イスラーフィールの作品一覧
「イスラーフィール」の「羽林、乱世を翔る~異伝 淡海乃海~」「淡海乃海 水面が揺れる時」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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原作を輔弼する名作
原作を丁寧に視覚化するだけでなく、原作の文字では表現できない部分を見事に表現した作品です
人物 取り分けて 公家の能面ともいうべき無表情に隠された凍り付いた激情は、コミカライズした本作にしか表現できません
巻末オマケでお茶らけていますが、作画者である藤科遥市氏がしっかりと原作を読み込み、人物の背景を調べている事が如実に現れています
巻頭で登場する 主人公の祖父と相婿である山科言継中納言のおっとりとした表情が、原作では読み取れない懊悩を秘めている事が見事に表現されています
もちろん、公方を説得せんと激昂する太閤殿下や主人公の祖父である朽木植綱民部少輔の落涙シーンも原作を補って余りある表現です
忠実にコミカライズ
正伝よりも一層面白いか
異伝を忠実にコミカライズしていて、原作の面白さを余すことなく伝えてくれる。公家の風俗を「絵」の形で見せてくれるので、資料が少ないこの戦国時代の公家の様子がよくわかり、新鮮味があって面白い。三好との会談の勝負がより一層激しく、その描写がこれまたとてもいい。ただあまりも年齢と言動が合わないところに大いに違和感がある。