あらすじ
シリーズ累計1250万部!! 謎が一気に明らかになる最新巻最速リリース。面白さ絶対保証。怒涛のクライマックスに刮目せよ!
戌西州を襲った大蝗害。
過去の蝗害を知る者は少なく、人々は混乱する。
西都や国境近くでも、食糧の強奪や暴動が頻繁に起きていた。
猫猫は何もできない自分を歯がゆく思いつつも、
できる限りのことをやっていた。
それは中央からの客人である壬氏も同様で、身の安全のためという
名目の軟禁生活を強いられながらも、蝗害を予見していたことで、
中央からの支援物資を早く受け取ることができた。
だが、その手柄は壬氏ではなく
西都の領主代行・玉鶯のものとして扱われてしまう。
手柄の横取りに猫猫は腹を立てるが、当の壬氏はどこ吹く風で、
皇弟という立場を最大限に利用して
戌西州への支援要請を行う。
また、物資が不足する中、
猫猫にさまざまな問題が火の粉となって降りかかる。
謎の腹痛に苦しむ玉鶯の孫娘。
変人軍師・羅漢が連れてきた棋聖と呼ばれる老人。
同僚の医官・天祐の奇行。
そして、消息不明だったあの人が帰ってくる?
一方、西都では皇弟に対する不満が高まっていく。
蝗害による飢えや病に苦しむ民衆は、
とうとう皇族である壬氏へ怒りの矛先を向けることに。
守り支えていたはずの民衆に恨まれてしまった壬氏の決断は?
不審な動きを続ける領主代行・玉鶯の狙いとは?
そして、猫猫は無事、危機を脱することができるのか?
*本商品にはドラマCDは付いておりません。
日向 夏(ヒュウガナツ):福岡県在住。本作にてデビュー。著書に『トネリコの王』(ヒーロー文庫)、『女衒屋グエン』、『なぞとき遺跡発掘部』など。
しの とうこ(シノトウコ):イラストレーター。
『ダブルクロス The 3rd Edition』をはじめとするTRPG関連書籍、『ウロボロス・レコード』((ヒーロー文庫)、『バー・コントレイルの相談事』などで装画、挿絵を担当。
舞台は中華圏を彷彿とさせるとある大国。
元・市井の薬師であり、現・後宮の下働きとして日々を送る少女・猫猫(マオマオ)が、その知識と観察眼を武器に後宮で巻き起こる事件を解決していく、ミステリーシリーズ。
Webサイト『小説家になろう』で掲載され、大人気を博した作品です。
後宮に売り飛ばされた薬師の猫猫。
年に似合わず沈着冷静で頭のいい彼女は、後宮ではひたすら目立たないよう、大人しく過ごし、年季が明けるのを待とうとしていました。
しかし、そんな後宮で、皇帝の子が相次いで三人身まかられ、さらに現在も二人の妃の生まれたばかりの宮がどちらも衰弱するという事件が発生。
呪いとして片付けようとする周囲に対し、元・薬師としての性分がうずいて仕方のない猫猫は、何気ない気持ちから事件解決のヒントを匿名で投げ文しますが、それが宦官・壬氏(ジンシ)の目に止まってしまい……。
頭がよく、常に一歩引いた視点で物事を考える猫猫が、その博識を生かして事件解決にひと役かっていく姿がなんとも痛快な本作。
そんな彼女に執着し、活躍を後押しする美貌の宦官・壬氏との関係からも目が離せません。
やがて宮中の小さな事件を解決するうち、二人は国家転覆計画へと巻き込まれていくことに――。
作りこまれたキャラクターや世界観に、一度ハマったら抜けるのは至難の業!
コミカライズ版もあるので、ぜひどちらも楽しんでください!
感情タグBEST3
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一気に読みました
陸遜が物語に初めて出てきた時は、こんなに重たい過去を持った人だとは思わなかったけれど、いい歳なのに妻帯もせず、というのは、何かあるんだろうなと思ってました。
楼蘭にしろ、陸遜にしろ、一族の長の子である自分が、背負うべき責任、運命、そんなのをずっと、抱えて生きてきたんだと思います。
壬氏様ももう、後宮にいた時とは違う立場。今後がさらに気になりますね。
Posted by ブクログ
予想外のラストだった。
まず、玉鶯があっけなかったこと。
その下手人が陸孫であったこと。
彼がかつて西都を治めていたイの一族であること。そして元は風読みの一族であったこと。
彼の過去と人生は苛烈で、最後を見るにこの為に……と考えてきたところもあったのだろうが、次巻で上手くまとまっているといいな。
恐らくこれで西都編は完結と考えたいけれど、石炭問題とかはこれでいいのか?とかもあるので終わるのかは謎。
Posted by ブクログ
後半の展開、伏線回収に度肝を抜かれた。
何か役割がありそうなのに、周りの濃い人達のせいか今まで薄めの存在感だった陸孫。
生い立ちが明らかになり、心底驚いた!
これは陸孫登場の巻から読み返したくなる。
そして当時前から嫌な感じを醸し出していた玉鶯。
なんとなんと、こちらも生い立ちが明らかになったと思ったら討たれてしまう!!
前半はそうでもなかったのに、後半はもう映画みたいだった。
え~⁉️
最後にこんな展開が待っていたなんて‼️西都では登場人物が増えて、もうややこしくて、漢字は難しくて、読みも覚えにくくて、思ってもいない事が起こるし読むのも大変です⁉️もちろん面白いんですけどね😃
Posted by ブクログ
ああぁ陸孫……陸孫…………
西都編、蝗害問題、クライマックス。
色々と動きはあったしずーーーっと玉鶯に抱えてたモヤモヤも、ちょっとは、晴れた………。
が、1番はやっぱり陸孫ですかね。
羅漢の部下として登場したときから
ちょっと謎の多かった彼の過去、真相、色んなことが分かってしまう11巻。
とあるラストシーンの陸孫と羅漢。
あああ〜たしかに羅漢は嘘を言ってないんよな
ことばあそび…元上司と元部下以前に二人には関係があったのもよかった。
その他のキャラクターにも実はこんな関係が、というのが明かされて驚きが続いた!!
11巻はこれまで読んできた中でもかなりシリアスの部類だった気がする。政治と商売の話が色濃く出た巻でした!
Posted by ブクログ
まさか陸孫がこんなに重要人物だったなんて…
伏線がすごすぎて…ちょっともう一回初めから読みなおすべきかも
壬氏に補充されて照れてる猫猫可愛い。
ちゅーしても全く動揺してなかったくせに手を握られて動揺するなんてやっぱり関係は少しずつ進展してるのかな
壬氏や皆は中央に帰れる日は来るんだろうか…?
続きが気になりすぎます。
匿名
陸孫が好きになりました
陸孫のあれこれが明かされて、衝撃の展開に驚きました。この巻の最後の方を読み進めるにつれて陸孫がかわいそうで儚くて泣きました。
怒涛の展開、後半の昔語りによる背景、そして表に出てはならない秘密!猫猫も壬氏さまも知らないが読者は知ってしまいました。
とっても重いものを背負った彼は今後どう生きて行くのでしょうか?
過去
陸孫を含め、西都関連のキャラたちの過去が複雑に絡み合い、読んでいてゾクゾクした。
猫猫の中で壬氏の好感度が上がっていてニヤッとした
イロイロと盛り沢山でしたね😳
昔 何かのCMで"人生とは 重き荷を背負って遠き道を歩むが如し"❓️とか言っていたけど😐️
陸孫くんと雀さんの歩んで来た人生はあまりにも過酷で ずっしりと重いですね。陸孫くんの人の顔を覚える特技は凄いなぁと感心したけど辛く悲しい過去の影響があり、いつも明るい雀さんの幼少期の苦しい経験にも驚きました。
雀さんには馬良さんと素敵なご夫婦のまま活躍していただきたいです⭐️陸孫くんにも素敵な出逢いがありますように🌠
猫猫もいろいろと成長しながら頑張っていますね。壬氏様と猫猫が互いの無事を確認して安心して眠る様子は"ほっこり"しました😸
雀さんの師匠が意外な人物でビックリ‼️です😲
どきどきはらはら
いやぁ~~~!どきどきしました! なんと猫猫の周りは皆すごい人ばかりなのですね!(出自も能力も)そんな中 唯一の普通人。
羅半兄ぃ~~!羅半兄ぃ~!無事でなによりでございました!本当に脇役、脇鳥の一羽のまで魅力的なこの作品。12がとっても待たれます
面白かったけれど
遠い昔のエピソードがあれこれ出てきたので過去10巻読み直すとより面白いでしょうし、背景が複雑だったので整理したいところ。雀さんが一体誰のスパイなのか変装や暗殺すら行うくらいだから…と考えるとまだまだ二人の仲は大波乱かな。
砂漠に水を撒くような奮闘記
西都で起こった蝗害の後処理に陰の司令塔となって食糧などの手配を整える皇弟の月の君。
それを助ける猫猫たち医師団をはじめ、都からの援軍部隊は奮闘。
しかし表に出ないだけにその働きが民衆には伝わらず、后となった玉葉の義兄の玉鶯は劇場型の将軍のような振る舞いで民衆の歓心を得、それに乗じて扇動し隣国を攻めて良港と地下資源を得るための戦を起こそうとしている。
そんな玉鶯と因縁を持つ思いがけない人物が現れ想像を絶する方向に展開していく。
キーパーソンとなるのが猫猫の父羅漢、そして羅半兄、高順の息子馬良の嫁の雀さんがとても良い仕事をしています。
それにしても、猫猫と月の君は一体どうなっていくのでしょう?
猫猫の心ひとつというところに来ていると思うのですが、猫猫はなっかなか手ごわい。
馬閃と里樹姫の行方はいい感じになりそうで、里樹姫には幸せになってほしいなと思います。
早く次が読みたいです。
びっくり展開
前から陸遜がやたら女性の扱い慣れてるし、キザだなあとは思っていたものの。まさかまさかの出生の秘密が明かされてびっくりしました。
まだまだ謎が沢山ある作品ですね。
目が離せません!!
西都一段落?
紙の方が届くのが待ちきれず購入。口絵の甘さにはびっくり。猫猫が照れる?のは10巻に1回では……?
焼印入りの芋でめちゃくちゃ笑ってしまった。自虐としか思えない。
羅半の話など、なろう版からの加筆でより納得しやすい背景が足された気がする。逆に補充の方は、そこに移動したか、と思ったが。。魯侍郎は今後大きく出てくるのだろうか。
5巻まであれこれやっていた皇弟とは思えないくらい恋愛面では幼児化しているような気がする。
見事に回収された!
いつからの伏線だ?と考えるぐらい、小さな出来事から繋がっていたものが本巻で、うまく回収されて、スッキリしました!
でも、また新たな伏線らしきものもあり。。。
今後どうなるのかなあー。楽しみ♪
とりあえず西都編は終わりのようです。
表紙にもなり大活躍の陸遜を、登場からたどりたいです。
以下重要なネタバレ
ヒーローになりたいがなりきれない男と言われていた男玉鶯。
民を扇動し壬氏を利用して脱税燃料の石炭を得るため砂欧に戦争を仕掛けようとする。
自分の本当の父は母に狼藉を働いた砂欧の人間。
ヒーローのような玉袁ではない。
だから砂欧を絶やし本当の父を絶つ。
妄執と行動力により戦争へ進むけれど陸遜により阻まれる。
戌の一族粛清の真実は、玉袁と帝を利用した玉鶯の独断だった。
石炭の採掘、玉袁の実子ではない戸籍の抹消、玉袁の実子たる陸遜の殺害
ただし玉袁は子供のできない体質であり子供たちは誰も実子ではない。
戌の一族の男は成人すると一族から出なくてはならないので、玉袁は社交辞令と青田買いで陸遜に「息子にならないか」と声をかけただけだったろうのに…
全てを終えた陸遜が、子翠のように消えなくて良かった。
変人軍師がどうしてその采配をしたのかは分かりませんが、生きてて良かったと思います
Posted by ブクログ
玉鶯のひとり舞台のような振る舞いが、なんだかなーと思っていたら、彼にも彼なりに歪む理由があって。
玉鶯の最後は仕方がないなという感じ。そして、羅漢は玉鶯が賊にみえたんだろうな。
そして、刺したのが陸孫。何で?と思ったら、まさかの正体(いの一族)にびっくりした。玉袁とは親類関係だったのか。
壬氏はこれからも大変そう。もっと猫猫補充しないと。
そして、雀のほんとの姿とは?スパイ?誰の?
Posted by ブクログ
え??
あれ??あの生き残ったのが陸孫だったの?
どんどん入り組んでいくし
伏線回収するかな??とおもったら回収する前に大きな謎が出てくるし
難しくてしばらく読むの辞めてたけど…
後半話がグッと進んで
Posted by ブクログ
蝗害騒動は一段落したように見えたけど、いろんなところから膿が出てくる、出てくる(ーー;)
猫猫父の羅漢が意外にいいところもあるんだなぁと思ったりもして、でも、まだ本国にはかえれなさそう~。
Posted by ブクログ
見栄と建前と名声と…舞台裏で働く人々の回
才能を何のために使うのか、という話でもあったかな…薬も使い方を間違えると毒になる、というテーマを定期的に盛り込んでくれるところがこのシリーズを好きな理由でもあるので嬉しい。
しかし恨みが恨みを呼んで渦を巻いてる感じ、作物を荒らした虫がその栄養でまた仲間を増やす災禍のリレーに重ねてるのかな?こわいねぇ
Posted by ブクログ
玉袁一族と、戌の一族と、風読みの民の関係が複雑すぎて……。
玉袁も元を辿れば戌の一族だったという、何という……。
そして、陸孫にそんな過去があったとは。
ただの中華後宮もの一話完結型ライトノベルと思って読み始めたのに、壬氏のことといい、メチャクチャガチガチの政治ものやないか……。
まあ、これはこれで好きだけど。
羅漢、あれ分かってて言ってないかね。
というか、陸孫的には玉鶯をずっと賊だと思っていたので、「嘘は言ってない」と羅漢は捉え、そして顔の判別ができないので、死んでいる二人の男たちのどちらが主人で、どちらが賊かは判別できなかった、ということでは、と思う。
Posted by ブクログ
陸孫の壮絶な運命、、猫猫の知らないところで大きな出来事が起こった。
どんどん大きな話になっていく〜。
天祐の生まれもこの先なにかしら関わってくるのかな。
匿名
良かった⁉️
途中まではハラハラしました。
良い事も悪い事も 過去になれば 必要な事になっていく。
そんな感じの巻でしたね。
新しい展開の序章にもなっているとも言えますね。
とりあえず、一段落…
今回も面白かったけど、ラストの辺りは少し拍子抜け…
まあ、でもある意味自然ではあるけど…
とりあえず、羅半兄は本当に良いキャラになりましたね。
色々な意味で使い勝手が良いキャラ。
次巻からは更に大変そう…
玉鶯は本当に厄介なキャラでした…
伏線回収も次が早く読みたい
なるほど、、、そう言うことだったのか
と、西都に関連する登場人物の過去がすべて明かされる。
壬氏と猫猫の関係も少し進展、、、と言うほどではないけど、猫猫の気持ちが少し変化?
解決と新たな物語への期待、読みごたえたっぷりでした。
次はもう少し壬氏と猫猫の関係が進む、恋愛多めがいいかなぁ~。
そうなのか~★2
陸孫さんにはそんないわくがあったのか…。
どんどん 複雑で展開が読めない。
陸孫さんの猫猫にした結婚の話しは ほんとに冗談?思い付き?本気? 策略?
陸孫さんのしてしまった後の雀さんとの会話の後の 猫猫なら好奇心で掘り上げるから 会わない方がいいのが残念だと思うって事は憎からずって事だよなぁ~。陸孫さんは微妙なのかなぁ
猫猫は壬氏さまがお気に入りって事を知ってるのかどうか。
おっさんが陸孫さんを庇った理由も解せない。
何が次の展開に繋がる隠し球かわからない!
もう 続きが知りたい(笑)
Posted by ブクログ
壬氏と猫猫が滞在中
蝗害に襲われた西都
その後の街の後始末や支援等
皇弟の壬氏が
陰ながら行ってきた事を
西都の長 玉袁の長男 玉鶯の
手柄にされ
民衆からは恨まれる
玉鶯は他国へ戦争を仕掛けたい
壬氏はそれを防ぎたい
玉家
玉袁(父)
西都(母)→息子玉鶯(長男)
母違いの息子娘他
末妹→玉葉后
玉袁の子供全員
実は血の繋がった子供ではない
(玉鶯は実の子ではない証拠を
消し去りたい
...砂欧へ戦を仕掛けたい理由のひとつ)
玉鶯が父の同じ兄妹
拓抜を刺し殺し
そのどさくさに紛れて
陸孫が玉鶯を刺し殺す
陸孫は虐殺された風の民の
一族の子供だったことがわかる
陸孫は虐殺後生き延びて
縁あって羅漢軍師の部下になり
西都に赴任していた
蝗害後の西都で
どさくさ紛れで玉鶯を殺す
母や姉 一族の仇を討った形
玉袁(父)が結果
凄くいい人だったことがわかった
(血のつながらない母子を助けて
商売を広げた人)
領主のいなくなった西都
壬氏が治める..か
まだまだ滞在しそうなところで
次巻へ