あらすじ
累計200万部突破の大人気シリーズ「都会のトム&ソーヤ」。頭脳明晰な創也と、サバイバル能力に長けた内人がタッグを組み、究極のゲームを作っていく物語。この巻からでも楽しめます。
内人と創也が究極のゲーム作りのために集っている砦。
ある日その入口へと続く細い道に、大量の部品が置かれていた。
拾って組み立ててみると、それはジュークボックスで、100円を入れる度に物語が語れた。
物語は全部で7つ。一度読んだだけでは終われない、恐怖のゲームが幕を開ける!
●著者紹介
はやみねかおる
三重県に生まれ。『怪盗道化師』で第30回講談社児童文学新人賞に入選し、同作品でデビュー。主な作品に「名探偵夢水清志郎」シリーズ、「怪盗クイーン」シリーズ、「虹北商店街」シリーズ、『ぼくと未来屋の夏』『ぼくらの先生!』『恐竜がくれた夏休み』『復活!!虹北学園文学部』『令夢の世界はスリップする 赤い夢へようこそー前奏曲ー』(いずれも講談社)、『めんどくさがりなきみのための文章教室』(飛鳥新社)などがある。
にしけいこ(西炯子)
鹿児島県生まれ。漫画家。作品に「STAY」シリーズ、『娚(おとこ)の一生』『姉の結婚』『初恋の世界』(いずれも小学館)、『恋と軍艦』(講談社)などがある。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
主人公2人がゲーム作りなどをする場所、砦。
その砦のまえに散らばっていた部品を組み立てたら、壊れていないジュークボックスができた。
ジュークボックスを再生すると8つの物語が流れた。
音痴な浦沢ユラ、小学校の時から共感覚があるウイロウ、竜王本社ビル屋上に畑を作って農作業をすることがストレス発散になっているが たまに刀持参の重要会議がある竜王グループ会長の総乃、とある民俗学者とともに謎をとく真栗、バイトをするために人間離れしたストレッチをする梨田、捏造など関係なしに番組制作をする堀越の父、単発バイトをくりかえす創也の父、ニュースキャスターにチャレンジするナオコの物語だった。
その物語のなかに よく登場する、新しくできる遊園地に毒ガスが仕込まれていると勘違いした主人公の2人が栗井栄太を巻き込んで人騒がせする物語だった。
しかし、なぜジュークボックスのなかに入っていた人物のエピソードをどこで入手したのだろうと思った。(倉木研究所にジュークボックスを作らせたのは竜王グループ会長の総乃。)
また、パラレルワールドの話が少しでており、少しだけ不安になった。
あと、あとがきで、黒はやみねが出ているからと担当者からいわれ、改稿したらしい。黒はやみねの本があったらよんでみたいなと思った。
Posted by ブクログ
はやみね色が強すぎる。現実って何?最後の創也は現実だとしたら、内人のレインボーカーニバルは夢、ではジュークボックスは?あれはウォーレン・ライトの失敗作?それとも夢?それとも並行世界移動装置?
Posted by ブクログ
すごく面白かった。いままでに登場した素敵なキャラクター達の短いお話がたくさん♪♪
最後はちょっとこんがらがってしまってよくわからなかった...。唯一残念な点。
Posted by ブクログ
砦の前に捨てられていた廃材を組み立てたジュークボックスから流れてきたのは、これまでに登場した人物にまつわる話。真実なのかノンフィクションなのか。オムニバスの形をとった短編集なのかと思ったら、ちゃんと一つに収束する話でした。でも、位置付けとしては番外編かな。内人のサバイバル能力が活躍する場が少ないのが残念。
Posted by ブクログ
ユラさんや柳川さんたちの視点で描かれる話って珍しいから、それがフィクションかノンフィクションかはさておき面白かった。
夢…パラレルワールド…テーマパーク…テロリスト…
不穏な空気が濃くなっていく。ウォーレン・ライトがラスボスになるのかな。今まで敵サイドだった栗井栄太御一行やユラさん(はグレーだけど)と一緒に謎やゲームに挑むストーリーはワクワクします。
Posted by ブクログ
砦に入るための路地に大量の部品が捨てられていた!それを組み立てるとジュークボックスに!Σ(゚ロ゚;)そのジュークボックスが語る話は現実なのか?夢なのか?…(゜゜;)いつもと違う不思議な話は楽しかった♪でも、これが最初から仕組まれていたことなら(多分仕組まれていたんだろうが…)恐ろしい((((;゜Д゜)))