あらすじ
診療所近くの海辺で、岩場に挟まれて身動きがとれなくなった子供。コトーらが往診中のため、ただひとり病室で助けを呼ぶ声を聞いた柚原は、臀部に重傷を負っているにもかかわらず、松葉杖をついて助けに向かう。だが今まで他人を裏切り、傷つけてばかりだった彼の頭の中では、激しい葛藤と自問自答が繰り返されていて…。
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・「他の人はどう思うかわからないけど、ぼくは変われない人間なんていないと思う。
特に、本当に変わりたいと心から思っている人は、きっかけさえあれば、変われるんじゃないかな」
・「ぼくは、この島の力を信じているんだ」
・「ぼくは、人の命を救うために医者になりました。そのためなら、できる限りの努力をすると決めています。
たとえ、助かる命を放棄する人の命だとしても、
それをそのまま放っておけるだけの勇気は、ぼくにはありません。
もし、そのために、ミナさんの血液が必要なら、ぼくは使います。訴えると仰るなら、訴えてください」
・「先生…結局あの人…何も変わらずに行っちゃいましたね」
「そうかな。ぼくは、やっぱり何か変わったんだと思うよ。さっき病実に行ったら、一聖くんの絵が無くなっていた」