あらすじ
かつての同僚コトーに影響され、大学病院を辞めて離島の医者になった三上新一。彼の患者・藤原達夫は余命幾ばくもない老人だった。三上はその娘から、寝たきり状態の達夫が、長年手入れしてきた杉林に未練を残していることを聞き、型どおりの延命治療でしかない自分の医療に疑問を抱き始める。その矢先、達夫が姿を消したとの連絡が入る…
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・杉は、枝打ちしたりして手間をかけないと、すぐにダメになる。
・「医者としてでなく、患者さんの立場から見たらどうだろう?
君に治療を受けている患者さんは、生かされてると思ってるか、生きていると思ってるか」
「生かされている・・・?」
「生かされていると感じてる患者さんは、自分から生きようとはしてくれない。
生きているという実感があって、初めて生きようとしてくれる。
もし、三上君がやり残したと思うわだかまりがあるなら、
その患者さんの残りの人生に、生きているという実感を持たせてあげることだと思うんだ」
・「無理かどうか、やってみなきゃわからないじゃないですか!
医者だから、ボクは医者だから、患者さんのためにできることが一つでもあれば、やらなきゃいけないんです!!」