あらすじ
診療所に、古川という見慣れない老人がやって来た。彼は末期癌であることを自分でわかっていて、島に死ぬためにやってきたという。古川には、古志木島を死に場所に選んだ理由があった。それは、彼が41年前、この島の診療所の医者だったからだ。人生の出発点だった古志木島で、最後の時を過ごそうと、この島へやってきたのだった。コトーは彼の命をわずかでも延ばそうと、手術を試みるが…
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味
無医村になりかけの、過疎化が進む離島を舞台に、実は凄腕の外科医という主人公が活躍する。作り過ぎのきらいのある話が多いが、味がある。
・「嘘も方便。これも医者だ」
・「病人を治すのは、どんな医療機器でも薬でもない。人だよ。人と人…
医者は病人と向き合うことで、初めて病気に立ち向かえるんだ」
・「病気を見ずに、病人を見ろ」
・『往診の道すがら見し、しんきろう』
・(病気を見ずに、病人を見る。人が人を治すんだ)