あらすじ
【電子書籍限定書き下ろしSS】付き!
「京の都を戦乱から守り抜け!」
コミックス第3巻同月発売!
公家に転生した基綱が信長と共に天下を目指す!
大人気戦国サバイバル「淡海乃海 水面が揺れる時」の外伝第4弾!
コミカライズ好評連載中!
【あらすじ】
1561年、桶狭間で華々しい勝利を飾った織田が松平と同盟を結んだ年。
一色・六角連合を相手取った信長の美濃攻めが遂に始まり、彼の上洛を画策する基綱は東海道の動きを注視していた。
だが、その一方で京を取り囲む情勢が風雲急を告げる!
三好と足利の和解によって平和が訪れるはずが、流れる噂は不穏な話ばかり。
幕府は戦支度を整えており、しかも三好家重臣に毒殺の疑惑が!?
このままでは京をめぐって大乱が起こりかねない。朝廷を戦火から守るため、基綱の知略が試される!
大人気戦国サバイバル「淡海乃海 水面が揺れる時」の異伝、第4弾!
著者について
●イスラーフィール
千葉県在住。趣味は読書、ビデオ鑑賞です。
SF、歴史が好きで戦国時代を舞台にした小説を書きました。
プロット無しのストーリーテラーで小説の中で妄想を炸裂させています。
現在ダイエットと筋トレに励んでいます。
●碧 風羽(ミドリ フウ)
SF、ファンタジーを中心にイラストレーターとして活動。漫画執筆、教本執筆も。
Twitter @foomidori
pixivID 635526
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
相変わらず読み応えあり面白いです。
本伝との差異も比べながら読むと楽しいです。
字の上手な基綱!右肩上がりの字の下手な基綱は矯正出来たのね。ビックリです。
外伝『選択』酒井忠次視点。家康が織田との同盟を決意。
外伝『織田と朽木』嫁に来た美乃から織田へ朽木の豊かさが伝わり信長は…。
見逃せない伏線
見所が散りばめられ、大きな動きが起こる伏線が多く張られます
三好の油断
信長の上洛への布石
宮中で重みを増す主人公
覚醒する 飛鳥井の爺様
個々のエピソードだけでも充分に楽しめます
家柄だけで実力を伴わない頭弁は、宮中雀だけでなく、主上(正親町帝)からも匙を投げられてしまいます
しかも、父親である万里小路権大納言や後ろ盾の伯母(新大典侍)からも見放されているのが哀れを誘います
比較される相手が主人公では気の毒ではあります
日野家跡目では欲を掻いて失態を演じた 飛鳥井雅綱(飛鳥井の爺様)が、主人公を認め受け入れて諦観するように当主の飛鳥井雅教権中納言に、公家のあるべき姿を説くシーンは熱いものを感じます
寝所に入った主上を夜中にたたき起こして面談を求め、
主上も正装して応対するという御親任の厚さには眩暈がしそうです
異伝の方が面白いかも
淡海乃海シリーズに共通ですが丁寧に時代背景や人物像を描かれており,物語の世界に没入出来て十分楽しめます。こちらの異伝シリーズが時間の進み方がゆっくりな分だけ,より人物像が丁寧に描写されていて、人間くさい物語になっています。また,史実に忠実なイベント発生が今までは続いているので,いつ脱線してくれるのか?楽しみでもあります。続刊が早く読みたくなる一冊です。