あらすじ
魔法が本当に存在する国で暮らす18歳のソフィーは、「荒地の魔女」に呪いをかけられ、老婆に変身してしまった。家を出て、悪名高い魔法使いハウルの動く城に、掃除婦として住み込んだソフィーは、暖炉に住む火の悪魔と仲よくなる。やがて、ハウルもまた「荒地の魔女」に追われていると知ったソフィーは…? 英国のファンタジーの女王ダイアナ・ウィン・ジョーンズの代表作。スタジオジブリのアニメーション映画「ハウルの動く城」原作。【解説】荻原規子
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Posted by ブクログ
ジブリ映画が大好きで、原作も読まないとと思いようやく読めた。…かわいい!!!クライマックスはハラハラしつつもお話全体が可愛くてとても好き。家の扉を開けたら違う風景、すごく憧れる。
なんといってもキャラクターが個性豊か。ハウルの女たらしで飄々としてるけど決して本心は打ち明けず、でも徐々にソフィを自分の生活に受け入れていく様子や、マイケルのちょっぴりドジで人の良い性格、見た目は怖いと思いきやお茶目で可愛いカルシファー、犬人間(この呼び方面白い)とカカシ、それに意外と髑髏も好きだった。ジブリ映画とは違う部分も多かったけど、なるほどそういうことだったのね!って納得しながら読めた。緑のネバネバ、原作でも出して掃除大変だったんだ笑
それに長時間の格闘の末お風呂場から出てきた後のハウルの香りがすべて花に喩えられていて、視覚、聴覚だけでなく嗅覚からも楽しまた。
荒地の魔女も悪魔と契約していて、しかも倒せたと思ったら本当の敵がアンゴリアンだったとは…!大人も楽しめる児童書でした。ジブリ好きの方はぜひ読んで欲しい!
Posted by ブクログ
すっごく面白かったです。
ソフィとハウルの掛け合いや、ソフィの
鋭めの皮肉、マイケルの子供っぽさ。
ハウルの情けないところもソフィの強情さ、お節介さにイラっとしちゃうけど、そこも含めて愛せる人柄!笑いながら読み進めました。
荒地の魔女が悪魔に操られていたのは悲しかったけど、ラストで2人の世界に入ってなかなか戻ってこないソフィとハウルにクラッカーを鳴らしてあげたい気持ちになりました。
読みながら、何度も「いやもう好きじゃん!」って思ってたので心の中では特大クラッカー鳴らしてました。(笑)
金曜ロードショーでハウルの動く城を見たので久しぶりに読みたくなり、電子版を買いました✨
動く城の住人同士のやり取りが毎回可愛くて、ジブリ版とはまた違うところも楽しかった。
読み進めているうちに口では何と言っていてもソフィーのことを大切に思っているようなハウルの様子がチラチラ伺えてそこもきゅんっとしました。
あと、かぶ頭のカカシの表現が本だと怖くてソフィーのドキドキが本越しに伝染するようでした。
また、定期的に読み返したいなぁと思える本でした。
Posted by ブクログ
かの有名なジブリ作品の原作小説
ジブリとは違う部分もあったりして、それがまた面白い
・ハウルさん…お姉ちゃんと甥っ子姪っ子いるのね!
・ハウルさん髪色変わる時ピンクになってる!
・カカシ地味に脇役気味?
・ソフィーの妹たち…えっ入れ替わり!?じゃあ映画のあの子は……
・マルクルの名前原作マイケルなの!?
とか上げたらきりは無いけれど、違うところを探すの結構楽しい
あとは逆に同じところ、ジブリで出てくるセリフと全く同じのが出てきたりするのでそれを探すのとかもまた面白い
原作のソフィーはよりパワフルで負けん気強い感じで凄い
ハウルさんもなんか…いいキャラしてる
お友達ならちょっと面倒そうなタイプだけど、それでも何だかんだ優しいとこにキュンとする
そんなおばあちゃんとハウルの淡い恋も良き良き
原作を読むことで言葉と行動の意味を知り、これにはこのような意味合いがあったのかと発見がある
流れ星…なるほど……こういう意味だったのか〜
ジブリ、観たくなる
Posted by ブクログ
中学生ぐらいの時に読んでとっても好きになった本です。学生の頃は、台詞覚えちゃうぐらい何度も読み返した本が何冊かあったなぁ。大人になると、学生の頃ほどこの本好きだぁー!と思える本にはなかなか出会えないものですね。まぁ、私の感性が鈍っただけかもしれません。
登場人物がとても魅力的ですぐに引き込まれます。妹たちの入れ替わりにはイイゾ!って応援したくなりました。駄目人間なハウルを何故か嫌いになれず、ハウルと暮らせるソフィーがとても羨ましかったです。でも私は掃除が得意じゃないから、城のみんなを満足させられないなぁ〜。カルシファーもマイケルも皆、優しくて、読んでいてとてもほっこりします。魔女との闘いもワクワクです。最後はハウルがもっとソフィーを信用してちゃんと説明していてら、あんな致命的なことにはならなかったんじゃない?と、少しハウルを怒ってやりたい気持ち。まぁハッピーエンドになるので、それはそれで良かったのかな?
私は映画の前に原作を読んだのですが、映画を見てからでも楽しめると思います。映画も本もどちらも好きで魅力的ですが、別の話だと思った方が良いと思います。続編(2冊出てます)も読みましたが、面白かったですよー!