【感想・ネタバレ】機動戦士ガンダム サンダーボルト 6のレビュー

とんでもない画力にまずは圧倒される。戦争を遠くから見ていたつもりだったのに、読み進めるうちに自分がコックピットに乗り込んでいるような感覚になる。死を予感し、震えるほどの臨場感。

本作では、四肢がなくとも操縦できるMSが登場する。手足が無い方がよりMSと一体化して戦闘で有利に働くという恐ろしい特性。爆風で手足が吹き飛んでも傷ついた兵士は休む間もなく戦場へ駆り出される終わりのない地獄。

技術も経験もない少年兵が何もできずに無駄死にしたり、功績を残したくて無理をして死を早めてしまったり、平和な世界には居場所が無くて戦争にしか生きがいを見いだせない者もいる…。
連邦軍もジオン軍もどちらも同じぐらいボロボロで、この戦いの末に得るものは絶望しか見えない…。

人を殺せば殺すほど褒め讃えられる狂気の中で、必死で正気を保とうと、冗談を言って笑いあう。理不尽に戦いを強要される男たちの悲哀がそこにある。

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おいおい

2024年03月11日

早速アトラスやられちゃうんかい、と。めっちゃ強そうなのに、案外、うーんという感じがした。水中じゃ仕方ないのか?

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大人向けガンダム

2023年03月01日

個人的に感じるガンダムサンダーボルトの魅力は以下のようなものです。 
(1)マンガを描く前にCADでモビルスーツを組むことによって生まれる太田垣デザインのMSが持つリアリティ
(2)アメコミと日本の劇画手法をミックスしたような強弱の効いたラインで描くMSとキャラクターの躍動感
(3)ガンダムユ...続きを読むニバースの中で、傷病兵問題・宗教対立・移民問題などの現代社会問題を取り込む斬新さ

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