あらすじ
「都会のトム&ソーヤ」は、頭脳明晰な創也と、サバイバル能力に長けた内人がタッグを組み、
究極のゲームを作っていく大人気シリーズ。
累計220万部突破!
祝、野間児童文芸賞特別賞受賞!
はやみねかおるが贈る「都会のトム&ソーヤ」、21巻!
大学生からゲーム作りを依頼される、創也と内人。
ゲームの人気を競う大学の学園祭イベントには、栗井栄太や梨田奈亜も参戦し、大混戦!
学園祭の前から、大学ではとある不穏な小説が話題になっていて……!?
●著者紹介
はやみねかおる
三重県生まれ。『怪盗道化師』で第30回講談社児童文学新人賞に入選し、同作品でデビュー。主な作品に「名探偵夢水清志郎」シリーズ、「怪盗クイーン」シリーズ、「虹北恭助」シリーズ、『ぼくと未来屋の夏』『ぼくらの先生!』『恐竜がくれた夏休み』『復活!!虹北学園文芸部』『令夢の世界はスリップする 赤い夢へようこそー前奏曲ー』(いずれも講談社)、『めんどくさがりなきみのための文章教室』(飛鳥新社)などがある。第61回野間児童文芸賞特別賞を受賞。
にしけいこ
鹿児島県生まれ。漫画家。作品に「STAY」シリーズ、『娚(おとこ)の一生』『姉の結婚』『初恋の世界』(いずれも小学館)、『恋と軍艦』(講談社)などがある。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
49年前に、厄子(やくすい)がかいたM大学の文芸部誌に、「護堂を待ちながら」という 作品が掲載された。 その小説の中に49年後、召喚の紋様(五芒星、表紙の星模様)を書いたらリセットしに行くとかいてあり、護堂をまちながらゲームをしている描写がきっかけで、そこから毎年大学の学祭で、各種団体がゲームを出品するゲーム、コンテストが慣例になった。
その大学の学祭で、南北磁石と栗井栄太にそれぞれゲーム作りの依頼が来た。
どちらともコンテスト1位にはなれなかったが、そのゲームコンテストの裏でプランナが動いていた。
浦沢ユラと北条夏音の2人で大勢の人数が一斉に五芒星を書くように仕向けたり、AIに南北磁石の声と性格、言動をプログラミングさせ、内藤内人に多少無理をさせてでも、大学のキャンパス内で、五芒星を書くように移動指示をしたりとしていた。
結局、五芒星をだれ1人かけず、なにも起こらずに終わった。
しかし、やくすいを、やくこと読んで逆に読むと、「こくや」「黒夜」となる。もしかしたら黒夜はAIみたいなもので、そのAIのようなものの指示に従って動く集団がプランナなのではという南北磁石の考察で終わった。
夢水清志郎が働いていたM大学でおこった学祭が、こんな結末になるとは…。
今後が気になる…!
Posted by ブクログ
今回は大学の学園祭が舞台。ゲームコンテストのためゲーム作成を依頼された創也と内人。当然のように栗井栄太も参戦。他にも頭脳集団(プランナ)など、過去の登場人物が登場。シリーズ21巻ともなると、その数も膨大すぎて、学園祭のわちゃわちゃした雰囲気が伝わってくる。内人のサバイバル能力が発揮される場面もあって満足。
Posted by ブクログ
は~今回もワクワクドキドキが止まらない(・_・;大学生から学祭用のゲーム作りを依頼された内人と創也(^^)しかし「護堂を待ちながら」という小説に出てくる“リセット”を望む者が暗躍していて大変な事に!(゜゜;)ずーっと中学生の二人だけれど、巻を重ねるごとに成長している気がする(^^;)
Posted by ブクログ
作者公認の「大きく物語が動いた」か。プランナの正体はAIのようなものから指示を受ける者達の総称。今回コクヤは内人を騙して五芒星を完成させ人類が醒めない夢を見ることを防ごうとした。そして、それに対して内人を操る「神」が存在する。ようやく、満を持して、明確に敵がわかったような気もする。加護妖はどっち側だ?妖は何とかして内人をゴールさせようとしてた。直進に拘ってたのも妖だった。妖はコクヤ側?スリップのことも知ってる「神」ではないのか?それとも「神」とは別のプレイヤーのアバターとか?コクヤや妖は対戦相手のアバター?
都会トムシリーズともしばらく会えなくなる。ピリオドを打つには確かにここが良いだろう。それではまた、いつかの明日に赤い夢で会いましょう。
Good night and have a nice dream.