【感想・ネタバレ】御堂関白記 藤原道長の日記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

春に京都博物館で陽明文庫名宝展へ行ったので、
その繋がりで今更ながら読んで見ようと思いました。

読みながら博物館へ行く前に読めば良かったなぁと思いました。
面白すぎです。

解説に助けられてなのですが、
行間にある背景を知ると思わず吹き出してしまう事柄が続きます。

ライバル達の動向や、頼りない親戚、苦手な漢文、
そしてとうとう後世の一族子孫のために書き残しているはずの『日記』を
読まれたくないと言い出す始末。

現代との価値観は異なることもあり、自分で何を理解できているか分かりませんが、
人間らしい喜怒哀楽が垣間見えて道長という人が好きになりました。

日記に書いたこと、書かなかったことと思いを馳せると楽しいです。

一息に読み進めるというよりは、ゆっくり、ゆっくりと味わいながら読みました。
もっと読みたかったです。

でもまさか、自分の日記が国宝になっているなんて、道長もびっくりでしょうね。

(追記:そしてついにユネスコの世界記憶遺産に登録されましたよ、道長さん
2013/09/15)

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2013年09月15日

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