感情タグBEST3
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・「君は島を離れるわけにはいかないと言うが、こう言っちゃなんだが、たかが離島の診療所だろう。
医者がいないのが不安だというなら、代わりを行かせてもいい。どうだ」
「教授、ぼく以外の人でオペをしてください。
ぼくは、たかが離島の診療所で、大学の医局では学べなかった多くのことを学びました。
ぼくは、この島の人たちに教えられて、ここで初めて医者になれたと思っています」
・「ぼくらが患者さんの命を握ってるんじゃないんだ。ぼくらは、患者さんの決めた運命を手助けするのが仕事なんだ。
そのために、ぼくらはなるべく多くの情報を正確に伝える。
オペするも、しないも、最後に決めるのは患者さん自身なんだ。
ぼくにも経験があるけど、医者になると、つい自分の力を過信しちゃうからな。お互い気をつけよう」
・エキノコックス:寄生虫。治療は寄生部分の切除。放置すれば、肝臓、肺、脳や骨にまで浸食し、死亡する。
人から人へはうつらない。動物の体内で寄生虫の卵→経口感染
・「重圧は、今も毎日感じているよ。でもぼくには、目の前の患者さんと向き合って、全力で治療することしかできない。
ここが離島であってもなくても同じだ。ぼくらが医者であることに変わりないじゃないか」
Posted by ブクログ
コトー先生が所属していた大学病院から、スキルス胃癌の大物政治家の手術のオファーが入る。
そこでは、次期医院長をもくろむ教授と、コトーへの復讐に燃える医師三上が待ち構えていた。
三上は、患者の検査結果を隠したままコトーに手術をさせようとする。そこで失態をするコトーをフォローすることで自らの地位を高めようとしていたのだが。
後半は、正体不明の腹痛に悩まされる建築業の男の話。