試合に出ること。
それを当たり前のことのように描いているスポーツマンガは、やはりフィクションだと感じてしまう。
『ダイヤのA』は野球エリートを集めた強豪校を舞台にした高校野球マンガである。甲子園に出ることはとても難しいことだが、甲子園を目指すチームで試合に出ることは、同じくらいに難しいことだ。甲子園のアルプススタンドで声を張る3年生が美しいのは、彼らの中にはチームの誰よりも練習をして、それでもベンチの18人に入れなかった男がいるからである。
試合に出られない悔しさが高校球児を大人にするし、レギュラーを奪うための努力が青年を男にする。そんなことを、このマンガは教えてくれる。そして「そこ」を描くことが、プロ野球ではなく高校野球を描く意味なのだと、私は思う。(書店員・アンコウ)
感情タグBEST3
主人公の沢村と3年生の増子の真剣勝負は燃えましたね。
お互いに一歩も引かずにこの勝負に勝つと言う気迫を感じました。
アニメから始まって全巻揃えました。漫画を読むたびにアニメの興奮と努力するやる気を与えてくれる人生の聖書です。
歓迎試合で何とかアピールが成功?
そして皆を圧倒させる豪腕投手で一年の降谷は早々に選ばれる。
そんな中、栄純の投手としての実力を開花させるきっかけとなる師匠、クリスとの出会い。
主人公は剛速球のような性格に反比例して得意とするのはムービングボールという球種。少しずつ頭角もあらわしますが、強豪校なので部員も強敵揃い。3巻では、野球に対する主人公の情景描写がびんびんに伝わってきて心が震えます。
読後感も爽快でこの後が楽しみです。
Posted by ブクログ 2015年12月10日
クリスさんも御幸さんもかっこいい人だ。野球は一人ではできない。どんな仲間を持てるかが結果に大きく関わる。一緒にプレイしたい仲間を見つけ、周りからもそう思ってもらえること。技術だけではなく、人間力が試される。
Posted by ブクログ 2024年01月14日
感想
沢村は威勢と身体能力はある。花道みたいだな。
あらすじ
沢村は紅白戦を諦めずに味方を鼓舞し続ける。面白い球質もあって二軍に昇格する。関東大会は横浜に負けるも降谷が鮮烈デビューを果たす。
沢村はクリスと出会い、野球を学び直す決意をする
沢村とクリス先輩の師弟コンビの出会いと認めてもらうまでの努力だったりがめちゃめちゃ泣けるぐらい良かった!
強豪校でエースを目指す主人公。
次第に試合に出させてもらうがそこで見えてくるのは強豪校でもがく先輩たちの努力と苦悩だった。
反発していた相手でも尊敬できるところを見つけたら素直になれる主人公のまっすぐさが良い。
Posted by ブクログ 2014年01月25日
小湊のヒットでホームに突っ込んだ栄純は、上級生チームから1点をもぎ取る。
そのプレーが両チームの闘志に火をつけた!
まだまだ拙い栄純だが、そのガッツ溢れるプレーが認められて、小湊、降谷とともに二軍に昇格する。
これで御幸に球を受けてもらえると喜んだ栄純だったが、組まされたのは「死んだ目」をした3年...続きを読む生クリスだった。
やる気の見えないクリスに球を投げさせてもらえず、不満が溜まる栄純。
「やる気がないなら辞めればいいのに」と零した言葉が、なぜか御幸を怒らせてしまう。
クリスが肩を壊してリハビリ中であることを知った栄純は土下座し、「野球を教えてください」と請うのだった。
栄純のガッツは、やがてクリスの心にも波紋を広げていく。
死んだ目のクリス先輩、登場です。
高校野球は3年間(実質2年半)しかなくて、1年からレギュラー入りする子なんて、僅かです。そうすると、2年でレギュラーに入っても試合に出られるのは1年半しかない。
そこでもし怪我や故障をしてしまったら……。次頑張れって、簡単には言えません。
無事これ名馬といいますが、本当にそうだなって思います。
クリス先輩、復活してくれるといいな!
★は3.5です。