試合に出ること。
それを当たり前のことのように描いているスポーツマンガは、やはりフィクションだと感じてしまう。
『ダイヤのA』は野球エリートを集めた強豪校を舞台にした高校野球マンガである。甲子園に出ることはとても難しいことだが、甲子園を目指すチームで試合に出ることは、同じくらいに難しいことだ。甲子園のアルプススタンドで声を張る3年生が美しいのは、彼らの中にはチームの誰よりも練習をして、それでもベンチの18人に入れなかった男がいるからである。
試合に出られない悔しさが高校球児を大人にするし、レギュラーを奪うための努力が青年を男にする。そんなことを、このマンガは教えてくれる。そして「そこ」を描くことが、プロ野球ではなく高校野球を描く意味なのだと、私は思う。(書店員・アンコウ)
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激戦決着。勝者は青道高校!!
川上→沢村→降谷のリレー、御幸の想い、スタンドにいる3年生たちの思い、そして薬師の轟親子にかける思い、それらがすべて入り交じった最高の試合でした!
9回表、御幸、ゾノさんたち、2年生の終盤の粘りで逆転。
9回裏、栄純が続投志願するも、エースの降谷が締めゲームセット。
この悔しさこそ、栄純が降谷からエースナンバーを奪い取る!というバネになる。
センバツを決め、引退した3年生を含め、部員の前で男泣きする将軍(片岡監督)の男泣きにグッときました...続きを読む。
Posted by ブクログ 2016年02月17日
ドキドキさせられたわ。最後の抑えは、言葉はないからこそ、伝わってくるものがあって、真の強さを感じました。念願の甲子園へ。監督の男泣きもカッコよすぎるよ。3年生の力も、本当に大きかったと思う。それを伝えられることも本当に素敵なこと。このチームの絆の強さも感じます。さて、夢の舞台へ向けてエースは誰がとる...続きを読む?最終巻楽しみです。
Posted by ブクログ 2015年05月23日
誰かの見せ場あるたびに泣いてしまう。ラスト、見開きになった沢村の表情、こういう顔で、この台詞言えるとこまで来たんだなあ。沢村も、このマンガも。
よくここまでテンション下げずに勢いを持続させて描ききったと驚きです。
本誌のみ追いかけている方はまた違うのかもしれませんが、コミックで読むと圧巻です。
これでようやく 一区切り。
中弛みせずに熱いスポーツ漫画はスラムダンク以来です。
十分充電して次の大会を描ききって欲しいですね!