あらすじ
英国ロイヤル・バレエ・スクールのロウアー・スクール10年生に、一年間の編入留学をした奏。学生寮のルームメイトは、奏と同じ編入生のエヴリン、進級組のキーラとレベッカ。入寮早々、エヴリンとレベッカの喧嘩に出くわした奏は両者の関係修復を試みるが…。
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強いメンタル
前途多難なことを「面白い。ドンとこい」と言える奏のメンタルの強さに脱帽。
努力は誰にでも出来ることじゃなく才能だと思うので、私も欲しかったな。
奏の成長が楽しみです。
ついにロイヤル
試し読みで気になり、現在出ている16巻まで全巻購入しました。バレリーナを目指す少女、奏乗り鉄話ですが、この奏がとにかく明るく前向きで面白い。特に目立つわけでもなかった少女が、天才と言われるライバル、さくらと出会ったことで本格的にプロの道を目指す。奏の才能とも言える観察願を通して、バレエ素人の私もバレエについて知識を得ることができる感じです。YOUTUBEで奏のように海外のバレエ公演を見る楽しみができました。
最新刊では目指していたイギリスのロイヤルバレエ学校に、アメリカのコンクールで1年の奨学金を得て留学。憧れのロイヤルバレエ団バレリーナ兼振付師アビゲイル·ニコルズの下でどんな成長をとげるのかまだまだ楽しみです。
また、日本での師、滝本先生のフランスでの過去もアビゲイルを通して知れるのか、度々出てくる「アビゲイルの後継者」というセリフに対し、以前ガレル先生が奏に言った「第二のアビゲイルになりたいわけではないだろう?」がどうつながるのか、日本での振付の先生が奏を教えながら、自分で考えながら踊る奏に対し「いつか振付師と衝突することがあるだろう、しかしその化学反応から素晴らしい作品が生まれてきたのも事実」と期待を寄せる奏がイギリスでどのように化学反応を起こしていくのかも楽しみです。
おばさんである私的にはプロを目指す奏にかかる費用を心配する奏のお母さんが現実味帯びてて、だよねって思っちゃいます。
これだけ中身の濃いバレエ漫画を描いて下さる作者さん、本当に凄いです。しっかりと取材や資料研究なさっていると思われます。賞賛しかありません。また、コロナ禍にあってバレエ留学を中断せざるを得ない若い方たち、バレエ公演もままならず不安を抱えるダンサーの方々が、漫画の奏たちのように1日も早く笑顔で踊れるように願わずにはいられません。