あらすじ
秋大決勝戦9回表。青道(せいどう)は1点のビハインドで、すでにワンナウト、ランナーなし! 絶体絶命のピンチで打席に立つのは、2番・東条秀明(とうじょう・ひであき)。突破口は開けるのか!? ついに激闘の決勝戦に幕が下ろされる!!
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試合に出ること。
それを当たり前のことのように描いているスポーツマンガは、やはりフィクションだと感じてしまう。
『ダイヤのA』は野球エリートを集めた強豪校を舞台にした高校野球マンガである。甲子園に出ることはとても難しいことだが、甲子園を目指すチームで試合に出ることは、同じくらいに難しいことだ。甲子園のアルプススタンドで声を張る3年生が美しいのは、彼らの中にはチームの誰よりも練習をして、それでもベンチの18人に入れなかった男がいるからである。
試合に出られない悔しさが高校球児を大人にするし、レギュラーを奪うための努力が青年を男にする。そんなことを、このマンガは教えてくれる。そして「そこ」を描くことが、プロ野球ではなく高校野球を描く意味なのだと、私は思う。(書店員・アンコウ)
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まさかの
夏大会の逆転負けの裏返しで、まさかの逆転勝ち。遂に優勝。そして甲子園。たった数ヶ月で地獄から天国へ。まさかの監督の涙に感動。
決着。
激戦決着。勝者は青道高校!!
川上→沢村→降谷のリレー、御幸の想い、スタンドにいる3年生たちの思い、そして薬師の轟親子にかける思い、それらがすべて入り交じった最高の試合でした!
激アツの薬師戦も決着へ
9回表、御幸、ゾノさんたち、2年生の終盤の粘りで逆転。
9回裏、栄純が続投志願するも、エースの降谷が締めゲームセット。
この悔しさこそ、栄純が降谷からエースナンバーを奪い取る!というバネになる。
センバツを決め、引退した3年生を含め、部員の前で男泣きする将軍(片岡監督)の男泣きにグッときました。