あらすじ
キーラの作品『シエナ1348』の大成功を経て、ウィーン国立バレエ団で代役として『ケレス』に抜擢された奏。バレエ団のため、期待を抱えて舞台を見守る観客のため、物語のため。奏が舞台へ立つ。
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ファビオラとの対比おもしろいなぁ。確かに奏と似てるとこはあるけど、ファビオラは正義(自分の価値観における)の人なんだね。奏は意外とドライなとこあって、周囲で気になることがあっても踊りに集中できちゃうし、恩師だからって盲目で委ねてるわけでもないし、友人だからといって何でもベタベタするわけでもない。踏み込むところは踏み込むけど、結構冷静だよね。だから性格アレなさくらともうまくやれるし、さくらも安心して依存していられるんだと思う。深いな、奏。
匿名
他のベテラン勢の多くが承知している位に、
アビーの悪癖というか、興奮してしまっている時は
周りの意見を一切聞かない所があるのが、改めて浮き彫りになった巻でした。
奏との対比でさくらの様子が浮き彫りになっているなと感じました。
ウィーンでの公演を成功させた奏と、一方さくらは戦争により希望していたバレエ団への就職に赤信号が
点灯してしまっているように見えました。
そこを、またしても奏に救われるチョロいさくらがいたなと思ってしまいました。
ただ、バレリーナとして根源ともいえる「観てもらいたい人がいる、それで、それだけで、別にいいや、今は」
という所が印象的でした。
そしてスペイン部門?のファビオラが登場しましたね。
そして、ファビオラも昔アビーに師事していて、
そして苦い経験をしていたと、アビーとファビオラの喧騒の中で、
慌てる奏と、一方で、巻の最後が「だってまだ、全部吸収しきってない」という台詞に
凄くバレエへの渇望と執着を感じられて、ゾクッとしてしまいました。
続きが楽しみです。
結構前から読者が感じていた、「この人すごいダンサーだけど指導者には絶対向いてないよね」が明るみに出ましたね。
自分が踊りたい、踊り続けたいという気持ちがあまりにも強すぎて、新しいダンサーを育てるんじゃなく自分の代わりに自分の理想通りに踊る、言わば自分のコピーを作りたいんでしょうね。とはいえ今までファビオラの友達含め少なくとも3人をドロップアウトさせた可能性があるのはヤバい。
スミス校長ももうちょっと警戒したほうがいいですよマジで……