あらすじ
ジウ・イーリンに請われ、美術展での鑑定のために円生、小松とともに上海を訪れた清貴。優雅な上海滞在のはずが、突然、菊川史郎からニューヨークにいる葵の隠し撮り写真が送られてくる。史郎は葵の身の安全を条件に、清貴に、ある絵を盗み出すように言う。清貴は葵のため、そして家頭誠司の汚名を晴らすために立ち上がる――上海とニューヨークをまたにかけた2ヶ月連続刊行、第一弾!
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Posted by ブクログ
いつも、表紙は葵ちゃんとホームズさんなのだけど、
今回は初めてソロ。ホームズさんのみの表紙。
ホームズさんがメインのお話で、葵ちゃんは名前は出てくるものの、本人は登場しません(T ^ T)
舞台は上海で、自分は行ったことはないけれど……。
テレビや雑誌でしか見たことがないので、建物の名前や街の名前が出てきても「ぁあ…あそこねー」という感じで京都みたく風景は思い浮かびません。望月先生の細かい風景の表現で、雑誌やテレビで見た風景が思い浮かびます。正しいか分からないけれど、遠い想像ではないかも……と( ̄▽ ̄;)
ホームズさんらは、美術展で贋作がないかのチェックのために呼ばれたので、贋作が見つかり→見たかった贋作が思った以上に多く→美術展開催が危うくなる→……とか勝手に想像してましたが、全く違いました(笑)
葵ちゃんの身の安全を条件に、犯罪を持ちかけてくると言う展開に、ホームズさんはきちんと対策をして立ち向かうだろうと思っていたのですが、円生さんに絵を描いて欲しいとお願いした時やホームズさんが逮捕されたと読んだときはハラハラ(゚o゚;;
その後の展開を読んで逮捕されてなかったと一安心。かと思いきや、円生さんの事が分かって驚きと感動といろんな感情が出てきて読み終わったら良かったよ…と。そして、この事を知った葵ちゃんがどう言う反応をするのか楽しみになってきました。
次巻の葵ちゃんのNY編では、ホームズさんから連絡を受けた利休くんの反応も気になります。
円生ハッピーエンド
前巻のラストから、葵ちゃんNY編かと思いきや、表紙からすでにホームズくん編(笑)舞台は上海!
オーナーの不調疑惑とか、葵ちゃんを盾にホームズくんが脅されたりとか、結構な大事件になっていくのですが、円生の大ハッピーエンドで幕となり、すごく後味が良かったです✨
このシリーズで、初めて☆5個つけました!
Posted by ブクログ
葵の事となると、ホームズ、本気で怖くなる位何でもやるなぁ。そして円生の転機。師匠がホームズに付けていた意味が納得でした。これからはその道で花開くんでしょうね。NYの葵のターンが早く読みたいです。
Posted by ブクログ
円生さん、救済回だった! 円生さんが大成功を収めて、よかった! ホームズさんもほんと、円生さんか大好きよね><。秋人さんのことも大好きだし! いいこと、いいこと♪。
次巻の葵さんの話も楽しみ! 葵さんが途中まではホームズさん抜きで頑張る回なのかな……? どんな内容化はまだ読んでないからわからないけど、期待してる~♪。
今回は一人称ではなかったものの、ほぼ小松さん視点だった! ホームズさん視点や円生さん視点は難しかっただろうから、小松さんがいてくれて、よかったね><。小松さんも十分すごい人だよね♪。
Posted by ブクログ
円生が主役の一冊といってもいいでしょう。それほど彼の心の葛藤や苦しみ、コンプレックス、清貴に対する嫉妬、相反する憧れといったものが描かれていた作品だと思います。
円生の葵に対する感情も「清貴になりたい」という想いが姿をかえたものではないかと感じます。鑑定士になりたかった、という想いが姿をかえたもの、ということもできますね。いずれにしてもなりたいものになれなかった、という苦しみはいかばかりか、その心の奥を想像すると読み手もちょっと苦しくなります…。
清貴、小松のもとを離れひとりになり、イーリンと偶然出会い、彼女の生い立ちと自分を重ね、円生自身が自分の心の奥底にあった本当の想いに気づくシーンは、これまでの円生の振る舞いや清貴に対する態度など、彼の多くのことがわかった瞬間でもありました。
そんな円生にも清貴にはない稀有な”才”があることが最後にわかり、という展開になっていて素直によかったね、と思えるラストでした。自分らしさ、といいますか独自の軸があれば相手に対する嫉妬もやがては収まろうというもの、これからの円生が楽しみになってきました(そうなると葵への感情も少し変化するかも…)。
Posted by ブクログ
ドキッ☆男だらけのホームズin上海、ポロリなし。
但し出番の少なかった葵ちゃんとの濃厚キスシーンと清貴まさかの浮気(?)・犯罪シーン(?)あり。
安定のホームズさんとまさかのホームズさんの両方が拝める特別回でした。
葵ちゃんのためなら、あそこまでやってのける。
寧ろ彼女を人質に取られたから、あそこまでやったというか。
以前の列車の件での仕返しとばかりに例の彼が姑息な手を使ってきて、事実大変なことにはなるのですが、所詮小悪党。
ハラハラはしましたが、円生とのバトルほどには危機感を覚えませんでした。
そういう意味でも例の彼はホームズさんのライバルの器にはなり切れなかった模様。
ご愁傷さまです。
今回はきっちり捕まりましたから、今後は大丈夫でしょう。
どんでん返し、何とも鮮やかでございました。
流石のホームズさん。
そんな中、円生がとうとう自身の進むべき道を見つけられた大切な回にもなりました。
最近はホームズさんに比べると子供っぽい部分を多々見せていた彼でしたが、ついに爆発して家出。
子供か!
その先にやっと答えを見つけられて、落ち着いたと思います。
葵ちゃんへの気持ちに関してはまだ解決しきっていない気もしますが。
何にせよ、ライバルキャラの門出を純粋に喜べるのはいいなと思いました。
作品内での成長が見えているということなので。
逆にホームズさんは葵ちゃんに対してどんどん弱くなってますけどね。
逆の意味で心配にはなります。
毎度思いますけど。
Posted by ブクログ
菊川史郎からの葵に危害を加えると脅され、円生にアシヤタイセイの似た絵を描かせて史郎に渡そうとした。だが、アシヤタイセイはまさかの父でもあり円生でもあった。円生の画家としての才能を伸ばすようホームズは導いた。円生の新たなスタートに感動
舞台が京都じゃない
京都から飛び出して上海。事件もどんどん素人解決レベルからエスカレートしている気がします。円生の本気の絵を本当に見てみたいなと思ってしまうお話でした。葵ちゃんは登場少なくてちょっと寂しいかも。
Posted by ブクログ
ホームズを追い詰めても余裕綽々で切り抜ける
胆力と智慧があるためスリル感が少ない
円生は吹っ切れてみらいへの道を歩み始めたな
実はイチバンピンチだったのが誠司(´・ω・`)