マヌルネコさんのレビュー一覧
レビュアー
-
ネタバレ 購入済み
この祭りは三日三晩続いた――
宮坂さん初登場の16巻169話からついに!!50巻ですよ50巻。一也さすがに待たせすぎでは?
「最前線」は、わかる人にはピンとくる、「岐路」のその後の話です。
別にこの話、過去の話とリンクさせなくても「研修医時代に先輩に助けられた」というだけでも成立するんですが、「岐路」とリンクすることで説得力がめちゃくちゃ上がるんですよね。確かにあの時「患者の家族からの感謝を複雑な顔で聞いていた研修医」がいたし、あれほどのピンチを鮮やかに助けられたならその後の人生は変わるのも無理はないです。
これだけ長い連載でキャラクターも多いのに、過去に一度脇役として登場したキャラクターが大きく成長して再登場して「オレぁ -
ネタバレ 購入済み
漫画だからこそ
絵がある!という漫画の力で原作の魅力をさらに膨らませた、コミカライズの理想系。
エミと初めて言葉を交わすレミリアの表情、今まで一度も見せなかったあの優しい笑顔がレミリア本来の顔なんですね。
そしてその後のレミリアの独白、これ原作にもなかったですよね?!
「どんなに足掻こうと不幸になるべく世界に定められていた」悪役令嬢が、あなたに幸せになってほしいと願うたった一人の心によって「生まれてきてよかった」と心から思えるようになったというのがあまりにも尊いです。
それはさておき、この巻の表紙で怪獣大戦争してるのが1巻表紙できゅるきゅるした顔してる女ですよと言われて何人が信じてくれるでしょうか。 -
-
購入済み
-
-
-
-
購入済み
購入済みテレビ放送で原作を読み返したくなり再読しました。
女の子を恋に落とすことをゲームと読んで憚らないし、ソファーのことはおばさん呼ばわりだし、使い道のない頭蓋骨と弾けもしないギターを買ってすっからかんになってマイケルとカルシファーが海藻を食べて食いつなぐ羽目になるし、ハウルはまるでダメな男なんですがそこが魅力なんですよね。
「おとぎ話の三姉妹の一番上は……」というお約束に囚われて自分を縛っていたソフィーがお婆さんになったことでむしろ自由になり、最後にはまたおとぎ話のように幸せな、けれどきっとおとぎ話のように穏やかではない波乱万丈の道を迎えます。
その冒険の日々は次作へどうぞお楽しみに。 -
-
ネタバレ 購入済み
じっとりと迫る恐怖
とあるコマに床から突き出た幽霊の首が描かれているということで「汐の声」が有名ですが、自分が一番怖いのは「夜叉御前」です。
いかにも幽霊屋敷の話かと思わせておいて、読者の予想をひっくり返すあの1コマ。
真実を理解してから再読すると、吐き気を催す怖さがあります。 -
-
ネタバレ 購入済み
種族による寿命差をなくして、100年後もみんなに会いたいというマルシルの願い事に対してそれは理想の押しつけだ、とはっきり返すライオス……というシリアスなやりとりがあったかと思えば、センシ渾身の家系ラーメン(湯切りしてるセンシがめちゃくちゃ笑えました)の温度差。いよいよ佳境で次巻が気になります。