感情タグBEST3
・「おまえが立ち会ってくれた母のオペで、私は母の呪縛から逃れたと思っていた。
だが呪縛は解けちゃいなかった。それどころか、私と同じ境遇の少年をもう少しで殺すところだった。
幸いオペはなんとか成功して少年は助かったが、あれ以来私はメスも握れなくなった。
どんなに簡単なオペでも、手が震え、体が硬直...続きを読むする。
私はこの国で、臓器移植の権威と呼ばれた江葉都怜だ。
その私が、メスも握れない…それでも医者か?
このまま母の呪縛から逃れられず、一生を終えるくらいなら私は…」
「じゃあ医者を辞めればいいじゃないですか。
医者に未練があるから、自分を追いつめて、アルコール依存症にもなる。
だったら治しましょう。ぼくと一緒に呪縛を解きましょう。
あなたがどう言おうと、僕はあなたが医者だと思ってますから」
・「私はどうすればいい?」「今のままでいいです。
医療に関係なくても、何かやる気が起きるまで、今のままここにいてください」
・「まだ今は、どうしていいかわからない。
でも江葉都先生が『虐待の記憶』と、『手術』や『傷』というものとを、
結びつけて考えている限り、いつまでたっても治らないと思うんだ。
どうにかして『手術』も『傷』も『血』も『アザ』も、『虐待』とは関係のないものだと自覚してもらえたら、
きっと最後にはメスを持てるはずなんだ」「…」
「とにかく、江葉都先生の心の傷は深くて、簡単に治るとは思えない。
ゆっくりと時間をかけて、いろいろ考えながら治療していこうと思ってる」
・「何故ここまでする!!私に医師生命まで賭ける価値があるのか!?
オペができなくなったらどうする!?おまえを信頼する島民達はどうなる!?」
「信頼してますから。ぼくは江葉都先生を信頼してますから」
・「おまえは自らパンドラの箱を開けた。信頼と結果は別物だ。覚悟はできているんだろうな」
Posted by ブクログ 2012年02月22日
原作のコミックでの舞台は九州の下甑島ですが、ドラマ化の際に沖縄の与那国島に変更されました。
エリート医師だった五島が離島医療に携わるようになり、島の人たちとの確執を経て、信頼されていく姿を描いています。
ドラマの舞台となった与那国島にはロケで使われた診療所のセットが今も観光地として残されています。
...続きを読む一度足を運ばれては?
Posted by ブクログ 2009年10月04日
コトー先生ってば、一体どこまでいい人なんでしょう…。こんな先生がいてくれたら島の人たちも安心して暮らせるだろうなぁ。羨ましい。江葉都先生の今後が気になる。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
アルコール依存症で古志木島へ運ばれてきた江葉都だが、コトーのもとで1か月療養するうちにすっかり体調が戻ってきた。これ以上の入院はタダ飯を食わせるだけと星野は訴えるが、いまだ江葉都が完治していないと考えるコトーは、引き続き様子を見ることに。そんなある日、散歩に出た江葉都を、星野がこっそりつけていくが、...続きを読む途中の小学校で少年が木から落ちるのを目撃してしまい