あらすじ
★電子書籍限定書き下ろしSS付き★
桶狭間の戦いへ、出陣!
シリーズ累計45万部突破!(電子書籍含む)
公家に転生した基綱が信長と共に天下を目指す!
大人気戦国サバイバル「淡海乃海 水面が揺れる時」の外伝第2弾!
コミカライズ好評連載中!
【あらすじ】
1559年。上杉家が2度目の上洛を果たした年。公家へと養子に出された元武家の後継・基綱は、新たな夢に向かって走り出していた。一度は諦めた天下布武の大願だったが、尾張の領主・織田信長と出会ったことで昂る気持ちを再燃させる。
関白の懐刀として力を振るう一方、故郷の朽木へ献策したり、六角と浅井の戦いへ視察へ出たりなど、暗躍を続けていた。
そして、舞台は歴史の転換点へ。信長が今川家へ挑む桶狭間の戦いが訪れようとしていた。
相棒の力を見定めんと、基綱もまた戦場へ足を運ぶ。決して楽ではない戦況を推察する中、勝利の鍵は天気にあり……?
大人気戦国サバイバル「淡海乃海 水面が揺れる時」の異伝、第2弾!
書き下ろし外伝×2本収録!
感情タグBEST3
加筆いっぱい
なろうのWebのほうも読んでいますが、そちらからの加筆がとても多く、読み応えが良いです。加筆の部分もWeb版の補足となる部分が多くとても面白かったです。
Posted by ブクログ
いやあ、面白くてえらく夜更かしをしてしまった。公家となった朽木基綱が11歳という年齢にも拘わらず、冷徹とも言える言動をもって公家たちや武士たちを翻弄する。痛快。ちゃんと情愛も持ち合わせている。浅井が六角から離反しようとし、三好が河内に手を伸ばす。そして、桶狭間の戦い。主人公は信長の元まで見学に行っちゃうんだよ。現在の知識と鞍馬の忍びたちの情報を使って、そして冷静さと肝の太さをもって、戦国の世をどう生きていくか目が離せない。
個人的になろう界の北方先生
本編ifなのに相変わらずの面白さ。
ほんと稀にいる野生の北方先生と例えても言い過ぎにはならない。
歴史の知識量と文章構成は圧巻です。
難点はその知識量に大半の人は追いついてないため登場人物に馴染みがなく話にはいりずらい。
慣れてしまえば面白さにどハマりすることでしょう。
本編もこちらのifもweb版よりかなり加筆してあるので読み応え抜群で購入の価値ありです。
Posted by ブクログ
ストーリーは桶狭間の戦いまで。
外伝Ⅲ『解任』松永弾正と足利毬の会談から波紋。
外伝Ⅳ『不信』室町第での朽木三兄弟、現状。
読み応えあって楽しめました。
でも、ウェブに追いついてきてるので次の巻はすぐ出ないかしら?悲しい。
購入する値打ちアリ!!
Webによる先行公開から、相当な量の加筆修正が入っています
今回は、主人公 右少将飛鳥井基綱に羨望と憎悪の念を抱いてしまう自分を嫌悪する公方 足利義輝公の慟哭が圧巻です
公方 足利義輝公の内面と彼を取り巻く幕臣たちの残念なすれ違いが深く掘り下げられます 公方も幕臣も現実(客観的事実)から目を背けて、信じたいもの(主観世界)に逃げ込んでいる事を自覚していながら互いを善意で庇いあっている様が滑稽を通り越してあわれですらあります
また、源春齢姫(右少将の許嫁)、慶寿院(公方御母堂)、足利鞠(公方御台所)、小侍従(公方側室)を始めとする女性陣視点での加筆により、話の厚みがかなり増しています (特に 春齢姫ファンには見逃せませんゾ)
Web版では、簡単に触れられていた 宇治川の葦にかける運上(税)についても、章が一つ割かれ、三好、幕府、朝廷での詳細が語られます
加えて、敗れ打ち取られた今川義元治部大輔公の視点での桶狭間の合戦が語られます
是非 手に取っていただきたい巻です