒロインの姿ではないのでご注意
この第二巻は、既婚者にこそ刺さる内容である
気難しい愛娘に振り回される主人公の二人の在りようは娘を持つ父親は特に参考とするべし
娘が巣立った後の夫婦の在り方を双方の内的葛藤の見事な視覚化は圧巻としか言いようがない
主人公は男として、実に羨ましい一生を送ったといえるだろう
残されたヒロインの後日譚をどこかで読んでみたいと思う
なお、巻末の特別読み切りは、年頃の娘を持つ父親に重要な示唆を与えてくれる
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購入済み
優れた自己啓発本
男性でも女性でも、理性を優先する問題解決型の人間でも、感情を優先する共感依存型の人間でも、この作品には共感せざるを得ない「あるある」の瞬間があります。
人間は、男女の区別なく右脳(感情と長期記憶=本音)と左脳(理性と短期記憶=建前)の間の葛藤を持っていますが、この作品はそれを見事に視覚化しています。漠然と感じていたものを具体的な形で表現しているため、15歳以上の人なら誰でも納得するでしょう。
単に面白いだけでなく、読後には自分自身や身近な人々(パートナー)を理解し、より良い関係を築く手助けになるでしょう。
多くの自己啓発本よりも、ずっと実践的かつ実用的です。 -
購入済み
新キャラ登場
メイル隊長ですら一歩引いてしまう強者がまた一人登場
しかも義姉であり、あのローセ教官と対等な軍事工作(工兵)教官でもあるというダブルカード
しかし、旦那様(キガ家次期当主)との睦言には頬を染める可愛い?ところも
ひょっとするとシルビア姫様は転生者ではないかというエピソードも披露されます
ゼニアルゼ=クロノワーク=ソクオチ連合王国は、大陸の覇者になるやもしれません
※ 作者様に軍事工作教官よりも工兵教官のほうがしっくりするとお伝えください -
購入済み
兵站と持続可能性が戦場を支配
本作品を読んでいて、ロバート・H・バロウ米海兵隊総司令官が1979年11月11日付 The San Diego Union 紙のインタビューが思い浮かんだ
Amateurs talk about strategy and tactics. Professionals talk about logistics and sustainability in warfare.
素人は戦略や戦術について語る。プロは戦場での兵站と持続可能性について語る。
https://www.google.co.jp/books/edition/Armed_Forces_Journal_International/hEBVAAAAYAAJ?hl=ja&gbpv=1&bsq=%22Amateurs+talk+about+strategy%22&dq=%22Amateurs+talk+about+strategy%22&printsec=frontcover
戦うにあたって、何よりも重視しなければならないものを多くの日本人は学ばずに社会に出る
兵站とそれによってもたらされる持続可能性を知らない そして知らないから軽視する
それによってどれだけの悲劇が生まれている事か
国家の根幹を担うと自他ともに認める財務官僚がその典型で、持続可能性を忌憚して「財政規律」という破滅の呪文を唱え続けている
彼等は勤勉な無能となり、日本を磨り潰す為に勤勉に働いている
この作品を通じて、国家からスタートアップまであらゆる組織が生き残り勝ち進むための根幹に気が付く日本人が増えて欲しいと願うばかりである -
購入済み
マンネリ一歩手前の安定感
新たなキャラクターが登場します
一方でストーリーは、マンネリの一歩手前ともいう安定感があります
頁をめくっても、びっくりするような事はありません
新たなキャラクターが舞台に上がります
しかし、すっと馴染んでしまうほどの安定感があります
こちら側の世界にいる娘と妻が、狂言回しとなって
ボチボチと終わりに向かっての伏線が張られます
何時までも続いて欲しい気持ちと
綺麗に終わって欲しい気持ちがせめぎ合います
アニメ化の話が紹介されますが、
件の事件もありますが、
読者それぞれが抱くキャラクターイメージや
ストーリーを進めていくペースが読者の裁量であるという
読者が主導権を持てるという原作の優越性を重視したいので
私個人はアニメは距離を置きたいと考えています -
購入済み
今 明かされる次姉の正体
久々に実家に戻った メイル隊長
実家であるギガ家のクロノワーク王国における立ち位置が明らかになります
メイル隊長が シルビア様から無理難題を投げられる理由も納得できます
御縁に恵まれない 次姉フレール様とメイル隊長が、盛大に愚痴の酒宴で大荒れします
正直 台無しだよ お二人とも
そして、ここで明かされる 極潰し と思われた 次姉フレール様の正体
いや びっくり玉手箱です
翌朝 煩い家族の目を避けて女騎士隊へメイル隊長は戻るのですが
ここでまたもや一波乱の気配で To be Continue
今回はメイル隊長のご実家ギガ家の話で
王家の面々は登場しません -
購入済み
クロノワーク富国化
ゼニアルゼ王国をシルビア姫が乗っ取り、武力でソクオチ王国を保護国化したクロノワーク王国は、平和を享受できるようになりました
さて、極端な重武装独立路線から解放されたクロノワークは、ソクオチ王国や女商人ミンロンの援助で富国化政策へ転換します
そこで、メイル隊長の妹 シレーヌ嬢が、クロノワーク臣民の特性を活かして大躍進を目指します
この産業復興 シルビア姫ではなく オサナ王子がキーパーソンで、見方によってはクロノワーク王国は戦闘には買ったものの、徐々にソクオチ王国にたいする依存が強くなり、最終的に王子はクロノワーク=ソクオチ連合王国の中興の祖となるやもしれません
まあ大局は凄そうなのですが、なにせ本作なので 細かいところを楽しむべきです
天才 天原の才能が遺憾なく発揮されます -
購入済み
見逃せない伏線
見所が散りばめられ、大きな動きが起こる伏線が多く張られます
三好の油断
信長の上洛への布石
宮中で重みを増す主人公
覚醒する 飛鳥井の爺様
個々のエピソードだけでも充分に楽しめます
家柄だけで実力を伴わない頭弁は、宮中雀だけでなく、主上(正親町帝)からも匙を投げられてしまいます
しかも、父親である万里小路権大納言や後ろ盾の伯母(新大典侍)からも見放されているのが哀れを誘います
比較される相手が主人公では気の毒ではあります
日野家跡目では欲を掻いて失態を演じた 飛鳥井雅綱(飛鳥井の爺様)が、主人公を認め受け入れて諦観するように当主の飛鳥井雅教権中納言に、公家のあるべき姿を説くシーンは熱いものを感じます
寝所に入った主上を夜中にたたき起こして面談を求め、
主上も正装して応対するという御親任の厚さには眩暈がしそうです -
購入済み
原作第一巻後半
原作 第一巻の後半部分を本巻では描きます
圧巻は、原作ではたった一行でふれられていたセリフ
「どうやら俺は三好筑前守長慶を殺したいらしい」
これが鬼気迫る形で表現されています
このコマをみるだけでも、本巻を購入する価値があります
本作のコミカライズは非常に丁寧に原作をトレースしており
原作だけでは見落としてしまう事 とくに 登場人物の心象風景が的確に表現されています
また、本伝(原作&コミカライズ)では、非常に硬派な公家として表現されている 近衛晴嗣(改め 近衛前嗣)公が、アゲアゲの陽の者として表現されています これも一見の価値があります
もちろん元服し位階を授かった主人公の化け振りも凄いです
見どころ満載の一巻ですので、ぜひ手に取ってください -
購入済み
裏表紙のコピーがぴったり
本体・裏表紙に「慣れても飽きない、二人の事後」が このシリーズを通してぴったりの一言です
二人は「フリ・フレ」などと口にはしていますが、春期の甘酸っぱさとは違いますが、身も心も相性ピッタリの二人には、もう 末永くお幸せにと口走ってしまいそうです
カラーのおまけ 特別編 出だしは「えっ?」とはなりますが 一見の価値ありです
ちなみに健康で女性を妊娠に導ける男性の体液は、かなり強めのアルカリ性で苦いです 喉が荒れるかもしれませんのでご注意ください
薄味だったり、塩っぽかったりするときは、少し体を休めてください
粘り気が少ない、苦くない という状態が続く場合は、男性不妊も考えられるので、妊娠を望まれる場合は早急に泌尿器科を受診してください
早めに手を打つと、治癒の可能性が高くなります
時間の経過とともに状況は悪化します
単に不妊というだけでなく、無精子症(胤なし)となってしまうと、男性としての尊厳も抉られますので手遅れにならないように、受診を躊躇しないでください
【追記】
今巻は読み通してみて、「あれ?」と思う事を発見
29発(+Extra6発)で、二人のキスシーンは 5回だけ
第一巻 3発目 友人
第一巻 7発目 切っ掛け
第二巻 EXTRA 日常
第三巻 13発目 発情
これまでは、繋がりの中での自然な流れのキスシーン
ところが、第六巻 28発目 愛好 では、友香からムラタングを押し倒すように求める情熱的なキス
もう二人の関係は大きく変わったのだと感じる転換点でした
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購入済み
オサナ王子覚醒
〇はじめに
第一話から8年が経過して作者ご自身は絵柄が変わった気がすると裏表紙に記されています
〇分冊との差異
・カバー表裏、そでのカラーカバー
カラーカバーはシルビア王妃殿下の雄姿
・表紙表裏、登場人物紹介と目次
・6話ごとの配信には含まれない一話
メナ副隊長の裏設定やメイル隊長の姉や妹
〇レビュー
遅筆故に危ぶまれた第三巻も無事に発刊されました
それ以外にも、今回もカバー裏表紙とそこに載せられた煽りが秀逸なので、手に取る値打ちがあります
第1巻はメイル隊長、第2巻はメナ副隊長のご自宅でしたが、第3巻は王室御用達娼婦クミン嬢の独白がカバー裏(カラー)です
メイル隊長やメナ副隊長に良縁?の準備しているシルビア王妃の温情?
オサナ王子がシルビア王妃と十分に渡り合える人材である事が明らかになります -
魔術師クノンは見えている 4
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購入済み
購入済みミリカ殿下ファンなら見逃せない
第四巻は、主に三つのストーリー
1.主人公 クノンの生涯の心の友との邂逅
2.聖女のヤラカシ(彼女だけの所為ではないですけど)
3.ミリカ殿下の戦い(書下ろし)← これを読むためだけでも購入する意義はあります
1.狂炎王子との邂逅
Web先行公開から推敲されて楽しめます
とくにジオ様とその側近たちの視点が書き足されていますので、貴腐人のお姉様方にはお勧めです
卒業後のクノンの人生の太い伏線となり、回収まで筆が進む事を強く願います
2.聖女のヤラカシ
まあ 粗方 Web先行公開をなぞる形です
しかし、聖女自身がいろいろと語る部分が加筆されていますので楽しめます
周辺事情なども加筆されています
3.ミリカ殿下の戦い(書下ろし)
ミリカ殿下が王位継承権上位者と見事に渡り合い、陛下すら誑かします
韜晦して兄君達を煙に巻いたり、姉君の手の物と大立ち回りと大活躍です
しかし、ミリカ殿下が強かなのか、兄君達や姉君が トンチキなのか ちょっとヒューグリアの将来が心配になります
そして、人生で実質三回しか言葉を交わしていない至尊の国王陛下にも強かに交渉し、後で陛下自身が臍を咬む言葉すら引き出します
それが何だったかは、ぜひ本書をお手に取ってください
彼女は愛しい婚約者故に、取るに足らない第九王女ではなく、王国そして大陸の行く末を左右するキーパーソンにのし上がっていきます
でも、ちゃんと許嫁を想う乙女心は失っていませんのでご安心下さい
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購入済み
転生elf No貨幣経済入門書
転生美少女エルフの内政無双物語では決してありません
これは、数式を一切使わない貨幣経済経済の超入門書です
残念ながら21世紀の日本の超エリートである財務官僚は、本書の内容を知らないようです
かれらの頓珍漢ぶりは、本書を読んだ人には理解できるようになります
ましてや、政治家たちの無知蒙昧ぶりを見抜くことも出来るようになる基礎を提供してくれます
まさしく貨幣経済の本質や金融・財政政策の意味が見えるようになります
これから、大学で経済学を専攻としていないために、イヤイヤ「クッソつまらない」経済学の講義を受けなければならない学生諸君に授業を受ける前に一読する事を強くお勧めしたい一冊です
いかに、貨幣経済しいて言えば資本主義が非道徳的で詐欺的なものであり、
にもかかわらず、富を虚空から生み出し、多くの人々に一定の幸福を与える 神ならぬ悪魔の祝福の一端を垣間見ることが出来ます -
購入済み
物語として面白い
義務感とは無縁のカジュアルな男女の関係を軽やかに表現した物語です
現実をはなれた 一種の異世界の物語として楽しめます
作者がTwitter上で発表していた同名作品と比べると、遥かに洗練された描写になっているのは嬉しい限りです
特に 同人作品では省かれていた人物関係や背景などがしっかりと、この第一巻で書き込まれて物語の厚みが増しています
男女の関係が、妊娠や子育てと完全に分離された浮ついた平成の時代の空気を色濃く反映しています
現実は、その反動として一時は根絶されたかのように思われていた「STD(sexually transmitted disease)性行為感染症」が20代に急増という残念な事実もあります ※
それ故に、異世界の物語として楽しむに留めてください
やがては、本作品は平成の時代風俗を記録する資料となっていく事でしょう
※ https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/seikansenshou/
【訂正】同名同人誌作品ではなく Twitter上で発表していた同名作品でした -
購入済み
第三巻は伏線
殆どは人工知能バスガイド(?)アディ嬢のお話です
stable Difusion や chatGPTなどで、AI(正確には Cognitive Computing System)が、いよいよ身近なものになってきた昨今(2022年12月)において、まもなく登場する近未来の姿を見せてもらうのは面白い
かつてStar Treckに刺激を受けて携帯電話が実現したように、若い読者が、この話に触発されて実装を目指してほしいと思う
宇宙時代の宗教?という非常に興味深いテーマも取り上げられている
日本人にとっての宗教を形を変えて説明していると言えるのかもしれない
ダウチテクノの技術局長御大自ら月面支局に出向いて、秘密のプロジェクトを開始するという
なにやら ものすごく面白そうな伏線が張られるので見逃せない -
魔術師クノンは見えている 2
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購入済み
購入済み異形の発想で無双の軽薄魔法少年
ありきたりの魔法ファンタジーとは一味も二味も違うスラップスティックな物語です
舞台を整え人物紹介で終わってしまった第一巻から、いよいよ本編ともいうべき魔術学園生活が始まります
ナンパな主人公の女性への距離の詰め方はもう様式美ともいえるほどになってきます
そして、学園の歴史に残る問題児であった故郷の師匠の悪名を背負いながら、それに負けず劣らずトラブルをまき散らし
一方で、力業の相手に、異形の発想でねじ伏せていきます
今回もWeb版では公開されていない主人公の婚約者であるミリカ皇女殿下のエピソードが加筆されています 彼女もまた主人公の影響を受けて ありきたりのお姫様ではありませんので期待してください -
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魔術師クノンは見えている
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購入済み
購入済みありきたりのファンタジーに非ず
舞台はファンタジーで魔法ものです
ただし、昨今量産される舞台に寄り掛かった作品ではありません
「俺様TUEEEE」系ではなく、雰囲気的には「NAISEI」系に近いのですが、転生とか前世の知識とかいう陳腐な仕掛けはありません
先天性の盲目ゆえに人生に絶望していた陰気な少年が、
魔法で視力を得るという目的を得て人生を180度変えて無敵の陽キャラとなり
能力ではなく異質ともいえる天才的な発想で人生を切り開いていく痛快物語です
前半では鬱陶しい程に陰気な少年が、軽薄ともいえるほど陽気で
女性と見れば年齢身分にかかわらず(見えないのだけど)距離を詰めてくるナンパ男に代わっていく様の描写は面白いの一言です
ハーレムではありませんが、主人公の周りに多くの個性的な女性が登場し、彼にいろいろな影響を及ぼし、また影響を受けていきます
そして、ありきたりの力業での魔法ファンタジーでは無く、異形の発想でトラブルをまき散らすところ第一巻は終わります
Webでの先行公開がされてはいますが、書籍では加筆修正がなされていて購入する値打ちがあります
特に、Web版では少ししか触れられていない 主人公の婚約者であるミリカ・ヒューグリア 第九皇女殿下のエピソードの加筆があります -
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購入済み
とりあえず中締め?
だらだらと続く日常系ストーリーで拝読する法は楽しいのですが、これを描く方は大変だったと思います
魅力的なキャラクターが次々と登場し、彼女、彼を中心としたストーリー展開で継続は不可能ではなかったとは思いますが、作者様はどちらかというと短距離選手 一話完結を得手としていらっしゃるので、ご苦労お察しいたします
一般商業誌としての縛りもあり、ストレスも大きかったと拝察いたします
せっかくの魅力的なキャラクターが勢ぞろいしているので、時間をおいて各々が活躍する同人誌で継続されるのもよろしいかと思います
タイトル通り最初からメリハリのあるものではない日常系故にそれらしい終わり方でもあり、今後の続編にも期待が持てる終わり方でした
永い間、ご苦労様でした -
購入済み
良い意味でのタイトル詐欺
ありきたりな悪役令嬢 憑依ファンタジー と思わせるタイトルですが、
実は、Die Hardの向こうを張るような 手に汗握る(?)逆転逆襲劇です
乙女ゲーム世界への転生、憑依モノの次に 悪役令嬢への転生、憑依モノと流行は移っていきました
多くの悪役令嬢モノは、長い時間をかけて運命を変えていくゆったりとしたファンタジーでした
本作は、明日が婚約破棄没落イベントという、時間制限を設ける事で従来の悪役令嬢ものとは一線を画くする作品に仕上がっています
従来ですと、悪役令嬢でありながら、性格が小市民であったり善人になって運命にあらがうのですが
本作の主人公は、傲慢不遜な悪役令嬢のまま、権力と財力を存分に活かして運命をひっくり返します
しかも、結果が冒頭に叙述される倒叙法が採用されており、一気呵成に読ませる工夫も新鮮です
裏切り、買収、盗撮、妨害、本来のヒロイン同様に未来知識と権力を縦横無尽に使いこなして、確実に敵を追い詰めていきます
この辺りは、いっそすがすがしいまでのピカレスクで、読んでいて清涼感があります
最後の敵であるヒロインの処遇は、一ひねりが効いていて、最後の種明かしは秀逸です
不満をいえば、主人公を追い詰めるはずだった王子様の処遇が甘いと頃でしょう
Web公開版(現在は取り下げ)と異なるらしいですが、あまりにも緩い処遇だったのが、せっかくのスピード感を削いでしまったのが残念でした
主人公もしくは、主人公を娶る王太子から、自裁を迫るぐらいの苛烈さが欲しかったです
せめて戦場で命を散らす(もしくは散った事にする)ぐらいしないと、おめおめと生き残ったのはあまりにも惨めです
最後に主人公は、無事に王太子妃となりますのでご安心ください -
購入済み
口角が天井に突き刺さります
前半は七海のポンコツ物語です
もう薫君がいないと本当にこの娘はダメなんだと再確認します
後半から七海が引篭り生活を卒業して高校生活へ復帰します
精神を病んで学校をドロップアウトした娘の復学に、新しい制服を抱えて涙するお母さまの気持ちが子を持つ親には深く刺さります
四六時中、娘と向き合うお母さまと比べると男親の反応の薄さがリアル過ぎて苦笑するしかありません
いよいよ、コミュ障を極めた七海が薫君の通う高校に編入を果たして、新しい生活を始めますが、なかなかに初手から前途多難なスタートです
ご期待通りに薫君がフォローしますが、それに加えて 面白三人娘が早速に彼女に絡みます 不思議ちゃんの委員長(いいんちょ)、しっかり者のむいちゃん、ギャルのりっちゃん 三人とも良い娘ですのでご安心ください
もちろん、今回もカオルちゃんのガッツリ女装子シーンもあります
全編通して、ななカオ 尊い(ていてぃ)が満ち溢れており、口角を天井に突きさしてください -
購入済み
定石を外してくる異世界TS転生
世に数多ある異世界転生物語ですが、本作はビートルズの楽曲のように従来の定石を微妙に外してくる異色の作品です
二人のオッサンが異世界に転生します
ステータス表示、魔法、美少女TS等異世界転生の定石を押さえています
定石はおさえてあるものの、微妙に外してきています
そこが妙なリアリティを齎します
鏡がないので、TS転生したものの美少女ではないかもしれないという事でひと悶着します
ステータス表示もインディアンポーカーの様に頭上に現れるので自分では読み取れません
魔法も使えるようになるまで随分と苦労します
伝説の武器を手に入れるのですが、その経緯もヒドイものです
在り来たりの舞台で定石は押さえてあるのに微妙に外して、不思議なリアリティを醸し出す独特の雰囲気があります
第一巻は導入部分でしかないのですが、定石外しという作者の奇襲を存分に楽しめます -
購入済み
本格的に活動を始める主人公
【注意1】
作品紹介にある「必ずそなたを守ってみせる」の台詞は本巻の中にはありません
【注意2】
いつもの通り、挿絵は無かった事にしましょう
【結論】
本巻は、怜悧な戦略眼と莫大な運上という実績で確実に地歩を固める主人公 飛鳥井基綱と、感情に押し流されて愚行を重ねながらも事後にそのことに気が付き自虐する公方 足利義輝、そしてその義輝と幕臣に冷遇されながらも立ち直り決意を固める御台所 近衛鞠姫の物語が錯綜します
ここに、いよいよ結婚にこぎつける源春齢姫と朝倉から離縁されて京に戻った近衛寿姫が花を添えます
【飛鳥井基綱】
第二巻で伏線をはった宇治川の運上の結果が出ます
現在の貨幣価値に直すと億単位の金額を上げる事になります
もちろん主人公は、これを宮中だけでなく畿内の政治にも余すところなく活用します
正親町帝が廷臣達の乱世をかいくぐる能力の無さに呆れて、主人公を引き上げる決意をします
帝によって望まぬ出世をする主人公ですが、蔵人として昇殿すると、家柄だけで頭弁となっている万里小路輔房だけでなく先任蔵人たちに初見殺しともいえる太い釘を打ち込みます
主人公に頭弁が釘を刺される場に立ち会う羽目になった先任蔵人二人(右少弁と左中弁)の会話を当世ヤンキー風に翻訳すると
右「ふぃ~ブルったぜ」
左「パイセン やべぇっすね あの家柄だけの頭弁がブルっちまって いい気味っす」
右「バぁカ こっちにもきっちり釘さしてきてんだよ とんでもねぇのが入ってきたもんだ」
左「うっす」
【公方 足利義輝】
今回は、公方 足利義輝の自虐のオンパレードです
この第三巻の中だけでも5回(本編)+1回(外伝)も後悔をして、伯父、乳母、側室に愚痴をこぼしています
一時の感情に押し流されてバカをやって、その後でうじうじと後悔をする本当に学習しない愚者とそれに迎合しかしない幕臣には苛つきすら感じます -
購入済み
今回の仮想歴史は考古学
各話の最後に記載される仮想歴史は今回 考古学です
恐竜大好きだった人にはたまらないほどしっかりと書き込まれています
1.オオワダティタン
大型草食の竜脚類
2.マエコシラプトル
獣脚類 いわゆる二足歩行する肉食恐竜
3.マエコシサウルス
鳥脚類 イグアノドンを思い浮かべてください
4.スピノサウルス
※ あれ 実在するのですが・・・
5.ミツバタナカリュウ
水棲爬虫類 首長竜
6.テレオサウルス
古代鰐
7.メソダーモケリス
古代海亀
8.アズダルコ類翼竜
翼竜
9.ミヤギラクス
古代カエル
ジャケットではない表裏の表紙は石器時代です
【所感】
仮想歴史を読み飛ばす諸兄諸姉は少なくないと思います
なにせ、文字でびっしりとかきこまれているので漫画を楽しみたい方は敬遠しガチかもしれません
しかし、それぞれは短いものですから食わず嫌いにならずに一度目を通してみてください
それは並行世界という形をとった我々の世界を写像したものです
今回の考古学編や石器時代編から、「われわれの」考古学や石器時代に少しでも興味が湧けば幸いです -
購入済み
加筆で迫力倍増
Webで先行公開されているものから、加筆されて内容が倍増ともいえるほど濃くなっています
のちの正親町天皇となられる方仁親王のご拝顔も叶います
春齢女王の傍使えする凸凹女官のエピソードもあります
表紙絵のシニカルな主人公の姿に騙されてはいけません
老獪なる童の面目躍如で養父 飛鳥井左衛門督雅春の心胆寒からしめます
宮中の実力者 関白、帝の懐刀となっていく伏線が本巻にて存分に張られます
電子書籍特典の書下ろし小説は「畏怖」
前半は、方仁親王 後半は、凡庸な己を自覚する 飛鳥井左衛門督の視点で主人公が語られます
特別(四コマ)漫画は、つぎの6本です
・親王様もパパ
・おじゃるのしごと
・くるかもしれない未来
・全タイトル伝える(確信)
・武士とおじいの間には
・やっぱりアイドル
何れも秀作なので、ぜひ手に取ってください
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購入済み
叔父 涼との別れ
不可思議な存在だった陽(ハル)と彼女の想い人 夕の叔父 涼の二人が 千夜と夕の前から旅立ちます
この二人の物語がこれから始まるので、第三巻 二十夜から復習しておきましょう
第四巻まで読み進んだ方は是非この第六巻まで手に取って欲しいものです
夕くんと千夜お姉ちゃんとのイチャイチャもありますが、
緊張感と悲壮感のあった陽と涼の物語が一先ず片が付きました
再び甘く儚い 夕くんと千夜お姉ちゃんの物語が紡がれていくのも楽しみです
元となった同名 同人誌とは 世界線を同じくする物語ですが
スタイルは全く異なるものなので相互に物語を補完します
この儚い耽美的な世界観を楽しんでほしいものです -
購入済み
風雲急を告げるクロノワーク王国
表紙詐欺です
クロノワーク王国はもっと悲惨な状況です
風雲急を告げるクロノワーク王国
この窮状を救うべく王国の期待を一身に背負いメイル隊長旗下の王女護衛隊は、オサナ王子を伴いソクオチ王国へ赴く
ゼニアルゼ王国派遣隊だけでなく、王国の文武百官の信望をオサナ王子は一身に担う
シルビア王妃(作中では王女と誤記されていますが)の本質を見抜き
クロノワーク王国の国王と文武百官の期待を受けて
クロノワーク王国と併せて祖国の文官を救うべくオサナ王子は立ち上がる
しかし、ソクオチ王国への道は遠い
頑張れ オサナ王子
負けるな オサナ王子
クロノワーク王国へ婿入り一択となったオサナ王子はクロノワーク王国の窮状を救えるのか?
次回 乞うご期待
ちなみに今回はエロ成分は一頁だけです -
購入済み
西田にフラグが・・・
巻頭話から北原が西田を憎からず思っているのが駄々洩れになります
一方で吉澤が西田の部屋で二人きりでかなり近い距離間で過ごしています
なんと西田に思わせぶりに接近してくる後輩が登場します
危機対応で西田が大活躍で西澤の目がハートマークになります
なんだかんだで、青春がテンコ盛りの一巻です
内なる想いは長い付き合いの北原が重そうだし
新しく登場した後輩ちゃんは行動力でぐいぐい来てる
案外 五木ちゃんも西田には距離感近いダークホース
西田を安牌だと油断しきっている西澤は、このままだと数年後に「私たち結婚しました」ハガキを受け取って泣きを見そうです
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購入済み
第五の人物登場
第一巻から第三巻までの34話までくると読者側も彼女ら・彼らに影響されて、常識のラインがズレてきてしまうので、この第四巻 35話冒頭で主人公らの面白さ・可笑しさである常識からのズレを改めて認識させるための常識人としての新しいキャラクターが登場する
いわゆる『委員長』的なポジションだが、ありきたりではないので是非手に取って読んで欲しい
主人公である吉澤みなみと吉田君との間に第五巻以降を読み進む際に必要な伏線が張られるので要注意
途中 余程プロットに困ったのか苦し紛れに著者自身の分身とも思われる人物が登場する
第四巻の内容紹介文は内容と矛盾する表記はないが、これが十分に内容を語っているわけではない
日本によく似た異世界ファンタジーから日常ドキュメンタリーへの軌道修正が為されたものの根幹となるスラップスティックは全く損なわれていない
兎に角 頭を空にして大笑いでリフレッシュしたい成人女性・成人男性(ただし女性に過度なファンタジーを期待する方々を除く)にお薦めする -
購入済み
購入する値打ちアリ!!
Webによる先行公開から、相当な量の加筆修正が入っています
今回は、主人公 右少将飛鳥井基綱に羨望と憎悪の念を抱いてしまう自分を嫌悪する公方 足利義輝公の慟哭が圧巻です
公方 足利義輝公の内面と彼を取り巻く幕臣たちの残念なすれ違いが深く掘り下げられます 公方も幕臣も現実(客観的事実)から目を背けて、信じたいもの(主観世界)に逃げ込んでいる事を自覚していながら互いを善意で庇いあっている様が滑稽を通り越してあわれですらあります
また、源春齢姫(右少将の許嫁)、慶寿院(公方御母堂)、足利鞠(公方御台所)、小侍従(公方側室)を始めとする女性陣視点での加筆により、話の厚みがかなり増しています (特に 春齢姫ファンには見逃せませんゾ)
Web版では、簡単に触れられていた 宇治川の葦にかける運上(税)についても、章が一つ割かれ、三好、幕府、朝廷での詳細が語られます
加えて、敗れ打ち取られた今川義元治部大輔公の視点での桶狭間の合戦が語られます
是非 手に取っていただきたい巻です
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購入済み
勢い衰えず
内容紹介の文章がそもそも矛盾しているばかりか、内容とはかけ離れた印象操作なのが笑える
1巻からの勢いは全く衰えず、お下劣で、怠惰で、己の欲求に忠実な彼女ら・彼らの毎日が面白く、そして愛おしさすら感じる
現実日本は彼女ら・彼らの存在を許さない過酷な社会故に、一時の泡沫の時間を与えてくれる本作は、日本によく似た異世界のファンタジーです
美大生という設定が、彼女ら・彼らのおバカで無駄な行動力を正当化します
内容紹介、扉絵を初手から裏切る斜め後方なストーリー展開は疾走感を感じます
作画もストーリーも一向に衰えず作品の品質や方向性を維持し続ける作者を尊敬します
過酷な日常に疲れた成人女性と成人男性に(全巻一気購入を)お薦めします
※ 女性に過度なファンタジーを抱くナイーブな男性を除く ※
(翻訳:DT君は読んじゃいけない) -
購入済み
爆笑(それ以外の言葉なし)
最近、部分的にWebで公開されているので、受け付けられないと感じなかった成人(男性・女性を問わず)には、頭を空っぽにして笑える作品です
最初に断っておきますが、本作品は日本に非常によく似た異世界ファンタジーです
現代社会を切り取った青春ドキュメンタリーではありません
本作は、すでに7巻まで刊行されています(2021年06月現在)が、第一話の勢いが全く衰えていません
美大要素、恋愛要素、そんなものは全くありません
女性に対して過度なファンタジーを思い描いている男性諸氏には、その幻想を徹底的に破壊しうる火力があるのでご注意ください
とにかく御上品とは対極にある、含蓄も教養もかなぐり捨てて、人間の究極的な本能に突き動かされる若い等身大の人間ドラマです
いわゆるR18界隈から転進した作者なので、メジャーな週刊漫画誌に掲載されている作品とは異なり、人物の作画にはふんだんにリソースがつぎ込まれています
成人(男性・女性を問わず)が、小難しい事は脇に置いて頭を空っぽにして大爆笑して時間を過ごす事が出来るスラップスティック作品です
とりあえず青年マンガとして分類されていますが、レディスコミックとしても十分に通用する「下ネタ」リアリティがあります
web公開やこの第一巻を手に取って、面白かったら残りも全部カートに突っ込んで損はしません
最後に、もう一度大事な事ですので繰り返しますが、「本作品は 日本に非常によく似た異世界を舞台にしたファンタジー」です
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