【感想・ネタバレ】ハウルの動く城 1 魔法使いハウルと火の悪魔のレビュー

あらすじ

魔法が本当に存在する国で暮らす18歳のソフィーは、「荒地の魔女」に呪いをかけられ、老婆に変身してしまった。家を出て、悪名高い魔法使いハウルの動く城に、掃除婦として住み込んだソフィーは、暖炉に住む火の悪魔と仲よくなる。やがて、ハウルもまた「荒地の魔女」に追われていると知ったソフィーは…? 英国のファンタジーの女王ダイアナ・ウィン・ジョーンズの代表作。スタジオジブリのアニメーション映画「ハウルの動く城」原作。【解説】荻原規子

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Posted by ブクログ

11/10-11ソフィが引っ込み思案なのか勝ち気なのか不思議。童話の長女は失敗するを逆手に取ってるのがおもしろい。ハウルの魅力はいまいち伝わんないけど、ソフィのために風呂キャン?(笑)してきたとこはキュンとした。

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2025年11月12日

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ハウルのどうしようもないけど憎めない感じ、ソフィーの図々しさと後ろ向きなところ、マイケルの好きな女の子への思いなど、登場するキャラクターが活き活きしていて楽しい。
終盤でハウルやカルシファーが本当は全て分かって対応していたことが明らかになって、相手への不器用な思いやりが微笑ましかった。
ハウルの出身地など驚く事実もあり、映画と本は別ものとは分かっているけれど読後に本の設定を思い浮かべながらまた映画を見ようかなと思った。

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2025年08月20日

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月並みな理由だけど、昔から映画が大好きで、
ふと原作も読んでみよう、と
ついに文庫を手に取った。

読んでよかった!

映画とはまた違う、原作は原作として、小説としておもしろい!!

映画を観て、ジブリならではの隠されたメッセージとか(本当かわかんないけど噂で聞くような)知ってると、相乗効果で、すごくすごく楽しく読める。


あと、思ってたよりも、「長女の」話だった。笑

これまでもずっとずっと、ソフィーのことが好きでたまらなかったけど、私は紛れもなく長女なので、より一層、シンパシーを感じ、そして、だからこそ勇気をもらえました。



言霊、というものを信じてる。

"魔法"の話は、現実では、現実だからこそリアルになり得るのかもしれないなぁ。



こういう、ダメ男的な、悪いけど善みたいな、優しさすら持ち合わせてしまうような、ハウルにやっぱり惹かれてしまうのは、長女のサガなのでしょうか。

ハウルだけじゃなくて、カルシファーも、まわりのみんなが、なんだかんだで優しいのも好きです笑

………

なんかやっぱり、よくない気がするー!
でも、悪くはないっていうか、仕方ない気もするー!

うわぁーーーん!笑笑



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2025年01月22日

購入済み

テレビ放送で原作を読み返したくなり再読しました。
女の子を恋に落とすことをゲームと読んで憚らないし、ソファーのことはおばさん呼ばわりだし、使い道のない頭蓋骨と弾けもしないギターを買ってすっからかんになってマイケルとカルシファーが海藻を食べて食いつなぐ羽目になるし、ハウルはまるでダメな男なんですがそこが魅力なんですよね。
「おとぎ話の三姉妹の一番上は……」というお約束に囚われて自分を縛っていたソフィーがお婆さんになったことでむしろ自由になり、最後にはまたおとぎ話のように幸せな、けれどきっとおとぎ話のように穏やかではない波乱万丈の道を迎えます。
その冒険の日々は次作へどうぞお楽しみに。

#胸キュン #ドキドキハラハラ #スカッとする

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2025年01月13日

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ネタバレ

ジブリ映画が大好きで、原作も読まないとと思いようやく読めた。…かわいい!!!クライマックスはハラハラしつつもお話全体が可愛くてとても好き。家の扉を開けたら違う風景、すごく憧れる。
なんといってもキャラクターが個性豊か。ハウルの女たらしで飄々としてるけど決して本心は打ち明けず、でも徐々にソフィを自分の生活に受け入れていく様子や、マイケルのちょっぴりドジで人の良い性格、見た目は怖いと思いきやお茶目で可愛いカルシファー、犬人間(この呼び方面白い)とカカシ、それに意外と髑髏も好きだった。ジブリ映画とは違う部分も多かったけど、なるほどそういうことだったのね!って納得しながら読めた。緑のネバネバ、原作でも出して掃除大変だったんだ笑
それに長時間の格闘の末お風呂場から出てきた後のハウルの香りがすべて花に喩えられていて、視覚、聴覚だけでなく嗅覚からも楽しまた。
荒地の魔女も悪魔と契約していて、しかも倒せたと思ったら本当の敵がアンゴリアンだったとは…!大人も楽しめる児童書でした。ジブリ好きの方はぜひ読んで欲しい!

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2025年01月05日

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ネタバレ

すっごく面白かったです。
ソフィとハウルの掛け合いや、ソフィの
鋭めの皮肉、マイケルの子供っぽさ。
ハウルの情けないところもソフィの強情さ、お節介さにイラっとしちゃうけど、そこも含めて愛せる人柄!笑いながら読み進めました。
荒地の魔女が悪魔に操られていたのは悲しかったけど、ラストで2人の世界に入ってなかなか戻ってこないソフィとハウルにクラッカーを鳴らしてあげたい気持ちになりました。

読みながら、何度も「いやもう好きじゃん!」って思ってたので心の中では特大クラッカー鳴らしてました。(笑)

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2024年09月07日

購入済み

子供の頃に大好きだった本で、今手元にないためまた買いましたw 何度読んだか知れない本ですが、子供の頃にはわからなかったハウルやソフィーの心の機微が大人になった今はまた少しよくわかるようになって、新鮮な気持ちで読めました。名作は何度読んでも面白いものですね… 今2巻、3巻を読もうかどうしようか悩んでます。

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2024年02月08日

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やっぱり好きです!魔法をかけられてしまっても物語は前向きに進んでいて。映画を観ながら読んで色々フラッシュバッグする部分もあって、最高によかつた!

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2023年09月14日

ネタバレ 購入済み

金曜ロードショーでハウルの動く城を見たので久しぶりに読みたくなり、電子版を買いました✨
動く城の住人同士のやり取りが毎回可愛くて、ジブリ版とはまた違うところも楽しかった。

読み進めているうちに口では何と言っていてもソフィーのことを大切に思っているようなハウルの様子がチラチラ伺えてそこもきゅんっとしました。

あと、かぶ頭のカカシの表現が本だと怖くてソフィーのドキドキが本越しに伝染するようでした。
また、定期的に読み返したいなぁと思える本でした。

#ほのぼの #ドキドキハラハラ

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2023年01月13日

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ネタバレ

かの有名なジブリ作品の原作小説
ジブリとは違う部分もあったりして、それがまた面白い
・ハウルさん…お姉ちゃんと甥っ子姪っ子いるのね!
・ハウルさん髪色変わる時ピンクになってる!
・カカシ地味に脇役気味?
・ソフィーの妹たち…えっ入れ替わり!?じゃあ映画のあの子は……
・マルクルの名前原作マイケルなの!?
とか上げたらきりは無いけれど、違うところを探すの結構楽しい
あとは逆に同じところ、ジブリで出てくるセリフと全く同じのが出てきたりするのでそれを探すのとかもまた面白い
原作のソフィーはよりパワフルで負けん気強い感じで凄い
ハウルさんもなんか…いいキャラしてる
お友達ならちょっと面倒そうなタイプだけど、それでも何だかんだ優しいとこにキュンとする
そんなおばあちゃんとハウルの淡い恋も良き良き
原作を読むことで言葉と行動の意味を知り、これにはこのような意味合いがあったのかと発見がある
流れ星…なるほど……こういう意味だったのか〜
ジブリ、観たくなる

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2022年05月27日

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読みやすくて楽しい。
ソフィーが環境をどんどん受け入れてしまうのが凄い。
毎日読むのが楽しみになって素晴らしい読書体験だった。

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2022年04月09日

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児童文学だと決めつけて油断してたら、ものすごくキュンだった…。びっくりした。
素直になれないそんなところも愛おしくなってしまうじゃないか。
思わぬ仕掛けもあって、想像の斜め上をいくファンタジーだったなぁ。

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2021年09月12日

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アニメ映画のハウルの動く城は大好きです。
誕生日の日にDVDをプレゼントに買ってもらって、何度も何度も見ました。
そのイメージがとっても強かったので、原作にかなりの違いがあることに大人になって、今回気付きました。

ソフィーのキャラクターに引き込まれて、あっという間に読むことができました。
でも、翻訳の小説を読むのは多分初めて?で、独特の言い回しや表現のに少し戸惑いました。
たまにはファンタジーを読むのも良いかなっ。

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2021年09月06日

購入済み

何度も読み返す

ほかの多くの方々と同じだろうと思いますが
ジブリ映画を観賞後に原作小説をしり、読みました。
初めて読んだのは公開当初なので古の頃になりますが
紙書籍の方は友人に借りられたままなので
今は電子で読んでいます。
ふとした時に読みたくなる名作です。

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2020年03月05日

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大好きな本!世界観にどっぷり入り込んで読みました。映画を見ていたので映画と小説を照らし合わせながら読むのも楽しかった。

キャラクターみんな大好きだけど一番はカルシファーかな、ツンデレなカルシファーが可愛らしい。
映画では見れないマイケル(映画ではマルクル)の恋愛も。マイケルも可愛いのは変わらない。

ソフィー、ハウル、他のみんなも本当に魅力的なキャラクターです!小説も映画も大好き。読み終わった後もワクワクが止まらない。

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2020年02月26日

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ネタバレ

中学生ぐらいの時に読んでとっても好きになった本です。学生の頃は、台詞覚えちゃうぐらい何度も読み返した本が何冊かあったなぁ。大人になると、学生の頃ほどこの本好きだぁー!と思える本にはなかなか出会えないものですね。まぁ、私の感性が鈍っただけかもしれません。


登場人物がとても魅力的ですぐに引き込まれます。妹たちの入れ替わりにはイイゾ!って応援したくなりました。駄目人間なハウルを何故か嫌いになれず、ハウルと暮らせるソフィーがとても羨ましかったです。でも私は掃除が得意じゃないから、城のみんなを満足させられないなぁ〜。カルシファーもマイケルも皆、優しくて、読んでいてとてもほっこりします。魔女との闘いもワクワクです。最後はハウルがもっとソフィーを信用してちゃんと説明していてら、あんな致命的なことにはならなかったんじゃない?と、少しハウルを怒ってやりたい気持ち。まぁハッピーエンドになるので、それはそれで良かったのかな?
私は映画の前に原作を読んだのですが、映画を見てからでも楽しめると思います。映画も本もどちらも好きで魅力的ですが、別の話だと思った方が良いと思います。続編(2冊出てます)も読みましたが、面白かったですよー!

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2018年09月17日

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英国ファンタジーの王道!帽子屋の3姉妹の長女ソフィーは、荒れ地の魔女の呪いで90歳の老婆に変えられてしまいます。若い娘の魂を奪うという青年魔法使いハウルの、奇妙な"動く城"にたどり着き、、、という魔法の世界の冒険ファンタジー。いわずとしれたジブリ映画の原作ですね。

子どもの頃夢中になったイギリスのファンタジーそのまま!異世界に没入し、登場人物たちと一緒に冒険する読書の原点の楽しさに溢れています。

日常生活に魔法が自然に存在するインガリー国の描写をはじめ、魅力的で個性的な、たくさんの登場人物たち、様々な謎解きや息をつかせぬストーリー展開など、ファンタジーに求める全ての要素がたっぷりつまった面白さで、思わず一気読みでした。

映画と原作、世界観もキャラも同じですが、楽しみ方は全く違います。宮崎駿監督が、このファンタジー物語からロマンチック要素をたっぷり抽出増幅し、最高のラブストーリーに変換してくれた映画版と、比較してみるのも面白いです。

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2018年08月26日

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映画の世界観が大好きで、原作も読んでみた。映画よりもおせっかいで、お茶目なソフィーと、へなちょこだけど純粋なハウル。もっと好きになってしまった!あたたかくてわくわくするストーリー!お気に入りの本。

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2017年02月05日

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映画を10年くらい前に見てから、原作本も読みたいと思いいつつも、ここまで読まずにきてしまった本でした。10年ごしにやっと読むことが叶って、読む前からわくわくしてました!
読後。いやぁ、やっぱり面白いです!
最近の私は和風ファンタジーに傾いていたけれど、やっぱり洋風の魔法使いとか魔女とか悪魔とか、とにかくそこらへんの妖しいものが大好きだったことを思い出して、これからまた海外ものに出戻りしそうです(笑)
私は映画が先なので、どうしても映画の内容が先攻してしまいがちだけど、途中から映画とは結末だけ同じ感じで、中身は全くと言っていいほど違うものでした。だからと言って、映画も原作も魅力がいっぱいで優劣はつけられない。原作を読んで思ったのは、解説にも書いてあったけれど、英国を中心とした昔ばなしなどの話や考え方などが全体的に散りばめられているものが多くて、私はイギリスのファンタジー小説が好きで、イギリスの風土のことはそれなりに知っている方だと思っていたけれど、まだまだ私も勉強不足だと感じました。
イギリスの昔ばなしなどをよく知った上でもう一回以上は、読みたいなと思う。

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2016年06月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

映画と異なる部分もかなり多くて面白かった。2巻もハウルとソフィに焦点を当てて欲しかったけど違うのか、、

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2025年10月23日

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映画を見ていたから、ある程度の話が分かった上で読んだけど、映像で見るのと本で見るのはやっぱり細かさが違うと感じた
どう言った感情なのかとか、行動なのかとか、明確に書かれているから、映画を見たら見え方が変わると感じた

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2025年10月10日

購入済み

自分は何をやっても駄目だと悲観して諦めてたソフィーが、呪いで老婆になり冒険に飛び出した事で本来の自分を取り戻し生き生きとしていく様が痛快だった。

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2025年03月26日

Posted by ブクログ

面白かった!翻訳作品はどうしても相性があるけども、これは割と好きな部類。
登場人物たちがどこか可愛げがあって、言い争いをしていても憎めないところに愛着を感じました。
小説のハウルのかまって欲しがりなところが愛らしく(多分、実際にいたらアレ…だけど笑)
振り回される城の住人たちもなんだかんだで付き合ってあげてたりするファミリー感がいとしい。
ハウルたちの暮らしに触れている感じがとても楽しかったし、ラストのあたりは思わずニコニコしてしまうような流れ。
終わり際のバタバタ感は否めないけど、そうでもなきゃお互い言えなかったのかな笑
続きが気になる楽しいお話でした!またどこかで読み返したい

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2025年01月17日

Posted by ブクログ

ジブリ映画よりも全員クセ強め。そんな喧嘩ばっかしてないでちゃんと話し合いなよ…と思いつつ、人間味溢れる魔法使いたちのドタバタが面白かったです。

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2024年04月13日

Posted by ブクログ

この本、めちゃくちゃ面白いです!私の大好きな本です。
キムタクさんが声優をしているジブリ映画”ハウルの動く城”の原作。この映画が大好きで、何回も見ています。そのうち原作の小説も読むようになりました。
初めは、「結局愛で解決か、、、。」とか思っていましたが、読み方次第でしっかり魔法もの小説です。

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2025年06月12日

Posted by ブクログ

ジブリの映画が好きで原作を読んでみようと思って、買ってみた。
ソフィーがおばあちゃんになった事で、図々しくなったり、言葉遣いが荒かったりするのは、抑え込んでいた色々なものが出てきているんだから、こういう行動は仕方がないと頭の中ではわかっているけれど、どうにもこうにも慣れなかった。
おもしろいかおもしろくないかと言われれば、おもしろかった。
呪いが解ける瞬間や溶けた後なんかは、読んで伝わってくるぐらい言葉遣いなど変わっているし、なんだかんだハウルはかっこいい。
全体を評して、星の5はつけられないけど4つって感じ。

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2023年08月03日

Posted by ブクログ

随分前に読んで挫折したままだったので、リベンジしてみた。
原作のハウルの方がどうしようもないし、ソフィは癖が強いし、そこまでロマンチックな話ではなかった…でも、原作も原作で好き。続きが楽しみ。

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2023年01月19日

Posted by ブクログ

結構なボリュームのある内容でした。
最後の後書きでも出てきますが、主人公がおばあさんになるという珍しい題材を扱った内容でした。
内容は、人と人との交流を主に描いたファンタジーという感じでした。戦闘シーンが、たくさんあるものが好きな方にはお勧めできません。
結構、シーンがころころ変わり、面白く読めるのでおすすめです。(読み終わるには結構時間がかかります)

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2020年12月21日

Posted by ブクログ

小説よりもジブリ映画の方が馴染み深かった『ハウルの動く城』
ジブリ版はやはり改変されているのか、こちらの原作はところどころ記憶にあった展開とは違ったけど、生き生きと、個性豊かなキャラクター造形に引っ張られ読み進められたような気がします。

三人姉妹の長女ソフィー。二人の妹はそれぞれ自分の道を歩み始めたものの、ソフィーは母に言われるがまま、実家の帽子屋の手伝いを延々と続ける日々。しかしある日、荒れ地の魔女に老婆になる魔法をかけられてしまったソフィーは、自分の変わってしまった姿が見とがめられないように家を飛び出し……

「長女は何をやっても上手くいかない」
そんな迷信に囚われ、日々を鬱々と過ごしていたソフィー。ここは読んでいて少しもどかしかったけど、ソフィーがお婆さんになってから、これ以上悪いことは、そう起こらないだろう、と思ったのか、うって変わったように積極的に(捨て鉢に?)行動し始める姿は爽快!

著者のダイアナ・ウィン・ジョーンズが老婆への変身と、ソフィーの性格の変化をどう意味づけたのかは、分からないけど、たとえ捨て鉢でも、今までの自分を捨てて前向きに行動すれば、何かしら道は開ける、というメッセージにも自分は感じました。

そして恐れ知らずのソフィーが乗り込んだのは、美女の心臓を喰らうと噂される魔法使いハウルが住まう動く城。そこで出会った火の悪魔カルシファーは、自分とハウルを結ぶ契約を破ってくれれば、ソフィーにかけられた呪いを解くともちかけ……

ハウルの動く城に住んでいるのは、ハウルとカルシファー、そしてハウルの弟子であるマイケル。彼らとソフィーの掛け合いも良かった。

いきなり転がりこんできたソフィーに戸惑いながら、ソフィーをなんとかいさめようとするマイケルの困った様子が目に浮かぶよう。
そしてハウルはハウルで超然としているようで、ところどころで弱さや脆さをみせる。一方でうぬぼれや自信家の側面もあって、これも段々愛らしく見えてくる。

そして何と言ってもカルシファー! 個人的には悪魔というよりもマスコットといった印象の方が強い(笑)
利害の一致からソフィーと協力関係を築いたは良いものの、いつの間にかソフィーにタジタジになって行く様子はユーモラスで可愛らしい。あと言葉遣いもあざといわあ(笑)
「おいら」という一人称をはじめ、わんぱくな子どものような言葉遣いは、いろんな人の心にスッと奪っていきそう。

物語の前半は、なかなか話の筋が掴めなかったのですが、こうした個性豊かなキャラのやり取りが物語を引っ張り、終盤に徐々にハウルの真の姿と、ソフィーの心の揺れが見えてくる。そしてクライマックス!

ロマンチックかつキュートな結末は、とても微笑ましい。自分がロマンチックな少女だったなら、狂喜したかもしれない(笑)いや、大人の男が読んでも十分面白かったし、収まるところにきちんと収まった、素敵な結末だと思ったけれども。

先に書いたようにジブリ版『ハウルの動く城』とは、展開であったりまたキャラクターの雰囲気もやや違うイメージを受けましたが、この原作版も十二分に面白かったです。

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2020年07月25日

Posted by ブクログ

読み切るのに1年近くかかった
また時間が経ったら最初から読みたいかも
終盤まで恋愛要素ほとんど感じなかったのに急に恋仲になって面食らった

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2025年10月09日

Posted by ブクログ

宮崎駿のハウルをよく知った状態で読んだ。原作はジブリ版ほど美しくロマンチックではなく、どったんばったんしていて可愛らしい。特にハウルとソフィーは原作だとクセが強いしなんならイライラする。(嫌な感じではなく)
宮崎駿はやっぱりロマンチストで、原作よりドラマチックな作品になるよね、そこが好きです。
他の登場人物のエピソードもたくさん出てきて賑やか!

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2023年01月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

やっぱり海外文学読むのは苦手!凄い時間かかった!ちゃんと理解するのやめようと思って読み飛ばしつつかいつまんで読んだけど、まあまあ面白かった。おばあちゃんソフィーの破天荒さが天晴。
最後、ソフィーがハウルのこと好きになってた!というようなシーンがあったけど、え、どこらへんで!?!?と思ったのでやはり私は恋愛向いてない。

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2022年07月27日

Posted by ブクログ

面白い、面白くない以前に児童文学、もしくは翻訳本を読み慣れない私には恐ろしく読みづらい本でした……
ジブリ作品のあらすじを知らなかったら内容把握できなかったかも。 #本 #ハウルの動く城

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2021年07月25日

Posted by ブクログ

『ハウルの動く城』の原作。
アニメ版のほうは原作よりも、世界観を作り込み、賑やかに色鮮やかに描き出していると感じる。ただ細部の設定は原作のほうがより強調されているかな。
登場人物も少しずつ違ってて、どうしてもアニメのイメージがついてまわって読みづらかった。原作あるあるだからしかたない。

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2021年04月18日

Posted by ブクログ

ジブリ作品を先に観てしまったのでそちらのイメージが強い。なので偏った感想になってしまいそう。

映画でも「なんでそうなったの?」という疑問は沢山あったけれど不思議と魅力を感じる作品だなぁと思った。
しかしこれを読んで映画で分からなかった部分が理解できたかと聞かれたらそうだと言えない気がする。話全然違うじゃねーか!
それに登場人物に関しては別人じゃないかと思うほどキャラクターが荒れまくっているので、全く別の話と考えて読んだ方が良かったかも。ソフィーの性格も扱われかたも酷い。

この本は序盤が一番面白い。「長女はうまくいかない」というジンクスがある前提で書かれているとは言え、どうしてこういう姉妹を中心とした話は必ず長女が地味になってしまうんだろう。で、大抵妹たちは派手なパターン。

それにしてもハウルがすごく駄目な優男でびっくりした。魔法使い寄りというかとても人間臭い気がする。
ソフィーに気づかれないように呪いを解こうとしていたのは彼がそう発言するまで気づかなかったけれど、おっいい奴じゃん!くらいにはハウルの株が上がった。
でも最後のところで「ソフィーは街で会ったお嬢さんな気がしてた」ってなんだか無理やりじゃないかなぁ…というかソフィーの呪いが解けたところでその台詞ってどうなのよ…心が戻ったから?う~ん…なんだかもやもやするんだよなぁ。
ソフィーも何がきっかけでハウルを好きになったんだろう。でも老婆になってハウルに接することがなければハウルも素を見せなかったんだろうな。

ハウルとソフィーの恋愛に関してはむしろ映画の方が納得できた。
やっぱり映画から先に観てしまうと駄目なのかな…

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2017年07月27日

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